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無明長夜もかくばかり…

食のこと、家族のこと、ペットのことや日々の雑感… 
手探りをしながら、書き綴っていきたいと思います。

お上り隊が行く

2007-12-28 | 仕事


今日は仕事お納め。
大掃除…と言いたいところだが、11月に越してきたばかりなので
仕事場はまだ「大掃除」というほど汚れてはいない。
各自、身の回りの物を片付け、余裕ある1日を。

今日は納会である。
いつもは仕事場のそばの飲み屋ですますのだが
今年は、ちょっと変わった趣向でいこう!ということで
浅草に行くことにした。

東京に住んでいると、都内の観光地には意外に行ったことのない人が多い。
東京タワー、上野動物園などなど。
そういえば子どもの頃に行ったきりの場所も多い。
浅草は、一昨年、ドラマ『タイガー&ドラゴン』が流行った頃
家族で来て以来だ。

納会は午後5時から。
せっかくの浅草だから、仲見世や観音様も見たいということで
4時頃に浅草の街に着いた。



駅を降りると、すぐに見えるアサヒビールの吾妻橋本部ビル(通称ウ○コビル)
本来は燃え盛る炎を形象したオブジェだが、口の悪い江戸っ子にかかると
有名なフランスのデザイナーも形無しである。

雷門をくぐって、仲見世をブラブラする。



会社の女の子達は、携帯カメラをかまえてキャッキャとはしゃいでいる。
訪れる人々は、外国人が目立って多い。
やはり伝統的な日本の観光地である。
しかし、オレも含めて、会社の女の子達も「お上りさん」状態。



誰かが、ネットで調べたのか「揚げまんじゅう」が旨いと聞きつけ、
早速店頭で揚げたてを喰える店の前に集まる。



全員(9人)で1個ずつ買い、ムシャムシャと喰いながら歩く。



サクッとした衣の中に、こしあんが入って旨い。



浅草と言えば「人形焼き」
オレは子供らにお土産で買った。



ダイエット?

今日はなかったことにします…


というわけで、第2部に続きます。




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引越なんか大嫌いだ!

2007-10-31 | 仕事


今日は事務所の引越である。
といっても、同じフロアの別の部屋に移るだけだが
それでもやっぱり荷造りはしなければならない。
うちのようなデザイン事務所に限らず
会社というのはおしなべて書類が多い。
見積書、請求書、領収書…
特に経理関係の書類は、安易に捨てるわけにはいかない。
溜まってくると、これが結構な量になる。

で、やっぱりデザインや出版をしている会社だから
書籍類、印刷物の見本などが書棚にひしめいている。
これらは時期を見て処分していかないと、大変なことになる。
引越の際に毎回苦労するのは、この書棚の中のもの。
いくら同じフロアとはいえ、入れたまま棚を移動するわけにはいかないから、
これを一旦段ボールに詰める。
で、移転先で、また書棚に収めていくわけだ。
これが毎回、大変な手間になる。

あとは電話やパソコンの配線。
アナログ時代とは違って、デジタルとなった今
これを間違えると、まさに仕事にならなくなる。

前日、半日かかって段ボール詰めを終えれば
荷物や机、棚類の移動は業者がやってくれるので
その作業が終わるまでは、我々は基本的に用はない。
むしろ、業者からすれば、ウロウロされると返って迷惑な話だろう。
しかし、ある程度指示をする人間がいないといけないので
ニョウボとオレ、デザインチーフのNくんの3人のみ、いつも通り出社。



今年の1月から10ヶ月間。
真四角な部屋だったので、使い勝手はよかったのだが…
部屋の面積だけなら、むしろ今までの方が広いかも知れない。



新しい部屋。
この場所に移った理由はただ一つ。

窓があるから。

午後からは他の社員達も出社し、荷物をほどいたり整理したり。
何度やっても引越は嫌いだ。
もちろん、新しい部屋の気持ちよさはあるが、それまでのことを考えると
出来ることなら、二度と引越なんかしたくないと思ってしまう。
引越の度に私物が少なくなってきた。
以前、自分の会社を持っていた頃は、職権乱用してフィギュアなど飾っていたが
今では殆どが段ボールの中に眠っているか、実家に送ってしまった。
仕事の疲れを癒やす、オレの一番の拠り所だったのに…



作業があらかた片付いて、義母の会社の人たちも加わり
近くの『ムアン・タイ・なべ』で打ち上げ。





タイ料理やタイ鍋をつつきながらの慰労会。



二次会では、酒呑みばかりが集まってオダを上げた。
明日から、新しい事務所での仕事が始まる。

もう二度と引越をしなくてすみますように…



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営業くんのこれから

2007-08-08 | 仕事


営業マンのK君の退社が決まり、今日は送別会。

営業マンというのは大変な仕事である。
例えば、どこのご家庭でも、営業マンが訪ねてこられたことが
一度や二度はあるだろう。
営業マンとはいかなくとも、営業電話なども、よくかかってくる。
もちろん興味のあるものなら、話くらいは聞こうが
まるで興味のないもの、また間に合っているものだと
こんなに鬱陶しいものはない。
なにしろ彼らは口から先に売られてきたんじゃないかと思うほど
しゃべりが達者で、しかも大抵の営業マンは声が大きく、押しが強い。
逆に言うと、それがいい営業マンの条件の一つだ。
人に鬱陶しがられながら、決して怯むことなく
まるで雄牛のようにグイグイとこちらの陣地に入り込んでくる。

しかし一歩会社に戻ると、彼らは、実は繊細であったりする。
この時期だと、汗をびっしょりとかいて、ヘトヘトになって帰ってくると
今度はデスクワークだ。
パソコンに向かい、メールをチェックし、見積書やスケジュールの管理
そういった、様々な数字と向かい合う。
何よりも売り上げがものを言う世界である。
我々、デザイナーは、彼らがそうして持ち込んできた仕事をこなす。

