しぜんがいいね

ひびきまぐれ

錦秋は何処に

2019-11-06 | 日記

三十数年前同じ山岳会にいた仲間と三十数年ぶりの山行は、大峰山系 弥山と八経ヶ岳

地区のお姉さん方数名が渓谷入り口周辺をほうきを手に掃除をしている。
一昨日、昨日と「みたらい渓谷紅葉祭り」という天川村イベントに大勢の人々が訪れたであろうか、そして今朝も付近にはカメラ片手に散策する数組の観光者達、そして私たちもそれを目当てに訪れたのだが、お目当てのものは見当たらず、あるのは紅色というよりも茶に近いようなものがほんの僅かに落胆する。

更に奥へ車で30分、登山口駐車場付近、例年なら見事な彩りに染まっているのだが、ここでも錦秋は何処に、更に歩いて1時間奥駆道の稜線迄上がると、どうも秋に来襲した大型の台風に傷めつけられたのでのであろう、木々の葉がほとんど落ちてまるで冬枯れの様相、天気のよさと相まって皮肉なことに葉の落ちた枝越しに遠くの山々までよく見える
更に2時間、近畿の最高峰、八経ヶ岳へ、連休の翌日でウイークディーというのここにも数名、聞けば昨日入山して弥山小屋で泊まったという方も。

目の前に連なるは、女人大峰と呼ばれる稲村ヶ岳、大日岳、この時代にあっても女人禁制を頑なに守り続ける山上ヶ岳、大普賢岳、七曜岳、行者還岳、少し向こうに金剛山、大和葛城山、そして四国の山々、そして運が良ければ見えるという富士山は生憎眼にすることは叶わなかったがとても気持ちの良い山行となった。