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『勤務地シンガポール』

日本に帰国しましたがタイトルはこのままで

サインをさせる「技」

2009年05月27日 | 日々雑感

 人材サーチの仕事はまず、こちらの契約書(Terms & Conditions)にお客さんから“この内容で承知しました”という「サイン」をして頂くところから始まります。スタート時にサインを頂いてスタートできるか、またはサインを頂かないままにスタートするかは商売上とても重要だと私は思っています。サインがないと、採用が決まって、こちらから請求させて頂く際に「値引き要請」が入る場合が多々ありますから。やはり何事も初めが肝心です(笑)。

 と、なりますと、人材のお引き合いを頂いて一番最初にお伺いした時のミーティングが「鍵」となります。「分かりました」と、直ぐその場でサインして下さる方もいらっしゃれば、「検討させて下さい」と仰られる方もおります。日系企業、外資系企業、それぞれの特徴もあります。私の方も、「今すぐサインを下さい」という場合もありますし、「宜しくご検討下さい」という場合もあります。なぜそのような行動を取るのか、自分ではなんとなく分かっているのですが、前者の「今すぐ下さい」は外資系や地元企業のお客さんへ対したときで、後者の「ご検討下さい」は、やはり日系企業が多いですねぇ(笑)。

 日本人同士の場合、なんとなく言いづらかったり、遠慮したりしてしまいます、どーしても(笑)。「どうしたら初回のミーティングでサインをしてもらえるか?」を考えていた時期に読んだ本には、こうすればサインをしてもらえる確率が上がる、とこう書かれていました。

      ・相手がサインをする場所に鉛筆で「×」マークをつけておく
      ・相手に契約書を差し出すとき、同時に「ペン」をすーっと渡す
       (その際ペンはキャップを外しておくなど、すぐに書ける状態にしておくこと)

 如何でしょうか(笑)。私も直ぐに実行してみました。すると!まあ不思議、皆さんあれよあれよとサインをして下さるではないですか!?ってな事には成りませんでしたよー(笑)。やはり「お金」がかかることですから。また「検討されたい方」には今すぐにサインが出来ない理由がおありなのです。そこでごり押ししてはイケナイと思うに至った次第です。待ちましょう。でも、サインを頂かないまま、そのまま仕事の方はスタートしてしまう場合も実はあるのですよねー。お支払い頂けるのだろうかと不安になりながら仕事をするのは精神衛生上良くないですね。なので私は、自分がサインをする立場の時は、しっかりサインをしてから仕事をお願いするようにしております(笑)。

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