K君は、熱い男だった。
声も大きく、もちろん口も達者で押しが強く、愛想もいい。

しかし

残念ながら、それが数字に反映されなかった。
もちろん、それはデザイナーの力不足もあろう。
時には飲んだくれて、朝帰りをしたこともあったようだ。

神保町にある居酒屋

ざわついた店内

ロフトで天井の低い送別会会場で、ささやかながら彼の前途を祝った。
二次会はお定まりのカラオケ大会。
閉店時間が迫り、インターフォンからは「あと5分」のアナウンス。
最後の曲は、オレが歌うつもりで入れた、中島みゆきの『時代』だった。
この日、まだ1曲も歌っていなかったニョウボにマイクを渡した。


めぐる めぐるよ 時代はめぐる
別れと出会いをくり返し
今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ




めぐる めぐるよ 時代はめぐる
別れと出会いをくり返し
今日は倒れた旅人たちも 生まれ変わって歩き出すよ



同じ年に入社した、Mちゃんが泣いていた。
同じ営業レディーのMちゃんも泣いていた。
電話営業で、彼の訪問先のアポイントを取っていたFさんも泣いていた。

ニョウボの隣で、それを聞いていたK君も泣いていた。
オレは『時代』をハモりながら、やはり涙が流れていた。

君の熱意は、残念ながら実らなかったけど
きっと次の会社では芽が出るさ。


K君

おつかれさん!




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なが~~い一日

2007-07-20 | 仕事


オレは目覚まし時計が役に立たない人間である。
これのためにいろいろな苦労をしてきた。
寝不足が故に、一旦眠りにつくとまず起きない。
とは言っても、普通の人間の睡眠のサイクルから言って、
何時間も深い眠りにつくわけではない。
レム睡眠とか、ノンレム睡眠とか、あまり詳しくはないが
眠っている最中でも、バイオリズムのようなものがあるらしい。
オレの場合、起きなければならない時間に限って、
一番深い眠りについているのかも知れない。
根拠のない憶測であるが…

昨夜の誕生会の後、帰宅してすぐに金四郎の散歩。
もどってから、リビングに横になっていたら、
酒の酔いも手伝って、そのまま眠ってしまった。
が、これは想定内のこと。
板の間という寝心地の悪さからか、ここで寝ると
大抵明け方の4時から5時くらいに、かならず一度目が覚める。
どんな時間に寝てもだ。
これがベッドに入ると、もう完全な眠りについてしまって
こうなると、もう起こされても起きない。

今日は早出だ。
だから、昨夜はあえてここに寝た。
記憶を辿ると、寝たのは11時から12時くらいのことだろう。
目が覚めたのが朝の4時である。
二度寝してしまうといけないので、とにかく立ち上がり
冷蔵庫に行って、ペットボトルの冷たい水を飲む。
そのまま金四郎の散歩だ。
この時期は、朝の4時というと既に日が昇っている。
涼しい散歩道を歩くと、早起きのお年寄りの散歩者とすれ違う。

「おはようございます」

赤の他人のオレにでも、大きな声で挨拶をしてくれる。
散歩を終えて家に戻り、シャワーを浴びてさっぱりとする。
なんだかんだと、もう5時になろうとしている。

「いってくるよ」

ベッドルームで寝ているニョウボに声をかけ、バイクにまたがって家を出る。

さて腹が減った。

今日の朝飯は、もう『吉野家』も朝定食に決めてあるんだ♪
まさか朝っぱらから「牛丼大盛り」は喰えないし、ね。

会社の近くにある『吉野家』に飛び込む。
客はオレ一人だ。
『吉野家』の朝定食は納豆定食、焼き魚定食、特朝定食の三種類。
メニューに写真が載っていないので、対応の女の子に聞いてみる。

「特朝定食ってどういうの?」
「はい、特朝定食いっちょ~!」

どうやら日本の方ではないらしい。

「おまちどおさまでした」

どうやら「納豆定食」と「焼き魚定食」を一緒にしたものらしい。
まるで旅館の朝食のようだ。
拙ブログでも何度か話題にしているが、
旅館の朝食というやつ、オレにはおかずが多すぎるのだ。
これが旅館であれば、ご飯のお代わりもできるが、ここでは有料となる。
白飯一杯分の金を惜しむわけじゃないが、ここでは茶碗ではなく丼だ。
鮭で1杯、納豆で1杯、生卵と焼き海苔で1杯
このおかずでは3杯のメシが食える。
そんなに喰っては眠くなって仕事ができなくなってしまいそうだ。



掻き回した納豆に生卵を入れる。
醤油を入れすぎるとメシが足りなくなるので、やや控えめにしておく。

嗚呼…旨い。

トーストなんかクソ喰らえだ。
朝からパンなど喰えっかっ!てのよ。
これがニッポンのタダしい朝飯なんである。
店を出た後は途中のコンビニでコーヒーを買い、
まだ誰も居ない仕事場に着いたのが6時。
普段ならまだ家でヌクヌクと寝ている時間だ。
静かだから、仕事はグングンはかどる。
今日の午後2時に代理店の営業マンが校正紙を取りに来るので
遅くとも1時には終わらせなければならないのだが、
結局11時前に全部終わってしまった。
途中、何度か眠気が襲ってきたが、こんな日は一日中テンションが高い。

よし。
早起きのご褒美に、今日の昼飯は『斑鳩』にしよっと!

