里紀のひとりごと…。

日記代わりに。
花のこと、大好きな松本の街のこと、今ハマってる韓国ドラマのこと、などなどなど。

山小屋応援します!

2020-05-31 23:55:40 | あれこれ



Facebookを見ていたら、『山小屋エイド基金』の記事を見つけました。

上高地で働いていた頃、休みを利用して、何度も山に登りました。
初めて泊まったのは、徳本峠小屋。働いていた施設の研修登山でした。
次に泊まったのは、初めて独りで登った蝶が岳の蝶が岳ヒュッテ。
その後、涸沢小屋、涸沢ヒュッテ、北穂高小屋、燕山荘、常念小屋、鏡平小屋、黒部五郎小舎、双六小屋、槍ヶ岳山荘、槍沢小屋、岳沢小屋、北岳山荘、北岳肩の小屋、夏沢鉱泉、ヒュッテ大槍、槍平小屋、などなどなど。
どの山小屋も、忙しい中、親切に接してくださり、どの山小屋にも思い出がたくさんあります。

新型コロナウイルスの影響で、上高地開山祭も中止になり、緊急事態宣言が出て、山小屋も休業されるところが多く、とても気になっていました。
また、最近では槍・穂高地域の地震の影響もとても心配です。

何か出来ないかと思っていたところに見たこの基金。
あ、これなら私にも出来ると思いました!
山小屋に1泊すると、料金は平均10000円。実際に山に行ったのは、3年前の涸沢が最後…。
運動不足がたたって、山に行きたくても、簡単には行けそうにもありません。(^^;)

エアータッチならぬ、エアーハイキング。想像登山!  
以前行った山道を思い出し、山小屋に泊まったことにして、応援ボタンを押しました。
山小屋は、山になくてはならない施設です。
この基金の当初の目標額300万円は、もう既に超えています。
でも、今集まっている金額では、全然足りないはず。

私は、あと2ヶ月の間に、何度か想像登山をしようかと思っています。
昨日は大好きな槍平小屋に行ったつもりになったのですが、次はどこの小屋に遊びに行こうかな?
夢の中だと、息も上がらず、景色や花を見ながら歩けるから、うれしい…!

もし良かったら、どんな趣旨の基金かだけでも、見てみて下さい。

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今日はお休みでした!

2020-05-28 18:30:01 | あれこれ
今日、私の住む大阪北東部の街では、15時半頃、最高気温27.9℃まで上がりましたが、湿気が少なく、カラッとしていて、とっても気持ち良くお昼寝出来る日和でした…。(^^;)
でも、10時半から歯医者さんだったので、日傘を差して出掛けて来ました。
(今年は、ちゃんと日傘を差して日焼け対策をしないと、マスク焼けしそうです…!)
今日は根っこの治療で、お薬を塗るだけだったので、15分もかからないで終了。250円でした。(^^;)

近くの花壇に大好きな『柏葉紫陽花』が咲き始めました!
普通の紫陽花も咲き始めていますが、華やかな感じのこの『柏葉紫陽花』が好きです。
毎年、楽しみにしています。(^^;)

また、歯医者さん近くの花壇に、オトギリソウ科かなぁと思える花が咲きました。
この花も毎年咲くのを楽しみにしているのですが、名前が分かりません。(^^;)
特徴ある雄しべから、『未央柳(ビヨウヤナギ)』かなぁと思うのですが、どうでしょうか…?


それから、楽しみに首を長~~~~~くして待っていたものが、やっと我が家にも届きました!
良かったぁ~~~~~!  忘れ去られているのかと思っていました。(^^;)
早速、身分証明書とキャッシュカードをコピーして、準備万端!  
運動がてら、郵便局まで歩いて15分。  出しに行って来ました!!!  明日、一番で届けてね!

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『愛の不時着』お気に入りシーン! 10話

2020-05-27 02:52:00 | 韓国ドラマ&K-POP
好きなシーンばっかりを集めました。10話目。備忘録代わり。(^^;)
「あのシーン好きだったけど、何話目だったかなぁ」と思い出す時、すぐにそのシーンを見ることが出来るようにするため、です。(^^;)
※ずっと書いていますが、完全にネタバレです。ご注意下さい…。


