タマのブログ

70過ぎのシングル女性の日々

突然の冬将軍到来

2014年12月04日 | 健康

突然の冬将軍到来で、我が家は大騒ぎです。

私は、心臓に出来た大きな血栓が、身体の大動脈3つを閉塞してしまっています。左頸動脈、両脚の動脈です。両脚の動脈が同時に、閉塞した時は、全く歩けなくなりました。これはどう言う事が起こったのか全く理解出来ませんでした。大学病院の整形外科に行ったのですが、「骨は何ともありません」と追い返されました。「脚が歩けないのです」といくら訴えても訊いて下さらなかったのです。それでも食い下がって[他の検査はありませんか?MRIとか」と言いましたが、医者は取り合って下さらなかったのです。

まさか心臓が悪いとは、思いも寄らなかったので、循環器には行きませんでした。この時、循環器の診察を受けていれば、後で起こった左頸動脈の閉塞は起こらなかったのです。健康に対する知識不足を大いに反省しました。脚が歩けないのは、私の得意とする一生懸命によって、2ヶ月ほどの間に、歩けるようになりました。足の先は痺れていたのですが、忙しい毎日に気にしないで過ごしました。

歩けるようになって一月余り経った時に、左頸動脈の閉塞が起こり、右半身が不随になりました。目の前が真っ暗になるという意味が身に染みて経験出来ました。直ぐに救急車で病院に運ばれたのですが、[軽い麻痺が残ります。」と言うものでした。

どうしたことか医者も吃驚されたのですが、動かなかった右半身が3時間後に、動くようになりました。神仏が居られると実感した瞬間でした。

その時あらゆる検査をして頂いて、心臓の《僧帽弁狭窄》と言うことが分かりました。入院して暫くすると、また脚が動かなくなりました。両脚の血管造影をして貰った結果、毛細血管が蜘蛛の巣のように、太って脚の動脈の役目をしてくれていたのです。筋肉は、動脈が運んでくれる酸素がないと動かないからです。

脚の手術をしたいと言われた救急病院の若い医者の意見は、無視して、退院して大学病院の心臓血管外科に行きました。担当の先生は、ゆっくりと、1時間以上かけて話を訊いて下さり、後で上司の先生にも相談して下さって、脚の手術は[例え、全部の血管を繋ぐことが出来たとしても、リハビリの時に上手く行かないので、手術をしないで毛細血管を鍛えるしかない」という意見で、先ず心臓の手術をしましょうと言うことでした。

現在では人工心肺を使って、手術をする事は、珍しい事ではないですが、その当時は[私に知識がなかったからかも知れませんが]、リスク10%と言われたので、決心は中々出来なかったのです。その背中を押して下さったのは、同じ手術をなさった名誉教授(私の知らない先生)の説得でした。

そんな訳で、僧帽弁を人工弁に置換する手術を受けて、今は元気に過ごしていますが、3本の動脈は詰まったままです。動脈は温かいのですが、私の身体は、寒さに大変弱く、この寒波で青菜に塩です。部屋にはエアコンをつけて、ホットカーペートをしていますが、それでも寒くて、石油ファンヒーターを時々点けています。

昨日、部屋を暖めようと、ファンヒーターを点けて、暫くすると、タマが「ニャーオ、ニャーオ」と大騒ぎです。タマは殆ど鳴かないのです。何事かと思うと、石油の匂いが、少しするのです。昨年使っていた新しいヒーターは、大して臭わなかったのですが、少し大きいストーブを物置から出してきた為に、起こったことです。

何時もは、チビコがタマに抱きついたり、ふざけたりするのを嫌がって逃げ回っているのですが、昨日はチビコを心配して、「大丈夫か」と言わんばかりにチビコの身体を嘗めたり、ニャンニャン」と外に出ることを促したりしているのです。

その様子を見て、私は何と言うことをしているのかと吃驚して、直ぐにヒーターを切り、窓を開けて空気を入れ換えて、石油の匂いを排除してやりました。するとタマも部屋に入ってきました。タマのチビコを思う優しい気持ちに感動しました。それに引き替え、私の寒い寒い、暖かく過ごしたいと言う勝手な気持ちがタマの行動によって、反省しきりです。タマは偉い、タマは優しい、タマは賢い、タマご免なさい。

       

 

 

 


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