新しい朝がきた
希望の朝
だったことはない
希んだことはない
望んだこともない
気づくと、ある日、朝があった
その日、がんばらなくてはならなかった
できないことばかりだった
できるようになるように周りの人たちはやり方を一生懸命教えてくれた
できるようになったこともあった
できないままのこともあった
焦って泣いたり、できて喜んだりした
それはずっと経ったいまもなにもかわりない
これからも
でも
希んだかもしれない
と
いまは思う
希んでも叶わない命もある
与えられたそのものを大切に
それだけは望む