【10話目】~軍事境界線での別れのシーンから始まる。セリの会社復帰で、誰が喜び、誰が悲しんだか…。~
●北朝鮮の前哨基地のような民家の庭先で夕焼けを眺めるジョンヒョク。何を見てもセリを思い出すのか、庭の甕の上に残された祈りの水を入れるための器を見つめている。
「お祈りに使うんでしょ? その器。」と懐かしいセリの声が聞こえる。ふと横を見ると彼女がいて、「60年前、この家の息子が戦争に行ったって。」と続ける。「知ってる」とジョンヒョク。
「母親は息子に会えたかな? 会いたいと心から願えば、会いたい人に会えるかな?」というセリに、「願うしかない。 願ってないと、生きていられないから。」と彼。
二人を包む夕焼け、ジョンヒョクのアップのあと、ジョンヒョクがセリの方を向くと、もうそこにはセリはいなくて、ただ夕焼けに染まった庭があるだけ…。
大切な人がいなくなった喪失感が堪らない…。「願ってないと生きていられないから」と云う彼の今の切ない気持ちが響くシーン。
●盗聴が仕事のマンボクがジョンヒョクに懺悔をするシーン。時計と録音機を置いて行く。
録音機の中には、兄ムヒョクの生前最後の会話が残されていた。
マンボクが去ったあと、兄に贈った時計を握りしめるジョンヒョク。そして、こわごわ録音機のスイッチを入れる。懐かしい兄の声が聞こえて来る…。
「僕の弟はスイスに留学してる。ピアノの天才で奨学金をもらってるんだ。この間の演奏会では拍手喝采を浴びたそうだ。(懐かしそうに聞き入るジョンヒョク)僕のために曲を書いたらしい。帰国したら弾いてくれるとさ。(部下が、うれしいですか?と聞くと)もちろん(チョア)。弟のことを考えるといい気分になる。」
そして、少しの間があって、「弟の幸せを願っている」と兄の声が聞こえたあと、事故の音が聞こえて来る…。最後の最後まで自分の幸せを願ってくれた兄の声に泣き崩れるジョンヒョク。
●スンジュンがダンに、セリを逃がすためにジョンヒョクに協力した理由を話すシーン。
スンジュンは理由を「君の初恋を終わらせたかったから。初恋に長く浸りすぎるには良くない。恋に恋してちゃダメだ。淡い思い出にしておくのが、お互いにとっていい。その方が美しいし。」と云う。ダンはそれを聞いて、「あなたが2人に協力すれば、私の初恋が終わるの?」と聞く。「彼はセリさんを命がけで守ろうとしている。もう終わってる。君も忘れるべきだ。」優しい云い方だけど、はっきり云うべきところは云ってるね。ダンはそのことについて、「忘れられるなら、愛じゃない。」と云う。スンジュンは、「彼を待つのが、惨めでないか?  それは愛じゃない。執着だ。愛が古くなって腐ったんだ。そんなものは捨てろ。」とさらにはっきりと云う。その云い方が本当に優しい。だからダンも素直に聞こうと出来るのかも。それにしても『愛が古くなって腐った』って、とてもよく分かる表現だなぁ。
●兄の残したSDカードを元に、チョ・チョンガルを永久労役の罪に服役させることが出来たジョンヒョクだったが、連行される時にジョンヒョクに云った「1つ見落とした。あの女を殺してやる。」の言葉が気に懸かる。そして、ジョンヒョクに掛かって来た電話の相手は、護送中脱走し、南に逃亡しようとしているチョ・チョンガルだった。セリを殺そうとしていることがわかったジョンヒョクは…。
●思わず屋外に飛び出したジョンヒョクの、悩む表情、そしてある決意をした顔…。短いシーンだけど、セリフがひと言もなくても、わかるよね…。(^^;)
●ソウルのチキン料理のお店で、ホン室長と、保険会社のパク・スチャンが食事を取っているシーン。
復帰したセリが今までと違う言動に戸惑う室長。そして、『北漢山』に連れて行かれて、遠くの葦原で人が動いているのが分からないと云ったら、泣かれたと云う話をする。北朝鮮での別れの日、ジュモクに教えてもらった『北漢山』。北朝鮮から見えたのだから、『北漢山』に登れば、北朝鮮のあの場所が見えるのではと思ったセリの切ない気持ち…。双眼鏡で見る場所が『葦原』なんて、そんな具体的な…。(^^;)
●仕事を終えて自宅に戻り、ベッドで眠ろうとするが、眠れないセリ。ベッドサイドの引き出しから服用している睡眠薬を飲もうとするが、切れていることに気づく。着替えて、散歩に出るセリ。ため息の後、「愛とは何だろうと考えてみる。私があなたに会いたいと願ってるように、あなたにも願ってほしいと思ったなら、それが愛だろうか。あるいは、私に会いたいなんて気持ちがわかないほど、幸せでいてほしいと願ったなら、それが愛だろうか。それともあなたに会うためなら、あの出来事を最初からもう一度繰り返しても構わないと思えたら、それが愛だろうか。」雪が降り出したことに気づいて、ふと前を見ると、遠くに背の高い懐かしい姿が…。こっちを見て立ち尽くす彼…。
ゆっくり近づいて来る彼。呆然と見つめるセリ。
「ずいぶん探した。“ソウル市江南区清潭(チョンダム)”までしか教えてくれなかったから。」何も云えないセリ。

雪の舞う中、見つめ合う二人…。
この時も、先に見つけたのは、ジョンヒョクの方だった…。

~ジョンヒョクの父から極秘の特命を受けて、中隊の4人とマンボクが南にジョンヒョクを探しに来るところで、10話は終わり~

この回は、チョ・チョンガルにまつわるシーンが多くて、好きなシーンはそれほど多くない…。メイキングを見て、このチョンガル役のオ・マンソクが、優しくて朗らかな俳優さんだと分からなければ、イヤなシーンばかり。メイキング画像ってホントに貴重。

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『愛の不時着』お気に入りシーン! 9話

2020-05-25 02:14:40 | 韓国ドラマ&K-POP
好きなシーンばっかりを集めました。9話目。備忘録代わり。(^^;)
「あのシーン好きだったけど、何話目だったかなぁ」と思い出す時、すぐにそのシーンを見ることが出来るようにするため、です。(^^;)
※ずっと書いていますが、完全にネタバレです。ご注意下さい…。

【9話目】~前回はジョンヒョク側から見た会話で終わったシーンを、セリ側から再度振り返る。何者かに連れ去られる時に、用意したプレゼントを落とす。~

●連れ去られる時の電話の会話。「挨拶も出来ず、ごめんなさい。だけど挨拶はもう何度もしたし、必要ないわよね。」「ダメだ。何度もしたけど、挨拶は必要だ。どうしても挨拶したいから、場所を云って。切らないで。聞いて。周りに何が見えるか云って。」(セリは周りを見回すけれど、ホロの被ったトラックに乗せられているので、何も見えない。銃を突き付けられていて、相手はもう切れと云っている。)
「(泣きながら)リ・ジョンヒョクssi、サランヘヨ。」携帯を取り上げられそうになって、もみ合っている間に、発砲されてしまう。ジョンヒョクには銃声だけが聞こえて、通話が途切れる。ジョンヒョクの目に涙がいっぱい。

