幅10cm、通行至難の自転車レーン?
その正体は
Yahoo 乗りものニュース 6月9日(火)18時6分配信
場所によっては10cmを切っている水色の部分(2015年6月、下山光晴撮影)。
「自転車専用通行帯(自転車レーン)」がある場合、自転車は原則としてそこを走らねばなりません。
この「自転車レーン」について、車道の歩道側について色を変え、設けられている例がよく見られます。東京都世田谷区にある梅丘2丁目交差点付近の道路でも水色で分けられているのですが、ここは少々不思議な状況になっています。幅が10cm程度しかないのです。
この「水色」が意味する本当のこと
自転車はここを通らねばならないとしたら、高度な運転技術が要求され、「人を選ぶ道路」になりそうです。しかし、その心配は不要でした。
「『水色の部分を通ってください』というわけではありません。『路肩を走行してください』という意味合いで引いたものです」(世田谷区役所工事第一課・円福さん)
自転車は路肩を通るようにという意味で色分けされたものであり、「自転車レーン」としての規定を満たしていないため、「自転車レーン」ではないそうです。国土交通省、警察のガイドラインでは、「自転車レーン」は1.5m以上の幅員を確保することが望ましく、やむ得ない場合は1.0m以上1.5m未満とする、とされています。
世田谷区は今後、自転車の走行場所や方向を示す「矢羽根型」の表示を使うなどして、より分かりやすく安全に走行できるよう、工夫していくそうです。
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