老中の市井日記

理想を失うことなく老いの中を楽しみながら、日々発見、日々刺激、日々出会いを大切にしていきたいと思っています

世界一わかりやすい「ゲーム理論」の教科書 小関尚紀著

2013-12-24 20:07:31 | 読書
今年最後の連休は本を読んでました。それは小関尚紀著の「世界一わかりやすい
「ゲーム理論」の教科書」です。非常に読みやすいストーリー本で、主人公を
通じてゲーム理論の代表的なものが分かりやすく紹介されています。
(以下アマゾン一部引用)

小関さんの前作 ダメ営業マンのボクが企業参謀に変わるまで

小関さんの処女作 新人マーケター乙女侍奮闘記

大手お菓子メーカーで営業から経営企画部に異動になった中村リナは、各事業部が
抱えるさまざまな問題にぶち当たる。競合に勝つために最も重要なこととは、
市場というステージの攻略法をゲーム理論を使ってストリー仕立てで学べます。

競合他社に勝ちたい → プラスサムゲーム
弱小企業の戦い方 → 合理的なブタ
有利な意思決定をしたい → 囚人のジレンマ

一般ビジネスマンにはなじみがないゲーム理論。この理論を知っていることにより、
交渉や意思決定を有利にすすめることができるのです。本書は、お菓子メーカーの
女子を主人公にしたストーリーで、すらすら学べます。

現役時代、新商品や新規事業開発を携わって入口のリサーチからマーケティング
開発、品質保証、そして終わりの商品や事業の撤退に伴う殿戦までやってきましたが、
一番わくわくしたのが商品戦略でした。どのような商品を開発してどのマーケットに
投入するか。

本屋で買ったランチェスター戦略やゲーム理論などの入門書を読み漁り、
色々な戦略を考えたものです。当時の事業部のターゲットである銀行の店頭機械化の機器、
CD(キャッシュディスペンサー)、ATM、金融機関向け両替機において、
強者の戦略と弱者の戦略、先発の戦略と後発の戦略が理論だけではなく実績で
理解した経験があります。

その時のわくわくが蘇りました。


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