午後2時

営業マンに校正紙を渡し、眠気覚ましに昼飯を喰いに行く。
この時間になると、さすがに行列は収まってはいるが
それでも数人の待ちができている。



味玉らーめん 大盛り

嗚呼…旨い

午後になっても、まだ仕事はあるが
切羽詰った感じはしない。
いつもなら昼寝をしてしまいそうになる時間も
なぜか目だけは冴えている。



珍しく遅くまで会社に居たニョウボが、小腹が減ったという。

「あ、ビール買ってきてよ」

社長の言いつけなら仕方ない。
近所の酒屋で、缶ビールとつまみを買ってきて
オレ等の他に居た2人と、合計4人でビールをやりながら仕事をする。
この状態で酒を呑むのは、かなり体力的に厳しいとは思いつつも
まだ気の張った状態が続いているらしく、まるで酔わない。

ビールをチビチビやりながら、仕事をしていると
携帯にメールが届いた。
姉からだ。
4月に結婚式を挙げたが、無事に女児を出産したとのことだった。
夕方の4時半、体重はちょうど3000g。
携帯で撮った写真が添付されていた。

あの、いつも子供だった姪が母親か…
姉貴もついに「おばあちゃん」か…
ということは、オレは大叔父さんになるのか…

ようやく家に帰ると、ニョウボは既にグロッキーなのだが
オレの目は、まだまだ冴えきっている。

結局、また明け方近くまでテレビを見たりしてしまった。

色々な事があった
長い、なが~~い一日がようやく更けていく。



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夢かないし夜は

2007-03-16 | 仕事


一ヶ月前、プレゼンで敗れた傷心の夜
その週明けのこと。
かの営業ウーマン・Mちゃんは、クライアントに確認の電話をした。
するとこちらの聞き違いか、アチラの連絡ミスか
当初は「即日、結果が出る」と聞いていたのだが、「検討中」との事であった。
その日の翌日、先方から電話があった。

結果は「採用」

電話口で礼を述べるMちゃんが電話を切った途端に
社内に拍手が鳴り響いた。

「よし!じゃぁ前祝いだな!」

そう言えば、神保町に引っ越して来て以来、社内の飲み会をしていなかった。
以前は月に一度、「懇親会」と称して、呑むのが通例だったのに。

会社に新しい仲間が増えた。
と言っても、週2日のバイトであるが

だったら、その歓迎会も一緒にしてしまえ!

というわけで、水道橋は『かつ吉』にて飲み会を敢行。
プレゼンで勝ち取ったポスターの仕事は、既に納品され、
今はそれに関連する、仕事が進行中だ。
この仕事が上手くいけば、今後も色々な可能性が見えてくる。
どんな仕事でも、ワンチャンスは確実にモノしに、
それ後に繋げなければ、仕事としての意味がない。
それには社員のメンタル面、モチベーション、ヤル気が大事だ。
ワイワイと楽しい酒を呑んで、オダを上げる。
「なんだ、結局呑みてぇだけかよ」と言われるかも知れないが
「楽しい時間を過ごす」という「ご褒美」は重要なことだ。

『かつ吉』は、揚げ物と旬の料理の店。
山菜の天ぷらや、筍の煮物。
もちろん看板メニューのカツの盛り合わせ。





全長70cm超のソーセージ。

新しく経理で入ったKさんは、関西出身の奥様だ。
小柄で可愛らしく、とても明るい。
週2日だけしか来られないが、末永くお付き合いできればいいと思う。

仕事も人との関わりも、せっかくの縁で関係が持てたなら
一生それを大事にしていきたいと思う。
力不足、誤解や行き違いで縁が絶たれるのは、やはり悲しいことだと思う。

苦労の末の挫折・傷心の夜から
夢叶いし歓喜の夜。

またみんなで頑張ろうよ。



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夢やぶれた夜は

2007-02-16 | 仕事


とあるクライアントのコンペテーション。
週始めの制作会議で、デザイナー、営業マンで
アイデアを持ち寄り、一つの作品を仕上げた。
社内の人間をクライアントに見立て、
プレゼンテーションの予行演習をし
我が社の営業ウーマン・Mちゃんは
勇んでクライアントのもとに出かけていった。
自信のある作品だった。

夕方、帰社したMちゃんも
「手応えあり!」という表情であった。
即日、電話にて結果が知らされるはずであった。
ところが待てど暮らせど、連絡は無し。
競合は4社。
たとえ不採用であれ、連絡くらいくれてもいいのに…

夜の8時を回った。
お堅い会社だったので、まさかこの時間では
もう先方も居まい。
つまり「落ちた」わけだ。

昨夜は終電ギリギリまで、制作に立ち会い
今日も朝から、出来上がった作品を壁に貼って
みんなの意見を聞きながら、何度も修正を加え
自信作を持っていったはずだった。
もちろん相手あっての仕事だ。競合もある。
運もあろうが、所詮は力不足だったのだろう。
これも、この仕事の宿命だ。

「なんか喰いに行かないか?」

気落ちしている様子のMちゃんに声をかける。
別の仕事で、徹夜をしていたデザイナーN君にも声をかけた。

「ラーメン喰いに行くか!『斑鳩』でどうだ?」
「行きます!」

頑張ったよ。
いつまでクサクサしてたって始まらない。
こういうときは旨いものを喰うに限る。

MちゃんとN君を連れて、『斑鳩』に向かう。
考えてみたら、この名店に歩いて行けるんだ、ここは。

寒さが身にしみる、夜の神保町から九段へ。
西神田の交差点を左に曲がり、高架下をくぐると
目指す『斑鳩』は見えてくる…



嫌な予感は的中した。
先日のラーメンランキングでも10位に入ったばかりだ。
8時を回っていると言うのに、店外には30人くらいの人が並んでいる。

「やめよう…」

いくらなんでも、これでは人が多すぎる。
踵を返し、どこか他の店でもと思っていると
ラーメンの文字が見えた。

「どうだ。あそこにするか?」

名前だけは聞いた事があった。
木場で鶏料理専門店の『有明』が出した、ラーメン専門店。

「ここまで連れ出したんだから、オレが奢るよ」

Mちゃんは塩ラーメン。オレとN君が醤油ラーメン。
ビールか何か呑みたいところだが
まだ仕事も残っているので、今日は我慢だ。



鶏白湯ベースの出汁のアッサリスープだが、旨味は濃厚だ。

「ああ…ずっと我慢してたから美味しい…」

ダイエットを常に心がけている妙齢の女性だ。
しかし、そんな言葉が嬉しい。
奢り甲斐があるってものだ。
サービスで付いてくる、湯飲み茶碗くらいのご飯は
残ったスープに入れて喰うと旨い。
Mちゃんは、そのライスまで綺麗に平らげた後

