タマのブログ

70過ぎのシングル女性の日々

二つの悲しい別れ

2022年01月09日 | その他

二つの辛い悲しい別れ

 

 私は昨年2月から5月まで二つの病院に入院していました。10年前に発症した脳梗塞に関わる後遺症のためです。さて、私が退職と同時に猫を飼い始めたことは、猫を以前から長い間続けた仕事を離れることは寂しいので猫を飼い始めた事は、このブログでも紹介しておりますので、皆様もよくご存じでしょう。私は以前から長い間続けた仕事を離れることは寂しいので、、それを機に、幼い頃より好きな猫を飼うと友達に話していました。キャンパスの野良猫の世話をされている方からこの猫は如何ですかと勧められました。多くの秘書のお嬢さんから可愛がられていた猫です 。その時はマンション住まいだったので、猫を飼う事は難しかったのですが、トイレのことや餌のことを教えて頂いてから退職前からマンションで飼うことができました。退職と同時に、姉の待つ実家に小さな家を建ててタマと名付けたその猫と一緒に暮らし始めました。タマは、大変可愛らしく、その姿に憧れて、寄り集まってくる野良猫(??)
は。後を絶ちません。タマは病気がちな私を支えるために。私のもとにきたのかしらと思う時もありました。それから何年も経ち、タマも徐々に年老いてきました。昨年からは、飲み込んだ毛玉を吐くために嘔吐するようになりました。そのため花屋さんに売っていた「猫のサラダ」というイネ科の草を購入して与えてみました。

また外に出て、高い木に登りなかなか降りてこないことも度々ありました。今迄とは全く異なる挙動に驚き、猫好きの方に相談しました。猫は高い所を好むとのことでしたので,タマのためにキャットタワーを買いましたが、それは気に入らなかったようで自ら進んで乗ろうとはしませんでした。その頃は身体も痩せて、綺麗だった毛並みもみすぼらしくなり、可哀想な容貌でした。タマには高価な(三つ星印〉のレトルト食品を与えていましたが、これは気に入って喜んで食べていました。

 このような状況だったある朝、私が起きて居間に行くとベットの下で動かなくなっていました。もしタマが死んだら思い切り抱きしめようと思っていたのに、既に冷たく、硬くなっていたタマを抱く事は出来なかったのです。今迄の私の闘病中に優しく心配してくれたタマの想い出が蘇り,『ありがとう、有り難う』と感謝の言葉をつぶやくばかりでした。以前のブログにも書きましたが、【タマほど可愛くて、賢い猫は何処にも居ない】です。いまは大きなお空の星になって、私を見守ってくれているのかな❓。タマ安心してね。タマが育てたチビ太が毎朝窓から入ってきて、タマの代わりに、私を慰めてくれています。

 

話は変わりますが、もう一つの別れについてお話ししたいと思います。私が心臓の僧帽弁を人工弁に置換してから、血栓ができないように、サラサラの血液を維持する必要があり、そのために抗血栓薬を服用して、調節しなければなりません。この薬を飲みすぎると内出血が起こりやすく、また他のくすりとの飲みあわせがあり、抗血栓薬の効果が大きく変わります。そのために、この薬の止血度テストをして、薬の種類と量をチェックしなければなりません。私を担当された先生は、{血液の大御所}と呼ばれている方で、他の専門の医師からも信頼され、尊敬されておられました。。この先生が転出されることになり、これも辛い別れとなりました。何とか二つの辛い別れから立ち直って、今は元気に暮らしています。

 

ご担当いただいた循環器内科の先生にお送りした感謝の手紙を掲載させて 頂きます。大好きだった先生へのラブレターになりました。年老いた女性ですが、若々しい気持ちをしたためましたので、読んで頂ければ幸いです。

 

 

循環器担当の先生

 この間は、AN先生とのお別れの時がついに来てしまった。『♬今日でお別れね。もう逢えない♬』という歌を口ずさみながら、大学付属病院にまいりました。先生はいつも優しく、温かく私達患者を包んでくださいましたね。時には厳しく為になるアドバイスをしてくださいました。

時は流れてとうとうお別れの時が来てしまいました。決してこの時は迎えたくなかったのです。それは私だけではなくて、先生を頼りにされて病院に来られる患者さん全ての気持ではないでしょうか❓それは私の前に先生の診察室に入られた方々の様子からも察する事が出来ました。ある高齢の男性が、以前「AN先生はなあ、朝のせんせいやけど夕方も見てくりゃはるのやで」といわれておりました。私はそれを聞いて吹き出しましたが、この方は先生が大好きなのだと感じました。

 先生は他の病院にい行かれるそうですが、この大学で研究を続けられるとおお聞きしました。この大学は、素晴らしい機器、設備、組織があり、その上優秀なスタッフ、学生がおられます。

先生なら新しい病院でも、多くの患者さんに喜び慕われる循環器医師となり、研究も立派な成果をあげられることでしょう。先生のご健康と研究の達成をお祈りしています。

 



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