元横綱の貴乃花親方が日本相撲協会の理事選挙へ立候補することになった。
角界の慣例を破っての異例の動きだ。
8日、「一門を出て立候補させていただく」とまで明言。
派閥にあたる二所ノ関一門から離脱し、無所属で初場所(10~24日)後にある理事選に挑む。
2年に1度の選挙は、五つある一門ごとに理事候補を調整し無投票になるのが慣例である。
ほかの親方は、将来は貴乃花のものなのになぜそう事を急ぐのか、と、彼の動きを、相撲界の和を乱すような危惧ぶりだ。
しかし、これまで、そういう「予定調和」の名の下に、ダークな動きが国民に不信感を抱かれ疑問視され、ファン獲得という大命題にダメージを与えてきたということはまぎれもない真実である。
貴乃花親方は、本当にまっすぐな人だ。
とてもまじめなので、冗談まじりに話し相手を煙に巻くなんていい加減なことはできないししない人なのだろう。
そういう彼の生き方は現役の相撲への姿勢にも表われていたといえる。
本来、理事選は投票で決定されるべきだし、文部科学省から税金も少なからず投入されているわけだから、私たち国民は、国技としての「相撲」に、こんな形でも、関心を持ってしかるべきだと思う。
幕内42人の力士のうち、なんと28.6%、12人がモンゴル出身の力士で占められ、そのほかの外国人力士を含めると35%にもなる。
国籍がどこであろうと、その部屋から優勝力士が出れば親方の理事会での立場も部屋の威勢も強くなる。
しかし、ファンとしては、寂しい思いだ。
日本人力士の横綱が一日も早く誕生してほしいのと同時に、その活気ある国民に愛される角界が、あらゆる意味で、透明で裏表のない組織に脱皮してもらえるよう、私は貴乃花親方の去就を暖かく見守りたいと思うものだ。
角界の慣例を破っての異例の動きだ。
8日、「一門を出て立候補させていただく」とまで明言。
派閥にあたる二所ノ関一門から離脱し、無所属で初場所(10~24日)後にある理事選に挑む。
2年に1度の選挙は、五つある一門ごとに理事候補を調整し無投票になるのが慣例である。
ほかの親方は、将来は貴乃花のものなのになぜそう事を急ぐのか、と、彼の動きを、相撲界の和を乱すような危惧ぶりだ。
しかし、これまで、そういう「予定調和」の名の下に、ダークな動きが国民に不信感を抱かれ疑問視され、ファン獲得という大命題にダメージを与えてきたということはまぎれもない真実である。
貴乃花親方は、本当にまっすぐな人だ。
とてもまじめなので、冗談まじりに話し相手を煙に巻くなんていい加減なことはできないししない人なのだろう。
そういう彼の生き方は現役の相撲への姿勢にも表われていたといえる。
本来、理事選は投票で決定されるべきだし、文部科学省から税金も少なからず投入されているわけだから、私たち国民は、国技としての「相撲」に、こんな形でも、関心を持ってしかるべきだと思う。
幕内42人の力士のうち、なんと28.6%、12人がモンゴル出身の力士で占められ、そのほかの外国人力士を含めると35%にもなる。
国籍がどこであろうと、その部屋から優勝力士が出れば親方の理事会での立場も部屋の威勢も強くなる。
しかし、ファンとしては、寂しい思いだ。
日本人力士の横綱が一日も早く誕生してほしいのと同時に、その活気ある国民に愛される角界が、あらゆる意味で、透明で裏表のない組織に脱皮してもらえるよう、私は貴乃花親方の去就を暖かく見守りたいと思うものだ。