●セリを探し回るジョンヒョク。保衛部が家宅捜索に来ていると村の奥さんたちからの電話が入り、急ぎ戻るジョンヒョク。家の家財道具が外に投げ出されている中、セリからもらったトマトの苗が。鉢から出た苗を土ごと元に戻すジョンヒョク。(連行される。)
●連れ去られる自分を鼓舞しようと、気分の良くなることを思い出そうとするセリ。
目を閉じて思い出したのは、『麺を茹でるリ・ジョンヒョク』『アロマキャンドルとロウソクを区別出来ない彼(映像は、停電の時、帰って来てくれた彼に花瓶を振り上げたセリ)』『区別出来るようになった彼(映像は、市場でアロマキャンドルを掲げて探しているジョンヒョク)』

『水を飲み行く途中、布団を掛けてくれた彼』『いつも大変なのに、「大丈夫だ」と強がるリ・ジョンヒョク』『ヒーローでもないのに、何でも出来るし、どこでも捜せると大口をたたくリ・ジョンヒョク』と全部彼のことだった…。
●セリを連れ去ったのが、ダンではないかと考えたジョンヒョクは、彼女を営倉に呼び出す。そして、セリがいなくなったことについて、何か知っていないかと訊ねる。セリが無事かどうかを心配するジョンヒョクに、ダンは皮肉を込めて、「見物だわ。結婚を控えてる人が、他の女性を心配して、悲痛な顔をしてる。結婚式までここにいて。式場で会いましょ。」と云って出て行こうとする。ジョンヒョクは「僕の父か?」と云ってダンを呼び止める。そして、今までとは違う口調で「君は僕に警告したよな。誰を訪ねたんだ?  保衛部じゃなさそうだし、君のお母さんも違うよな。もしかして、僕の父に会ったのか?  父が彼女をさらって…。 」と云う言葉を遮って、ダンは「えぇ、殺したわ。もういない。だから、諦めて。」と云って出て行こうとする。その後ろ姿に、ジョンヒョクは「父に伝えろ。もし彼女を傷つけたなら、次男まで失うだろうと。必ず伝えろ!」と云い、ダンを強い目で見据える…。ダンは帰りの車の中で涙を流すけど、これでもうジョンヒョクとの仲は終わったよね。よく「式場で会いましょ。」なんて云えるよね…。日本語訳でしか内容がわからないけれど、それまではダンに対して、礼節を守った話し方をしていたと思うけど、最後は命令だったもんね…。ジョンヒョクがダンに結婚出来ないと云ったとはいえ、ここで完全に離れてしまったと思う…。(^^;)
●屋根裏部屋で気がついたセリ。しばらくして、書斎風な場所に連れて行かれる。そこで待っていたのはジョンヒョクの父親だった。マツタケ茶を勧められるセリ。「ありがたいですが、飲みません。(と断る。)招かれて来たわけでもないし、出された物を飲むほど、バカじゃありません。」と応える。「どこか分かるか?」と問われ、「お父さんなんですよね。見れば分かります。そっくりです。ソ・ダンさんと。目元も鼻柱も。特に人をにらみつける時の目つきが全く一緒です。(そうか?と云うジョンヒョクの父。)人一倍勘が鋭いので、よくわかるんです。(って、間違えてるやん!)
●ジョンヒョクの父がセリを問い詰めているのを、母は壁の向こうで聞いている。ジョンヒョクが自分を匿ったのは、自分がジョンヒョクを脅迫したからとかばう。最後に「二人の仲はそれだけか?」と聞かれ、「正直申し上げると、私はリさんのことがとても好きでした。好きになってしまってすみません。でも一方的な気持ちなので、ご心配なく。彼は私が帰ったと思い、気にもしていないかと。」と云う。助けてくれたら、それ相応のお礼をするので、助けてほしいと懇願するが、また、屋根裏部屋に戻されてしまう。セリは聞かれたこと全てに、物怖じせずにしっかり答えたことが、父親にも、隠れて聞いていた母親にも好印象を持たれたんじゃないかと思う。
●ジョンヒョクの母は、屋根裏部屋に作りたての食事を運ばせる。食べないと云うセリに「毒味をしましょうか。」とまで云う。ジョンヒョクの安否や、自分のことでジョンヒョクに何かあってはいけないと云うセリに、そんなにジョンヒョクが好き? と聞き、屋根裏部屋からジョンヒョクの部屋に連れて行く。本棚にはたくさんの本が…。「ここで寝なさい。」と云われ、「本棚を見れば、その人の性格や好みなどが分かると思うんだけど、私の知ってる誰かに非常に似てる気がします。」というセリ。そこでようやく、目の前にいる女性が、ダンの母ではないことに気づく。
●眠れない彼女は、本棚にあるジョンヒョクの幼い頃の日記から、彼がピアニストになりたかった夢を知る。部屋にあるピアノを見つめるセリ…。ベッドから起き出して、ピアノに向かい、スイスの湖で聴いた思い出の曲を弾き始める。
●翌朝、ジョンヒョクの母は、セリに温かい麺のスープを出す。セリは戴きながら、「彼の料理上手はお母さん譲りですね。」と云う。「ジョンヒョクが料理をしてくれたの?」と母親はビックリ。「麺も茹でてくれたし、美味しいコーヒーも。お母さんに似て、心が温かいんですね。」とニコニコ笑顔のセリを見て、母は、ダンとの結婚を「前からの約束なので守ります」と事務的に応えたジョンヒョクを思い出す。そして、「もともと温かい子だったのに、冷たくなったの。誰にも心を開かず、冷淡にね。温かいなんて、良かったわ。」と云う。
●釈放されたジョンヒョク。一目散に向かったのは、実家。椅子に座っている父親に、挨拶もせずにセリを殺したのかと問い詰めるジョンヒョク。

「お前は自分の将来を考えないのか?」という父親に向かって、「考えているからこうしているんです。この先今日のことを後悔したくありません。”もっと頑張っていたら助けられたのに”と。二度はイヤなんです。後悔の苦痛は知っていますよね。(兄ムヒョクの遺影の前で苦脳の敬礼をする父。)

