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里紀のひとりごと…。

日記代わりに。
花のこと、大好きな松本の街のこと、今ハマってる韓国ドラマのこと、などなどなど。

『愛の不時着』お気に入りシーン! 9話

2020-05-25 02:14:40 | 韓国ドラマ&K-POP
好きなシーンばっかりを集めました。9話目。備忘録代わり。(^^;)
「あのシーン好きだったけど、何話目だったかなぁ」と思い出す時、すぐにそのシーンを見ることが出来るようにするため、です。(^^;)
※ずっと書いていますが、完全にネタバレです。ご注意下さい…。

【9話目】~前回はジョンヒョク側から見た会話で終わったシーンを、セリ側から再度振り返る。何者かに連れ去られる時に、用意したプレゼントを落とす。~

●連れ去られる時の電話の会話。「挨拶も出来ず、ごめんなさい。だけど挨拶はもう何度もしたし、必要ないわよね。」「ダメだ。何度もしたけど、挨拶は必要だ。どうしても挨拶したいから、場所を云って。切らないで。聞いて。周りに何が見えるか云って。」(セリは周りを見回すけれど、ホロの被ったトラックに乗せられているので、何も見えない。銃を突き付けられていて、相手はもう切れと云っている。)
「(泣きながら)リ・ジョンヒョクssi、サランヘヨ。」携帯を取り上げられそうになって、もみ合っている間に、発砲されてしまう。ジョンヒョクには銃声だけが聞こえて、通話が途切れる。ジョンヒョクの目に涙がいっぱい。

●セリを探し回るジョンヒョク。保衛部が家宅捜索に来ていると村の奥さんたちからの電話が入り、急ぎ戻るジョンヒョク。家の家財道具が外に投げ出されている中、セリからもらったトマトの苗が。鉢から出た苗を土ごと元に戻すジョンヒョク。(連行される。)
●連れ去られる自分を鼓舞しようと、気分の良くなることを思い出そうとするセリ。
目を閉じて思い出したのは、『麺を茹でるリ・ジョンヒョク』『アロマキャンドルとロウソクを区別出来ない彼(映像は、停電の時、帰って来てくれた彼に花瓶を振り上げたセリ)』『区別出来るようになった彼(映像は、市場でアロマキャンドルを掲げて探しているジョンヒョク)』

『水を飲み行く途中、布団を掛けてくれた彼』『いつも大変なのに、「大丈夫だ」と強がるリ・ジョンヒョク』『ヒーローでもないのに、何でも出来るし、どこでも捜せると大口をたたくリ・ジョンヒョク』と全部彼のことだった…。
●セリを連れ去ったのが、ダンではないかと考えたジョンヒョクは、彼女を営倉に呼び出す。そして、セリがいなくなったことについて、何か知っていないかと訊ねる。セリが無事かどうかを心配するジョンヒョクに、ダンは皮肉を込めて、「見物だわ。結婚を控えてる人が、他の女性を心配して、悲痛な顔をしてる。結婚式までここにいて。式場で会いましょ。」と云って出て行こうとする。ジョンヒョクは「僕の父か?」と云ってダンを呼び止める。そして、今までとは違う口調で「君は僕に警告したよな。誰を訪ねたんだ?  保衛部じゃなさそうだし、君のお母さんも違うよな。もしかして、僕の父に会ったのか?  父が彼女をさらって…。 」と云う言葉を遮って、ダンは「えぇ、殺したわ。もういない。だから、諦めて。」と云って出て行こうとする。その後ろ姿に、ジョンヒョクは「父に伝えろ。もし彼女を傷つけたなら、次男まで失うだろうと。必ず伝えろ!」と云い、ダンを強い目で見据える…。ダンは帰りの車の中で涙を流すけど、これでもうジョンヒョクとの仲は終わったよね。よく「式場で会いましょ。」なんて云えるよね…。日本語訳でしか内容がわからないけれど、それまではダンに対して、礼節を守った話し方をしていたと思うけど、最後は命令だったもんね…。ジョンヒョクがダンに結婚出来ないと云ったとはいえ、ここで完全に離れてしまったと思う…。(^^;)
●屋根裏部屋で気がついたセリ。しばらくして、書斎風な場所に連れて行かれる。そこで待っていたのはジョンヒョクの父親だった。マツタケ茶を勧められるセリ。「ありがたいですが、飲みません。(と断る。)招かれて来たわけでもないし、出された物を飲むほど、バカじゃありません。」と応える。「どこか分かるか?」と問われ、「お父さんなんですよね。見れば分かります。そっくりです。ソ・ダンさんと。目元も鼻柱も。特に人をにらみつける時の目つきが全く一緒です。(そうか?と云うジョンヒョクの父。)人一倍勘が鋭いので、よくわかるんです。(って、間違えてるやん!)
●ジョンヒョクの父がセリを問い詰めているのを、母は壁の向こうで聞いている。ジョンヒョクが自分を匿ったのは、自分がジョンヒョクを脅迫したからとかばう。最後に「二人の仲はそれだけか?」と聞かれ、「正直申し上げると、私はリさんのことがとても好きでした。好きになってしまってすみません。でも一方的な気持ちなので、ご心配なく。彼は私が帰ったと思い、気にもしていないかと。」と云う。助けてくれたら、それ相応のお礼をするので、助けてほしいと懇願するが、また、屋根裏部屋に戻されてしまう。セリは聞かれたこと全てに、物怖じせずにしっかり答えたことが、父親にも、隠れて聞いていた母親にも好印象を持たれたんじゃないかと思う。
●ジョンヒョクの母は、屋根裏部屋に作りたての食事を運ばせる。食べないと云うセリに「毒味をしましょうか。」とまで云う。ジョンヒョクの安否や、自分のことでジョンヒョクに何かあってはいけないと云うセリに、そんなにジョンヒョクが好き? と聞き、屋根裏部屋からジョンヒョクの部屋に連れて行く。本棚にはたくさんの本が…。「ここで寝なさい。」と云われ、「本棚を見れば、その人の性格や好みなどが分かると思うんだけど、私の知ってる誰かに非常に似てる気がします。」というセリ。そこでようやく、目の前にいる女性が、ダンの母ではないことに気づく。
●眠れない彼女は、本棚にあるジョンヒョクの幼い頃の日記から、彼がピアニストになりたかった夢を知る。部屋にあるピアノを見つめるセリ…。ベッドから起き出して、ピアノに向かい、スイスの湖で聴いた思い出の曲を弾き始める。
●翌朝、ジョンヒョクの母は、セリに温かい麺のスープを出す。セリは戴きながら、「彼の料理上手はお母さん譲りですね。」と云う。「ジョンヒョクが料理をしてくれたの?」と母親はビックリ。「麺も茹でてくれたし、美味しいコーヒーも。お母さんに似て、心が温かいんですね。」とニコニコ笑顔のセリを見て、母は、ダンとの結婚を「前からの約束なので守ります」と事務的に応えたジョンヒョクを思い出す。そして、「もともと温かい子だったのに、冷たくなったの。誰にも心を開かず、冷淡にね。温かいなんて、良かったわ。」と云う。
●釈放されたジョンヒョク。一目散に向かったのは、実家。椅子に座っている父親に、挨拶もせずにセリを殺したのかと問い詰めるジョンヒョク。

「お前は自分の将来を考えないのか?」という父親に向かって、「考えているからこうしているんです。この先今日のことを後悔したくありません。”もっと頑張っていたら助けられたのに”と。二度はイヤなんです。後悔の苦痛は知っていますよね。(兄ムヒョクの遺影の前で苦脳の敬礼をする父。)

ここに来るまで息もつけませんでした。彼女に何かあったかと。彼女を守れないと、僕の人生は地獄になります。」壁の向こうで隠れていた母親が、セリを彼の前に連れて来る。

見つめ合う二人。
(2人の甘い会話を交互に見上げる父親が、可愛い…。)
●ジョンヒョクの部屋のベッドで休んでいるセリ。ノックして入って来るジョンヒョク。眠れない時は芸術にひたるという彼女を温かく見つめる彼。セリが「ピアニストになりたかったの?」と聞き、「過ぎたことだ」と答えるジョンヒョク。
セリが、「この曲を知ってるかしら?」と云って、弾き始めると、次第に驚きに変わっていくジョンヒョクの顔…。ピアノを弾くセリに近づく彼。「なぜこの曲を知ってる?」「スイスで誰かの演奏を聴いたの。」と答えるセリ。「すごく気に入って覚えておいたのに、誰の曲か、調べがつかなかった。そこは雪景色がきれいな湖だった。(驚きを隠せないジョンヒョク…)何て名前だっけ?」「イゼルトヴァルト」と答える彼。「そこよ、なぜわかるの?」とセリ。横に座ってピアノを弾き始めるジョンヒョク。右手だけで。驚くセリ。「この曲だわ。知ってるのね? 誰の曲?タイトルは?」続け様に聞くセリ。
静かに話し始めるジョンヒョク。「遅い午後で、水面に霧が立ち込めていた。僕は兄の訃報を聞き帰途についた。兄のために作った曲の最初で最後の演奏を、あの湖でしたんだ。」驚くセリ。今度は伴奏をつけて両手で弾き始める彼…。二人の後ろ姿が、あの湖の桟橋に重なり合う。

