goo blog サービス終了のお知らせ 

サブジ

cafeと映画とひとり歩きを、
小さくまとめる、スーベニイル手帖。

薬指の標本(L' ANNULAIRE)

2007-04-24 | 映画*RF
執着とか依存に迫った作品は、呼吸が聞こえてきそうな濃密な雰囲気。 そして、人には必ずこうゆう部分があるというのがね。。 原作は、”博士の愛した数式”の小川洋子の同名小説。 日本の作品がフランスで映画化なんで素敵と思ったんだけど、他にもこうゆう作品あるのかな。 ディアーヌ・ベルトラン/フランス/2004年 . . . 本文を読む

ジョルジュ・バタイユ ママン(MA MERE)

2007-04-08 | 映画*RF
原作は、三島由紀夫、岡本太郎らに影響を与えたジョルジュ・バタイユの聖なる神。 見てはいけないものを見てしまったような、 飲み込むに飲み込めない内容。 退廃・堕落については、私から見れば宗教ちっく。 ジョルジュ・バタイユは作家であったので非難から逃れたとあったが、 確かに、文学と紙一重な世界。 クリストフ・オノレ/フランス/2004年 . . . 本文を読む

愛してる、愛してない・・・(A la folie… pas du tout)

2007-04-03 | 映画*RF
アメリのオドレイ・トトゥ主演。 面白い見せ方、狂った感じがいい。 やっぱり、オドレイを常人に見ることができない。 韓国で、掲載禁止になった蓮画像見たことある人。見たことある人なら分かる。 あんな感じの、目の裏に焼きつくゾクゾク感。 ただのラブコメってほんと苦手。 映画とは、妄想ポイントを残してこそだと思う。 こうゆうひねりが入ったラブストーリーを見つけて行きたい。 レティシア・コロンバニ /フラ . . . 本文を読む

アメリ(Le Fabuleux Destin d'Amlie Poulain)

2007-03-05 | 映画*RF
久しぶりに、アメリを見ました。 アメリに共感はできないけれど、可愛いいたずらに見ていて顔がほころびます。 パリ・モンマルトルの風景もいいです。また行きたくなります。 この映画を見るから、オドレイ・トトゥがどの作品に出ていても、アメリに見えてしまいます。 映画をみて、何を感じるか。 感想も、答えも、方向も、ひとつじゃなくていいと思うのです。  アメリって、答えがいっぱいな映画だと思う。 余談*  . . . 本文を読む

親密すぎるうちあけ話(Confidences Trap Intimes)

2007-02-26 | 映画*RF
大好きな監督。 これぞルコントと思う、間がなんともたまらない。 精神的な部分を綴ったこのスタイル。 彼の本質はずっと変わらないのですね。 男と女が惹かれあうってなんだろう。 魅力ってなんだろう。それはもう、言葉で表現できることではなくて、 相手を必要とするようになった瞬間が、この映画に写ってる。 君はもっと、悪女になれ。 そんな言葉が頭を回る。 上手に言葉にできない自分がもどかしい。 パトリス・ . . . 本文を読む

小さな中国のお針子(Balzac et la petite tailleuse chinoise)

2007-02-22 | 映画*RF
もう一度みる機会があり、見ました。 中国語を話す映画の中で、トップ3に入る私の好きな映画。 中国の歴史を少し勉強しなおすと、この映画がぐっとおもしろくなります。プロレタリア文化大革命あたり。 この映画を見ると、知識をつけ、磨かれて自立していく女性は素敵だなと思います。 そして、それを導く男性も素敵だなと思います。 先日何かで耳にした、 恋愛において、女は上書き保存し、男は名前を付けて保存する・・・ . . . 本文を読む

あこがれ 大人は判ってくれない(Les Quatre Cents Coups)

2007-02-18 | 映画*RF
久しぶりに”アントワーヌ・ドワネルの冒険”シリーズを見直したい。 そうだ、大人ってずるくて汚い。という気持ちにさせられる。 長く続く独走シーンのあと、 がんばるともこれから先に夢があるとも思えない。 あの、孤独に満ちた色のない目と空気がいい。 哀愁ほど疲れたものではなく、乾いた孤独な子供心。 救われなさに、強烈に惹かれる。 フランソワ・トリュフォー/フランス/1959年 . . . 本文を読む

DOGORA

2007-01-29 | 映画*RF
エティエンヌ・ペルションの曲“DOGORA”にのせて、カンボジアの日常の風景がつづられる。監督自身が深い感銘を受けた楽曲と、生命力に満ちあふれたカンボジアの強烈な個性が混ざり合い、美しいハーモニー。 私の大好きな監督と、大好きなカンボジアの懐かしい景色。これまでになかった作品。 パトリス・ルコント/フランス/2004年 . . . 本文を読む