ここに来るまで息もつけませんでした。彼女に何かあったかと。彼女を守れないと、僕の人生は地獄になります。」壁の向こうで隠れていた母親が、セリを彼の前に連れて来る。

見つめ合う二人。
(2人の甘い会話を交互に見上げる父親が、可愛い…。)
●ジョンヒョクの部屋のベッドで休んでいるセリ。ノックして入って来るジョンヒョク。眠れない時は芸術にひたるという彼女を温かく見つめる彼。セリが「ピアニストになりたかったの?」と聞き、「過ぎたことだ」と答えるジョンヒョク。
セリが、「この曲を知ってるかしら?」と云って、弾き始めると、次第に驚きに変わっていくジョンヒョクの顔…。ピアノを弾くセリに近づく彼。「なぜこの曲を知ってる?」「スイスで誰かの演奏を聴いたの。」と答えるセリ。「すごく気に入って覚えておいたのに、誰の曲か、調べがつかなかった。そこは雪景色がきれいな湖だった。(驚きを隠せないジョンヒョク…)何て名前だっけ?」「イゼルトヴァルト」と答える彼。「そこよ、なぜわかるの?」とセリ。横に座ってピアノを弾き始めるジョンヒョク。右手だけで。驚くセリ。「この曲だわ。知ってるのね? 誰の曲?タイトルは?」続け様に聞くセリ。
静かに話し始めるジョンヒョク。「遅い午後で、水面に霧が立ち込めていた。僕は兄の訃報を聞き帰途についた。兄のために作った曲の最初で最後の演奏を、あの湖でしたんだ。」驚くセリ。今度は伴奏をつけて両手で弾き始める彼…。二人の後ろ姿が、あの湖の桟橋に重なり合う。

あの日湖からピアノを弾く彼を見ていたセリ。今彼の部屋で見つめ合う二人。映像はあの日の湖で見つめ合う二人に…。湖の映像と今が交互に映し出され、次第に距離が縮まって、今、目の前にいる二人。
「あの日、あそこで演奏したのはあなただったの? (頷く彼。)そんな、ウソみたい。私はすごく寂しかったの。あの時、本気で死のうとしたわ。景色のいい場所に行って、誰にも迷惑をかけず、消えようとしたの。そんな旅だった。なのに、あなたがそこにいたのね。あなたは気づかないうちに、私を助けてくれた…。」
このシーンは本当に美しい映像だった。広い湖に舞う雪が、多くも少なくもなく、美しかった。二人の糸が知らないところで重なり合っていたんだとお互いが気づくシーン。ドラマを通して、心に残るシーン。
●釈放された時、大佐に頼んだのは、車だけじゃなかった。セリを帰すために、前哨地に緊急交代すること!  4人の部下も最初は緊急交代にビックリして不満を口にするが、セリを帰すためと分かり、協力する。4人それぞれ、セリと別れを惜しむ。憎まれ口をたたくピョ・チスが可愛い。韓国の兵役は600日だけど、北朝鮮では10年もあると知って驚いたり、ジュモクが遠くに見える山を指し、ソウルにある『北漢山(プカンサン)』だと教え、とても近いことを知らせてあげる。
●セリのいない自宅に、継母と兄嫁2人が入って来る。継母は、セリにキツイことを云ったことを思い出している。長男の嫁はほしかった鞄などをセリが持っていることに興味を示し、次男の嫁は、セリの会社の経営状況の分かる資料を勝手に写メっている。そして、並んでいる表彰の楯や写真の横に、キツイことを云った日に撮ったと思える自分の写真が飾られていることに気づく。セリの本当の気持ちに気づく…。
●夜になって、セリを送って行くジョンヒョク。
「元気で。日常に戻り、何もなかったかのように。」とジョンヒョク。「私を心配してる場合? 大丈夫よ、私は元気に過ごすから。やることが山ほどあるから、すぐ日常に戻れる。いつも通りにー。お金を稼いでじゃんじゃん使うし、仕事も頑張って、男とも会うわ。」とセリ。(周りを気にしていたジョンヒョクが急にセリの方を向いて…、)「男に会うだと?」「会わないでほしい?」とセリ。「いや…。好きにしろ。」とジョンヒョク。立ち止まって、「言っただろ? 破局の哀悼期間が必要だと。確か6ヶ月だった…。」「それはあなたへの要求よ。日常に戻れと云ったくせに…。」とセリ。「“男の元に”とは云ってない。」とジョンヒョク。もう、恋人同士の会話。両思いだから恋人同士か。
「何もなかったように過ごせって。」とセリ。「“男と過ごせ”ではなかった。」とジョンヒョク。「6ヶ月ならいいの?」とセリ。「まぁ…。」と不満そうなジョンヒョク。「わかったわ。6ヶ月だけ別れを哀悼するわ。私たちは運命よ。考えてみて、スイスで偶然に会ってたし、北朝鮮でまたこうして会えた。(見つめるジョンヒョク…)どうしたの?」とセリ。
二人はずっと立ち止まったまま話をしている…。
「男に会ってもいいし、何もなかったように過ごしてもいい。その代わり、孤独にはなるな。景色のいい場所に行って、消えようなんて思うな。」「…僕がいるから。」とジョンヒョク。「そばにいないくせに。」とセリ。「そばにいなくても、君が寂しくないようにいつも思ってる。いつまでも幸せでいてくれ。それが僕の願いだ。」とジョンヒョク。
その後、川を小舟で渡り、対岸をさらに歩く二人。何度も道を間違えた振りをして、なかなか南方限界線に着かない。
セリがとうとう「正直に云ったら? 方向音痴よね?」(ピョ・チスの声:「中隊長がこの中で1番夜目が利いて、方向感覚が優れてる」)「あぁ。僕は夜目が利かないし、方向感覚もない…。すまない。」(優しい目で云うんだよねぇ。)
でも、とうとう軍事境界線が二人の前に。
前方に見える大きな木を指差して、「そこまで行けば、南の捜索隊が出入りする扉がある。もうすぐ早朝の組が来るから、助けを求めて。」とジョンヒョク。
「念のため、あそこまで一緒に行って。」とセリ。首を横に振るジョンヒョク。
軍事境界線を指差して、「ここからは一歩も越えられない。」うなずくセリ。
行かなくちゃいけない時間が迫る。「リ・ジョンヒョクssiも私を完全には忘れないで。」とセリ。「忘れられない。空から落ちて来た女性を忘れられるか。」と彼。
「落ちて来たんじゃないわ。降臨よ。」とセリ。「だとしよう。」と彼。見つめ合う二人。
でも、とうとう「じゃあね。(カイケヨ。)」とセリ。涙を怺えながら歩き出す…。軍事境界線の有刺鉄線を越えて…。後ろ姿のセリ…。
本当は越えちゃいけないのに、堪らずに軍事境界線を越えて駆け寄るジョンヒョク。抱き合う二人。別れのキス…。
南北統一がない限り、再び会うことも連絡を取ることも出来ない二人。永遠の別れ…。
●エンディング~ジョンヒョクが部屋に戻ると、本棚に変化が。
セリが本を並べ替えて、背表紙の1番上の文字で、『サ・ラン・ヘ リ・ジョン・ヒョク』と伝えてくれていたことに気づく。
あぁ、きっとずっとこのままにしておくんだろうなぁ。彼女がこの部屋にいてくれたことを示す証として…。
この9話目は、北朝鮮を舞台にした最後の回なので、感動的なシーンがいっぱい!!!!!
別れのシーンは、わかっていても号泣してしまった…。(^^;)

