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Sayju Game工房BLOG

自作 World Wide Adventure(WWA)物体と背景の円舞曲(ワルツ)に関係する事柄についてのあれこれ。

風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その11

2008年03月02日 | 風族のフーイの世界 火族の日常編
第45回目は 自作WWAゲーム 風族のフーイ(カゼゾクノフーイ)の火族の日常生活 の24回目です。
火族 ロクラルは、今回で終わりです。

< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル > のシナリオを細かく見ていきます。
その前に・・・。

< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1~10>を読んでいない方は まず、そちらから お読みください。
また、前回をお読みになられていない方は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その10 をお読みください。

読んだ方は 続きをどうぞ。


・・・・・・。
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レディース アンド ジェントルメン!
風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.10 の解析開始です!!


------
第五兵士「行けぇ! 容赦するな!」
(中略)
何十年 何百年 何千年 何万年 このような光景が繰り返されて来たのでしょうか?
------

ロクラル編最終回のプロローグのような雰囲気を求めて書いた文章。
村全体の状況を示し、次の文章でレイにズームインさせる。

------
そして、ここにも。
(中略)
繰り返されて来た光景があります。
------

レイに焦点を合わせる為の文章。第3者目線を持続させている。

------
盗賊の槍が レイの身体を背中から突き刺さります。
その瞬間、家の外の喧騒がピタリと止まったように感じました。
------

家の外と中の時間の流れを分けようとした文章。
以下、家の中の時間がゆっくり流れるようにしたつもりだが・・・。

------
レイ「・・・・・・。」
(中略)
ここには二人だけの時間がゆっくりと流れているようです。
------

二人を外界から切り離して、読者の目線をこの二人に集中させた(つもり)。

------
レイ「・・・・・・・・・。」
(中略)
さっきまで高揚していた盗賊の心が急速に乾いていきます。
------

レイは死を望んでいて、盗賊がその思いを意識することなく察知した。
盗賊が感じた違和感は、生きることに執着する戦場で相手が死を受け入れた(望んでいる)ことに対する違和感。心の渇きがそれを表している。

------
レイ「・・・もう・・・終わりにしよう。」
(中略)
家の外の喧騒が戻ってきます。
------

盗賊の「えっ?」と言う言葉でゆっくりと流れていた二人の時間の流れが元に戻った。

------
レイ「・・・ロイ・・・レミ・・・三人一緒に暮らそう
(中略)
ゆっくり その姿が薄くなって消えてなくなります。
------

レイが死ぬ様子。
盗賊は違和感の正体がなんであるか分からずに呆然としている。

------
盗賊「・・・何だ? 何なんだ 一体?」
(中略)
そして、それから・・・。
------

違和感を持ちながらも解決することなく戦場に戻っていく盗賊。
この時点で、主人公が 死んだレイから生きている盗賊に代わっている。

------
何事も無かったかのように、戦闘に復帰しました。
(中略)
どうなったのかは 分かりません。
------

本来なら この場面から盗賊の物語になるわけだが 元々レイの物語であるわけだから それは書かないで終わる。

これは生きている者の物語だから。


---日常編 火族ロクラル の解析は以上です。
話を書き終えたのが約4ヶ月前なので、けっこう忘れています。本当は物語にもっと深い意味があったような気がしますが、思い出せません(気のせいかな?)

レミ「・・・・・・。」
・・・レミさん? 大丈夫ですか?
レミ「・・・お兄ちゃんにそんなことが・・・。」
ええ。辛い思いをしましたね。
レミ「あなたのせいでしょ?」
すみません。そういう物語なんです。
レミ「そればっかりね。・・・まあいいけど。それより 前回言っていた お兄ちゃんが生き残るバージョンって何なの?」
それは、レミの子供バージョンです。
レミ「・・・私の?」
はい。
< 盗賊に刺されそうになったとき、赤ん坊の泣き声が聞こえる。その瞬間、レイは盗賊に槍を突きたてる。そうして、レイは生きる意味を見出して、物語は新たな展開を迎える。 >
レミ「いいじゃないの。それで行きましょうよ。何でそうしなかったの?」
・・・半年後なんですよね。レイが村に戻ってきたのは。
レミ「・・・だから・・・?」
設定上、生まれないんですよ、半年で子供は。これが一年だったら、生まれていたんですけどね。最初の設定ミスです。
この世界では半年で・・・っていう設定を決めたくなかったものですから。もちろん早産か、その前から・・・ってことも考えられますけど、それもどうかなって・・・すみません。
レミ「うううーん。じゃあ、しょうがない・・かなぁ?」


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・・・・・・。

以上で< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル >は終わり。
ロクラル編をもっと引っ張ることも出来るけど、ここまでにしておきます。
何か思いついたら書きます。いつの日か。

次回から < 風族のフーイの世界 日常編 水族 教会>(タイトル変更あり)を創めるつもりです。
しかし。
どんな話にするか頭の中に無いんで、火族のように 「物語を書いてから、その解説をする。」形には なりません。たぶん。
どういう風になるかと言うと・・・。

お楽しみに!

レミ「私達の出番は無いの?」
ありません。お疲れ様でした。

レミ「それでは、皆さん! お元気で!」

風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その10

2008年02月24日 | 風族のフーイの世界 火族の日常編
第44回目は 自作WWAゲーム 風族のフーイ(カゼゾクノフーイ)の火族の日常生活 の23回目です。

前回に引き続き < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル > のシナリオを細かく見ていきます。
その前に・・・。

< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1~10>を読んでいない方は まず、そちらから お読みください。
また、前回をお読みになられていない方は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その9 をお読みください。

読んだ方は 続きをどうぞ。


・・・・・・。
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レディース アンド ジェントルメン アンド レミ!
えっ? 何でレミさんがいるんですか?
レミ「前回呼んでいただけなかったので勝手に来ちゃいました。」
・・・あっ、でも・・・。
レミ「お兄ちゃん達、私が死んだときの事 話してくれないのよ。ここでなら聞けると思って・・・。」
ロイくん達はレミさんがここにいることを知っているんですか?
レミ「知らないけど、私には知る権利があるわ。」
・・・それが苦しい現実でも?
レミ「・・・ええ。覚悟は出来てるわ。」
そうですか。分かりました。
それでは、風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.9 の解析開始です!!


