刺し子屋 ~トタコ~

運針で柄を作り出す日本に古くから伝わる技法刺し子
古くて新しい刺し子の魅力を紹介

模様 第七回 ~七宝つなぎ~

2012年11月26日 | 模様

刺し子の模様
伝統的な模様にこだわって制作しています

伝統的な模様には名前や意味があります
遠い昔から現代に伝えられた模様に込められた思いを紹介します


第七回は 『七宝(しっぽう)つなぎ』



七宝は同じ大きさの円周を四分の一ずつ重ねて繋いでゆく文様で、
有職文(平安時代の公家階級が使った伝統模様)では「輪違い」と呼びます



七宝とはもともと仏典での用語で、
大変貴重だった七珍(金・銀・瑠璃・玻璃・珊瑚・めのう・しゃこ)のことです




この文様と仏教用語の「七宝」との関係についてはあきらかでなく、
諸説ありますが
古くは「四方襷(しほうたすき)」という呼び名もあり、
その「四方(しほう)」が「七宝(しっぽう)」へと変化したという説が有力です


平和や円満を意味する輪が連なることから吉祥文様として好まれ
家紋や着物の柄にも多く用いられてきた文様です



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