佐久市 ヤナギダ 趣味の店

長野県佐久市野沢93番地
ヤナギダ☎0267-62-0220

答えなんてないのに 

2018-03-17 20:52:23 | 日記
静寂が辺りを包み
ひとあしごとに私は
明日に近づき

心は昨日に連れもどされる
まちがった角を曲がり、
まちいがった選択をしたの
だろうか

答えなんてないのに
後悔してしまいそうになる

踏み出したこの道が
どこへ続くか
今は
深く考えないようにして
深緑のベールを薄く
一枚ずつ剥ぐように
深緑の夕暮れの奥へと
分け入る

まだ一度も起こしたことの
ない行動を


YouTube
Raphael Siddiq - Skyy Can You Feel Me

https://www.youtube.com/watch?v=ebUNV0kUIH0


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「ふるえる瞳」

2018-03-17 17:28:23 | 日記
心がひきあっているなら
どんな障害があっても
自然とあゆみよっていくもの
です

そこには 
内気さや躊躇や策略は
はいりこむスキがないのです
どうしてもすれちがってしま
うとか

相手を思いやるばかりに強気
にでれないというのなら
それはやはりお互いに
それほど求めあっているのでは
ないのでしょう

恋する少女を力づけるどんな
言葉もありません

彼があなたを心の底からほし
がっているなら
あなたがあれこれ考えるヒマ
もないほど
あっというまにさらわれてい
るはずなのです

YouTube
Pat Metheny with Rita Marcotulli - "Don't Forget" 1996

https://www.youtube.com/watch?v=G7SqOd3VKRI






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「この指先に・・・・」  ー青春の光と影ー

2018-03-17 16:17:26 | 日記
どうして?
どうして、喧嘩なんか、しちゃった
んだろう?
こんなにも好きで、こんなにも
会いたくて、三ヶ月ぶりに会えて、あ
んなにも嬉しかったはずなのに。

きっかけは、些細なことだった。
彼はきょうの午後、どこにも出かけた
くないと言い、私は町まで出かけて
食事をしたり、買い物をしたり、散歩
をしたり、夕方にはレゲエのコンサート
にも行きたいと主張し、出かけるか出
かけないか、について話し合っている
うちに、いつのまにか口喧嘩になり、

気がついたら「愛しているのかいないの
かを巡る、大きな口論に発展してしまっ
ていたのだった。

愛しているに決まっているのに、海よ
りも深く空よりも果てしなく、愛し
合っているという自信があるのに、

まったく、なんてことだろう。情けな
い。実にふがいない恋人たちだ。
貴重な時間をムダにしている。休暇は
一週間しかなくて、休暇の終わりには
また遠く、離れ離れになってしまう
のに。

わかっているのに、どちらも素直に
「ごめん」が言えないまま、彼は
部屋に閉じこもり、私は扉をさざ
とばーんと音をさせて閉め、こう
してバーにやって来て、ちっとも
酔えないお酒を飲んでいる。

なんとかしなきゃ、仲直りしな
きゃ。
このまま、大切な時間が、刻一刻と
失われていくのを、指をくわえて
見ているだけでいいの?いけない、
いけないよ、絶対にいけない。

竜巻のようにま巻き上がってくる
思いを抑え込んで、私は注文した。

「お願いします。うんと強いのを」
と頼んでみた。
「さ、できたよ。どうぞ、召し上がれ」
数分後、目の前に差し出されたのは、
いちごとミントの小枝で飾られた、
メキシカンガラスのゴブレット。

「可愛い!」
思わず、感嘆のため息がもれた。
ひと口飲んだあと、そのため息は
甘くなった。甘酸っぱくてせつない、
昔懐かしい味を彷彿させている。

ああ、この味は、いつかどこかで
味わった、何かの味にそっくりだ。
でも、なんの味なのか、うまく思い
出せない。

ストローで少しずつ、少しずつ、
吸い上げながら、味わってみる。
頭の芯が溶け出して、気持ちの編み
目がほどけてゆくのがわかる。

楽園は、近い。わたしのすぐそばに
ある。この胸のなかにある。この皮
膚の表面に宿っている。彼に触れた
い。触れられたいと願っている。

この指先に。
そこまで思った時、思い出した。
よみがえった。このカクテルの
味は、彼と交わした口づけの味だ。

パリのアパルトマンで、籠いっぱい
に盛られた摘みたての苺―――
彼がスケッチをするための果物だ
った―――を、ひとつぶ、お互い
に食べさせ合った午後。
シーツに残っていた切ない香り。

――苺みたいに甘い思い出を、たく
さんつくっておかなきゃ。あとで使
うために。

――使うの?どうやって?