「ちょっと醤油味、飲ませてください」

レンゲでこっちのスープを一啜りした後、満足した様子で店を出た。

「ああ、なんかちょっと元気が出てきたぁ!」

よいよい。
それでよい。

夢やぶれた夜。

たった一杯のラーメンで、ちょっとでも元気になれたら
たった一杯分の暖かさで、また夢を目指せたら
それでいいじゃないか。

明日から、また頑張ろうよ。



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引越の夢

2006-12-27 | 仕事


昨日とはうってかわって、まるで台風一過のような好天に恵まれた。
気温は春先のようなポカポカ陽気である。
男連中は、旧事務所に集合し、床下に張り巡らされたケーブルの撤去。



カーペットを剥がし、ケーブルを引き抜いていく。
これがないと、ネット環境が整わない。
午前中にその作業を終え、車に積んで新事務所に向かう。

手伝いに来てくれた義母の会社の営業T君曰く
「世界一のラーメン」『成光』へ。



T君イチオシの「半ちゃんラーメン」



「世界一」は大袈裟だが、『成光』のラーメンは、毎日喰っても飽きないような
シンプルな鶏ガラスープのショッパ目だがアッサリ醤油味。



おばちゃんがデカイ中華鍋を振るって作る
パラッとしたチャーハンもいい!


神保町でいよいよ新しい生活が始まる。


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引越の雨

2006-12-26 | 仕事


大安の日を選んだというのに、東京地方は大雨洪水警報発令というダダ降り。
引越業者の方も、この雨では手間も増えるというもの。
一般社員は、取りあえず居ても邪魔になるだけと言うことで、本日は休みだが
オレとニョウボ、それに制作のチーフ、現金を管理する経理の女性は
それに立ち会うことになった。
小切手、小口現金といって経理関係の荷物、仕事のデータのすべては入っているサーバ
これらは業者の手に委ねるわけにはいかないからだ。

あんなに手狭になっていた事務所も、こうして何もなくなると
随分と広く感じるものである。
途中でフロアは変わったものの、このビルには10年余りお世話になった。
いざ去るとなるとやはり寂しい。



昼食は、ここ西巣鴨で今度こそ最後の洋食屋「プチハウス」にて「チキンカツ定食」

メシを喰い終わる頃、サーバの管理会社の人が来たので
回線を抜いて、経理関係の書類と一緒に、車にて新事務所へ。
こちらで待機していた制作チーフ君と合流。
荷物を置き、車のみを旧事務所へ置きに戻る。

電車で改めて新事務所に着くと、机類が搬入されていた。




↑搬入前の新事務所


搬入前はそこそこ広く感じられた新事務所だが
机が並べられると、やはり旧事務所の半分以下の大きさだけに
やはり窮屈な感じは否めないが、いろんなところが出っ張って
デッドスペースが多くて、使い勝手の悪かった旧事務所に比べ
ほぼ真四角な新事務所は、物を置くにも勝手がいい。

明日は旧事務所の床下に張り巡らされたケーブルを抜き
個人の荷物を整理する。

作業終了後、義母の会社の人たちと、軽く打ち上げ。

決戦前の雨の夜の話…



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オーレ!な忘年会

2006-12-14 | 仕事


今年もこの季節になってしまった。
まったく1年というのは早いものだ。
ここ数年、恒例となったライブ忘年会。
今年のメインは、義母の「本物のフラメンコが見たい」という注文で
ニョウボが毎週通っている、フラメンコ教室の先生にお願いした。
いわば余興なのだが、そこはさすがにプロであり
情熱の国、スペインで生まれた先生だけあって
信頼するスタッフを揃えて下さった。
なかにはわざわざ名古屋から来てくれたダンサーもいらして
否応なく期待は高まる。

去年同様、オレ達社員有志によるバンドが
本来は前座を務める予定であった。
これも12月に入ってから、急遽決まり、
リハーサルに充てる時間が1日しかないという有様であったが
直前にギタリストが体調を崩し、緊急入院というトラブルで
結局バンドは中止となってしまった。
オレ個人としては、楽しみにしていたので残念であった。

定刻に宴は始まる。
社長による開会の挨拶があり、乾杯して宴もたけなわの頃。
いよいよフラメンコライブが始まった。



ニョウボの先生、ベニート・ガルシア先生と
この日のために名古屋から駆けつけてくださった
高村康子さんによる「Tongos」で幕を開ける。



このお二人は、これまでも何度かライブで競演されているので
息はぴったりだ。

続いては梶山彩沙さんによるソロで「Solea」



躍動感溢れるダンスは迫力があって素晴らしい。
なんとこの彩さん、うちの娘と同じ18歳というから驚きだ。

続いて、これも名古屋からおいでくださったギタリスト、
Kintaさんによるソロ「Solo de guitarra」。



続いて康子さんのソロ「Siguirillas」



優雅な舞である。



ベニート・ガルシア先生(通称ベニ先生)による
ソロで「Solea por Blerias」。
ステップの正確さと、力強さはさすが!

