新美南吉さんが書かれた童話です。感動したのでっここに紹介します。
皆様は如何ですか?
とても短い話です。ある日、でんでん虫は、自分の背中の殻に、かなしみが一杯つまっていることに気付きます。
でんでん虫は友達を訪ね、もう生きていけないのではないか、と自分の背負っている不幸を話します。友達のでんでん虫は、それはあなただけではない、私の背中の殻にも、かなしみは一杯つまっている、と答えます。
でんでん虫は、他の友だちの所にも行き、同じ事を尋ねます。そして、はっと気がつくのでした。
新美南吉が、どうしてこの物語を書いたのかは分かりません。生きている限り、避けることの出来ない多くの悲しみがあるのだ、という思いを持っていたのかもしれません。そして、この話のでんでん虫のように、悲しみは誰もが皆負っているのだということを、子供達に知ってほしいという思いがあったのかもしれません。
私は、多くの悲しみにおしつぶされそうですが、皆様の中にもかなしみを多くもっておれれる方もあるかもしれませんね。活きて行くことの辛さ。難しさをこの童話で私だけでは無いのだと癒やされました。
優しい心をくださいね。
中国の思想家は、多くの物を持っている人は貧しい人に分け与えなさいと言っています。幸せや良い物は分けてほしいですが、これはいりませんね。多くの楽しみや幸せは、分けてほしいです。
良いお年を迎えください。来年も【タマのブログ】をよろしくお願いします。