------
一軒の家に入ったまま出てこないレイ。
(中略)
行ってみましょう。
------

前回の話の内容を思い出すための文章。
相変わらずの第三者目線を強調している。

------
家の中に呆然と立ち尽くすレイの姿があります。
(中略)
レイが倒したのでしょう。
------

レイの様子を表している。

------
・・・・・・あれ?
(中略)
それ自体はロクラルの一般家庭にある物ですが・・・。
------

風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.7 で示したロイの家の中の様子をもう一度示すことによって、この場所がロイの家であることを知らせる文章。
Part.7では 鍋に料理が入っているが、Part.9では 鍋は空っぽ。
盗賊に村が占領されて、食料事情が厳しい(手に入らない)ことを示している。

------
待ってください。
(中略)
この村は、もしかして!
------

ここがレイの故郷であることをはっきりと示す文章。
ここはロイの家で、盗賊ではなくロイで、レイがロイを倒したことが分かる。
< 待ってください > を繰り返すことで臨場感をあおっているつもり。
< それでは・・・レイは・・・。 > の前にも< 待ってください >を書けばよかったかな?

------
ロイの身体が 赤い光りに包まれます。
(中略)
レイはその様子を呆然と見つめます。
------

ロイが死ぬ様子。
< それでは・・・レイは・・・。 > を説明する文章(盗賊だと思ってロイを殺してしまった)でもある。

------
レミ「・・・誰・・・ロイくん・・・?」
(中略)
レイはレミの身体を起こそうとしましたが、止めました。
------

レミの状態を表す文章。
< 部屋の片隅に(略) >に居たからロイはレミに気付かなかった。気付いていたらレイを殺さなかっただろう。
< (略)ぐったりと身体を横たえています。 > レミが健康でないことを示す文。
< レイはレミの身体を起こそうとしましたが、止めました。 > 動かすのが危険な状態にあることを示す文。

------
レミ「・・・嬉しい・・・ロイくんには会ったの?
(中略)
(心の声:会えないんだ・・・レミ・・・もう、レイには会えないんだ。)」
------

レミは怪我をしていてロイが死んだことに気付いていない。レイはロイを殺したことを隠している。---ことを示す文。

------
レミ「少し前に盗賊がやってきて村を明け渡せって。
(中略)
(心の声:ひどい怪我だ・・・これは・・・。)」
------

村がこのような状況になった経緯とレミが怪我をした理由と怪我の状態がわかる文章。

------
レミ「・・・私・・・死なないよね・・・。」
(中略)
レミが消えました。赤い光りをまとい、消えていきました。
------

レミが死ぬ様子を示す文章。
レミは自分が死ぬかもしれないと予感し、レイの様子でそれを確信したか それとも死なないと言ってもらえて安心したか、どちらでも取れるような文章にしてみた。
レミに何度も < 大丈夫 > を強調させたことを どう捉えるかで分かれるようにしてみたつもりだ。(どうだろうか?)

------
レイ「・・・何が・・・今日の俺は無敵だ・・・だ。」
(中略)
自分が殺した兵士の姿が、盗賊の姿が 浮かびます。
------

戦い続けて無くした心を取り戻したことを示す文章。---になっているだろうか。
そう感じてくれたのなら、この物語は理解されたことになるのではないのだろうか。

以上で、この物語は ほぼ完結した。書きたいことは書いた。

------
ガタン! ガタン!!
(中略)
--- レイ! 危ない!
------

これ以下は この物語のまとめ。
この時点で レイが生き残るバージョンも考えたが、当初の予定通りにした。

---今回の解析は以上です。

・・・大丈夫?
レミ「・・・え・・・ええ。大丈夫。お兄ちゃんったら 気にすること無いのに。悪いのは全部コイツなんだから。」
・・・コイツって・・・。
レミ「何か文句でも?」
いいえ、何もありません。
レミ「ところで、お兄ちゃんが生き残るバージョンって何?」
それは 次回にお話します。
レミ「ホントに言う気がある?」
・・・もちろん。


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・・・・・・。

次回、
< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.10> の解析をします。

お楽しみに!

レミ「まあ、期待しないで待ってるわ。」

お楽しみにぃ!!

風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その9

2008年02月17日 | 風族のフーイの世界 火族の日常編
第43回目は 自作WWAゲーム 風族のフーイ(カゼゾクノフーイ)の火族の日常生活 の22回目です。

前回に引き続き < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル > のシナリオを細かく見ていきます。
その前に・・・。

< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1~10>を読んでいない方は まず、そちらから お読みください。
また、前回をお読みになられていない方は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その8 をお読みください。

読んだ方は 続きをどうぞ。


・・・・・・。
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レディース アンド ジェントルメン!!
今回は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.8 の解析を行います!
今回のゲストはレイくんです!
レイ「・・・あれ? レミは?」
レミさんには ご遠慮していただきました。
レイ「何で?」
・・・前置きが長くなりそうでしたので。
レイ「Part.8は短いから その心配はないと思うが・・・?」
辛い思いでは 思い出さないほうがいいでしょう?
レイ「・・・まあ、それはそうだが・・・。」
---と言う訳で、解析開始!!