あの別れの抱擁のあと、きっとセリはジョンヒョクを振り返らずに走って南の扉を開いたんじゃないかな…。
そして、ジョンヒョクは、少し戻ったところで、セリが南の捜索隊に助けられてる声を確認してから、独り帰って行ったんじゃないかなぁ…。

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『愛の不時着』お気に入りシーン! 8話

2020-05-23 17:18:37 | 韓国ドラマ&K-POP
好きなシーンばっかりを集めました。8話目。備忘録代わり。(^^;)
「あのシーン好きだったけど、何話目だったかなぁ」と思い出す時、すぐにそのシーンを見ることが出来るようにするため、です。(^^;)
※ずっと書いていますが、完全にネタバレです。ご注意下さい…。


【8話目】 ~セリを探しに行こうとするジョンヒョクに、ダンが「彼女を匿うと全てを失うかもしれない。命さえ危うくなる。それでもかまわないと?」と問い詰めるシーンから始まる~

●ジョンヒョクは、「僕だって死にたくはない。当然じゃないか。だけど、選択肢はない。僕は愛する人を亡くした苦しみを知ってる。(愛する兄ムヒョクが事故で亡くなり、無念の敬礼をする父親を呆然と見つめる自分。兄の遺影の前で泣き崩れる自分を思い出すジョンヒョク。)死ぬ方がマシだ。(それで?と云うダンに)安全に帰してあげたい。僕が危険にさらされてもしかたないと思ってる。(死んでもいいと思ってるの?)どいてくれ。急いでるんだ。」と云って出て行こうとする。その後ろ姿に、ダンはさらに引き留めようとするけれど、ジョンヒョクは去ってしまう。
病院の何と救急車を借りて、夜の道を探すジョンヒョク。もうろうとした意識の中でナビに頼って運転するジョンヒョクは、寸でのところで、前方に道がないことに気づき、急停車させる。降りて見てみると、崖の上だった…。