最後はお三方揃い踏みで「Blerias」



ベニ先生、汗だくの熱演だ。



先生による挨拶の後、最後は「Sevillanas」を。
この曲は、フラメンコの基本で、まず最初に憶える曲だ。
今回は、ニョウボのフラメンコ仲間も何人か見えていたので
その人たちも、次々舞台に上げられる。



もちろんニョウボも参加。



最後にメンバー全員による挨拶。
左から彩沙さん、康子さん、ベニ先生
カンテ(歌い手)の森薫里さん、ギターのKintaさんに斉藤誠さん
パーカッションの高村幹さん。
素晴らしいショーをありがとうございました。



終演後、ベニ先生がおいでくださったので、しばし談笑。
さんざん話した後、ニョウボが言う。

「あ、忘れてました。うちのダンナです」
「アナタ!一番大事でしょう?ソレ。何故もっと早く紹介しないの?」

ププ!怒られてやがる。

「アナタはダンスもすぐ忘れる」

うちの社長殿も、まだ20代の先生の前では形無しである。

美しい舞と、終演後にすべてのテーブルに挨拶をして下さった
そのお人柄に、男性陣の人気が集中した康子さん。



二人の子供を持つ、うちのデザイナー君はすっかりファンになってしまい
にやけた顔でのツーショット。

忘年会の締めは、舞踊団の方々も参加していただき、
恒例のジャンケン大会。
千円札の入った封筒を各自渡され、それを賭けて二人ずつジャンケンをし
最後の一人が総取りする。金額は最終的に4万円近くなる。



なんと、ゲストの康子さんと、デザイナー君が残った。



ところがゲストに対する感謝と、現ナマは別物とばかり
結局デザイナー君が勝ち残り、賞金を獲得。
悔し泣きの康子さんであった。

情熱のオーレ!な忘年会が幕を閉じた。



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天国と地獄

2006-12-06 | 仕事


ただでさえ年末で忙しいというこの時期に
追い討ちをかけるかのような話が持ち上がった。

会社の移転である。

移転場所は神保町。
義母の会社があるビルのワンフロアである。
うちの会社では、義母の会社からの仕事が約5割を占めている。
当然、仕事となれば営業マンや編集者が
神保町と西巣鴨を行ったり来たりするわけだ。
もちろんネットが発達した今は、大抵のことはメールで済むのだが
それでも入稿や最終校正はそうはいかない。
「西巣鴨」という場所は、意外に不便である。
最寄りの駅は、三田線の「西巣鴨」駅のみ。
一番近いJRは、埼京線の「板橋」駅で、歩いて15分くらい。
そもそもオフィス街と言うわけでもないし、学生の街でもない。
旨いメシ屋が少なく、本屋も文房具屋も遠い。
下町の雰囲気は嫌いではないが、仕事の効率という点では
余り適している町とは言いにくい。

話…というより噂と言うか、「希望」レベルでの話で
義母の会社のビルへの移転話は以前からあったのだが
部屋の空きがなかったため、ずっと見送りとなっていた。
それに以前は、まだ大きなイメージセッターという出力機が
畳6帖分ほどの広さを占領していたことも、引越しの出来ない理由だった。
昨年の末に、出力機をはじめ、スキャナーや青焼き機といった
機能の割に無駄にデカイものを処分し、会社自体は身軽になった。
そこに、このたび義母の会社のビルの7階に空きができたわけだ。
広さは今の会社の5分の2程度だが、真四角なスペースなので
極めて使い勝手はよさそうである。
今の仕事場は、トイレのスペースが円形だったり、
変なところに柱があったりと、モダンと言えば聞こえはいいが
とにかくデッドスペースが多く、使い勝手が悪い。

「神保町に引っ越すことに決めたから」

例によって例のごとく、ニョウボが言う。
それが10日ほど前、すでに12月になんなんとする頃。

「ふ~ん。で、いつ?」
「年内に引っ越して、年明けから営業」
「ええ~~~?!」

昔なら「ああそう」くらいで済んだかもしれないが
コンピュータが仕事のすべてである昨今、
ネット環境を整えるのは尋常な作業ではない。
荷物を配置して「ハイ、終わり」では済まないのである。
しかも今の仕事場は、ほとんどの配線は床下を通っているから
まず机等のレイアウトをきっちりと決めた上で
配線図を起こし、床下を通して初めて机などを配置していく。
電源からコンセントを引っ張って、床がコードだらけで
迂闊に椅子も動かせないなんてことは無いようになっている。
机やロッカーのサイズを測り、部屋のレイアウトを決めるのだが
そこは机上の計算だから、必ずと言っていいほど
「ここには机が入るはずだが…」なんて事が起こってくる。
電話番号も変わる。取引銀行も変わる。名刺も作り直さなければならない。
便利になったことの代償は意外に大きく、その分不便なことも多い。

部屋の見取り図は届いたが、実際に部屋を見ておかないと
感覚がつかめないということで、ビルの管理から許可をもらって
ニョウボと、制作のチーフと一緒に下調べに出かけた。



部屋はまさに「真四角」で、余計場出っ張りもなく
今の会社と比べると確かに狭いが、使い勝手はよさそうである。
しかも配線は、床下を通るタイプではないので
今の仕事場ほど、移動が厄介ということはなさそうだ。

さて、ここで問題。

「タバコはどこで吸うの?」

今の会社は完全禁煙で、非常階段の踊り場が喫煙所だ。
おかげでタバコの本数は減ったが、夏は暑く、冬は寒い。
雨の降る日などは雫がしたたり落ちてきて、情けないことこの上なし。
それでも、同じフロアだから、トイレに行くような感覚で
ドアを開ければいいだけであった。
しかし近いが故に、電話が鳴れば呼び出され、来客があれば戻されて
そのたびにまだ長いタバコをもみ消さなければならない。
休憩の本来の目的である「憩う」事ができない。くつろげないのだ。

「喫煙所は8階だから」

早速行ってみた。



階段を上がり、廊下を歩いて一番隅っこ。
ガラス戸で仕切られて、壁の色が明らかに変わった10帖ほどの部屋。
部屋に入ると、ムッとするようなタバコの匂い。
スモーカーのオレでさえ、一瞬顔をしかめたくなるような
不健康の極みのような小部屋だ。
部屋の真ん中と、窓際に灰皿がポツンと置かれ、椅子すらない。
喫煙者には極めて優しくない場所だ。
エアコンがあるのがせめてもの救いか。