------
第五兵士「ロクラル、行け!」
(中略)
それでは、村の中を見てみましょう。
------

火族の いつもの戦闘隊形。村の入り口から一斉に突入する様子を表している。

------
村の中には、第五兵士 ロクラル兵 その中にレイの姿があります。
(中略)
ある者は逃げ惑います。
------

村の様子を表す文章。逃げ惑う者の中には村人が含まれているのだが、あえてその事は書かなかった。
書くと ここがレイの村だとハッキリさせてしまうから。気付いている人には無意味だけど。

------
レイが盗賊に切りかかります。
(中略)
これだけ出来れば ロクラルを抜け出せるかもしれません。
------

戦い慣れしているレイを表している。自由に動け、次々に敵を倒していくレイ。
その裏に隠されている理由にレイは気付いていない。
この村がレイの村だと気付いていない読者は、 「レイは強くなった」 と思い、気付いている読者は 「レイ! 気付けよ!!」 と思ってくれるといいな、と考えながら書きました。
<これだけ出来れば・・・>は いつものごとく第三者目線を意識した文。

------
レイ「あれは! 盗賊か!?」
(中略)
怪我でもしたのでしょうか?
------

レイが追いかけたのはロイだ。しかし、レイはそれに気付かない。
この村がレイの村だと気付いた読者は、この人物がロイだと言うことに気付いただろう。
気付くか気付かないかで、この文章の読者の解釈は違ってくる。様に考えて書いたのだがどうだろう?

---以上で、今回の解析は終わります。
レイ「待て。」
・・・何ですか?
レイ「何か解析が適当になって来てないか?」
ええ。自分でもそんな気がします。Part.9あたりから勢いに任せて文章を書いているので解説しようが無いんですよ。
レイ「・・・実は面倒くさくなった・・・って理由じゃないの?」
・・・・・・・・・。
レイ「・・・図星・・・?」
・・・ちょっとだけね・・・。


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・・・・・・。

次回、
< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.9> の解析をします。

お楽しみに!

レイ「次回はもう少しまともな解説を頼むぞ。」

お楽しみにぃ!!

風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その8

2008年02月10日 | 風族のフーイの世界 火族の日常編
第42回目は 自作WWAゲーム 風族のフーイ(カゼゾクノフーイ)の火族の日常生活 の21回目です。

前回に引き続き < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル > のシナリオを細かく見ていきます。
その前に・・・。

< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1~10>を読んでいない方は まず、そちらから お読みください。
また、前回をお読みになられていない方は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その7 をお読みください。

読んだ方は 続きをどうぞ。


・・・・・・。
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レディース アンド ジェントルメン!
今回は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.7 の解析を行います!
いよいよ、クライマックスに突入です。
長い道のりでした。思えば・・・

ロイ&レミ「・・・じー・・・じー・・・。」
・・・何ですか? その「じー」っていうのは。
ロイ「覚えてないのか?」
・・・えーと・・・あっ、レミさんの名前が出てこない、ですよね。
ロイ「そう。何故だ?」
・・・考えてなかったんです。名前のある登場人物はロイとレイだけで話を作ろうとしていたので、レミと名づけたのはPart.6を書き終えた頃でした。
だから、質問の答えは < レミさんの名前は考えてなかった。 > です。
レイの妹だからレミ。単純で すみません。

・・・どうしました?
ロイ「いや、どんなリアクションを取った方がよいか分からなくて。」
レミ「考えていた通りの答えだったなんて・・・何故今回まで引っ張ったの?」
その場のノリです。
ロイ&レミ「・・・もーいいです。解析を始めちゃってください。」

------
今は兵士の休息場所として使われている風国寄りにある無人の村に、戦いに疲れながらも 立ち続けるレイの姿があります。
(中略)
それが今のレイの全てのようです。
------

レイの様子を表す文章。

------
レイの心の中にロイの姿はあるのでしょうか?
------

Part.1の ロイの心の声「お前が心変わりしなければな。」を思い出して欲しいと思って書いた文章。
ロイは レイと再会した時 思い出したかどうかは・・・考えてなかったな。

------
ロイの村は今どうなっているのでしょう?
(中略)
レイの戦いに間に合うように、時間を さかのぼります。
------

レイが今回の作戦に出発している時 村は変貌を遂げている。
村の周囲には柵が作られ、盗賊に占拠され、火族の戦闘対象にされている。
この変わり様が、レイが村に入った時点で そこが自分の故郷であることに気付かなかった理由の一つになっている。

------
着きました。
(中略)
一体何があったのでしょう。
------

村の様子を表す文章。

------
・・あっ! ロイです。
(中略)
前にある薄い布の上にレミと向かい合って座ります。
------

ロイとレミは一緒に暮らしている。それはレイが望んでいた通りの結果だ。
家の中を描写しているが、最初の考えでは < イスがあってテーブルがあって間取りも区切られていて > という感じにするつもりだったが
 ロクラルは底辺の生活を送っている。
 ロクラル兵は地面で寝ている。
等を考えた結果、このような間取りになった。

------
レミ「・・・ねえ、ロイくん。本当に盗賊が襲ってくるの?」
(中略)
だから 村人は柵を作っていたんですね。
------

この村が置かれている状態を示す文章。

------
レミ「火族兵に助けを・・・って無理よね。それが出来たら こんな事には・・・。」
(中略)
今、何を考えているのでしょう?
------

レミは今の村の状況を考えると レイが帰ってくることを願っている。来ることは無いと分かっているけど・・・。
ロイはレイが帰ってくることは無いと思っている。それはレミにも分かっていると知っているので、レミの言葉をごまかした。
---ことを表している文章。

レミは最初に火族兵を引き合いに出して、それからレイの話に持っていってる。直接レイの話をすることを躊躇している節を持たせてみた。
ロクラルの状況を暗いものにしているつもり。

------
3日後に村の柵が完成しました。
(中略)
この村が襲われるのは間違いありません。
------

読者に、< 盗賊の本拠地 = 盗賊に襲われた村 = ロイの故郷 >と思わせない様にしたつもりだったが どうだっただろう。バレバレのようだが・・・。

------
< 解説 >
------

これは、この時点で考え出した設定。以前の設定には無かった。
細かいロクラルの村の設定の ほとんどは、この < 日常 > の中で考え出された。


---以上で、今回の解析は終わります。
それでは皆さん、また次回。

ロイ「ちょっと待て。」
・・・何ですか?

