この世で一ばん遠い場所は
じぶん自身の心である
生まれてから何回ドアを閉めたか
思いだすたび
ひとは老いる
みんなが一つずつ
じぶんの海をもてばよいのだ
わかれるとき
どこへでも持っていけるように
今の私には、わかります。
萎れていた花びらが、その
一枚一枚に生気を取り戻す
ように生き生きと。
でもその時の私には、わから
なかった。
いくら考えても、わからな
かった。それは、考えてわ
かるようなことでは、なか
ったからです。
恋にハッピーエンドは
似合わない。
どちらかが去り、どちら
かが取り残される。
あるいは二人とも傷つく。
でもたくさん傷ついてみると、
人間って優しくなれるんだ。
それだけ人生も色合いが深くなるし。
そもそもイタリアの
マンマが作る自然の
素材を生かし、手間を
かけて作った料理を
スローフードという。
提案は見事だが、実行
できる暇と腕がいまの
女性にあるのかなぁ。
“男の人ってお化粧した顔
より
素顔のほうが好きなのか?“
彼が素顔がいいなんて言って
いるとしたら、よほど化粧の
下手な女性とばかりつきあっ
てきたか、
タテマエでしかものを言わな
い男性かのどちらかです。
下手な化粧なら、素顔がいい
に決まっています。
精神的にも、肉体的にも、
もっときれいになろうとい
う意志をなくしたらおしま
いです。
ある大女優が、お化粧をし
た時が本当の私だと言いま
した。
女性はみんな女優なのです。
たとえ一緒に暮らしていて
も、化粧中のところを覗か
ないの大人の男性のエチケ
ットです。
どんどん騙されたいと男性
は思っているのですから。