「こりゃぁ、また本数が減りますね」

同行した同じくスモーカーのチーフが、苦笑いで呟く。

「仕事にならんな、こりゃ。タバコを止めろってことかな…」

もちろん、マイナス面ばかりではない。
当然だが、いちいち行ったり来たりしないで済む分仕事の効率は上がる。
何よりも「神保町」だ。
例えば人を募集するにも「千代田区」のほうが圧倒的に有利だ。
「北区」というより「千代田区」のほうが聞こえがいい。
会社としてのステータスも上がるような気がする。
もちろん「本の街」だから、本屋も多い。
今の会社の近くだと、ちょっと専門的な本を買おうと思うと
池袋まで出なければならない。

そして一番嬉しいのは…

はい。ご想像の通り、旨いラーメン屋が多いのである。
なに、ラーメン屋ばかりではない。
昼人口が多いから、旨いものを喰わせる店が多いのである。



喫煙所から見える夜景を眺めながら、紫煙を吐き出し
静かにほくそ笑む喰いしん坊…

年末の中、クソ忙しさの合間を縫って引越し作業。
その地獄の先にあるのは天国か、はたまた地獄か…

嗚呼…無明長夜もかくばかり…



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笑止完徹

2006-08-10 | 仕事


西日差す 九尺二間で太っちょの
背なで子が泣く 飯が焦げつく

「九尺」とは昔の長屋の間口の広さのことで、今の寸法で言えば3m弱。
「二間」は奥行きのことで、「九尺二間」は今で言うと1Kくらいの家のことだろう。
西日が射し込む暑くて狭い長屋で、太ったおかみさんのおんぶする背中で
子どもが泣いている。カマドでは飯が焦げている…
暑苦しいものの代名詞を表す短歌である。

毎年、この時期になると世間はお盆休みに突入する。
製版屋、印刷屋が休みになることを想定して始まる「お盆進行」。
うちの会社は、スーパーや百貨店のチラシみたいな
期間限定の仕事は比較的少ないのだが、それでもこの時期はてんてこ舞いだ。

何の予定もない例年であれば、うるさい電話を気にすることもない
誰もいない静かな仕事場で、好きな音楽でも聴きながら、
のんびりと仕事に勤しむということも多いのだが、
今年はスペイン行きが控えているため、そうもいかない。

そんなわけで、先週末からの大仕事が昨夜、ピークを迎えた。
久しぶりの完徹だ。
夜中や明け方まで仕事をすることは多くても、
「完徹」というのは、なかなか無い。
オレは家が近いので、どんなに遅く(早く)なろうが絶対に家に帰り
シャワーを浴びて、たとえ1時間でもベッドで眠るようにしている。
それだけでもまるで気分が違ってくるものだ。

今回は500ページを超える本の仕事である。
もちろん凝ったデザインはなく、基本的に文字の流し込みと
それに付随する図表の配置である。いわば単調な仕事だ。
正直言うと、面白くも何ともない。
淡々と同じ作業を繰り返していく。
昨日の午後から担当編集者に張りつかれているから、家に帰ることもはばかられる。
下版(印刷屋にデータを渡すこと)は、今日の朝一番。

こういう商売の常で、昼一といえば夕方に。
夕方といえば翌朝に。朝一といえば午後一に。
悪しき慣習だが、頼む方だってちゃんと心得たもので
「入稿は遅れるもの」という意識があるから
職人の扱いの上手い営業マンなどは、必ず逆に締切を早めにいう。
職人の方も、それを知っているから多少の融通が利くと思っている。
お互いに腹の探り合いだ。

日が長くなったので、明け方の4時を廻ると東が白んでくる。
6時ともなれば、もはや真昼のような陽気だ。
この仕事をやっていると、もちろん錯覚だが
0時を過ぎると、午前4時頃まではアッと言う間に過ぎていく。
ところが朝の6時くらいから、皆が出勤してくる9時頃までが妙に長い。

今日は休み前ということで、午前10時から社内を軽めの掃除をする予定だった。
案の定、仕事が圧してそれどころではない。
で、掃除が終わったら、デリバリの弁当で昼食。

徹夜明け、特に夏場のそれのいやなところは、
部屋の中だから汗こそかかないものの、身体から出てくる脂で
身体のあらゆるところがべたつく感じがすること。

「汗をかかない人」の話をしたけど
「風呂に入らなくても、垢の溜まらない人」というのも居るらしい。
何かの本で読んだのだが、これもそういう体質なのだそうだ。
そういえば、前の会社の同僚がそれに近い人だった。
ある日、仕事での疲労が溜まり、会社のトイレで血尿が出たという。
ちょうど仕事場の前に病院があるので、すぐにそこへ飛んでいったところ
有無をいわさずに入院ということになった。
今まで普通に話してたのに、アッと言う間に元気が無くなってしまった。
医者に「あなたは病気です」といわれた途端に病人になるようだ。
「病は気から」とはよく言ったもので、顔にも声にも力が無くなってしまった。

ところが入院して2~3日すると、さすがに快復してきたのか
大人しく寝ているのが退屈になったらしく
たまに病院を抜け出して、仕事場に遊びにやってくる。
ごく一般的な成人男子だと、顔の不精ヒゲが伸びはじめ
身体のアチコチがベタベタしてきて、風呂にも入ってないから匂いも出てくる。
ところがこの男、まったくそんな気配がない。
もともと体毛の薄い男ではあったが、ツルンとした顔をして
髪の毛もパサパサと乾いている。
身体から老廃物が出てこないのだから、健康とはいいにくいのだが
こうして徹夜明けのベタベタした気持ち悪さを思うと
なんだかそんな体質も羨ましい気もする。
そういえば「あるある探検隊」でお馴染みのあの芸人さんも
「歯を磨かなくても歯垢が溜まらない」のだそうだ。
なんと小学校の頃から、成人するまでの10数年間
一度も歯を磨かなかったという話を聞いた。
それでも虫歯はおろか、口臭もないというのだから
世の中には色々な人がいるものだ。