レミ「今日はあっさりね。いつもはゲストと会話をしてから終わるのに。」
・・・何も言うことが思いつかないんですよ。ゲスト出すの止めようかな。

ロイ「解析文だけだと誰も読まないんじゃないの?」
・・・そう思ってゲストを出していたんですけどね。ゲストがいた方がいい?

レミ「どうなのかな? 特に今回のコレは無駄文だから・・・。」
じゃあ、止めようかな。

ロイ「いいんじゃないのそれで。」
・・・そんな、人事みたいに。

レミ「だって人事だもん。私死んでるし。」
・・・冷たい人・・・。


---------。
・・・・・・。

次回、
< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.8> の解析をします。
ちなみに次回のゲストはレイです。

お楽しみに!

レミ「やっぱりゲストは必要よ! 私も一緒に出してください!!」

お楽しみにぃ!!

風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その7

2008年02月03日 | 風族のフーイの世界 火族の日常編
第41回目は 自作WWAゲーム 風族のフーイ(カゼゾクノフーイ)の火族の日常生活 の20回目です。

前回に引き続き < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル > のシナリオを細かく見ていきます。
その前に・・・。

< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1~10>を読んでいない方は まず、そちらから お読みください。
また、前回をお読みになられていない方は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その6 をお読みください。

読んだ方は 続きをどうぞ。


・・・・・・。
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レディース アンド ジェ・・・
ライル「・・・来ない・・・。」

・・・何が来ないんですか?
ライル「リクエストが来ない・・・。」

・・・ああ、先週の(本気だったのか)。
ライル「・・・何でリクエストが来ないんだ?」

一つ聞くけど、今まで、このブログにコメントが載ったことがあります?
ライル「・・・ない。」

じゃあ、そんなブログにリクエストが来ると思います?
ライル「ああ、しまった! 盲点だった!! 何てこった!!!」

・・・(最初から気づけよ)。
ライル「・・・じゃあ、どうすればいいんだ。アイツらは今頃・・・・・・・・・。

・・・悩み始めてしまったな。・・・まあ、放っておきましょうか。
それでは、風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.6の解析開始!!

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ここは戦場、火族との国境近くの地族の領土です。
(中略)
向かってくる地族兵士に槍を突き立てます。
------

レイの初陣の様子を表す文章。
本来なら 次に書く1日目~4日目の様子の後に書くものだと思うがインパクトを与える為、最初に書いてみた(与えたかな?)。

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1日目、初めて人を殺しました。
(中略)
戦いがレイから考えることを奪っているように見えます。
------

最初持っていた ためらいが無くなる様子を表している。
これはレイに限らず他の火族兵士にも当てはまる。最初の一週間で戦うことが日常と化し人を殺すことに ためらいが無くなり、火族兵が言うところの< 立派な兵士 >になる。

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しかし・・・。
------

ライルの死によって、レイにとっての戦闘が日常以外の意味を持つ事になる。悩み、苦悩して、そして・・・。

------
地族兵「グラウンドトライデント!」
(中略)
レイは初めて・・・相手が憎いと感じました。
------

ライルとの出会いが無ければ、芽生えなかった感情< 憎しみ > が生まれる。
火族兵にとって、戦いは日常なので普通なら芽生えない。
それは風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.4 のドリルがレイに言った言葉でも分かる。

------
レイ「ライル! ライルッ! 大丈夫か!」
(中略)
この場所が戦場であるということを忘れて・・・。
------

深い悲しみを受けるレイの様子を表す文章。
ロイによく似ているライルの最後の言葉を聞かせ、手紙というアイテムでライルを忘れさせないようにして(手紙を見る度にライルを思い出す)、ライルの死を深く心に刻み付けるような文章にしたつもりだ。


---以上で、希望を持って兵士になったレイが、ロクラル兵の酷い扱いを自覚し、戦いの中で自分を失う過程までを書いた話が終わりました(起承転結の起承の部分)。

最初の予定では、ここまで2回で終えるはずだったんですけど・・・。
ライルとドリルが生まれた所為で・・・6回・・・? 長いな。こんなはずでは・・・。

ここからエンドまでは、ほぼ予定通りに進んだので割と楽でした。
4回に分かれるとは思いませんでしたけど。まあ、一筋縄では行かないわな。

・・・ってライルくん? まだ悩んでるんですか?
ライル「・・・俺のリクエスト・・・受けてくれるか?」

・・・う・・・うーん。それはちょっと・・・。
ラリル「何か書く予定があるのか?」

・・・それは、まだ考えてません。ただ水族の日常にしようかな、とは思っていますけど・・・水族の教会の一日、ってタイトルで。
ライル「じゃあ、俺の願いは・・・。」

今のところ 叶わない・・・ごめんなさい。
ライル「やっぱり、誰かリクエストください。」

じゃあ、ライルくん。2週間お疲れ様でした。
ライル「えっ? 俺の出番は無し?」

ええ、死んじゃいましたから。
ライル「何てこった!」


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・・・・・・。

次回、
< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.7> の解析をします。

お楽しみに!

ライル「次のゲストって誰? 代わってもらう!!」

お楽しみにぃ!!