あの日湖からピアノを弾く彼を見ていたセリ。今彼の部屋で見つめ合う二人。映像はあの日の湖で見つめ合う二人に…。湖の映像と今が交互に映し出され、次第に距離が縮まって、今、目の前にいる二人。
「あの日、あそこで演奏したのはあなただったの? (頷く彼。)そんな、ウソみたい。私はすごく寂しかったの。あの時、本気で死のうとしたわ。景色のいい場所に行って、誰にも迷惑をかけず、消えようとしたの。そんな旅だった。なのに、あなたがそこにいたのね。あなたは気づかないうちに、私を助けてくれた…。」
このシーンは本当に美しい映像だった。広い湖に舞う雪が、多くも少なくもなく、美しかった。二人の糸が知らないところで重なり合っていたんだとお互いが気づくシーン。ドラマを通して、心に残るシーン。
●釈放された時、大佐に頼んだのは、車だけじゃなかった。セリを帰すために、前哨地に緊急交代すること!  4人の部下も最初は緊急交代にビックリして不満を口にするが、セリを帰すためと分かり、協力する。4人それぞれ、セリと別れを惜しむ。憎まれ口をたたくピョ・チスが可愛い。韓国の兵役は600日だけど、北朝鮮では10年もあると知って驚いたり、ジュモクが遠くに見える山を指し、ソウルにある『北漢山(プカンサン)』だと教え、とても近いことを知らせてあげる。
●セリのいない自宅に、継母と兄嫁2人が入って来る。継母は、セリにキツイことを云ったことを思い出している。長男の嫁はほしかった鞄などをセリが持っていることに興味を示し、次男の嫁は、セリの会社の経営状況の分かる資料を勝手に写メっている。そして、並んでいる表彰の楯や写真の横に、キツイことを云った日に撮ったと思える自分の写真が飾られていることに気づく。セリの本当の気持ちに気づく…。
●夜になって、セリを送って行くジョンヒョク。
「元気で。日常に戻り、何もなかったかのように。」とジョンヒョク。「私を心配してる場合? 大丈夫よ、私は元気に過ごすから。やることが山ほどあるから、すぐ日常に戻れる。いつも通りにー。お金を稼いでじゃんじゃん使うし、仕事も頑張って、男とも会うわ。」とセリ。(周りを気にしていたジョンヒョクが急にセリの方を向いて…、)「男に会うだと?」「会わないでほしい?」とセリ。「いや…。好きにしろ。」とジョンヒョク。立ち止まって、「言っただろ? 破局の哀悼期間が必要だと。確か6ヶ月だった…。」「それはあなたへの要求よ。日常に戻れと云ったくせに…。」とセリ。「“男の元に”とは云ってない。」とジョンヒョク。もう、恋人同士の会話。両思いだから恋人同士か。
「何もなかったように過ごせって。」とセリ。「“男と過ごせ”ではなかった。」とジョンヒョク。「6ヶ月ならいいの?」とセリ。「まぁ…。」と不満そうなジョンヒョク。「わかったわ。6ヶ月だけ別れを哀悼するわ。私たちは運命よ。考えてみて、スイスで偶然に会ってたし、北朝鮮でまたこうして会えた。(見つめるジョンヒョク…)どうしたの?」とセリ。
二人はずっと立ち止まったまま話をしている…。
「男に会ってもいいし、何もなかったように過ごしてもいい。その代わり、孤独にはなるな。景色のいい場所に行って、消えようなんて思うな。」「…僕がいるから。」とジョンヒョク。「そばにいないくせに。」とセリ。「そばにいなくても、君が寂しくないようにいつも思ってる。いつまでも幸せでいてくれ。それが僕の願いだ。」とジョンヒョク。
その後、川を小舟で渡り、対岸をさらに歩く二人。何度も道を間違えた振りをして、なかなか南方限界線に着かない。
セリがとうとう「正直に云ったら? 方向音痴よね?」(ピョ・チスの声:「中隊長がこの中で1番夜目が利いて、方向感覚が優れてる」)「あぁ。僕は夜目が利かないし、方向感覚もない…。すまない。」(優しい目で云うんだよねぇ。)
でも、とうとう軍事境界線が二人の前に。
前方に見える大きな木を指差して、「そこまで行けば、南の捜索隊が出入りする扉がある。もうすぐ早朝の組が来るから、助けを求めて。」とジョンヒョク。
「念のため、あそこまで一緒に行って。」とセリ。首を横に振るジョンヒョク。
軍事境界線を指差して、「ここからは一歩も越えられない。」うなずくセリ。
行かなくちゃいけない時間が迫る。「リ・ジョンヒョクssiも私を完全には忘れないで。」とセリ。「忘れられない。空から落ちて来た女性を忘れられるか。」と彼。
「落ちて来たんじゃないわ。降臨よ。」とセリ。「だとしよう。」と彼。見つめ合う二人。
でも、とうとう「じゃあね。(カイケヨ。)」とセリ。涙を怺えながら歩き出す…。軍事境界線の有刺鉄線を越えて…。後ろ姿のセリ…。
本当は越えちゃいけないのに、堪らずに軍事境界線を越えて駆け寄るジョンヒョク。抱き合う二人。別れのキス…。
南北統一がない限り、再び会うことも連絡を取ることも出来ない二人。永遠の別れ…。
●エンディング~ジョンヒョクが部屋に戻ると、本棚に変化が。
セリが本を並べ替えて、背表紙の1番上の文字で、『サ・ラン・ヘ リ・ジョン・ヒョク』と伝えてくれていたことに気づく。
あぁ、きっとずっとこのままにしておくんだろうなぁ。彼女がこの部屋にいてくれたことを示す証として…。
この9話目は、北朝鮮を舞台にした最後の回なので、感動的なシーンがいっぱい!!!!!
別れのシーンは、わかっていても号泣してしまった…。(^^;)

あの別れの抱擁のあと、きっとセリはジョンヒョクを振り返らずに走って南の扉を開いたんじゃないかな…。
そして、ジョンヒョクは、少し戻ったところで、セリが南の捜索隊に助けられてる声を確認してから、独り帰って行ったんじゃないかなぁ…。

コメント

『愛の不時着』お気に入りシーン! 8話

2020-05-23 17:18:37 | 韓国ドラマ&K-POP
好きなシーンばっかりを集めました。8話目。備忘録代わり。(^^;)
「あのシーン好きだったけど、何話目だったかなぁ」と思い出す時、すぐにそのシーンを見ることが出来るようにするため、です。(^^;)
※ずっと書いていますが、完全にネタバレです。ご注意下さい…。


【8話目】 ~セリを探しに行こうとするジョンヒョクに、ダンが「彼女を匿うと全てを失うかもしれない。命さえ危うくなる。それでもかまわないと?」と問い詰めるシーンから始まる~

●ジョンヒョクは、「僕だって死にたくはない。当然じゃないか。だけど、選択肢はない。僕は愛する人を亡くした苦しみを知ってる。(愛する兄ムヒョクが事故で亡くなり、無念の敬礼をする父親を呆然と見つめる自分。兄の遺影の前で泣き崩れる自分を思い出すジョンヒョク。)死ぬ方がマシだ。(それで?と云うダンに)安全に帰してあげたい。僕が危険にさらされてもしかたないと思ってる。(死んでもいいと思ってるの?)どいてくれ。急いでるんだ。」と云って出て行こうとする。その後ろ姿に、ダンはさらに引き留めようとするけれど、ジョンヒョクは去ってしまう。
病院の何と救急車を借りて、夜の道を探すジョンヒョク。もうろうとした意識の中でナビに頼って運転するジョンヒョクは、寸でのところで、前方に道がないことに気づき、急停車させる。降りて見てみると、崖の上だった…。

