道はだれのもの?札幌21

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「札幌市自転車利用総合計画(案)」に対するパブリックコメント

2011年03月31日 | 記事
(1)石狩市K.F氏のコメント (1)-2

(別紙)
「自転車レーン」についての新提案

● 車道の左側走行「自転車走行帯」の問題は、限られた車道空間を自動車(専用)車線と自転車(専用)レーンで取り合うイメージではむずかしかったように思える。

 <ポイント1-1> 専用レーンは実現がむずかしい。
 <ポイント1-2> 専用レーンは運用が複雑である。

● そこで新しい提案である。都心の出来るところから、車道の左側に1.5m巾の明るい青色の自転車走行帯を標示し走行指示したらどうだろうか。道路端の雨水ますなどは避けて歩道側から1.5m巾で機械的に帯(おび)塗装していくのである。車線(外側線等)の白線はもとの位置にのこす事がこの塗装標示のポイントである。路肩が狭い場合、この青い自転車走行帯は車線の方にはみ出してしまうがそれを「有り」とするのがこの提案の新味である。

 <ポイント2-1> 自転車走行箇所をはっきりと色彩で明示
 <ポイント2-2> レーン巾の規格統一、機械的なレーン敷設
 <ポイント2-3> 現行の外側線などの標示はそのまま残す。微調整は別にする。
 
● この提案の本質は外側線の白線を越えて車道中央にはみ出した青い道路空間を自動車と自転車で走行共有するという提案である。青い自転車走行帯全体は自転車「専用」ではないが自転車「優先」レーンである。

 <ポイント3-1> 自転車レーンと自動車ゾーン(車線)は相互に乗り入れ可能である。 
 <ポイント3-2> ただし自転車レーンは自転車の絶対優先とする。

● イメージとするところは時間差、込みあい差による自動車と自転車の譲り合い走行である。諸条件・諸課題はあるとしても、自転車の安全かつ合理的な走行にとってこの「優先」コンセプトは自転車の車道走行の基本になると考える。
 
 <ポイント4-1> 新提案の本質は自転車と自動車の譲り合い走行である。
 <ポイント4-2> この新提案はまず都心の速度制限が厳しい車道での実施が望ましい。


以下(1)-3 に続く