夜目が効くはずの彼なのに…。ヘッドライトの届かない暗黒の闇。ゾッとするシーン。(^^;)
●翌日の病室。グァンボム以外の3人が見舞いに来ている。セリがいなくなったことが話題。チスがここでも余計なことを云ってしまう。「南朝鮮にいた頃から知っていた男なら、恋人とかですか?」ジョンヒョクは「違う。軍が病院に来たのを見て、身を隠しただけだと思う。」と云う。チスはさらに「連絡もしないなんて、変だと思いませんか?」と云うが、そこにグァンボムが壊れた携帯を修理して戻って来る。電源を入れたらすぐに電話が鳴る。セリかと思って出るジョンヒョク。ところがかけて来たのは、スンジュン。「誰と間違えた?  ユン・セリと?  俺はクだ。」(分かってるって。)ジョンヒョクは場所を教えてくれと云うが、スンジュンは教えない。元気で安全な場所にいる、捜すな。彼女も望んでいるとだけ云って、声だけでも…とジョンヒョクが云っている途中で切ってしまう。ジュモクが「誰と一緒に?」と聞いたことに、チスが「決まってるだろ?  例の恋人だ。」と云う。ジョンヒョクはかけ直すが繋がらない。ジュモクが「彼女から連絡しないなんて。」と云うと、またチスが「バツが悪いから、恋人に連絡してもらったんだ。」ジョンヒョクの苦々しい顔。かけ直しては?  と云うグァンボムに、「やめとけ、南朝鮮の恋人と再会出来たから、過去は捨てたいのさ。恩知らずめ。」とチス。チス、ジョンヒョクの顔を見てみ!  「バンザイ、バンザイ!」とチスが叫ぶところで、とうとうジョンヒョクの怒り爆発!  「恋人じゃない!  彼は違う。知りもせずに、決めつけるなんて、よくない癖だぞ。(だって南朝鮮で…と云うチスに)違うんだ。婚約を破棄した相手だ。」と、口をとんがらせて云うジョンヒョク。(^^;)
ジュモクが「婚約してた男なんですか?」とビックリして聞く。「どおりで、普通の仲には見えなかった。」と云うチスに「普通以下だ!  婚約を解消した相手なんだぞ!  他人以下だってことだ!」と声を荒げるジョンヒョク。その勢いに「なぜ怒るんですか。」とチスもタジタジ。(^^;)  我に返ったジョンヒョク。「僕がいつ怒った。悪い癖が気になってたから、指摘しただけだ。怒ってないさ。」というが、やっぱり普通じゃないジョンヒョクに、4人は何も云えない。(^^;)
そこへ隣の病室のBTSのジョングク推しのヒョン・ミンジがうるさいと怒鳴り込んで来る。入口の名前が「リ・ジョンヒョク」と気づいて、セリが『リ・ジョンヒョク推しで、魅力がヤバいって』云ってたと教える。意味が分からない4人は、韓国ドラマ通のジュモクに通訳を頼む。(^^;)
ジュモクは「南朝鮮の流行語。『推し』の意味は『最高に愛してる人』、一番好きな人のことを『推し』と呼ぶんです。」と教えてあげる。本当かどうか疑うチスだけど、ミンジが「今の説明で合ってます!」とサポート。(^^;)  「『魅力がヤバい』は、塩漬けの白菜みたいに(何ちゅう例えや!)『あなたの魅力に浸ってメロメロ』と云う意味です。」とまで云うと、ジョンヒョクは照れちゃって、ジュモクに手で払うような仕草。ミンジが「どんな人かと思ってたけど、会って納得しました。認めます。」と云うもんだから、ジョンヒョクの機嫌が一気に良くなり、ニコニコ顔。(^^;)
チスに顔をのぞき込まれ、「もしかして笑ってます?」と云われてしまう。慌てて普通の顔に戻すジョンヒョク。「後は自分で調べるから」と任務に戻るよう、部屋を追い出すジョンヒョク。「今日はありがとう。」と礼を云い、出て行く彼らに手まで振る。何ちゅう上司や!  
周りにセリの存在がバレて行く中で、唯一、癒しのシーン。
●癒しのシーンの前に戻り、ダンがジョンヒョクを問い詰めたのと同様に、セリもスンジュンに「いいのか?  彼がどうなっても?」と問い詰められる。「撃たれたんだぞ。軍も押しかけて来た。銃と軍の次は、何が来るか分からないのに、構わない?」「脅迫する気?」と云うセリに、「事実を云ってる。よく考えろ。彼に感謝してるだろ?  あるいは万が一でも好きなら、消えてやれ!  連絡したら、彼に危険が及ぶ。今まで以上に。」更に、「冷静に考えろ。幸運は何度も訪れない。この先判断を誤ると、世話になった人たち全員に迷惑がかかる。」と云うスンジュン。
そう、スンジュンの云うことは、一言一句正しい。セリも全く反論出来ない…。分かっていることだけど、切ないシーン。
●人脈を通じて、セリとスンジュンの宿泊所を突き止めるジョンヒョク。電線をたどって山の中を探し歩く。夜になって雪が降り出した中、ようやく宿泊所を見つけるジョンヒョク。警備する人数が多数いる中、建物に近づくジョンヒョク。
中では、スンジュンがクリスマスイブを祝う食事にセリを誘い、偽装結婚で韓国に帰る方法を伝え、ひざまづいて指輪を贈り、求婚する。食事はブイヤベースとソーヴィニヨン・ブラン。以前貝プルコギのパーティーで、この料理とワインしか飲まないと云った組み合わせ。思い出すセリ。「本当に結婚するみたいじゃないのよ。」と云うセリに「本当じゃダメ?  君が彼に惹かれてるのは、こういう特殊な状況に置かれてるせいだ。寂しくて怖くて頼る宛てもなかった。それは愛じゃない。帰国すれば消えてしまう感情だ。」と、ダンがジョンヒョクに云った言葉とほとんど同じことを云ったスンジュン。「だから、忘れろ。」と指輪をはめてあげ、プロポーズする。(^^;)
そこに停電。ジョンヒョクがブレーカーを落としたせいだけど、真っ暗な中、警備の人をどんどん倒しながら、セリを捜すジョンヒョク。セリも気づいて、外に出ようとする。スンジュンは「行ってどうする!  彼について行く気か?  北朝鮮で暮らす?  それとも彼もソウルに連れて行く?  何が出来る?  どれも無理じゃないか。やめておけ。開けるな。」そして、セリの正体を知ったダンが、これ以上ジョンヒョクがセリを守れば、通報すると云っていると教える。そして、「そうなったら彼は殺される。死ぬんだ。今ここで耐えれば、何も起こらない。元に戻れる。君は帰国し、彼も元の生活に…。」とスンジュン。これだけ本当のことを云われたら、何も云えないよね、セリ。