掃除も終わり、デリバリの昼食が届いた。
釜飯の宅配。オレは「ひつまぶし」を選んだ。
社員全員で座るには、少々窮屈な会議テーブルで一緒にメシを喰う。
オレの隣に座ったのは、最近入った可愛い女の子。
娘のような年齢だ。

コレはツライ。

先日書いたばかりだが、まさに「近づかないで」という気分。
ましてや食事中である。身のすくむ思いだ。
そそくさとメシを喰って仕事に戻る。
まるで喰った気がしない。

仕事の方は、なんとか無事に間に合ったのだが
一睡もしてないところに、ビールまで呑んじゃったもんだから
午後の仕事に影響が出そうだ。
なによりもこういう体調の時のビールは、
暑くて喉がカラカラに渇いていても、全然旨いとも思えない。

深夜から明け方にかけてのナチュラル・ハイ状態から
陽が高くなるにつれての虚無感、イライラ感。
メシを喰ったあとは睡魔との闘いになる。
四十を過ぎてやることじゃない笑止千万完徹の朝…
明後日はスペインに旅立つというのに。

嗚呼…無明長夜もかくばかり…


探しものは何ですか?

2006-04-09 | 仕事


ちょっとした連絡の行き違いから、仕事のスケジュールが滅茶苦茶になってしまい
今日は久々の休日出勤に加え、徹夜覚悟で仕事を終わらせなければならない。
毎週日曜日、掃除・洗濯といった恒例行事を済ませ、会社にやってきた。
夕食に一旦家に戻り、金四郎の散歩を済ませて会社にとんぼ返り。
さて一気に仕事を片づけるか!と、勇んで机に向かうと…

ペンがない。



以前も書いたが、オレはペンタブレットの愛用者だ。
基本的にマウスを使わない、というか使えない。
10年以上も前になるが、初めてMacを買ったとき
時を違わずにペンタブレットを導入したので、すっかりこれに慣れてしまい
マウスは使って使えないことはないが、仕事の能率は著しく低下する。
自宅のウィンドウズではマウスだが、これはネットを見るだけで
とにかく「仕事」となったとき、マウスではほぼ「何もできない」と言っていいだろう。

さて困った。

普段ならともかく、こんなタイトなスケジュールの日に限ってこんなトラブルが起きる。
むかし「ナントカの法則」とやらがあったが、
忙しいときに限って風邪をひいてみたり、
自分一人の時、何故かトイレの入っているときに電話があったり、
一度に2本の電話が一遍に鳴り出し、後で考えるとその日の電話はその2本だけ
…などなど

とにかく、ペンを見つけないことには休日出勤した意味がない。
いや、オレの都合云々より、仕事が終わらなくてはエライ事になる。
とっちらかった机の上や、机の下を探し回り
夕食に出る前の行動を思い出してみて、トイレやプリンタのほうまで探し回った。

もしかして、尻のポケットに入れたまま家に帰ってしまった?

いろいろ考えを巡らせ、なんだかんだで30分ほどウロウロしただろうか。

探すのをやめたとき
見つかることもよくある話で…

歌にもあるが、とにかく一旦あきらめ、
他のコンピュータからマウスを借りてきて仕事を再開しなければと思ったが
なにしろ設定を「ペン」にしているから、マウスの操作が遅いこと遅いこと…
遅いだけでなく、全然自分の思い通りに動いてくれない。
やっとの思いでコントロールパネルの設定を「マウス」に戻し、
さて、仕事再開!

「踊りましょう、夢の中へいってみたいと思いませんか、フフッフ~ン♪」

鼻歌を歌いながら、気を取り直してまずはトイレトイレ…
スッキリしたところで、さてやりますか!

と原稿台を見ると…




探すのをやめたとき
見つかることもよくある話で…

嗚呼…無明長夜もかくばかり…


納会で飲もうかい

2005-12-28 | 仕事


長いようで短い1年がまた終わった。
30歳を過ぎたら1年が早いというが、40歳を過ぎると更に早く感じる。
今日は仕事納め。大掃除のあとは恒例の納会である。
忘年会のような、いわば会社の公式行事と違って
社内の人間だけなので気楽なものである。
夕方から水分の補給を我慢して、喉をカラカラにしておく。
旨いビールを飲むためである。

酒飲みといっても、好みはいろいろで
ビール党、日本酒党、洋酒や焼酎と、酒の数だけ好みがある。
うちの会社はビール党が多い。
それこそ飲み会の間中、ビールを飲む人がいる。
ビールというのは不思議なものだ。
生ビールのジョッキ、普通サイズで500mlから750mlくらいだろうか。
そのサイズを5杯も6杯も平気で飲むが、
同じ量の水やソフトドリンクを飲めと言われて飲めるものじゃない。
ビールに限らず、酒類全般に言えることだろうが。

オレはビールは最初の1杯でいい。
もっと言えば最初の1口、一息で飲めるだけの量で充分だ。
ビールの旨さを知るようになったのは30過ぎてからである。
それ以前は付き合いや、勢いで飲んでいたが
何度飲んでも「旨い」とは思えなかった。
誰かが「ビールは喉で飲むもの」と言ったのを聞いて「なるほど」と思った。
あんな苦いものを、チビチビ味わって飲んだって旨くも何ともない。
喉を渇かしておいて、カキッと冷えたのを一気に流し込む。
コレがビールを旨く飲むコツだ。
それを憶えると、不思議とビールが旨く感じるようになった。
あんなに苦かったものが苦ではなくなった。

