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のほほんとしててもいいですか

ソプラノ歌手 佐藤容子のブログです。よろしくお願いいたします!

重奏と合奏

2006-05-15 | 『音楽のはなし』
月に一度開催されている銀座での集まりで日本の歌を何曲かリクエストいただき、聴いていただきました。

浜辺の歌 



浜千鳥



さて重奏と合奏、なにげなく使う言葉ですが、違いを意識したことはあまりありません。どちらも一緒に演奏することです。重奏は各パートが1人のとき、合奏は少なくとも2人が同じ演奏をしてるときに使われるそうです。なるほど。オーケストラも合奏の一形態なんですね。合奏の形態としてほかにはブラスバンドもあります。オーケストラと同じ様に楽器がたくさん集まっているのに何が違うのかしら、と思いますが、ブラスバンドはトランペット、トロンボーンといった金管楽器が主体になって構成されます。ほかに重要な役目をしているのが打楽器たち、大太鼓、小太鼓、シンバルです。バイオリン、チェロという弦楽器がいませんね。日本でブラスバンドという言葉が使用され始めたのは大正からだそうです。昭和初期から救世軍や早慶戦の応援の楽隊を新聞でもブラスバンドと書き始められたようです。戦後はフルート、クラリネットなど木管楽器も入ったものは「吹奏楽」と呼ばれ、ブラスバンドは英国風金管バンドを指すことが一般化したようです。


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アップライトピアノとグランドピアノ

2006-05-15 | 『音楽のはなし』
コンパクトなアップライトピアノとグランドピアノの差はハンマーの働く方向性が重力に逆らっているかいないか、などが重要なポイントかと思っていたら、おもしろい機能の話がありました。それはよく比較の引き合いにされるらしい、同じ鍵盤を1秒間あたりに打つことのできる回数の話です。グランドピアノは1秒間に16回打てるらしい。それにくらべてアップライトは10回打てないくらい、ですって。鍵盤の反応速度が違うんですね。だから、専門的に近代現代の曲を弾く人たちにはグランドピアノが必要らしいですよ。わたしは問題なくアップライトでOKですね。

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とんぼのめがね

2006-05-15 | 『よいこのうた』
Q.とんぼはどんなメガネをしてたでしょうか。1,2,3番について答えなさい。わかれば、理由も答えなさい。

A.1番:水色メガネ:理由(青いお空を飛んだから)
 2番:ぴかぴかメガネ:理由(おてんと様を見てたから)
 3番:赤色メガネ:理由(夕焼け雲を飛んだから)

この曲は、昭和24年に、平井康三郎の作曲、額賀誠志の作詞で作られました。
むかしは夕焼けの時間にテッセンの花のところにたくさんとんぼが来てたけど、ある時からぱったり見なくなりました。というわけで、赤色が1番似合うと思います。

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千元屋歌夜会

2006-05-15 | 『コンサート』
コンサートの開演時間など詳細に誤りがありました。
再度お知らせします。

2006.5.28 Sun
Soprano 佐藤容子  五月祭ぶらっすりー千元屋コンサート《千元屋歌夜会》

18:00START(17:30 OPEN)
入場料: \1,000(ワンドリンク付き)
(ご希望の方のみ19:00からディナーパーティーご参加いただけます。ドリンク込み\3,500。)

Piano:藤川志保(国立音大・モスクワ音大卒)
    
Place:ぶらっすりー千元屋(ちもとや)Tel :0463-88-7117
  神奈川県秦野市曲松2-7-7:小田急線渋沢駅南口より徒歩3分
   http://www.joy.hi-ho.ne.jp/chimotoya/index2.htm



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モーツァルトのピアノ曲

2006-05-15 | 『音楽のはなし』
モーツァルトのピアノ曲は端整なものが多いですね。5歳で最初の作品を作曲してます、「アンダンテ ハ長調 K1a」。モーツァルトの使っていたピアノは1780~1790年に作られたそうで今のピアノとは性能に差があります。みなさんはピアノを弾いたことがありますか。今のピアノは7オクターブとちょっと(たいがい88鍵です)の鍵盤があって高音から低音まで豊かな表現ができますが当時のものは4オクターブ半しかなかったそうで、案外少ないですね。もしモーツァルトが今のピアノを持っていたら作品も変わっていたんでしょうかね。トム・ハンスがモーツァルトを演じているアマデウスという映画をみたことがありますか。あの中に2段鍵盤のチェンバロがでてきたと思います。チェンバロはピアノと同じ鍵盤楽器の仲間ですが、チェンバロは弾くときの力の強さに関係なく同じ大きさの音しかでません。ピアノの前身のような楽器です。そうそう2段鍵盤のチェンバロの話ですが、1段鍵盤のチェンバロとどんな差があるんだろう、と思ったら1段よりは音量に差がつけられるそう。チェンバロは弦をはじくシステムで、弦を打つピアノとは構造が違うんですね。チェンバロはジャックという木の棒が上下してジャックの上側についてる爪が弦をはじきます。余談ですが、アマデウスは、モーツアルトのミドルネームです。ヴォルフガング・アマデウス・モーツアルト。Amadeusはギリシャ語で神に愛された、という意味だそうです。確かに35歳で亡くなりその間に700もの美しい作品を作ったとなれば十分愛されていた気がしますね。死の時にレクイエムを作曲中だったのもミステリアス。レクイエムはラテン語で「安息を」という意味も持つのですが、葬送曲のことです。このレクイエムは完成しませんでした。
さてシステムの話が中断してました。ピアノのほうのシステムですが、ハンマーが弦をたたくとすぐに戻るようになってるから弦は振動をし続けるんですね。モーツァルトの曲集にピアノ、ではなくてクラヴィーアと書いてありますが、打弦のピアノの仲間なんですね。クラヴィーアだとハンマーではなくてタンジェントという金属が打弦するそうです。モーツァルトの作品は学者のケッヒェルさんが整理したので全部Kいくついくつ、とナンバーがつきます。トルコ行進曲はK331という具合です。名曲です。先程出てきたレクイエムはK626です。話が行ったり来りですけど、昔のクラヴィーアやチェンバロなんかには花や草のような絵柄が入っていて美術品みたいです。今のピアノももっとカラフルで柄が入ってたら置物としてもかわいいですよね。


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