高みの見物。

　サ「ポンコちゃんに言いたいことがあります。いつも、サンショさんに猫じゃらしをぶん回させておきながら、全く戯れないのはどう言う訳でしょうか」。
　ポ「お答えします。ポンちゃん、チマらないからです」。
　サ「ぬわにー。詰まらないだとー」。
　ポ「はい。サンショさんがワンパターンなので、ポンちゃん飽きてしまうのです」。
　サ「サンショさんは、色々新しい技を考えて繰り出している筈ですけれど」。
　ポ「それでもポンちゃんの向上心をくすぐらないのです」。
　サ「ほーう。向上心とな」。
　ポ「はい。ポンちゃんは、常に先を向いているのです」。
　サ「だったら、その向上心とやらをもっと進化させて、自分で猫じゃらしをぶん回して、自分で戯れる。究極の猫じゃらしを発見してくだせえ」。
　
　とまあ、ポンコちゃんはサンショさんにぶん回させておいて、自分は高みの見物なのである。
　

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