風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その6

2008年01月27日 | 風族のフーイの世界 火族の日常編
第40回目は 自作WWAゲーム 風族のフーイ(カゼゾクノフーイ)の火族の日常生活 の19回目です。

前回に引き続き < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル > のシナリオを細かく見ていきます。
その前に・・・。

< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1~10>を読んでいない方は まず、そちらから お読みください。
また、前回をお読みになられていない方は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その5 をお読みください。

読んだ方は 続きをどうぞ。


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レディース アンド ジェントルメン!
この挨拶も 久しぶりですね。
ライル「相変わらず、誰に言ってるのか分からない話し方だな。」
・・・あ、ライルくんじゃないですか。隊長はどうなりました?
ライル「無事に連れて行ったよ。元気でやっているぞ。・・・多分。」
・・・(多分って何?)・・・。
ライル「それより、今回は・・・。」
今回は風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.5 の解析だ。
前回唐突にライルが生まれたので、レイとライルを絡めたエピソードを通じてレイが戦いに絶望していく姿を描いてみた。Part.6と合わせて見てくれ。
ライル「・・・聞きたいことがあるんだけど・・・。」
・・・それは、後で。

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今日は、レイにとって初めての出陣の日。 一生忘れられない一週間の始まりです。
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この回のプロローグの文章。

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レイ「・・・・・・。」
(中略)
どうやら、ロクラル兵の中にロイの姿を見つけたようです。
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レイがライルと出会うエピソード。ライルがロイと似ていることにしたのは、その方が ライルが死んだときに、レイがライルの死が身近に感じるようにする為。
身近な人の死は心に大きな影を落とすからね。戦場なら尚更だ。

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・・・え? 何でロイがここにいるのでしょう。信じられません!
(中略)
そしてライルとの別れの始まりでもあります。
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ライルがロイに似ていることを示す文章。
この文章は視点を少しずらしている。視点をずらすことで文章に奥行きが出る・・・といいな。

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レイ「本当にすみません。ライル・・・さん。」
(中略)
レイ「そうだな、いつか紹介してやるよ。俺の妹も一緒に。」
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ここで、レイの妹を出したのは(ロイの存在だけでも十分な気もするけど)、ライルの家族のエピソードを引き出し ロクラル兵が戦う もう一つの理由を書く為。
本来なら もう一つの理由なんて書く必要もないことなんだけど、思いついてしまったから。

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ライル「妹がいるのか。俺にもいるぞ。妹でなくて嫁だけどな。」
(中略)
レイ「・・・家族には会えるのか? 今、配給を送るって・・・。」
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これがライルが戦う理由。配給があると言うのはこの文章を書く時考えた。

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ライル「・・・ああ、村を出て一度も帰っていない。時々村の奴が来て そいつに手渡すんだ。手紙と一緒にな。」
------

どうやって配給を渡すのかを考えた時、配達人という職業を考えた。
もちろん、この文章を書く時思いついた職業だ。
それ以外に 家族の手に渡る方法が思いつかなかったんだ。

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そう言ってライルは 靴の中から一通の手紙を取り出します。
(中略)
生まれて初めて描いたような絵です。
------

この手紙と絵は、ライルが死んだ時に レイの心にライルの存在を刻み込ませる為に作ったアイテム。
ただ殺すより形のある物が残った方が より強いインパクトを与えられると思ったので作ってみた。

------
レイ「・・・それはライル・・・なのか?」
(中略)
・・・気持ちは分かります。
------

これは・・・子供がまだ幼いということを示す為の文章であまり意味は無い。
< 文章では表すことが出来ないのが残念です。>
って・・・痛い文章だな。

------
火族兵「ロクラル兵! 何をボサッとしている! 行くぞ!」
(中略)
そんな ライルの後ろ姿を見つめながら、レイは気持ちを 新た にするのです。
------

この時はレイはまだ戦場と言うものを知らない。だから、すがすがしい気持ちで戦いに向かえる・・・と言う事を表しているつもり。
読み手はライルがどうなるのか知っているのだから 空しさが残るといいな・・・と思って書いたんだけど・・・どうかな。
この時のライルの思いはどんなだったか。各人で考えてみて下さい。

------
レイ「さあ、始まりだ。」
------

Part.5のエピローグ。Part.6に続く。


---と言う訳でPart.5の解析を終えるが・・・ライル君の言いたいことはコレだね。
ライル「そうだ。その通り。これは一体どういうことだ?」
・・・うーん。やっぱりロクラルの生活は苦しいものだし、報酬はあるとしても十分ではないし、命もかかっているし・・・ロクラルの過酷さを表すものとして了承してくれ。
ライル「・・・妻と子供は元気なのか?」
・・・考えてないけど・・・考えてみようか? リクエストがあれば・・・考えてみるよ。上手くまとまるか分からないけど・・・。
ライル「俺は死んだ身だし・・・今更・・・でも・・・・・・どなたかリクエストを下さい。」

・・・それって誰に言ってるの?


---------。
・・・・・・。

次回、
< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.6> の解析をします。

お楽しみに!

ライル「リクエスト待ってまーす。」
・・・って誰?

ライル「お楽しみにぃ!!」

風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その5

2008年01月21日 | 風族のフーイの世界 火族の日常編
第39回目は 自作WWAゲーム 風族のフーイ(カゼゾクノフーイ)の火族の日常生活 の18回目です。

前回に引き続き < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル > のシナリオを細かく見ていきます。
その前に・・・。

< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1~10>を読んでいない方は まず、そちらから お読みください。
また、前回をお読みになられていない方は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その4 をお読みください。

読んだ方は 続きをどうぞ。


・・・・・・。
---------。

皆さん、こんにちは!
???「おい!」
今回は < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.4 > を解析します。
???「おい って言ってるだろ!」
・・・何ですか?
???「前回のブログを読み直せ!」
・・・(読み直している・・・)前回は休止のお知らせ・・・
???「そこじゃねえ。前回の解析を読み直せ!」
・・・(読み直している・・・)・・・・・・何か?
???「いつまで???のままにしておくつもりだ。俺の名前を出せ。俺の出番じゃなかったのかよ。」
・・・分かりました・・・これでいいですね。
火族兵隊長「俺の名前は・・・?」
考えてません(キッパリ)。
火族兵隊長「きっさまぁ! バカにしているのか!!」

