久しぶりに須藤先生の「おじさんとおばさん達の健康知識」です。
私は、昨年の体力テストで何と18歳と言われました~
きっと基礎代謝がいいのかな ♪♪
それを信じて少し無理したら、先日の救急車騒ぎ・・・汗汗
生徒の皆さんは、ゴールデンウィークで体を壊さないようにしてくださいね!!
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「おじさんとおばさん達の健康知識」
肥満は健康にあまり良いことではないのは理解できます。
では、なぜ肥満になるのでしょうか?
そもそも人間が太るか痩せるかの要素は「栄養」と「運動」のバランス量です。
簡単な足し算引き算ですよね。(私個人としては“痩せる”という表現はあまり好きではありません。
“引き締まる”のほうがカッコいい!ですね)
「栄養」>「運動」=太る
「栄養」<「運動」=痩せる
...
小学生でも理解できます。
「若い時はいくら食べても太らなかったんだけど・・・」なんてよく聞きますよね。
もちろん体質によって違いはあるのですが大きな原因としてあるのが“基礎代謝”の変化があります。
“基礎代謝”とは心臓を動かしたり、脳で考えたり、体温を維持したりするためにエネルギーを使うことです。
つまり、寝ていても食べた物を消費してくれる力です。ですが、この論調でいくと
「若い」=基礎代謝が高い
「年配」=基礎代謝が低い
歳を重ねるごとにドンドン基礎代謝が下がり太ってしまうのは仕方のないこと・・・、では何だが寂しいですし、
何だか努力する気持ちが萎えてしまいますよね。
ちょっと勇気の出る研究結果があります。
筑波大学名誉教授・日本運動生理学会理事長の 芳賀 脩光先生 の研究結果です。
老人ホームに起居する70代の高年者に
・有酸素+筋力運動=総合的複合運動を4~5ヶ月間継続実施。
基礎代謝が14%増大
基礎代謝は加齢によって次第に低下します。
さらに高年期になると筋萎縮が進み身体活動が低下し基礎代謝量は顕著に低下してきますが、
この実験によって運動により「高年者でも基礎代謝量が明らかに増大する!」 ことが立証されました。
運動の継続により「若返り」が可能という証拠が示されました。
まとめると、
中高年者は、きつくない・楽しい・気持ちいいレベルの運動を
・週に2~3回
の頻度でトレーニングを継続すると身体機能に明らかな効果が現れ“基礎代謝”を高めることができる。
もう「歳だから」とは言えません。「運動不足だから」が代謝を下げる原因です。
いつまでも若々しくあるための「継続した軽い運動」をどうぞ。
健康知識:太りにくい体質は「継続した軽い運動」で“基礎代謝”を向上させて。