夜目が効くはずの彼なのに…。ヘッドライトの届かない暗黒の闇。ゾッとするシーン。(^^;)
●翌日の病室。グァンボム以外の3人が見舞いに来ている。セリがいなくなったことが話題。チスがここでも余計なことを云ってしまう。「南朝鮮にいた頃から知っていた男なら、恋人とかですか?」ジョンヒョクは「違う。軍が病院に来たのを見て、身を隠しただけだと思う。」と云う。チスはさらに「連絡もしないなんて、変だと思いませんか?」と云うが、そこにグァンボムが壊れた携帯を修理して戻って来る。電源を入れたらすぐに電話が鳴る。セリかと思って出るジョンヒョク。ところがかけて来たのは、スンジュン。「誰と間違えた?  ユン・セリと?  俺はクだ。」(分かってるって。)ジョンヒョクは場所を教えてくれと云うが、スンジュンは教えない。元気で安全な場所にいる、捜すな。彼女も望んでいるとだけ云って、声だけでも…とジョンヒョクが云っている途中で切ってしまう。ジュモクが「誰と一緒に?」と聞いたことに、チスが「決まってるだろ?  例の恋人だ。」と云う。ジョンヒョクはかけ直すが繋がらない。ジュモクが「彼女から連絡しないなんて。」と云うと、またチスが「バツが悪いから、恋人に連絡してもらったんだ。」ジョンヒョクの苦々しい顔。かけ直しては?  と云うグァンボムに、「やめとけ、南朝鮮の恋人と再会出来たから、過去は捨てたいのさ。恩知らずめ。」とチス。チス、ジョンヒョクの顔を見てみ!  「バンザイ、バンザイ!」とチスが叫ぶところで、とうとうジョンヒョクの怒り爆発!  「恋人じゃない!  彼は違う。知りもせずに、決めつけるなんて、よくない癖だぞ。(だって南朝鮮で…と云うチスに)違うんだ。婚約を破棄した相手だ。」と、口をとんがらせて云うジョンヒョク。(^^;)
ジュモクが「婚約してた男なんですか?」とビックリして聞く。「どおりで、普通の仲には見えなかった。」と云うチスに「普通以下だ!  婚約を解消した相手なんだぞ!  他人以下だってことだ!」と声を荒げるジョンヒョク。その勢いに「なぜ怒るんですか。」とチスもタジタジ。(^^;)  我に返ったジョンヒョク。「僕がいつ怒った。悪い癖が気になってたから、指摘しただけだ。怒ってないさ。」というが、やっぱり普通じゃないジョンヒョクに、4人は何も云えない。(^^;)
そこへ隣の病室のBTSのジョングク推しのヒョン・ミンジがうるさいと怒鳴り込んで来る。入口の名前が「リ・ジョンヒョク」と気づいて、セリが『リ・ジョンヒョク推しで、魅力がヤバいって』云ってたと教える。意味が分からない4人は、韓国ドラマ通のジュモクに通訳を頼む。(^^;)
ジュモクは「南朝鮮の流行語。『推し』の意味は『最高に愛してる人』、一番好きな人のことを『推し』と呼ぶんです。」と教えてあげる。本当かどうか疑うチスだけど、ミンジが「今の説明で合ってます!」とサポート。(^^;)  「『魅力がヤバい』は、塩漬けの白菜みたいに(何ちゅう例えや!)『あなたの魅力に浸ってメロメロ』と云う意味です。」とまで云うと、ジョンヒョクは照れちゃって、ジュモクに手で払うような仕草。ミンジが「どんな人かと思ってたけど、会って納得しました。認めます。」と云うもんだから、ジョンヒョクの機嫌が一気に良くなり、ニコニコ顔。(^^;)
チスに顔をのぞき込まれ、「もしかして笑ってます?」と云われてしまう。慌てて普通の顔に戻すジョンヒョク。「後は自分で調べるから」と任務に戻るよう、部屋を追い出すジョンヒョク。「今日はありがとう。」と礼を云い、出て行く彼らに手まで振る。何ちゅう上司や!  
周りにセリの存在がバレて行く中で、唯一、癒しのシーン。
●癒しのシーンの前に戻り、ダンがジョンヒョクを問い詰めたのと同様に、セリもスンジュンに「いいのか?  彼がどうなっても?」と問い詰められる。「撃たれたんだぞ。軍も押しかけて来た。銃と軍の次は、何が来るか分からないのに、構わない?」「脅迫する気?」と云うセリに、「事実を云ってる。よく考えろ。彼に感謝してるだろ?  あるいは万が一でも好きなら、消えてやれ!  連絡したら、彼に危険が及ぶ。今まで以上に。」更に、「冷静に考えろ。幸運は何度も訪れない。この先判断を誤ると、世話になった人たち全員に迷惑がかかる。」と云うスンジュン。
そう、スンジュンの云うことは、一言一句正しい。セリも全く反論出来ない…。分かっていることだけど、切ないシーン。
●人脈を通じて、セリとスンジュンの宿泊所を突き止めるジョンヒョク。電線をたどって山の中を探し歩く。夜になって雪が降り出した中、ようやく宿泊所を見つけるジョンヒョク。警備する人数が多数いる中、建物に近づくジョンヒョク。
中では、スンジュンがクリスマスイブを祝う食事にセリを誘い、偽装結婚で韓国に帰る方法を伝え、ひざまづいて指輪を贈り、求婚する。食事はブイヤベースとソーヴィニヨン・ブラン。以前貝プルコギのパーティーで、この料理とワインしか飲まないと云った組み合わせ。思い出すセリ。「本当に結婚するみたいじゃないのよ。」と云うセリに「本当じゃダメ?  君が彼に惹かれてるのは、こういう特殊な状況に置かれてるせいだ。寂しくて怖くて頼る宛てもなかった。それは愛じゃない。帰国すれば消えてしまう感情だ。」と、ダンがジョンヒョクに云った言葉とほとんど同じことを云ったスンジュン。「だから、忘れろ。」と指輪をはめてあげ、プロポーズする。(^^;)
そこに停電。ジョンヒョクがブレーカーを落としたせいだけど、真っ暗な中、警備の人をどんどん倒しながら、セリを捜すジョンヒョク。セリも気づいて、外に出ようとする。スンジュンは「行ってどうする!  彼について行く気か?  北朝鮮で暮らす?  それとも彼もソウルに連れて行く?  何が出来る?  どれも無理じゃないか。やめておけ。開けるな。」そして、セリの正体を知ったダンが、これ以上ジョンヒョクがセリを守れば、通報すると云っていると教える。そして、「そうなったら彼は殺される。死ぬんだ。今ここで耐えれば、何も起こらない。元に戻れる。君は帰国し、彼も元の生活に…。」とスンジュン。これだけ本当のことを云われたら、何も云えないよね、セリ。
●何人の警備員を倒したのか、停電が復旧し、電気が点いた時、ジョンヒョクの前にセリが出て来る。「こんなところで何をしているの?」と云うセリに、「怪我はない?」とジョンヒョク。いつも何かあった時、最初にその言葉を云う彼…。「私の心配なんかしてる場合?  銃で撃たれて、重傷を負ったのよ。半月は安静にと云われたのに。暗くて雪まで降ってるのに、なぜやって来たの?」と早口で云うセリに、「迎えに来た。君が待ってると思ったから。」とジョンヒョク。何て優しい言葉なん!!!  でもセリは、目を真っ赤にしながらこう云う…。「悪いけど、待ってなかったわ。私は帰国したいの。邪魔しないでくれる?  スンジュンさんとなら帰れる。婚姻届を出してパスポートを作るの。安全に帰れるわ。プロポーズも受けた。(セリの左薬指の指輪を見るジョンヒョク…)そうするわ。だから私たち会うのはやめよう。あなたと私は何でもないでしょ?  一緒にいるだけで違法だもの。もう北朝鮮なんてウンザリ。早く帰りたいの。邪魔しないで。迎えに来られたって、重荷だし迷惑なの。」と…。ジョンヒョクが近づき、「本心か?」と聞く。セリは涙を流しながら、「本心よ。」と云う。
ジョンヒョクは「わかった。わかったから、泣かないで。」と云いながら、セリの涙を手で拭いて、ただ見つめて、そして、去って行く…。真っ暗な中、雪の降りしきる中…。
●本心を云わず、ジョンヒョクを追い帰したセリ。涙が止まらない。本当は心配で心配で堪らない。
一旦家の中に入ろうとするんだけど、車に乗って、彼を追いかけてしまう。泣きながら運転するセリ。雪の中、歩いているジョンヒョクを見つけ、走り寄るセリ。「送るから、乗って。」と云うセリを何も云わず引き寄せて、抱きしめるジョンヒョク…。
●ところがこの車にガソリンが入っておらず、エンジンがかからない。(よくちょうどのところまで走れたね…)2人は、車を降りて、近くの廃校で暖を取る。
ジョンヒョクがセリに「本当に結婚するのか?」と聞く。「書類上だけ。じゃないと帰国出来ない…」とセリ。「結婚はそんなふうにすべきじゃない。」とジョンヒョク。形だけでもセリが結婚するのがやるせない。セリはそれよりもダンに自分のことがばれたことを知っていたのかを聞き、通報されたらどうするのかと問い詰め、「そうしたら、あなたの結婚はダメに?」と心配する。「僕の結婚のことが心配なのか?」と聞く彼に、「人生が心配なの。あなたの人生が台なしになってしまいそうで、それがイヤなの。」とセリ。外は音もなく雪が降り続き、ストーブの中で火のはぜる音だけが聞こえている…。