●何人の警備員を倒したのか、停電が復旧し、電気が点いた時、ジョンヒョクの前にセリが出て来る。「こんなところで何をしているの?」と云うセリに、「怪我はない?」とジョンヒョク。いつも何かあった時、最初にその言葉を云う彼…。「私の心配なんかしてる場合?  銃で撃たれて、重傷を負ったのよ。半月は安静にと云われたのに。暗くて雪まで降ってるのに、なぜやって来たの?」と早口で云うセリに、「迎えに来た。君が待ってると思ったから。」とジョンヒョク。何て優しい言葉なん!!!  でもセリは、目を真っ赤にしながらこう云う…。「悪いけど、待ってなかったわ。私は帰国したいの。邪魔しないでくれる?  スンジュンさんとなら帰れる。婚姻届を出してパスポートを作るの。安全に帰れるわ。プロポーズも受けた。(セリの左薬指の指輪を見るジョンヒョク…)そうするわ。だから私たち会うのはやめよう。あなたと私は何でもないでしょ?  一緒にいるだけで違法だもの。もう北朝鮮なんてウンザリ。早く帰りたいの。邪魔しないで。迎えに来られたって、重荷だし迷惑なの。」と…。ジョンヒョクが近づき、「本心か?」と聞く。セリは涙を流しながら、「本心よ。」と云う。
ジョンヒョクは「わかった。わかったから、泣かないで。」と云いながら、セリの涙を手で拭いて、ただ見つめて、そして、去って行く…。真っ暗な中、雪の降りしきる中…。
●本心を云わず、ジョンヒョクを追い帰したセリ。涙が止まらない。本当は心配で心配で堪らない。
一旦家の中に入ろうとするんだけど、車に乗って、彼を追いかけてしまう。泣きながら運転するセリ。雪の中、歩いているジョンヒョクを見つけ、走り寄るセリ。「送るから、乗って。」と云うセリを何も云わず引き寄せて、抱きしめるジョンヒョク…。
●ところがこの車にガソリンが入っておらず、エンジンがかからない。(よくちょうどのところまで走れたね…)2人は、車を降りて、近くの廃校で暖を取る。
ジョンヒョクがセリに「本当に結婚するのか?」と聞く。「書類上だけ。じゃないと帰国出来ない…」とセリ。「結婚はそんなふうにすべきじゃない。」とジョンヒョク。形だけでもセリが結婚するのがやるせない。セリはそれよりもダンに自分のことがばれたことを知っていたのかを聞き、通報されたらどうするのかと問い詰め、「そうしたら、あなたの結婚はダメに?」と心配する。「僕の結婚のことが心配なのか?」と聞く彼に、「人生が心配なの。あなたの人生が台なしになってしまいそうで、それがイヤなの。」とセリ。外は音もなく雪が降り続き、ストーブの中で火のはぜる音だけが聞こえている…。
●セリは、ジョンヒョクに「初恋はダンか?」と聞く。ジョンヒョクは顔も知らなかったと云い、「じゃぁ、初恋はどんな人?」ともう一度聞くセリ。答えられないジョンヒョク。そこでセリが云ったのは、『母胎ソロ』!  ジョンヒョクは、意味を説明されなくても、屈辱的な言葉に聞こえると云う。(^^;)  「勘のいい人ね。」とセリ。こんな場面でこんな話が出来る二人。お互いが好きなこと、わかり合っている仲だから云える会話やねぇ…。(^^;)
●夜、家の前で、独り酒を飲むマンボク。心配して出て来た妻のミョンスン。夫が一人で悩んでいることに気づいている。「国の命令に従っただけだから、結果に責任を感じることはない。」と夫を励ますが、恩を受けたリ・ムヒョクの死に関与し、弟のリ・ジョンヒョクも同じように死なせてしまったら、俺は生きていけない、と云う。
ここで、マンボクが長いセリフを云うが、なかなか字幕が出て来ない。出ても一瞬で消えてしまう。(^^;)  そのセリフは「恩人を死に追いやり、俺を人間扱いしない連中に、忠誠を誓うなんて、そんな人生は不幸すぎないか?」と。泣きながら告白する彼の辛い胸の内が伝わって来る。好きなシーンと云うよりも、盗聴するのが痛みを知るこの人で良かった、とホッとするシーン。
●廃校のシーン。ジョンヒョクは座って寝ている。セリはそんな態勢でも眠れるのはさすが軍人ね、と云いながら肩を貸す。
聞こえて来るあの曲。ジョンヒョクは自宅の前で兄が見送ってくれたシーンを思い出している。コンクールでもらった賞金で買った腕時計をプレゼントする。「賞金は自分のために使え。こんな高いのでなくてもいいのに。」と云いながら、いい時計だと褒めて喜んでくれた兄ムヒョク。微笑みながら、遅れるから早く行けと云う兄。車に乗り込む前に振り返ると、誰もいなくなっている。乗る車さえ消えている。誰もいない玄関の前で、ヒョン?  ヒョン(兄さん)?  と捜し回るジョンヒョク…。そこで目が覚める…。
仲のいい兄弟の関係が分かる。そんな愛する兄との別れ。きっと何度も夢で見るシーンなのかも…。辛い夢から覚めた時、セリが傍にいて良かった…。(^^;)  そして、愛するセリともそんな別れをしたくないと云う気持ちが込められているのかも…。
●ジョンヒョクがいない間に官舎で繰り広げられた酒宴。いろいろなことを暴露してしまったチスは、他の3人から集中砲火を浴びるが、面白いのはもう1人の参加者、ダンの母。ジョンヒョクとセリの情報を聞いたのに、何も覚えていない。「何もかも聞いて来たわ。思い出せない。全部聞いたの。あきれた話を聞いたはずなのに、なぜあきれたのか思い出せないの。決心もしたわ。だけど、なぜ決心したのか、全く思い出せないの!」と頭を抱える母を呆れて見るダン。(^^;)  二日酔いで苦しむ母に、ダンは「何が知りたいの?」と聞く。母は娘の手を握りながらこう応える。「私は、娘が婚約者とうまくいってるか知りたいの。娘が心配なのよ。幸せなのか、彼に愛されているのか、それが知りたいの。」と…。ダンは「何があっても彼と結婚し、誰よりも幸せに暮らすわ。」と云って、安心させる。セリにとっては恋敵だけど、母娘の心温まるいいシーン。私はこのシーンでこのお母さんが、大好きになった。(^^;)
●ジョンヒョクの官舎に戻った二人。ベッドに横になるジョンヒョク。薬と水を渡すセリ。
