赤沢お風呂掃除ボランテイアに挑戦！

・　　　　　【東京から来たお爺さんが出ると一人です！】

このお爺いさんも味のある方でした！
４０年前に東伊豆道路沿い護岸工事でコンクリを崖に張った人でした
昔は赤沢露天の横にも小さな湯桶があって、そこでも入浴できたんだよ
地元の人や時には芸者さんまで入浴にやってきて賑やかだったのだよと
遠くを見つめて話してくれました



これから天城の山奥に入って植物の探索に出かけると言ってました
伊豆高原には友達がいて豪邸で歓待してくれるのだけれど、相手は友もいない寂しさ
故か、必要以上に歓迎してくれるので返ってこちらの居場所がなくなるのさ？

（そうなのです、定住者でも来訪する人はほとんど無く寂しく老後を迎えるのです
　ＴＶでやっている近所の人が一品持ち寄り「幸せな田舎暮らし！」なんか通常
　ありえませんね！）

やはり老後は都会が一番、年寄りだって刺激があるほうが面白いという６６歳の
仕事現役おじいさんでした



お爺さんが帰ってしばらく入っていますと、止まっていたお湯が一気に噴出してきました


・　　　　　　　【湯船の栓を抜いてカラッポにします】

栓はコーラビンに水を詰めた物ですから、簡単に外れるはずです
今日は深くめり込んでいてなかなか外せませんが力を入れて栓を外すと勢い良く
お湯がながれ出ます、お湯は沸いていますが出る量のほうが圧倒的に多いので
やがて完全にカラッポになってしまいました

（どうか今からお客さまが来ない事を祈ってブラシを取り出します）

懸命になってブラシを振りますが、湯船に付着する藻がきつくヌルヌルは中々落ちません
底と回りにブラシ掛けを繰り返してお終いです、後は栓を締めればそのまま
お湯が溜まってまいります

（温泉で一番の労働はお風呂掃除と言います、お湯を抜いての深夜作業になります
　冷たいと言っても先ほどまでお湯が張っていましたから部屋の温度は高く湿度は
１００％汗びっしょりの重労働を繰り返しているのです！）

昔よく行った箱根宮下；「太閤湯」のおばちゃん、良く苦労話をしてくれました
そのお陰で一番風呂の快適な朝風呂が戴けるのです・・・・感謝！

徹底にやりますと底に見えている岩の石英質が輝き、お湯も透明になりまして
誠に結構な湯船となりますが、これをするには高圧噴射機を持ってくる必要があります
延長ホース＆延長コード＆ケルヒャー製高圧噴射機のセットはバイクでは残念ながら運べません



最近、写真屋さんの入浴時間がとても短いのです、以前ならば２，３時間の長湯は
平気だったのに看板や入り口封鎖の為女性が来なくなると現金なもので、すぐ
出てしまいます

本日も写真屋を迎えにいったのですが、呼びかけましたが家から出てきませんでした
お陰で長湯ができました、たまの一人長湯もいいもんです