●セリは、ジョンヒョクに「初恋はダンか?」と聞く。ジョンヒョクは顔も知らなかったと云い、「じゃぁ、初恋はどんな人?」ともう一度聞くセリ。答えられないジョンヒョク。そこでセリが云ったのは、『母胎ソロ』!  ジョンヒョクは、意味を説明されなくても、屈辱的な言葉に聞こえると云う。(^^;)  「勘のいい人ね。」とセリ。こんな場面でこんな話が出来る二人。お互いが好きなこと、わかり合っている仲だから云える会話やねぇ…。(^^;)
●夜、家の前で、独り酒を飲むマンボク。心配して出て来た妻のミョンスン。夫が一人で悩んでいることに気づいている。「国の命令に従っただけだから、結果に責任を感じることはない。」と夫を励ますが、恩を受けたリ・ムヒョクの死に関与し、弟のリ・ジョンヒョクも同じように死なせてしまったら、俺は生きていけない、と云う。
ここで、マンボクが長いセリフを云うが、なかなか字幕が出て来ない。出ても一瞬で消えてしまう。(^^;)  そのセリフは「恩人を死に追いやり、俺を人間扱いしない連中に、忠誠を誓うなんて、そんな人生は不幸すぎないか?」と。泣きながら告白する彼の辛い胸の内が伝わって来る。好きなシーンと云うよりも、盗聴するのが痛みを知るこの人で良かった、とホッとするシーン。
●廃校のシーン。ジョンヒョクは座って寝ている。セリはそんな態勢でも眠れるのはさすが軍人ね、と云いながら肩を貸す。
聞こえて来るあの曲。ジョンヒョクは自宅の前で兄が見送ってくれたシーンを思い出している。コンクールでもらった賞金で買った腕時計をプレゼントする。「賞金は自分のために使え。こんな高いのでなくてもいいのに。」と云いながら、いい時計だと褒めて喜んでくれた兄ムヒョク。微笑みながら、遅れるから早く行けと云う兄。車に乗り込む前に振り返ると、誰もいなくなっている。乗る車さえ消えている。誰もいない玄関の前で、ヒョン?  ヒョン(兄さん)?  と捜し回るジョンヒョク…。そこで目が覚める…。
仲のいい兄弟の関係が分かる。そんな愛する兄との別れ。きっと何度も夢で見るシーンなのかも…。辛い夢から覚めた時、セリが傍にいて良かった…。(^^;)  そして、愛するセリともそんな別れをしたくないと云う気持ちが込められているのかも…。
●ジョンヒョクがいない間に官舎で繰り広げられた酒宴。いろいろなことを暴露してしまったチスは、他の3人から集中砲火を浴びるが、面白いのはもう1人の参加者、ダンの母。ジョンヒョクとセリの情報を聞いたのに、何も覚えていない。「何もかも聞いて来たわ。思い出せない。全部聞いたの。あきれた話を聞いたはずなのに、なぜあきれたのか思い出せないの。決心もしたわ。だけど、なぜ決心したのか、全く思い出せないの!」と頭を抱える母を呆れて見るダン。(^^;)  二日酔いで苦しむ母に、ダンは「何が知りたいの?」と聞く。母は娘の手を握りながらこう応える。「私は、娘が婚約者とうまくいってるか知りたいの。娘が心配なのよ。幸せなのか、彼に愛されているのか、それが知りたいの。」と…。ダンは「何があっても彼と結婚し、誰よりも幸せに暮らすわ。」と云って、安心させる。セリにとっては恋敵だけど、母娘の心温まるいいシーン。私はこのシーンでこのお母さんが、大好きになった。(^^;)
●ジョンヒョクの官舎に戻った二人。ベッドに横になるジョンヒョク。薬と水を渡すセリ。
立とうとするセリの腕を、思わず掴んでしまうジョンヒョク…。(家に送るだけと云っていたセリが、そのまま出て行ってしまうのではないかと思って…)「どこへ?」と云ってしまう。「病人を置き去りにはしない。今日はクリスマスだし。(安心するジョンヒョク…)だからゆっくり休んで。」と云うセリ。盗聴しているマンボクも安心する。そこへチョ・チョンガルから、二人が家に戻ったかを聞く電話が入る。マンボクは、戻って来ていないと初めてウソの報告をする…。マンボクが変わり始めたことがうれしい。(^^;)
●官舎村の奥さんたち。子どもが休みになって帰って来る。テストの結果を親に報告するんだけど、家庭教師をつけた大佐の妻ヨンエ。息子が100点だったと云うので、成果が出たと喜ぶが、実際のテストを見ると100点じゃない。その時、息子が「全部合わせたら100点だ」と云い、絶句するヨンエ。奥さんたちは顔を見合わせて、さっさと帰ってしまう…。いずこも同じだなぁ。(^^;)
●セリは、奥さんたちにお礼をしたいと云って、スンジュンからもらったダイヤの婚約指輪を例の市場の質屋に持って行く。例のごとく買い叩かれて、結局質屋の流れ品と交換することで折り合いがつく。ヨンエは子羊(誰かの家のお風呂場で飼われていたんじゃなかったっけ?)。ミョンスンは(きっとマンボク用の)革ジャケット。班長は袋いっぱいの何やらきっとジャガイモかな。そして、セリはあの時計を手に入れる。箱に入れて赤いリボンをかけて、ジョンヒョクへのクリスマスプレゼントとして…。(^^;)  意気揚々と引き上げる5人。
●ソウル。ホン室長とその友だちでセリの生命保険を担当したパク・スチャン。必死でセリを捜している。セリが助けを求めている声を突き止めるが、セリに戻って来てほしくない次男がもみ消そうとしている。パク・スチャンはセリが死んだとなると多額の保険金を支払わなければいけなくなるので、必死。正式に死亡確定の発表をしたあとでもどうにかならないかと画策している。会長に直談判しようとしてVIP用の入口で待ち構えるが、次男に邪魔される。そこへ会長が通りがかり、二人は必死で「セリは生きている!」と叫ぶ。この必死さ。愛すべき二人。セリは厳しすぎる上司だったけど、信頼されていたんだなぁ…。(^^;)
●ジョンヒョクの部屋。棚には蓋をしたマグカップと薬ビン。目が覚めるジョンヒョク。部屋を出て、居間に行くと、クリスマスツリーが飾ってある。赤い星、赤と緑のクリスマスカラーで作られた鎖飾り。そして、ハート型のメリークリスマスのメッセージカードには、ハートマークがいっぱい。紙で作ったオーナメントは、ちょっと雑な作り。優しく見つめるジョンヒョク…。
●そこに知らない番号で、電話が入る。出ると「私よ。」と云うセリの声。「どこだ?  なぜ帰って来ない?」と優しく聞くジョンヒョクに「私、もう行くわ。(どこへ?とジョンヒョク…)云ったでしょ。スンジュンさんと帰るって。急に行くことになったの。日程が早まって。」とセリの声が続く。慌てて靴を履くジョンヒョク。「どこだ、今から行く。」セリが「もう車に乗って、遠くまで来ちゃったの。挨拶も出来ず、ごめんなさい。だけど、挨拶はもう何度もしたし、必要ないわよね。」と云う。涙声になっているのにも気づいている?  「ダメだ。何度もしたけど挨拶は必要だ。どうしても挨拶したいから、場所を云って!」とジョンヒョクも焦って聞いている。
場面はセリ。銃を突き付けられている。「聞きわけのない人ね。もう遠くへ来てしまったの。説明したでしょ?  だから、今どこだとか、会いに来るとか云わないで。」携帯の向こうからジョンヒョクの声。「頼むから、待ってくれ。遠くてもいい、すぐ行く。行くから…!」と悲痛な声。「さようなら。元気でね。無事に式を挙げて、幸せな家庭を築いて…、どうか、末永く幸せに。私との思い出は全部忘れて、幸せに暮らしてね。」とセリ。「切らないで!」と云うジョンヒョクに聞こえたのは、「愛してる。」の声と銃声!  
林の中で、茫然と立ち尽くすジョンヒョク…。
セリを乗せたトラックが去って行く…。銃声の意味が分からず、茫然自失のジョンヒョク…。涙が止まらない。幸せなクリスマスの飾り付けからの急転直下の出来事。息が止まりそうなシーン。
●エンディングは1年前のソウルのクリスマス。セリの会社では、遅くまで会議が行われている。帰りたいと思っている社員をよそに、セリは販売戦略の資料はどこだと云っている。ホン室長がとうとう「あんまりです。クリスマスに夜勤なんて。ひどすぎないですか?」と文句を云ってしまう。ところがセリは「キリスト教徒なの?  他人の誕生日をなぜ祝うの?」とやり返す始末。(^^;)
そんなセリが、クリスマスツリーの飾り付けをしている。