――喧嘩なんかした時にね、ひとつ
ぶ取り出して口に含めば、仲直り
できるだろう?

――喧嘩なんか、しないもん。

――するよ。どんなに晴れた楽園
にも、雨は降ってくるからね。



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夜明け

2018-03-17 13:06:53 | 日記
寒さ物語るこの夕日 まるで永遠に
終わりを告げぬように
あたたかい未知の歌 聞きたくて

いつもの場所にかけよったけれど 
あなたはいない

どうして人は悲しい景色を眺める
でしょう

こんなにも晴れているのに・・・
雲がわたしを染めていく

あなたを待った 夜明け
時のたつのも しばし忘れて

不機嫌なため息ついたけれど切な
さかみしめてまた息を吸う

何かを悟った 夜明け
涙流すのも しばし忘れて
ぶっきらぼう所は変わってないのね

心のアルバムめくって 今日が別れ
の日と知っていても
あなたは来ない 朝日は瞳(め)にじむ

YouTube
LIFE! 人生に捧げるコント2015まれコラボSP 土屋太鳳 大泉洋 妖怪どうしたろうかしゃん

https://www.youtube.com/watch?v=_NXt5vl3WbY


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青葉 ー刹那ー uno

2018-03-17 11:47:17 | 日記
広いガラスの自動ドアの向こ
うに、ベンチがいくつか並んで
いた。まるで恋人たちに必要な
孤独を守ろうとするかのように、
ひとつだけ、空いているベンチ
があった。
見えない手に導かれるようにし
て、わたしたちはそこに腰かけた。

忘れな草の水色を滲ませた、夕暮れ
前の空。

ときどき、急に何かを思い出したよ
うに、吹いてくる突風。
ごーっと唸るジェットエンジンの音。
日常から切り離された、どこかよそ
よそしい、緊張を孕んだ空気に包ま
れて、わたしたちはただ、寄り添っ
ていた。

あのひともわたしも、言葉を失って
いた。五分前に会えた。でも五分後
に迫っている。別れを前にして。
目の前で、まるで意を決したように、
一機の旅客機が飛び立とうとしてい
た。

「あれが俺の乗る飛行機だったり
して」
と、あのひとは言って、わたしは
顔を覗き込んだ。泣き顔のように
なってしまっている、わたしの笑
顔を。

「俺けっこうドジだから、そういう
こと、よくあるんだよね」
わたしは黙って、あのひとのそ
ばに座っていた。喉がからから
に渇いていた。けれど、それは
何かを飲んでも、決して癒えな
い渇きだと知っていた。

「よく来てくれたね」
そう言ったあのひと声は、心なし
か、掠れていた。

「会いたいから」
「さっきは、驚かなかったなんて
言ったけど、ほんとはすっごく驚
いてた。心臓が止まりそうなくら
い」
「驚かせてごめんなさい。でもどう
しても会いたくなって」

「俺も。もう、どれだけ会いたいか
ったかというと」
言葉はそこで途切れて、長い両腕を
持てあますようにしながら、ぎこち
なく、それでいて、まるで電流のよ
うに容赦なく、あのひとは、わたし
の躰を抱きしめてくれた。

男の腕だと思った。欲望を感じた。
わたしの欲望だ。心臓が、早鐘を
打ち鳴らしていた。あのひとに、
聞こえてしまうのではないかと
思えるほど、好き、好き、好きと。
恥ずかしいくらいに。

でもその時、わたしの耳はちょうど
あのひとの心臓の真上にあった。
だから、聞こえた。あのひとの
胸の鼓動。それはわたしの鼓動
よりも何倍も烈しく、波打って
いた。

それから、キスがやってくる。

記憶の中ではすでに一万回、
いいえそれ以上、幾度も幾度も
重ねてきた―――たった一度
だけの―――わたしたちのキス。
繰り返し、繰り返し、すり切れる
まで再生しても、決して古びる
ことのない記憶。