それでは解析の開始です。
火族兵隊長「俺の話を聞け! あっ、無視するな・・・あっ、こら・・・・・・だから・・・・・・

------
ここは、一週間前、希望に満ちたレイがいた村です。
(中略)
レイの瞳の輝きも・・・。
------

現在の状況とレイの変化を表している。

------
火族兵隊長の号令の後、
(中略)
そして・・・。
------

本来なら、シナリオで表現したい所だが、たいした山場が無く長くなりそうだったので文章で表した。

------
レイ「隊長! お話があります!」
(中略)
周りの兵達が二人に注目します。
------

次の文章への誘導文。
いよいよ、ロクラルが酷い扱いを受けていることをダイレクトに伝える場面に突入。
ロクラルに生まれることが いかに辛いものであるかが分かる。

------
レイ「何故、兵を撤退させたのですか?! 敵の本陣は目の前だったのに!」
(中略)
火族兵隊長の肩がピクリと動きました。
------

ここでは、当初 < レイが隊長にボコボコに殴られる >予定だったのだが < ただの消耗品でしかないロクラルに こぶしを痛めるだけの事をするかな? 触るのも嫌がるだけじゃないのか? >と思い直して、 < もっと短絡的な方法で行こう >と考えた。
その短絡的な方法とは・・・殺すことだ。これなら、槍を突き立てるだけで済むし 逆らう奴もいなくなるし で一石二鳥だな・・・と思った。

------
殺される・・・誰もがそう思ったときです。
------

< でも、ここで殺されては 話が終わってしまう。何とかしなければ・・・。>で思いついたのが コレ。

------
ロクラル兵1「ばかやろう! 隊長に向かって意見するとは何事だ! 身の程を知れ!」
(中略)
レイに手を貸して 起き上がるのを助けます。
------

助け舟の登場だ。これでレイが死ななくて済む。
ここで、当初考えていなかったキャラクターが誕生した。

------
ロクラル兵1「・・・悪かったな・・・いきなり殴ったりして。」
(中略)
・・・ライル・・・? ライルとは誰でしょう? レイと どういう関係でしょう?
------

ここでは、戦っても報われないと言う レイの憤りを表現。これがロクラルの日常だ。
< ロクラルは村にいても、兵士になっても何も変わらない存在。 >を表している。
< 空しさが伝わるかな? 無理かな? 駄目押しが必要かな? > で考え出されたのが もう1人のロクラル兵--- ライル ---だ。

この回を書くまでは、< 次回はロイを出して、村の状況を説明して、一気にエンディングまで行くぞ! >と考えていたんだがなぁ。こんなに長いお話になるとは・・・。

------
ロクラル兵1「レイ・・・お前の気持ちは分かる。
(中略)
レイは唇をかみ締めて・・・その場に立ちすくみます。
------

ドリルはレイよりも先に戦場に身を置いている。だから、ロクラル兵の立場と 戦場の理(ことわり)--- 「・・・(略)・・・ここは戦場だ。何処だろうと関係ない。生きるか死ぬか・・・それだけだ。」 ---を知っている。それは諦めにも近くて・・・。

------
ドリルは そんなレイの肩を優しく叩き、この場を立ち去ります。
------

それでも レイの気持ちは痛いほど分かっている。かつてのドリルもそうだったのだ。

------
1人になったレイは しばらくの間、そこを動こうとはしませんでした。
その後ろ姿は・・・とても悲しそうで、孤独に満ちていました。
------

打ちひしがれるレイの姿を表している。


ー-----以上で< 兵士になったレイがどのようにして変わって行ったか(絶望したか)。 >
を説明した・・・つもりだったんだ・・・最初の予定では。
この後、< 村で戦って しかし そこは・・・ >という様に話を進めるつもりだったんだけどな。
まさか、長々と続くとは・・・・・・。

火族兵隊長(以下、隊長)「・・・おい! 俺の話を!! ・・・あっ、声が戻った。・・・勝手にボリュームを小さくしやがって。なめてるのか!」
・・・まあまあ、そう怒らずに。もう迎えが来る時間ですよ。
隊長「・・・迎え・・・何を言っている。俺はこれから・・・・・・あれ? 俺どうしてここにいるんだ? 確か、戦場に居て・・・。」
・・・・・・。
レイとライル「隊長。行きましょう。」
隊長「はあ? おい、ロクラルが俺に触るんじゃねえ。・・・痛てっ・・・おい引っ張るんじゃねぇ!!」
レイ「隊長、もう行きましょう。みんなが待っていますよ。」
隊長「なれなれしいんだよ! 触る・・・痛てっ、止めろって・・・おい、何とかしろ! 俺は戦場に戻るんだ! 必ず火貴族になるんだ!!」
・・・・・・だめですよ・・・もう。
隊長「・・・何がだよっ! おい、引っ張るな!!」
・・・・・・周りを良く見てください。誰がいますか?
隊長「・・・居るのはレイとライルとドリルと・・・・・・そんなバカな・・・。」
ライル「さあ、行きましょう、隊長。あのドアの向こうですよ。」
隊長「いっ、いやだ、俺は行かないぞ! あっ・・・あっ・・・たっ・・・助けてくれ!! 俺はまだ・・・止めろ! 行きたくない! いやだぁあああ!!!」


---------。
・・・・・・。

次回、
< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.5> の解析をします。

お楽しみに!

キィイイイィ・・・バタンッ!! ---ドアが閉まる音---

お楽しみにぃ!!

風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その4

2008年01月06日 | 風族のフーイの世界 火族の日常編
第37回目は 自作WWAゲーム 風族のフーイ(カゼゾクノフーイ)の火族の日常生活 の17回目です。

前回に引き続き < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル > のシナリオを細かく見ていきます。
その前に・・・。

< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1~10>を読んでいない方は まず、そちらから お読みください。
また、前回をお読みになられていない方は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その3 をお読みください。

読んだ方は 続きをどうぞ。


・・・・・・。
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皆さん、こんにちは!

今日は < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.3 > を解析します。
えっ? 今回は ゲストが来ないのか? ですか?
はあ、何か色々説明を求められて、疲れました。だから、今回は1人でやります。

えっ? 質問に答えないからだ ですか?
そうなんですけどね。こちらにも順番があるんです。
はい、すみません。

という訳で、先に進みます。

この回で <ロクラル兵は戦闘時にどういう扱いを受けるか> が分かる。
起承転結なら<承の始まり>。
サブタイトルをつけるなら <絶望の序曲>かな?