(その時の声だけが流れる…)
他人の『誕パ』でしょ?  なのに、星の飾りをつけたツリーなんか作っちゃって。
『お祝い』とか云って、カードまで書いて…。

プレゼントはなぜ渡し合うの?
(会議のシーンに戻って)自分たちの誕生日でもないっていうのに。そうでしょ?  ホントにバカみたい。

プレゼントを大切に持って、家の裏を歩き、家に戻ろうとするセリ。
「人生って、何が起こるか分からないわね…。やたらなことは云うもんじゃないわ。」と当時を反省するセリ。(^^;)
恋するセリのビフォーアフター。とっても可愛い。
ところが、角を曲がったところで、男が待ち伏せしていて、正面から銃を向けられる…。
後ろ手に持った赤いリボンのプレゼント…がアップになって、8話が終了。

予告で9話の展開が予測出来るけど、こんなので次回まで待てない!
私はNETFLIXで続けて見ているからいいけど、日本で放送されて、週1回だったりしたら、待ちきれなくてストレスが溜まってしまうかも。いや、かもじゃなくて、溜まっちゃう!
このドラマは6%でスタートして、それでもすごいと思うけど、この回で11%を超えたらしい。
当然やね!

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『愛の不時着』お気に入りシーン! 7話

2020-05-23 01:35:02 | 韓国ドラマ&K-POP
好きなシーンばっかりを集めました。第7話目。備忘録代わり。(^^;)
「あのシーン好きだったけど、何話目だったかなぁ」と思い出す時、すぐにそのシーンを見ることが出来るようにするため、です。(^^;)
※ずっと書いていますが、完全にネタバレです。ご注意下さい…。


【7話目】~空港へ向かうセリが襲われ、セリを守るために、ジョンヒョクが撃たれるシーンから始まる~
●スポーツ競技の補欠選手として出国することになっていたのに、ジョンヒョクが自分のために銃で撃たれ、瀕死の状態の時に、おろおろするのではなく、今何をしないといけないのかをしっかり判断出来るセリが、カッコイイ。工事中の橋を、好きな映画は『マッドマックス 怒りのデス・ロード』と云いながらアクセルを踏むセリ。輸血の血を自分で用意しないといけないことを知っても、血液型をグァンボムに問い質して、自分の血を輸血することに迷いないセリ。例え乗らなければいけなかった飛行機に間に合わなくなったとしても…。それほど大切な存在になってしまっていたことを自覚してしまうセリ。
●ジョンヒョクの手術中、グァンボムからジョンヒョクの私物を受け取るセリ。袋の中から血に染まった上着を取り出すと、中から落ちたものが…。
拾って見ると、セリの証明写真だった。「記念に残す理由はない」と云っていたジョンヒョクなのに…。「どういうこと?  強がってたくせに。」とセリ。ジョンヒョクの気持ちに気づいたセリ…。
●病室のシーン。麻酔で眠っているジョンヒョクに語りかけるセリ…。
「リ・ジョンヒョクssi、私はこういうことに慣れてないの。私はただ、自分を愛したり憎んだり、自分を守ったり捨てたりしてきたの。私には自分の他に誰もいなかった。だからぎこちないのよ。自分の他に誰かがいるのが。(ジョンヒョクを思い出しながら)向かい合って、話を聞いてくれて、笑ってくれて、一緒に食事して、私との約束を契約書もないのに果たしてくれたし、私を守ってくれた。あなたは、全てやってくれたわね。私にはあなたがいてくれた。私はね、よっぽどのことじゃないと怖がらないの。でも今は怖い。あなたが心配で。あなたは私にとって、よっぽどの存在かしら。」
人を信頼・信用することなく生きて来たセリが、初めて自分を守ってくれる人の存在に気づいた瞬間。素直に自分の気持ちを言葉にするセリ…。
●麻酔が効いている中、ジョンヒョクは兄ムヒョクの訃報を聞いて帰国することが決まり、湖で小さな女の子に頼まれて、曲を弾いた時のことを思い出している。
ピアノの音が流れる中、目を覚ますジョンヒョク。
●目を覚ましたジョンヒョクは、セリがまだ帰国しないで自分に付き添っていることに驚き、セリに「これ以上どれだけ迷惑をかけるつもりだ」と声を荒げてしまう。セリは「行くべきだったけど、行けなかった」と云って病室を出て行く。そこへセリから連絡を受けた主治医と看護師が入って来てする会話で誤解が解ける。

医師が「傷跡も綺麗だし、出血もありません。幸い輸血が間に合い、血圧も上がりました。運がいいですね。でも無理はいけません。半月は治療が必要です。」看護師が「恋人は運命の人ですね。血型が一致して、輸血が間に合い、助かったんですよ。」と教える。医師が「輸血後に泣くのはダメだと云っても、ずっと泣いてたのに、どこに行った?」看護師が「意識が戻らないと泣いて、戻ったらまた泣いてる。」と云って二人で笑い合っている。安静にと云って出て行く医師と看護師。「まだ泣いてるのかな。」と云いながら出て行く。
病院で絶体絶命の状態の時に、患者側が血液を用意しないといけないってどういうこと!?  これが北朝鮮の実状?  脱北者監修で北朝鮮側を描いたといわれているけど、絶句…。
でもこの会話で、セリが帰れなかった理由がわかったジョンヒョク。なかなか戻って来ないセリ。外は土砂降りの雨。雷も鳴っている。キツいことを云ってしまって、心配になるジョンヒョク。
●セリは病院の外廊下で独り泣いていた。「こんな時はどこか行きたいのに、車もないし、行く当てもない。(ため息をつき)惨めだわ。」  振り返ると、ジョンヒョクが見つめている。「正気なの?  動いたらダメでしょ!」と叫ぶセリ。白い息を吐きながら、「風邪を引くぞ。」とジョンヒョク。「私を心配してる場合?(涙を拭いながら)今日撃たれた人が!  まったく…。」と云いながらジョンヒョクに近づき、「腕をつかんで。病室に戻りましょ。」とセリ。「さっきのは本心じゃない。すまない。云い過ぎた。」と優しくセリを見つめるジョンヒョク。「分かったわ。謝罪を受け入れる。死なずにいてくれてうれしいから、それくらい許してあげる。」と涙を拭きながらセリ。「だから早く戻りましょ。」とジョンヒョクを促すセリ。見つめるジョンヒョクに、「何よ?」とセリ。「帰りたがってたのに、なぜ残った?」と聞くジョンヒョクに、「私だって帰りたかったわ。でも帰れなかったの。私も一度くらい、あなたを守ってあげたかった。」と応えるセリ。見つめるジョンヒョクに、「意味深な目で見ないでよ。」とセリ。まだ見つめながら「誤解しないでくれ。普通に見ただけだ。」とジョンヒョク。え?そうなん?  それ普通の目?  セリは涙声で「違うわ。つかの間だったけど、意味深な目だったわ。(まだ見つめるジョンヒョクに、)ほらね、今も意味深な目で見てる。」とセリが云い終わるのを待たず、堪らずキスをするジョンヒョク…。
初めてのキス。船底でやむを得ない状況でキスをしたことはあったけど、本当のキスは初めて。お互いの気持ちを確かめ合いながらのキスに、ジーンと来る。(^^;)
●翌日の病室。例の看護師が来て検温している。真っ赤な顔のジョンヒョク。ソファで繕い物をするセリ。看護師が「熱はないのに、顔が赤いですね。何か恥ずかしいものを見ました?」(首を振るジョンヒョク…)看護師が今度は血圧を計りながら、「実を云うと私は見ました。昨日の夜、暗い廊下の先で、男女が熱い口づけを交わしてました。世も末だわ。夜中に破廉恥なマネを。」と云い、セリが「みんな寝ているので…」と云うと、「自分たちも寝ればいいのに、盛り上がっちゃってね。」と平然とした顔で続ける。

