お知らせ
平成25年4月18日 北海道開発局
北1条通 自転車走行空間の実証実験の結果について
~自転車走行における安全性向上の取組~
札幌都心部自転車対策連絡協議会では、昨年10月に国道230号北1条通で実施 しました社会実験「札幌都心部における都市型積雪寒冷地の自転車走行空間の実証実 験」について、結果をとりまとめましたのでお知らせします。
── お知らせ内容 ──
本社会実験において、「自転車走行指導帯(ブルーレーン)」を設置した結果、歩道 から車道への転換が進むとともに、自転車と歩行者の錯綜が減少、自動車ドライバー の注意意識が向上する等、安全性向上の効果が確認されました。
○結果の概要
(1) 自転車の通行位置
整備後はブルーレーン(車道左側)を通行する自転車が増加。 整備前:8% ⇒ 整備後:最大63%
(2) 左折巻込み防止対策(ランブルストリップス+停止線の前出し)
自動車の左折時に、自転車への意識付けにより自転車との交錯を抑制。
(3) 歩行者の安全性
自転車がブルーレーン通行に転換し、歩道空間にゆとりが創出、安全性が向上。
歩行者と自転車の錯綜 整備前:125件 ⇒ 整備後:43件(約7割減少)
(4) ドライバーの視点から見た自転車走行
自転車の通行位置が明確になり、ドライバーの注意意識が変容。 自転車を意識するようになったドライバー:85%
(5) ブルーレーン整備に関する道路利用者の評価
自転車利用者のみならず、自動車ドライバー、歩行者も含め多くの道路利用者 から必要であるとの声。 ⇒ 約8割の道路利用者
アンケート結果では、「自転車走行指導帯(ブルーレーン)」については多くの道路 利用者から必要性を評価していただいた一方で、依然として歩道を走行する自転車が 残る状況や道路構造上の課題について改善すべきとのご意見をいただいています。
※詳細は別紙もご参照願います。
別紙 http://www.sp.hkd.mlit.go.jp/press/pdf/13041801.pdf
社会実験URL http://www.docon.jp/kita1jikken/