------
ここは戦場、火族との国境近くの地族の領土です。
(中略)
やっと、陥落する段階に入りました。
------

状況説明を表す文。
<陥落する段階>とあるが 当然、陥落させるつもりは無い。そのような状況にあると言うことを示している。

------
キンッ! キンッ! ザクッ! ザクッ!
(中略)
もっとよく捜してみましょう。
------

ここに レイがいないことにしたのは、戦場が広い領域で行われていることを示す為だ。
< この場所ではなく 向こうにいる。 > そうすると視野が広がることになる。

------
火族兵士「行けッ! 防衛網を突破しろ! ロクラル兵! 前に出ろ!」
(中略)
その中央を、ロクラル兵がこじ開けようとしています。
------

地族の堅い守りを壊すのはロクラル兵の仕事。

------
火族兵士「ロクラル兵! 何をしているっ! はやく行け!」
(中略)
ロクラル兵が相手の陣形を崩し、第五兵が突入する作戦のようです。
------

もしも、この戦いがロクラル兵と第五兵の混合ではなく、第六兵と第五兵の混合なら
成果を上げる為、第五兵が突入しただろう。
しかし・・・。

------
第五兵士「行け! ロクラル兵! 突入しろ!」
(中略)
第五兵は、相変わらず戦いを挑んでくる地族兵の相手をしています。
------

ロクラル兵がいるので 第五兵は前に出ない。
ロクラル兵は使い捨て。いくら戦っても自分達より出世することは無いと分かっているので、命の危険が無い方法を選ぶのは当然の事。ロクラル兵の成果を自分達の物にすることもできる。
ロクラル兵が戦場で死んでも誰も気にしないからね(どういうことだか分かるよね)。

------
第五兵士「行け! 行け! 行け!」
(中略)
戦いをロクラル兵に任せ、自分達は戦いの状況を見定めているだけのように見えます。
------

ここまでで、ロクラル兵が戦闘でどういう扱いを受けているかが分かってもらえたと思う。

次はいよいよ レイに目を向けてみよう。ここからが本題だ。

------
突入していったロクラル兵の中にレイの姿がありません。
(中略)
かすり傷はあるものの、傷の深さはロクラル兵の比ではありません。
------

レイの戦闘場面。第五兵との比較で レイがどのような状態でいるかを示している。

------
第五兵士「隊長! 大変です! 後ろから複数の地族兵が攻めてきました! こちらに向かってきています!」
(中略)
火族兵隊長の一声。レイは耳を疑いました。
------

ここから物語が一気に動き始める。
無能な火族兵に使われるロクラル兵。ここからレイの絶望が始まる。


この時点で、次回は
<レイが隊長に抗議。しかし、それが受け入れられることは無く、自分が使い捨てで無能な兵士に使われても我慢しなくてはいけない(逆らってはいけない)事が分かって、ロクラル兵であることに絶望する。>話にしようと考えた。

半年後のレイの姿を思い出して欲しい。


今回はこれで終わり。


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・・・・・・。

次回をお楽しみに!

・・・・・・うーん。突っ込みがいないと終わりづらいな。
やっぱり誰かに来てもらうかな。

???「俺の出番が来たようだな。」

あっ、あなたは!!

???「次回をお楽しみにぃ!!」

風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その3

2007年12月31日 | 風族のフーイの世界 火族の日常編
第36回目は 自作WWAゲーム 風族のフーイ(カゼゾクノフーイ)の火族の日常生活 の16回目です。

前回に引き続き < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル > のシナリオを細かく見ていきます。
その前に・・・。

< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1~10>を読んでいない方は まず、そちらから お読みください。
また、前回をお読みになられていない方は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その2 をお読みください。

読んだ方は 続きをどうぞ。


・・・・・・。
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レディース アンド ジェントルメン!
レイ「レミから手紙を預かっているんだけど・・・。」
早速 参りましょう! 今回は・・・。
レイ「・・・遅れてきたくせに・・・。」
(ギクッ)・・・色々と忙しくて・・・・・・何ですか? レイくん。
レイ「・・・えっと、今読むから・・・< 何で私の・・・」
それは またいずれ!

それでは、シナリオを細かく見てみよう。
レイ「・・・・・・。」
< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.2 >
これは、 ロクラル兵と その他の兵との関係を表した お話だ。


------
火族は自分達の領土を広げる為に戦っています。
(中略)
一気に盗賊を倒せると判断した場合は兵士を送ることはあります。
------

これは、これからレイが戦う相手の説明。

------
火族兵となったレイはどうなったでしょう。捜してみます。
(中略)
・・・顔色がすごく悪いです。病気でしょうか? 近づいてみましょう。
------

レイが 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル まとめ その2 で説明した
戦いに明け暮れ 自分を見失う(見失いながらも戦いは続く) 状態にあることを示す文章だ。

------
(略)
時間を半年前に戻してみます。
------

引き続き、それに至る経緯を表す文章に続く。

------
火族兵隊長「ロクラルの諸君! ・・・・・・
(中略)
気合が入っています。それは他のロクラルも同様のようです。
------

兵士に なりたてのロクラル兵の様子。辛いことを考えるよりも 希望に満ちているロクラルの様子を表す文章。
ロクラル兵は この先には絶望しかないことを知らない。

------
しかし、数メートル離れた場所で 彼等を冷ややかな目で ・・・・・・
(中略)
兵士2「ああ、それがいい。大切にしてやろうぜ。」
------

以前説明したとおり、
兵士達は ロクラルは使い捨てられる道具だと知っている。そして、その事を当然だと思っているし 希望に満ちているロクラル兵士達をバカにしている。どうせ、すぐに死ぬと思っている(嫌な奴らだ)。