立とうとするセリの腕を、思わず掴んでしまうジョンヒョク…。(家に送るだけと云っていたセリが、そのまま出て行ってしまうのではないかと思って…)「どこへ?」と云ってしまう。「病人を置き去りにはしない。今日はクリスマスだし。(安心するジョンヒョク…)だからゆっくり休んで。」と云うセリ。盗聴しているマンボクも安心する。そこへチョ・チョンガルから、二人が家に戻ったかを聞く電話が入る。マンボクは、戻って来ていないと初めてウソの報告をする…。マンボクが変わり始めたことがうれしい。(^^;)
●官舎村の奥さんたち。子どもが休みになって帰って来る。テストの結果を親に報告するんだけど、家庭教師をつけた大佐の妻ヨンエ。息子が100点だったと云うので、成果が出たと喜ぶが、実際のテストを見ると100点じゃない。その時、息子が「全部合わせたら100点だ」と云い、絶句するヨンエ。奥さんたちは顔を見合わせて、さっさと帰ってしまう…。いずこも同じだなぁ。(^^;)
●セリは、奥さんたちにお礼をしたいと云って、スンジュンからもらったダイヤの婚約指輪を例の市場の質屋に持って行く。例のごとく買い叩かれて、結局質屋の流れ品と交換することで折り合いがつく。ヨンエは子羊(誰かの家のお風呂場で飼われていたんじゃなかったっけ?)。ミョンスンは(きっとマンボク用の)革ジャケット。班長は袋いっぱいの何やらきっとジャガイモかな。そして、セリはあの時計を手に入れる。箱に入れて赤いリボンをかけて、ジョンヒョクへのクリスマスプレゼントとして…。(^^;)  意気揚々と引き上げる5人。
●ソウル。ホン室長とその友だちでセリの生命保険を担当したパク・スチャン。必死でセリを捜している。セリが助けを求めている声を突き止めるが、セリに戻って来てほしくない次男がもみ消そうとしている。パク・スチャンはセリが死んだとなると多額の保険金を支払わなければいけなくなるので、必死。正式に死亡確定の発表をしたあとでもどうにかならないかと画策している。会長に直談判しようとしてVIP用の入口で待ち構えるが、次男に邪魔される。そこへ会長が通りがかり、二人は必死で「セリは生きている!」と叫ぶ。この必死さ。愛すべき二人。セリは厳しすぎる上司だったけど、信頼されていたんだなぁ…。(^^;)
●ジョンヒョクの部屋。棚には蓋をしたマグカップと薬ビン。目が覚めるジョンヒョク。部屋を出て、居間に行くと、クリスマスツリーが飾ってある。赤い星、赤と緑のクリスマスカラーで作られた鎖飾り。そして、ハート型のメリークリスマスのメッセージカードには、ハートマークがいっぱい。紙で作ったオーナメントは、ちょっと雑な作り。優しく見つめるジョンヒョク…。
●そこに知らない番号で、電話が入る。出ると「私よ。」と云うセリの声。「どこだ?  なぜ帰って来ない?」と優しく聞くジョンヒョクに「私、もう行くわ。(どこへ?とジョンヒョク…)云ったでしょ。スンジュンさんと帰るって。急に行くことになったの。日程が早まって。」とセリの声が続く。慌てて靴を履くジョンヒョク。「どこだ、今から行く。」セリが「もう車に乗って、遠くまで来ちゃったの。挨拶も出来ず、ごめんなさい。だけど、挨拶はもう何度もしたし、必要ないわよね。」と云う。涙声になっているのにも気づいている?  「ダメだ。何度もしたけど挨拶は必要だ。どうしても挨拶したいから、場所を云って!」とジョンヒョクも焦って聞いている。
場面はセリ。銃を突き付けられている。「聞きわけのない人ね。もう遠くへ来てしまったの。説明したでしょ?  だから、今どこだとか、会いに来るとか云わないで。」携帯の向こうからジョンヒョクの声。「頼むから、待ってくれ。遠くてもいい、すぐ行く。行くから…!」と悲痛な声。「さようなら。元気でね。無事に式を挙げて、幸せな家庭を築いて…、どうか、末永く幸せに。私との思い出は全部忘れて、幸せに暮らしてね。」とセリ。「切らないで!」と云うジョンヒョクに聞こえたのは、「愛してる。」の声と銃声!  
林の中で、茫然と立ち尽くすジョンヒョク…。
セリを乗せたトラックが去って行く…。銃声の意味が分からず、茫然自失のジョンヒョク…。涙が止まらない。幸せなクリスマスの飾り付けからの急転直下の出来事。息が止まりそうなシーン。
●エンディングは1年前のソウルのクリスマス。セリの会社では、遅くまで会議が行われている。帰りたいと思っている社員をよそに、セリは販売戦略の資料はどこだと云っている。ホン室長がとうとう「あんまりです。クリスマスに夜勤なんて。ひどすぎないですか?」と文句を云ってしまう。ところがセリは「キリスト教徒なの?  他人の誕生日をなぜ祝うの?」とやり返す始末。(^^;)
そんなセリが、クリスマスツリーの飾り付けをしている。

(その時の声だけが流れる…)
他人の『誕パ』でしょ?  なのに、星の飾りをつけたツリーなんか作っちゃって。
『お祝い』とか云って、カードまで書いて…。

プレゼントはなぜ渡し合うの?
(会議のシーンに戻って)自分たちの誕生日でもないっていうのに。そうでしょ?  ホントにバカみたい。

プレゼントを大切に持って、家の裏を歩き、家に戻ろうとするセリ。
「人生って、何が起こるか分からないわね…。やたらなことは云うもんじゃないわ。」と当時を反省するセリ。(^^;)
恋するセリのビフォーアフター。とっても可愛い。
ところが、角を曲がったところで、男が待ち伏せしていて、正面から銃を向けられる…。
後ろ手に持った赤いリボンのプレゼント…がアップになって、8話が終了。

予告で9話の展開が予測出来るけど、こんなので次回まで待てない!
私はNETFLIXで続けて見ているからいいけど、日本で放送されて、週1回だったりしたら、待ちきれなくてストレスが溜まってしまうかも。いや、かもじゃなくて、溜まっちゃう!
このドラマは6%でスタートして、それでもすごいと思うけど、この回で11%を超えたらしい。
当然やね!

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