横でジョンヒョクが苦痛の表情。看護師は暗かったから誰だかわからなかったのか、分かってからかってるのか、わからないけど、ジョンヒョクが「盛り上がってはなかった」と云うのには、笑える。(^^;)  看護師が「目撃した私が云うんだから間違いない。」と云いながら、血圧が急上昇してるとビックリする。脈拍も速い!と慌てる。ジョンヒョクが「大丈夫。」と云う(そりゃそうでしょ。云い当てられてドキドキしただけなんだから!)と、「絶対安静が肝心です!  先生に報告します!」と云って出て行く。(^^;)  
●看護師が出て行った病室。セリは繕い物、ジョンヒョクはそんなに速いかなと思ってか、脈に手を当てている。(^^;)
セリが昨日のことでどれに当てはまるか云えと、またややこしいことをジョンヒョクに云う。(^^;)  「私たちには3つのオプションがある。」と前置きして。
1.  昨日の件はなかったことにする。
2.  昨日の件は気にせず、話題にもしない。(同じことでは?と云うジョンヒョクに、微妙に違うとセリ。)
3.  高校生でもないし、お互いに負担をかけない。(それも微妙に違う?とジョンヒョク。)
ジョンヒョクが3つ目を選ぶと、「3つめがいいの?  負担に思ってたのね」と少し逆ギレ…!
「選べって云うから」って云うジョンヒョクに、「いい選択よ。(と云いながら)負担を感じたってことよね。分かるわ。撃たれて手術を受け、麻酔も切れてないうえに、雨はしとしと降るわ、私はシクシク泣くわ。それでうっかり…。十分あり得ることだわ。」ジョンヒョクが何か云おうとするんだけど、「負担を感じないでね!  あんなスキンシップに意味を与えたりしないわ。」と云って、繕い物を、最後歯で噛み切る!  呆然と見つめるジョンヒョク。(^^;)  何か云うとセリが10倍位の勢いで云い負かしてしまう…。何度こういうシーンを見たことか…。(^^;)
セリはハートの継ぎあてをしたジョンヒョクの軍服を窓辺に置いて、裁縫箱を返しに部屋を出て行く。目で追うジョンヒョク。何なんだよって顔で、継ぎ当ての軍服を見ると、アップリケの縫い目はガタガタ。そんな軍服着れる?  でもうれしくて、一人ニヤけるジョンヒョク。(^^;)
●4人がお見舞いに来るシーン。
チスが「撃たれた」と云うので、セリは「私を守るために代わりに撃たれた」と云い返すが、チスはさらに「避けられなかったかも。身代わりではなく、避けようとしたのに、弾が速過ぎて避けられなかったんだ。映画じゃあるまいし、弾丸は避けられない!」と云う。寝ているはずのジョンヒョクの手が動く。(^^;)  せっかく来たんだから、ジュースでも飲んでと云っている4人をさっさと追い出して、ジョンヒョクを起こし、「教えて。避けられなかったの?」と聞くセリ。「はっ」とまたいつもの鼻で笑い、そんなこと聞くまでもないと云いたげな顔で横を向こうとするジョンヒョクの腕をつかんで、問い質すセリ。(^^;)  「どうなのよ。」「(しょうがないなぁとため息をついて、)避けなかった。君が撃たれるから。」とジョンヒョク。お互いに次に同じことが起きても同じようにしないでと云い合うんだけど、きっと次も同じことをすると思い合ってるね…。
●スンジュンのダンにするアドバイスが的確!  ダンもスンジュンの言葉を認めざるを得ない。まだまだこの時は、スンジュンはセリに未練が、ダンはもちろんジョンヒョクとの結婚を夢見ている。どちらも切ない。
●夜の病室。セリがジョンヒョクのベッド横で、エキストラベッドで寝ようとしている。ジョンヒョクがそこは寒いからとベッドで眠るよう云う。「えーっ」と思いながら、「じゃぁ」とジョンヒョクのベッドに入って来る。それに代わってジョンヒョクはベッドを出て、セリが寝ようとしていたエキストラベッドに移ろうとする。「何してるの?  寒いでしょ。」というセリに「冬の訓練では地面を掘って寝たことがあるから大丈夫。」と云うが、「今は病人でしょ。」とセリに一喝される!
今度はジョンヒョクが戸惑う番。「ここで一緒に寝ようと?」と聞く。(^^;)  セリは「遠慮しないで。お互い線を越えなければ、戦争が起きることはない。」と云って、さっさと横になってしまう。
ジョンヒョクも「僕のセリフだ。」と云って横になるけれど、ベッドは当然シングルなので、ジョンヒョクは横を向いて寝るしかなく、たぶん、撃たれた方の肩が下になってない!  さすがに横になる時、痛くて「うっ!」とか云ってしまう。当然だけど、そんな姿勢で寝れる?
しばらくして、セリが眠った頃、ジョンヒョクは起き上がってセリを見つめる。横向きに寝返りをうつセリ。おでこにかかった髪をあげてあげるジョンヒョク…。
●とうとうチョ・チョンガル少佐に居場所を突き止められ、病室に来られてしまう。ちょうど外の公衆電話からスンジュンに連絡を取っていたセリは鉢合わせを避けられる。尋問を受け、緊急逮捕されるところを、父の総政治局長が来たことで、チョ・チョンガル少佐は退散する。父に責め立てられるが、母に助けられる。母は強し。そこへダンとダンの母が入って来て、軍人を辞めさせろという話になる。ダンが窓辺のハートのアップリケの軍服に気がつく。
●ダンと二人になった病室。窓辺に立って「付き添いがいるみたいね。誰なの?」と分かっていて聞くダン。(^^;)  「君が想像してる人だ。」とジョンヒョク。「一緒に作戦を遂行する同志が、看病も?」とさらに聞くダン。「ダンさん、話がある。」ととうとう切り出すジョンヒョク!  「だます気はなかったが、すまない。」「何が?」とダンが聞く。少し間があって、「僕は彼女が好きだ。好意を持っている。」と云って、ダンを見上げる。とうとう云ってしまったジョンヒョク。(^^;)  「私をだましたと?  違うわ。私はだまされたとは思ってない。」と云うダンに、ジョンヒョクはさらにさらに云ってしまう。「好きじゃなくても結婚できる。だが、他の人が好きなまま結婚は出来ない。」と…。わ、ちっ!ジョンヒョク、それは正直な気持ちでも、ダンにはキツイわ。それまで表情を抑えて来たダンも、静かに自分を見上げるジョンヒョクに、「彼女は帰えるんでしょ。違う?(帰ると応えるジョンヒョク。)それが理由なの。分からない?  別れるのが寂しいし、もう会えないと思うからときめくの。それを愛と勘違いしてる!」とスンジュンの受け売りが少し入っているけど、感情的になってしまうダン。「勘違いじゃ…。」とジョンヒョクが云いかけるけど、遮って、「私にときめかないのは、結婚が決まってるせいよ。政略結婚の弊害だわ!(スンジュンだ…)(キョトンとするジョンヒョクに)とにかく、結婚は予定通りに進める。彼女が好き?  構わないわ。彼女が去れば、そんな気持ちは消える。」と云って、病室を出て行く。出て行くダンを見つめるジョンヒョク。ダンが云うように、セリが帰国したら、この気持ちは消えるのか…。そんなこと考えてる?
●ダンがダンの母とウエディングドレスを見に行ったお店の社長が、何と『ナ・ヨンヒ』だった!  『家門の栄光』で、パク・シフ扮する『ガンソク』の姑役、『私の黄金色の人生』でパク・シフ扮する『ドギョン』の母親役でした。北朝鮮のしゃべり方が他の俳優さんではあまり分からなかったけれど、ヨンヒのしゃべり方は今までと全く違ったので、ビックリ!  たった1回のカメオ出演だけど、強烈な印象!  さすが!
●ダンがこのナ・ヨンヒのお店で、韓国のスタイル雑誌を見て、セリの記事を見つけ、セリの本当の姿を知る。北朝鮮で見る少しおどおどしたセリではなく、自信に満ちた女性実業家のセリを見たダンは、違う意味でも傷ついたかも…。(^^;)
●しばらく経っても帰って来ないセリを、グァンボムと一緒に探し回るジョンヒョク。探し回る時のジョンヒョクの顔…。防犯カメラに映るセリとスンジュンを見つけ、セリがスンジュンと病院を出たことを知る。安静にしていなければいけないのに、点滴を外し、探しに行こうとするジョンヒョク。全てを知ったダンが来る。そして、「彼女を匿うと全てを失うかもしれない。命さえ危うくなる。それでもかまわないと?」と詰め寄る。
同じ頃、セリもまたスンジュンに決断を迫られていた。「一緒にいたら、君だけじゃなくて、彼にとっても危険じゃ?  君は去ればいいけど、彼はどうなる?  ここで暮らすしかない人に、迷惑をかけるな。彼は君のせいで、死ぬかもしれない。」と。
ジョンヒョクの青ざめた顔のアップで、7話目が終了。
同じ選択を迫られる二人。出した結論は…?  スンジュンの云うことはごもっとも。誰でもスンジュンの言葉に従う。(^^;)  こんな終わり方をされたら、100%続きを見るよね。(^^;)


今まで3話ずつまとめて投稿していたのですが、4-6話分を削除してしまうという失敗をしてしまったので、1話ずつ投稿することにしました。
削除してしまった4-6話分は、また改めて書こうと思います。でも、その都度思った感想を書いているので、全然違う文章になってしまうのが、残念。。(^^;)

コメント

『愛の不時着』お気に入りシーン! 1~3話

2020-05-10 23:32:42 | 韓国ドラマ&K-POP
好きなシーンばっかりを集めました。備忘録代わりです。(^^;)
どうして必要かと云うと、「あー、あのシーン好きだったんだけど、何話目だったかかなぁ」と思い出す時、すぐにそのシーンを見ることが出来るようにするため、です。(^^;)
※なので、完全にネタバレになっていますので、ご注意下さい…。