兵士2が < ロクラルには何度も助けられたんだ > と言っていたが、それは < ロクラルのおかげで生きてこられた >と思っているのではなく < ロクラルを盾にして逃げてきた >ことを意味している。もちろん、感謝しているわけではない。

------
兵士1「腹へったな・・・何か食いに行こうぜ。」
(中略)
兵士達が家の中に入って行きました。
------

この兵士達にとって、ロクラルの話題は食べ物以下です。取るに足らない事だと言うエピソード。
ここで < 家の中に入って行った > のは <解説>を引き出す為の文だ。

------
火族兵隊長の話も終わり ・・・・・・
(中略)
次回も引き続き、レイを見てみます。
------

希望に満ちているレイがどうなるのか、読者に期待を持たせるための文章。


・・・と、言う訳で < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.2 > の説明を終える・・・・・・えっと、どうしました?
レイ「・・・お前って、俺達の疑問にまともに答えたことがないな。」
・・・そうですか? その都度説明してると思いますが・・・。
レイ「じゃあ、これはどうしてくれる?」
( ・・・と言って、先ほどの手紙を取り出す・・・。)

・・・だから、それはレミが来た時に答えるから・・・って、聞かなくても分かっているんじゃないのか?
レイ「・・・ああ、それは・・・・・・あっ、逃げるな!」


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・・・・・・。

次回、
< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.3 > の解析をします。
お楽しみに!

レイ「おおい! 何故逃げる!」

お楽しみにぃ!!

風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その2

2007年12月23日 | 風族のフーイの世界 火族の日常編
第35回目は 自作WWAゲーム 風族のフーイ(カゼゾクノフーイ)の火族の日常生活 の15回目です。

前回に引き続き < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル > のシナリオを細かく見ていきます。
その前に・・・。

< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1~10>を読んでいない方は まず、そちらから お読みください。
また、前回をお読みになられていない方は 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル シナリオ解析 その1 をお読みください。

読んだ方は 続きをどうぞ。


・・・・・・。
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皆さん こんにちは。
早速、< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1 > の
ロイ「・・・そうか、兵士に志願するのか・・・。」から解析をしていきましょう。

------で 囲まれている部分がシナリオです。その後に解説が入ります。
レミ「・・・どうしたの?」
何がです?
レミ「何故、今回から敬語なの? レディース なんちゃら から始めないの?」
ええ、何か問題でも?
レミ「あなたが それでいいなら問題ないけど・・・調子が狂うのよね。」
・・・そうですか? それじゃあ、最初から行きますか。
レディース アンド ジェントル (割り込み) レミ「やっぱり、いいです。続けましょう。(キッパリ)」
・・・・・・。
レミ「それでは、解析スタート!!」
・・・・・・。


------
ロイ「・・・そうか、兵士に志願するのか・・・。」
(中略)
ロイ「・・・そうか・・・。そうだよな。お前は昔から上を目指して訓練を続けていたからな。こうなることは分かっていたよ。」
------

これがロイが兵士になる理由を示す文章だ。
この中で

------
ロイ「・・・お前の妹はどうするんだ? ここに残していくのか?」
レイ「あいつには俺の気持ちは伝えてある。あいつもそれでいいと言ってくれた。」
------

最初レミがいなかったから 最初の構想では存在しなかった文章だ。

------
(前略)
ロイ「ああ、親友だ。どんなに離れていてもな。(心の声:お前が心変わりしなければな。)」
------

ここでいう <心変わり>の意味は二つある。
一つ目は < 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1 >の< 解説 >で
示した<心変わり>。実はコレ。この回(Part.1)を書いたときに思いついたもので、構想には無かった。そういう兵士もいる と考えてくれ。
二つ目は <上を目指して戦い続けたレイが、目標を見失い絶望する。> 。つまり絶望に変わっていく と言う意味だ。
このお話で言いたかったのは二つ目の意味。
後で < レイはこういうふうに変わっていったのか。 >と思ってくれたらいいな・・・と思いながら書きました。


------
レイ「それでな・・・頼みがあるんだが・・・。」
(中略)
レイ「妹を お前に頼みたいのだが・・・。」
------

レイが兵士になって 一番の心配がレミの事だ。
< レミと結婚して欲しい> と頼むつもりだったんだ。

これ以下の文章は ロイとレミの恋愛事情を表している。


------
ロイ「ああ。任せておけ。お前の妹だ。すぐに いい奴が見つかるさ。」
------

このロイのセリフ、一見レミの事を何とも思っていないような感じだが・・・。

------
レイ「・・・お前がそのいい奴になってくれないか?」
ロイ「えっ? 俺? 俺は・・・。」
------

ロイは片想いだと思っているから、レイの言葉に戸惑っている。

------
レイ「・・・駄目か? あいつもそれを望んでいるのだが・・・。」
ロイ「ほっ、本当なのか! それ!!」
------

レミも自分の事を思ってくれていることを知って驚くロイ。

------
レイ「・・・なんだ。安心した。これで心残りは全て無くなった。あいつの事、頼むぞ。」
------

ロイもレミの事を好きだと知って安心するレイ。

以上の文章から

<ロイはレミが好き。片想いだと思っていた>。
<レイはレミをロイに托したいと思っていたが、ロイの気持ちに気づいていなかった>。
<レミもロイが好きだった>

ことが分かる(と良いな)。

------
ロイ「・・・お前も・・・死ぬなよ。」
レイ「ああ。約束する・・・。」
------

コレは締めの言葉。無くても良いんだけど、レイの決意を表す言葉だ。

以上で <風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.1>の解析を終了するが・・・レミさん?・・・どうしました?

レミ「・・・名前が・・・ない。」
(ギクッ)・・・えっ? 何がです?
レミ「この回で私の名前が出てないんだけど・・・?」


---------。
・・・・・・。

次回、
< 風族のフーイの世界 日常編 火族 ロクラル Part.2 > の解析をします。
お楽しみに!

レミ「ねえ、何で出てこないの? まさか・・・。

お楽しみに!!