思い出すたびに、胸の奥から湧
き出してくる情熱の息吹。それを
感じるたびに、わたしは無条件で、
愛を信じることができる。
わたしの唇に、あのひとの温かな
唇が触れた、その刹那。

それは、わたしの中でもうひとり
のわたしが生まれ、わたしのもう
ひとつの人生が始まった瞬間だった。

YouTube
トムクルーズ コラテラルの好きなシーン Collateral favorite scene.

https://www.youtube.com/watch?v=5xEFepxc_gc



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「あなたの翼」:佐久市 金買取 ヤナギダ ブログ

2018-03-17 10:31:43 | 日記
K18金  ¥3270
プラチナPT950 ¥2990
【3月17日(土 買取値】

佐久市野沢93番地十二町
ケヤキの木の真向かい
ぴんころ地蔵側
  ~ヤナギダ~
☎0267-62-0220

―ブログ一
幸福は、
ほんのすぐそばに息を殺して
待っている。

誰にでも。
どんなに苦しいときでも

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外食“裏メニュー”が出てくる人“<成功する人の共通点>

2018-03-17 09:53:47 | 日記
レストランの会計の際、
”おいしかった、ありがとう”
とひと言添える。
これがあって、お店の人に
覚えてもらうと、
”裏メニュー”が出てくるのです。

量が少なくメニューに載せられな
いものをこの人に喜んでもらい
たいから出すんです。

会社の会議でも目立たないと、
お客さまの支持もえません。
日本人は今まで、いかに
目立たないようにするかという
教育をずっと受けてきました。

今は、相手に覚えてもらう印象に
残る人でないと成功しない時代
です。

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放念を。 優しいひと <最終章> アーカイブス

2018-03-17 00:00:53 | 日記
雨と涙の混じったような夜風
の香りに包まれて、わたしは
優しい人に呼びかけていた。

また、会えたね。
わたしの、優しい人。
また、会えたね。
こんな場所で。

“わたしは、ここにいる
あなたも、ここにいる“

わたしたち、やっと
一緒になれたね。

橋を渡り終えてしばらく
走ってから、わたしは、脇道
から幹線道路に車をいれるた
めに、方向指示ランプを出し
ながら、車が途切れるのを待った。

幹線道路の車はなかなか途切れ
なかった。

なんとはなしに背筋を伸ばして、
バックミラーを覗いてみた。
銀色の鏡に宿った闇のなかから、
ぼんやり目を凝らして、それを
見た。

旅行鞄だ。路上に投げ出された、
二つの旅行鞄だ。社員旅行の最後
の日だ。わたしたちにとって、
初めての夜と初めての朝。

ふたりとも、社員旅行の日程
を一日だけ多く、家族に伝え
てある。そこのバスに乗って、
京都駅まで行けば、そこで
職場の人たちと解散があって、
そこから、ふたりの時間がは
じまる。

やっと車が途切れた。
わたしはアクセルを踏み込みな
がらハンドルを切って、幹線
道路に車を入れた。

次の瞬間、対抗車線を、大型トラ
ックが轟音を響かせて、通り過ぎ
ていった。その轟音に巻き込まれ
て、見えない壁に激突し、車ごと
粉々に破壊さて、死んでしまえた
らどんなに良いだろう。と、わた
しは思った。

この世で胸に刻んだ最後の記憶は
優しい人との思い出。死ぬ直前
までそばにいて、わたしの手を握
ってくれた優しい人を連れ、

旅行鞄ふたつで別の世界に旅立つ
ことができたなら、どんなに素晴
らしいだろう、と。

むかしむかし・・・・
少女のころ、わたしを夢中にさせ
たのは、そんな言葉で始まる物語
だった。物語のつづられた本を、
心ゆくまで読みふける贅沢な時間
だった。

大人になってから、わたしを夢中
にさせたのは、心ゆくまで好きな
ひとを思い、その思いを生きる、
ということだった。

遠いむかしに、わたしはそれを
生きた。そして今も生きている。
地の果てで、独りぼっちの不完全
な死体として。

YouTube
Theme from Sunflower (Henry Mancini)

https://www.youtube.com/watch?v=16XHfWQ0z9U




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