【1話目】ドラマの導入なので、あまり好きなシーンはなし。と、云いながら、いっぱいあった…。
●パラグライダーの事故で木に引っかかり、北朝鮮の軍人に見つかるも、上手く逃げおおせたと思ったものの、着いた村は北朝鮮の村だった。方向音痴なユン・セリ。
●逃げる時に、地雷原の中を運良く走りきったり、林の中で木の枝を使って道迷いから脱したことに、追うジョンヒョクも頭の片隅に気になる女性と貼り付いてしまったのかも…。
●北朝鮮の村に着いてしまったことに呆然とするセリに近づいて来るチョ・チョンガルが乗った車。寸前のところで、ある人影がセリを家の門の中にかくまう。
門の電気が点いて、気がつくと、その人はジョンヒョクだった…。この人から逃げたのに、またここで出会ってしまった…。顔は私のタイプ…。捕まっちゃったけれど、ホッとするセリ。
●最後に、出会ったシーンが再度流れる。セリを最初に見つけたのはジョンヒョク。
なかなか繋がらないトランシーバーで、部下に話しかけているセリを見上げている。
いろいろな話で部下を懐柔しようとしてジタバタしているセリを優しく、少し柔らかい笑みを浮かべながら見ている。

その時、セリもジョンヒョクに気づいて、「ここ、ここよ。」と声を掛け、最初のシーンに戻る。
そうなんだ。最初からジョンヒョクはセリを優しく受け入れていたんだ…。
それなのに、セリは地雷を踏んで絶体絶命のジョンヒョクを見捨て、ジョンヒョクが右と教えた道を左に進んだ。その選択は…。

【2話目】 ~セリの心の声から始まる。『運が必要な時も、センスが必要な時も、私の選択は常に正しかった。だから、人生最大の時危機でも自分を信じた。(Seri's Choiseのアップ)私の選択は正しいはずだと。でも今回は、違った。たった1度のミスなのに、その代償は大きかった。』~
●壁ドンならぬ、門ドンで見つめ合う二人。セリは『北朝鮮で知っているのはこの人だけだから、助けてもらわなきゃ。』と思ってるが、ジョンヒョクは『抹殺だ!』と思ってる。真逆!

●でもセリはジョンヒョクに、ご飯が食べたいと云う。韓国では簡単に何でもすぐ出来るけど、北朝鮮は全く違う。ジョンヒョクは、粉を捏ねて麺を作り、味噌のスープを作る。錦糸玉子もその他のトッピングも綺麗に添えて、お盆に入れて出してあげる。
それなのにセリは、南の礼儀として、ゲストはホストに最初の一口を味見させると云って、毒味させようとする。ジョンヒョクは麺を下げるけど、一口もセリは食べていない。もったいない。せっかく作ったのに…。美味しそうなのに…。
●部隊が任務に戻ることになり、セリはジョンヒョクに連絡したい時はどうしたらいいかを尋ね、5番に電話したら通じるが、緊急の時だけにするようにと云われる。
セリにとっては重要なこと、ボディシャンプーがない、アロマキャンドルがない、温水が出ない!と度々連絡をして、呆れられる。
●夜になって、突然停電になり、懐中電灯を探すセリ。5番に電話しても繋がらないところに、誰かが家の周りをうろつき、ドアを開けようともする。怖くなったセリは花の入った花瓶を頭の上に掲げて、不審者の侵入に応戦しようと構える! 入って来たのは、ジョンヒョク。驚くジョンヒョク。「何しに来たのよ」と云われて、「ロウソクが必要かと…」と云いながら、ロウソクを差し出す。不安だったことと安心したことで、号泣してしまうセリ。
ジョンヒョクは「風呂に入る時も寝る時も…」と続けるが、「ただのロウソク? 私が云ったのは、アロマキャンドルなのに…。」と不平を云うセリ。(^^;) (えぇ? だって知らないし…って困惑の表情のジョンヒョク。)泣きやめることが出来ないセリ。「ごめんなさい。あなたも迷惑よね。でも、私もあきれてるの。なぜ私がこんな目に…。」と号泣が続く。女性にこんなに泣かれるのは初めて…?
●居間に移り二人座ってロウソクを点けて話をしている。セリは株の投資の話を例えにし、「投資した30億ウォンがパァになったこともある。だけど、その時より悲しい。30億ウォンを失った時より今の方がずっと悲しい。だって、そうでしょ。全く興味のなかった北朝鮮に来て、知らない人が見ている前で、泣くはめになるなんて、イヤになる…。」と泣く彼女を見て、
指で(!)ロウソクの火を消してあげ、「もう見えない。心配するな。」「災いのあとには幸せが来るものだ。きっと何とかなる。」と云うジョンヒョク。「本当?」とセリ。「本当だ。」と彼。
●明け方に平壌に行くと云って出て行こうとするジョンヒョク。必要な物を買って来たと袋を渡す彼。「いつ帰って来るの?」と聞くセリに、「もう会えないかも知れないが、隊員がいるから大丈夫」と答え、「いつか恩返ししたいから」と名前を尋ねるセリに、「返してもらう恩などない。約束した通り、ここでのことは口外するな。出来れば、忘れて。」と云って立ち去るジョンヒョク。

●ジョンヒョクが買って来た物は…。
シャンプーとリンス。「何よ。髪もせっけんで洗えって云ってたくせに。全部韓国製だわ。」次に(恐らく)保湿美容液が出て来る。手の甲に1滴垂らして、匂い、手や首などに塗るセリ。「これをどこで?」
市場で買い物をするジョンヒョク。店員が「化粧品を?」と聞き、布で隠している棚を開くと、中には韓国製の商品がずらり。洗浄クリームや昼用クリーム、夜用クリームと説明してくれるが何もわからないジョンヒョク。「何にします?」と聞かれ、「全部下さい。」と彼。(^^;)
袋の中からは、服やビニールに入って、下着まで。(真っ赤なブラジャー!)「やだ。」とセリ。
また市場のシーン。さっきの店員が「下着ですか?」と化粧品の横の布をめくると、ずらり。「韓国製です。いろいろなブランドのものがありますけど、何にします?」と聞かれても直視出来ないジョンヒョク。「全部下さい。」という彼に、店員は続けて「サイズは?」 絶句するジョンヒョク。「適当に…。」と答えるのが精一杯…。(^^;)
セリはサイズを見て、「こんなに過大評価してくれたの?」と照れ笑い。「合うだろうけど。」とちょっと満足げ。(^^;) 最後に出て来たのは、消毒液。

そう、彼は膝を怪我している彼女のことをちゃんと見てくれていた…。「何なのよ。本当は優しいくせに。」と、綿棒で傷に消毒液を塗るセリ。

ツンデレのジョンヒョクに胸キュンのシーン。
●チョ・チョンガル少佐が突然宿泊検閲をすることがわかった隊員たちは、慌ててジョンヒョクに連絡を取る。平壌にいたジョンヒョクは、知り合いの副官に『729』ナンバーの車を借りて、猛スピードで家に戻ろうとする。平壌の道路は人式や手動切替の信号を使っていて、『729』の車が近づいて来るのをいち早く見つけると、青信号に変え、他の車は停めさせる徹底さ! そのお陰で猛スピードで家に向かうことが出来る。ただ、家にいたユン・セリは、キムチ倉庫に隠れているところを見つかって、家の外に連れ出されてしまい、チョ・チョンガルに身元を聞かれる。答えられないセリ。そこに、ジョンヒョクが運転する車が近づいて来る。セリに銃を向けるチョ・チョンガル。車を降りてセリに近づくジョンヒョク。そして、「僕の婚約者に何のマネですか?」と聞く。(^^;) 「今、何と?」とチョンガル。ジョンヒョクがもう一度、「僕の婚約者です。銃を下ろして下さい。」と云う。
●スイスのシーン。安楽死を希望するセリは、綺麗な景色を眺めることを勧められる。そんなことで生き直そうと思えるはずはないと云いながら、セリは高原に出掛け、パラグライダーをしている人を見上げている。そこにハイキング姿の男性が近づき、セリの横で同じようにパラグライダーを見上げる。それは、ジョンヒョクだった…。
パラグライダーの飛び方を見て、同時に「わぁ。」と声を出す二人。まだ見知らぬ二人。並んで空を見上げる二人…。

【3話目】 ~セリが宿泊検閲で見つかって、家の外に連れ出され、ジョンヒョクがチョンガルに向かって、「僕の婚約者です。銃を下ろして下さい。」と云うところから始まる~
●チョンガルや村人を納得させた後、家でジョンヒョクにセリが云う不平が面白い。ジョンヒョクに助けてもらい、かくまってもらっているのに、どういうわけか、セリの方が立場が上のような勢い。納得できないのに、渋々従ってあげるところが面白い。どうして?
例えば、身元情報が極秘なので通行証を持っていないことの理由に『11課出身』とチョンガルに云ったことに対して、11課の内容がスパイ行為もあると聞いて、スパイはイヤだと云ったり、長い髪の毛を束ねないでいたのを『ざんばら髪』と云われたことに怒ったり、村の奥さんたちに「美人じゃない」と云われたことが不満だったり…。ジョンヒョクを『下っ端』と云ったり。結構云いたい放題のセリ。(^^;)
●自分が去った後のことを気にするセリ。ジョンヒョクが振られたことにしてほしいと云い、6ヶ月は哀悼期間を強いる始末。必要ないとジョンヒョクが渋るが、「居座るわよ」と云われ、即了解する…!
●翌朝、ジョンヒョクが乗って来た高級車を取り囲む村人を見ているセリ。何をしているか聞かれ、ジャガーの車を「普通の車」と云うセリ。セレブのセリフ。
●出勤するジョンヒョクを見送ると云うセリに『ざんばら髪』をハンカチで束ねるように云うが、『変人でいい』とセリは拒否。ジョンヒョクは自分で束ねてあげる。満足げなセリ。

