愛犬【のんちゃん】と暮らし始めて早数年。
のんちゃんに餌をあげる役目はルスモというオートフィーダー(自動給餌機)でした。
嫁さんが結婚する前に購入してたから、購入から5~6年経ってると思うが、モーターの配線一部断線以外は故障も無く、順調に稼動してセッセとのんちゃんに給餌してくれてた。
ルスモは時計を内蔵していて、1日に3回給餌の時間と餌の量が設定できる。あとは電池の続く限り同じサイクルを繰り返す仕組みになってる。
単1電池4本で4、5ヶ月は持つかな。電池代はかかるけど、震災時の計画停電でも関係なかったのはありがたかった。
■■【故障】■■
そんなルスモが最近調子が悪く、給餌できずにError表示を吐きまくってた。
原因はよくわからないので、とりあえず以前あった断線関連を疑ってモーター配線をやり直してみたが改善せず、分解清掃しながら調べることにした。
※寿命だろうということで写真を撮っておかなかったのが悔やまれるが、とりあえず文章だけでも参考になればと思って、メモがてら書いてみる。
Errorの原因は、フィード用回転翼がまわらず時間内に設定された排出量を機械がカウントできないためだと思う。
つまり回転周りに原因があり、それはモーターの回転か、それを伝達するゴムベルト、ゴムベルトが繋がる歯車周り、ということになる。
歯車周りは見たところ、ひどい磨耗は見て取れないしシリコングリスでスムースさは保たれている模様なので除外。
というか一見してゴムベルトが伸びてて、モーターとプーリーにかかるテンションが弱くなってる。コレが原因か。
ネットで調べたら、サポートセンターでゴムベルトだけ売ってくれる模様。
同じくらい、モーターの寿命も関係しているように思うが、どうしようか。
(ギアボックスのカバーを開けた状態だと回転するけど、カバーを閉じると回転しないんだよね)
この時点でルスモのサポートセンターにメールした。
サポートは予想以上にキチンとしており、対応は一流メーカーを思わせる印象で、修理の見積もりを出してくれた。
詳細は修理品到着後の検査次第だが、だいたい3~4千円+行きの送料だとのこと。
そうなると5千円弱は覚悟しておいた方がいいかなぁ、でも新品は1万円弱だし、電気基盤の劣化もあるかもしれないし、新品の半額程度なら新品に買い換えちゃった方がいいかも…、とか考えてた。
そこでダメもとで、モーターとゴムベルトを購入できないかと相談してみた。
この程度の部品なら安価だろうし、交換してダメだっととしても仕方ないかと新品購入に踏み切れる程度のトライだと思ったわけだ。
あんまり期待してなかったけど、モーターだけでなく、周辺部品を含めたセットで提供可能との返事を頂いた。以下がその際の見積もり。
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【お見積り合計】 2,678円(税込) (内訳)
・モーター一式 1,544円(税込)
・ゴムベルト 270円(税込)
・送料 540円(税込) ・代引き手数料 324円(税込)
※代金引換での発送となります。
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この程度ならダメでも諦めがつく範囲内だな、と思い購入した。
しかし補修部品をガンガン売ってくれる会社ってありがたい。その部品を使って、どこの馬の骨が修理するかわからず、反って商品が致命的な故障してサポートの仕事が増えるリスクとかあるだろうに。
そんなわけで発注の翌日に部品到着、早い!ありがたいわ。
■■【部品内容】■■
ゴムベルトは単なるゴムベルト。使っていたのと比べると明らかに短い。使用品が伸びてたのが丸わかり。
モーター一式は、モーターとカウント用スイッチ部品、電源用接続端子が結線されてて、コントロールパネル基盤に接続する端子がワンセットになっているものだった。
これはありがたい。またハンダ付けするのを覚悟してたけど、既存のパーツを配線ごと交換すればいいだけだった。
これはいくら素人でも間違いようがない。
しかも丁寧に図解した説明書も付いてくる。
なんか修理(部品交換)しやすいように最初から設計されてる感じ。
これならサポートでガンガン補修部品を売るわけだ、致命的な失敗はありえないもの。サポートの仕事も増えそうも無い。
■■【部品交換】■■
まずは本体からコントロールパネルを外す。
ネジ留めされた2箇所を外してやればいい。
基盤の裏に配線を留めるソケットがあるので、ストッパーを爪で引っ張り抜いていく。
どのソケットに何色の配線が繋がってるかは付属の写真で説明してあるのでラク。
本体から底部パーツを外し、ギアボックスカバーも外しておく。
【モーター一式】を交換するときに、ひとつだけ注意点がある。
それは使用済みのモーターについているマウント用スペーサーを再利用しなければならないこと。
モーターには2つのマウント用スペーサーが前後に付いている。
前部に付いているのはそのまま抜けばいいが、後方のものは配線を切断して抜くか、結線されたタイラップを切って抜かなくてはならない。
いずれかの方法で抜いたマウント用スペーサーは、交換用の【モーター一式】をビニール袋から開封したら、すぐに装着しておくこと。モーター後方のマウンタは交換後だと装着できない。
【モーター一式】はとくに難しい作業も無く、簡単な作業で交換できる。
ゴムベルトも簡単だ。
所要時間は10分程度、必要な工具もねじ回しのみだった。
■■【部品交換後】■■
ゴムベルトも交換時に、しっかりとしたテンションが実感でき駆動時のロスも無さそう。
モーターも新品なのでトルクも期待できる。
電池を入れて手動フィードをしたところ問題なく回転した。
先日の修理では餌をタンクに入れたところ重量に負けて回転しなかったフィード用回転翼も、今回は問題なく回転し給餌してくれた。
やったわ修理完了!
■■【今回の嬉しかった点】■■
●新品買わなくて済んだ!
●ルスモはサポートで消耗部品を売ってくれる。その交換も超ラク!
●サポートは親切丁寧で信用度UP!
つーことでまとめると【ルスモ買っておけば自動給餌機は一生使えるかも】ってことだな。
【余禄】
ゴム製のフィード回転翼は経年劣化で変形してくる。というか回転軸がハマる反円形の穴が変形してユルユルになる。そうなると遊びが出てくるので当方はEVAを切ってスペーサーにしてます。