夕方4時くらいから、一切の水分を断つ。
帰りに駅の露天で売っているたこ焼きを買って、缶ビールを買う。
家に着くとビールとグラスを冷凍庫に入れ、風呂に入る。
大体20分くらいして、風呂から上がるとビールとグラスがカキンカキンに冷えていて
それを泡だらけにならないよう、慎重にグラスに注ぐ。
極限まで渇いた喉にビールを流し込む。
これが最高に旨い。
これを毎晩やると、アッと言う間に太るがやめられない。

大掃除で汗をかき、カラカラになった喉に飲むビール。
今年の反省や、その他のうわさ話や馬鹿話。
寿司や渇きものをつまみながら、一年の労をねぎらう。
二次会ではちょっと洒落たバーでカクテルとしゃれ込んだ。
「悪酔いするからヤメロ!」というオレの言葉を聞かず
ニョウボは大好きなドライマティーニを5杯も飲みやがった。
それでもヒドイ酔い方をしなかったのは体調が良かったのかも知れない。

今年はいろいろなことがありました。
また来年も頑張りましょー!良いお年を!と言ってみんなと別れた。


模様替えでヘトヘト

2005-08-11 | 仕事


仕事場の模様替えが行われた。
最後まで抵抗したのだが、とうとう受け入れて貰えず
渋々の事であったのだが…

とにかく、オレは私物が多い。
実はコレにはわけがある。

まぁ聞いておくんなさいな。

10年前、以前にいた会社を辞めフリーになったときのこと。
板橋にあるワンルームマンションがオレの城であった。
とにかく狭いところであったため、そこで寝起きをしていたわけではないのだが
それでもこういう仕事の宿命で、深夜までの残業、徹夜などは日常茶飯事。
しかも今のニョウボと付き合い始めた頃でもあり
実家に半分、ニョウボの家に半分といった生活であった。

一人の気楽さ、雑誌やマンガ、ビデオやCDにいたるまで
その仕事場に持ち込んでの生活であった。

フリーで2年間仕事をした後、急に持ち上がった話で
とある会社の嘱託となり、急遽会社を立ち上げるハメとなった。
もちろんその時も抵抗したのだが、結局並み居る取締役連中に
頭を下げられ、私物の持ち込みを条件でそれを承諾。

その後、今の場所に会社を移し、諸々あって
今年の1月から、ニョウボの会社の社員となった。
当然、私物の置き場にも窮し、トランクルームの使用も考えたが
結局、今までズルズルと来てしまった。

もはや逃げ場はない。

引っ越しや模様替えの度に狭くなっていく自分のスペース。
ニョウボにさんざん逃げ回っていたトランクルームの契約を迫られ、
盆休み明けには決行をしなければ…

半日かけてザッと移動をし、休み明けにはパーテーションが届く。
抵抗はしたものの、この状態でパーテーションを立て廻すと
狭いながらも結構快適かも知れない状況になってきた。
とにかく「雑音から逃れ、仕事に集中できるスペース作り」がテーマゆえ
個室っぽさがかなりイイ感じだ。

まだ片づけが済まないのと、パーテーションが届かないので
画像でお見せは出来ないが、それは後日と言うことで…

模様替えが一段落し、デリバリ寿司「銀のさら」でちらし寿司を取って夕食。



身の一切れ一切れが大きく、ボリューム満点。
ヘトヘトになって、乾ききった喉にビールを流し込むと
体中に染み渡る。空腹も手伝ってその旨さと言ったらない。

土曜日から来週の17日までは盆休みだ。
12~13日、例によってニョウボや義母のお付き合いで長野にゴルフである。
もちろんオレはゴルフはやらないが、子供らを連れて同行する。
温泉があるそうなので、ゆっくりと体を休めてきたいと思う。



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目が渇く

2005-07-14 | 仕事
今週もよく働きました…

とにかく先週以上にタイトなスケジュールで
ブログを更新しているヒマもなかった。
コンピュータの前に座っての仕事なので
ちょっと時間が空いたり、気分転換でネットを覗くくらいはできるのだが
頂いたコメントにレスするのが精一杯。
それでも閲覧数はそれほど落ちなかったのはありがたい。

毎晩、相変わらずの午前様だというのに
気が張っているのか、高揚感があって
ベッドに入っても眠れないから、リビングに寝転がってテレビを観たり
DVDを観たりしているので、睡眠時間は必然的に少なくなっていく。

人間の身体というものは不思議なもので
オレの場合、太っていることもあり手などはかなり温かいのだが
体温は低めである。
コンタクトをしているが、涙もろいクセに
眼科の医師からは「涙が少ない」と言われた。
起きている時間が長いのでコンタクトをつけている時間も長引く。
コンタクトが眼球に張り付く感じがして、目に違和感がある。
たまに目薬を挿すのだが、その液体でコンタクトが流れ
無くしたことも何度かある。
目自体そんな大きくはないのだが…
不思議なものである。

今週の仕事は、毎年発刊している研究発表会のまとめ。
例年なら総ページ数も200から多いときで300ページくらいなのだが
ようやく終わってみれば、総ページ数は400を軽く超えた。
これを当初は1日半でやれというのだから無茶にも程がある。
そもそも、今まで発刊されたものの「総集編」であるから
テキストを流し込めばいいので、作業としては難しいことではないが
それでも1ページずつチェックしてタイトル文字を変換したり
画像をスキャンして貼り付けたりするので
400ページとまとまれば、当然時間はかかるし
単純作業なので、根気が必要である。
作業が終わったら終わったでプリント、これも400ページとなると
結構な時間がかかる。
はっきりいって面白味の何にもない仕事だが、会社員のつらさ
「つまらないからやりたくない」では済まされない。
この修正が入ってくるのは、連休明けの火曜日。
予定ではその翌日に印刷に回すという。
地獄が待っていそうな気配である。

仕事で目が渇き、心も渇いた一週間。
クレージー・ケン・バンドが歌う
主題歌「タイガー&ドラゴン」のCDを買って渇きを癒した。



ハァ…疲れた