門の外では、村人に見せつけるように、肩の埃を払い、頭を撫でさせ、振り向いて手も振らせる…。
「居座るわよ!」の言葉に従うジョンヒョク…。
●訓練の時、中隊の4人だけを隊長室に呼び、宿泊検閲の結果を報告するジョンヒョク。チスは心配して声を少し荒げてしまうが、ジョンヒョクに「ピョ曹長、僕に対して声を荒げたのか?」とたしなめる。それでも「どう説明したのか?」と食い下がるチスに、やっと「婚約者と云った」と正直に答えるジョンヒョク!  正直者だから本当のことを云っていないかと心配していたチス以下4人は、ジョンヒョクがウソをついたことにビックリ。ジュモクが韓国ドラマを引き合いに出し、「隠れている時、バレそうになったら、男女が急に抱き合ったり、口づけしたりします。」と伝える。思わず口元に手を当てるジョンヒョク…。なぜかと聞くチスに、「危機を逃れるための南朝鮮式の方法」と答えるジュモク。(^^;)  「危機を逃れた後は?」とウンドン。「ドラマが面白くなる。二人は夜を共に過ごすからな。」とジュモクが笑いながら云ったあと、真顔になって4人はジョンヒョクを見る…。そこで寡黙なグァンボムが「だから中隊長は昨夜部隊に戻らず、家で一緒に…。」と云うと、「一緒じゃなかった。僕は自分の部屋、彼女は居間と別々に…。」と苦しい言い訳をするジョンヒョク。部下にそこまで正直に伝える必要ある…?  ジュモクがすかさず、「そこから恋に落ちます。100%。例外のドラマは1本もありません。」と云い切る!  さすがジュモク。でも、そこでジョンヒョク。ジュモクの左足をぐっと押さえつけ、「南朝鮮のドラマを見たと自慢しているのか!」と一喝。

そこからはその夜の船渡しの計画の打ち合わせになる…。
●洗濯泥棒のシーン。捕まえたのは、イケメンのパク・グァンボム!  妹が病気で何日も食事をしていないと云う少年に、家にある食べ物やひざ掛けを与えようとするセリ。隊長の物を無断であげようとするセリに悪態をつくチス。帰って来たジョンヒョクは少年に汚れた顔と手を洗うように云い、物を与えようとするセリを許す。少年は走って妹の待つ市場の一画に戻る。途中に映し出されるポン菓子売り。爆音を上げてポン菓子が出来るのを待つ子どもたち。懐かしい光景。
●賞状授与式のシーン。世話になったお礼にとセリがヒョンジュンと4人を居間に集める。チスはまた「何様のつもりだ、将軍でもないのに…」と文句を云うが、気にせず続けるセリ。みんな茹でトウモロコシを食べながら、期待顔。ジョンヒョクもニコニコしている。
1等賞:クム・ウンドン!  親切賞。「ウンドンは私をもてなし、優しく思いやってくれました。」とコメント付。賞品は、統一バージョンは1億ウォン!  即時受領バージョンはトウモロコシ。ウンドンが選んだのは、トウモロコシ!  統一されないともらえない1億ウォンよりもトウモロコシを選んだウンドン。欲がない、なさ過ぎる。ニコニコ聞いているジョンヒョクだけど、裏庭の倉庫からトウモロコシを持って行ってと云うセリの言葉にビックリ。不服顔。当たり前な反応!  気にせず続けるセリ。
2等賞:キム・ジュモク!  韓流ラブ賞。「キムは、韓流の不毛地のここで韓国ドラマを熱烈に視聴してくれました。」とコメント。統一バージョンの賞品は、何とジウ姫との昼食!  大のチェ・ジウファンのジュモクは大興奮!  即時受領バージョンは居間にあるTVを指して、ジョンヒョクを慌てさせるが、大丈夫だからと目で合図をする。当然、ジュモクはジウ姫との昼食を選択!
3等賞:パク・グァンボム!  発表前にセリが「すごく大事な賞よ」って云うから、ジョンヒョクも文句ばかりのチスも期待して待ったのに違ったので、不満顔!  副題が『人類の宝賞』とまで云い、「ここにいる軍人の中で一番ハンサムだから」と云う言葉に、どんどん機嫌が悪くなるジョンヒョク。笑える。「ハンサムの基準はいろいろある」と文句を云うチスに、セリは「どんな基準でもチスは違う」と云われ、笑うしかないチス。統一バージョンはミスコリアとのデート。即時受領バージョンはセリとのハグ。どちらも断ったグァンボム。さらに機嫌が悪くなるジョンヒョク。イケメンはクールと感心するセリ。どんどん機嫌が悪くなるジョンヒョク。ひたすらトウモロコシを食べている。(^^;)
これで授賞式は終わりと云いかけるセリに、チスが「おい!」と待ったをかける。「何かほしいの?」と云いながら、ジョンヒョクに買ってもらったシャンプーとリンスとボディーウォッシュを渡す。ジョンヒョクはブスッとしながらひたすらトウモロコシを食べている。その後「では、これをもって賞状授与式をお開きにします。」と拍手までするセリ。
「えっ。」とセリを見上げるジョンヒョク。「何か?」と聞かれ、「別に」と云いながら、憮然と部屋を出て行くジョンヒョク。
そんなジョンヒョクを裏に連れて行き、スペシャルサンクス賞として、小さな苗を指差す。赤いリボンがつけてある苗は、物売りにジャガイモ半袋と引き換えに買ったトマトの苗だった。「なんで僕のじゃがいもでお礼をするのか。」と皮肉を云うが、セリはかまわず、トマトが食べられるようになる時に、礼を云いたくても私はいてあげられないと平然と云う。ジョンヒョクがトマトが嫌いだし、育てる興味もないと云っても、ペットを育てるように、水をしっかりあげて、1日10個のきれいな言葉をかけてあげてと云う。ジョンヒョクはチラッと苗を見て、「何なんだよ。」みたいな顔をするが、納得させられてしまう。
●夜、船渡しのために、港に着き、ジュモクの叔父の船長から、「一人か?」と聞かれ、もう1枚テレカを渡して、自分も乗り込み見送ると伝える。優しいジョンヒョク。
●船で名前を名乗るセリ。ジョンヒョクも名乗るが、それはもう知ってるよね…。ジョンヒョクが初めてセリに笑顔を見せた直後、巡視船に捕まってしまう。船底に隠れた二人が見つかった時にどうごまかすかを考えた挙げ句、ジョンヒョクはジュモクが云っていた言葉を思い出し、セリにキスをする。危機一髪の時に使えるすごい方法=キスだった。
●この3話の最後に、盗聴するマンボクに聞こえて来た言葉。
海、日ざし、山つつじ、露、いわし雲、三毛猫、凧(トビ)、ここでジョンヒョクがトマトに向かって云っている映像に変わる…。
「これは違うか」と云って、凧は取り消す。(^^;)  今で6個。あと4個は?  バラ、そよ風、初雪。そして最後の10個目。云おうかどうしようか、散々迷った感じで云ったのは、ピアノ…。ジョンヒョクが思う10個のきれいな言葉。自然に関する言葉ばかりの中に、やっと云えた本当に好きな言葉。
このドラマの最後の方で、このシーンに呼応するシーンが出て来る。そのシーンを見てからこのシーンを思い出すと、また違う意味でこのシーンが愛すべきシーンに思えて来る。(^^;)

4話以降はまた、後日。
相当な『愛の不時着』ロス状態になっています…。(^^;)  ふぅ…。

コメント

愛しのシフシフさま。

2020-05-10 00:48:09 | 韓国ドラマ&K-POP
今日、Kstyleの記事↑を読みました。
最新作『バベル ~愛と復讐の螺旋~』について、インタビューに答えてくれています。

憎しみを抱えて生きている検事役なので、前作のコミカルな『ラブリー・スター・ラブリー』と全く違うのはしょうがないんだけど、ちと暗い。
U-NEXTで16話を3段階に分けて配信されていて、4月に6話まで、一昨日7話~11話が配信開始されました。
見なくちゃ!  

『愛の不時着』に感動してしまい、ロス感を味わっていた私ですが、やはりシフシフは別格…!
かっこ良すぎる~!!!
『愛の不時着』の好きなシーンの書き抜きをしていたのに、『バベル』に引き戻されてしまいそうです…。(^^;)


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