『勤務地シンガポール』

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職歴の書き方-必要な情報は?【その2】

2008年01月30日 | 英文レジュメの書き方

 昨日の記事の続きです。

 今日は、採用担当者の立場になって考えてみた「8つ」の知りたいことや疑問に答える形で英文レジュメを作成すると、それぞれの項目はどのような英語表現になるかを見て行きたいと思います。

 まず大項目(大段落)ですが、日本語で「職歴または職務経歴」という大項目や大段落は、英語では以下のようにいろいろな表現の仕方があると思いますが、よく見かけるのを列挙してみますと、

 (1)Work Experience
 (2)Work History
 (3)Professional Experience
 (4)Professional Background
 (5)Employment History
 (6)Career History

 など、様々です。ここのところの言葉の選択はご自分の感覚に一番近いもので良いと思います。

 次に昨日の「8つ」の項目を英語表現にしてみたいと思います。まず、
 (1)の“この人は現在、または以前、どのように会社に勤めていたのだろうか?”は、→「Company Name」で良いと思います。

 (2)の“それらの会社にどれくらい(期間)勤めていたのだろうか?”に対しては、→「Period」で良いと思います。(他にもいろいろな表現の仕方があると思いますが、ここでは簡単にまとめます。)

 (3)の“この人は現在、または以前の会社で、どのような役職やポジションについていたのだろうか?”に対しては、→「Position」で良いのではないでしょうか。他には「Title」または「Position Title」などと表現されている方もいらっしゃいます。またここで、役職名だけでは職位が分かりづらい場合は、役職名を書いて、カッコとして、例えば、“(マネジャー・レベル)”としても良いかと思います。更にまた、営業マンの方でよく、「○△□株式会社 営業部 山田太郎」と、ポジションが明確でない場合がありますが、こうした営業マンのケースは、シンガポールでは、「Sales Executive」が一般的だと思います。(「Sales Representative」というのもたまに見受けられます。)

 (4)の“またそのときのレポート・ライン、(上司)はどうなっていたのだろうか?”と、(5)の“部下は何人いたのだろうか?”に、関しては、改めて項目を別に設けることはしなくても良いかと思います。これらの情報に関しては、「会社のことを説明するところに挿入」することができます。その場所に関しては後ほど。

 (6)の“どのような責任や役割を担っていたのだろうか?”に対しては、→「Role」で良いかと思います。「Job Description」とされている方もいらっしゃいますが、ちょっと大項目っぽいので、シンプルに「Role」で良いかと思います。あと、今思い出したのですが、「Duty」と表現されている方もいらっしゃいます。「Main Duty」、または「Main Role」とされても良いかと思います。また、通常ここでは、項目の下に複数の役割や責任を書くことになると思いますので、上記の項目も「複数形」にするのが良いかと思います。箇条書きで書く場合の分量ですが、大体5~6箇条ぐらいが一番読みやすいのではと思います。

 (7)の“その在職期間でどのようなことを達成したのだろうか?”に対しては、「Achievements」で良いと思います。ここでも5~6箇条ほど実際に達成した事柄を書きますが、そのとき、出来るだけ「数字を使って」表現することをお勧めします。例えば、これもまた営業の話で恐縮ですが、売り上げや利益を○○%増加させたとか達成したとか。または具体的な売り上げ高など。または、新規顧客開拓○○件、といった具合にできるだけ数字で表現するのが大切と思います。(営業以外のポジション、例えば事務系であっても数字に置き換えることが可能と思います。これについてはまた別の機会に。)

 (8)の“ではなぜ、その仕事を辞めたのだろうか、または辞めようとしているのだろうか?”に対しては、シンガポールでは「Reason for leaving」が一般的なようです。ここは、企業の担当者は、志望動機と合わせて必ず聞きたいところだと思います。前向きな理由、または、“離職致し方なし”と、思われる理由などが良いと思います。1行または2行くらいでまとめます。(これにちょっとだけ関連→ご参考記事



 今日もなんだか長くなってしまいました(笑)。ここまでお読み頂きまして有難うございます。次回は、昨日と今日書いたことをまとめて見たいと思います。では。


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