サンズ・トーク

Mちゃんと将棋する

土曜日の夕方、次男一家が来てくれました。
普段は静かな我が家、小学一年生のM嬢ちゃんの声が、玄関を入る前から賑やかに聞こえてきます。
きたきた。
そして皆で隣のイオンタウンにいき、飲み物とかデザートのお菓子とか買ったりして、うちに戻る。
家内の作るイタリアン・フルコースが始まり、Mちゃんはイタリアンじゃなくて、マグロのお寿司を食べまくるのです。
パパと私は、例によってドイツビールやワイン、賀茂鶴大吟醸など嗜むのです。

宴たけなわとなり、Mちゃんは頃合いを見はからって、おじいちゃんと将棋するんだと。
それ楽しみで、将棋盤と駒をわざわざ持ってきたのでした。
少し前まではトランプだったのだが、最近はパパに教えてもらって将棋がやりたいらしい。

はて、将棋ねえ。おじいちゃんは、パパがまだ小さいころ将棋したけど、最近ごぶさたなのですねえ。
まあ、でも、プロの棋士だって二歩の失敗をしたりする世の中だよ。
盤に駒をならべたら、角が一つ足りない。おじいちゃん、角なしでも構わないよ。というのでリビングでの対局が始まりました。
そりゃあ、おじいちゃんが勝ってしまうのはしょうがない。
そのあと、盤の上に駒を盛り上げて、じゃんけんで先攻後攻を決め、順番に音をさせないように駒をとるゲーム。ああ、そんな遊びってあったねえ。
こうして、Mちゃんペースの将棋対局が進むのでした。

パパやママの話によると、一年生なのに漢字をみるとすぐ覚えようとする。随分あれこれ読めるようになった。
角を角だと覚える。すると、牛角という焼き肉屋があると、あれが角なんだとわかる。
そうすると、隣の牛を見て、あれがギュウっていう字だ、牛の字というのを覚える、というのだそうだ。
この子の年代、あらゆるものに目がいき、興味がでて、人生とっても新鮮・何にも興味を持つ。

こういうのをみると、はたにいるジジイババアも目からウロコ。鼻からハナクソ。
嘘でもいいから昔に戻りたい。でも戻れない現実もあるのでした。

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