『勤務地シンガポール』

残りの人生どう生きるか迷い続けてこのまま終わってしまいそうです

日本は本当は「やさしい国」なのです

2010年10月27日 | 素晴らしき人たち


 「自分が度々夢で歩いた道は、なんと京都の“哲学の道”だったんだよ!」と興奮気味に話をしてくれたSさんは私の友人のシンガポール人です。

 Sさんは日本が大好きでこれまで何度も日本に行ったことがありますが、つい最近も1ヶ月ほど京都や奈良を周ってきたそうです。

 「南禅寺から歩いたのですが、途中トンネルがあって、脇には小川が流れているんです。その小川は清く澄んでいて、そこには綺麗な鯉が沢山泳いでいたんです。この光景こそまさに、自分がこれまで何度も夢で見たもので、それが現実の風景として目の前に現れたときは本当に驚きました。」とSさん。

 「鯉はとても美しい鯉で、それが沢山泳いでいるのにもビックリしました。もっとビックリしたのは、その鯉を誰も捕まえようとしないことです。シンガポールだったらジャブジャブ小川に入っていって鯉を捕まえて食べてしまうでしょう(笑)。」

 確かにSさんが子供時代のシンガポールはそのようなことがあったと思いますが、シンガポールの名誉のため(?)に言わせて頂くと、それはあくまでも冗談で、現代のシンガポールにおいては、そのようなことはない、の、で、は?と思います(笑)。

 「日本人は自然に優しい人たちです。私たち外国人観光客にもとても優しいです。何度も日本に行っていますが、道に迷ったりしているといつも親切に、そしてこちらが言葉が分からないと知ると、根気強く理解するまで教えてくれます。」

 中には優しくない人もいるということは我々は知っていますが、大方、または平均的に我が国の人たちは優しいと私も思います(笑)。

 話は飛んで、Sさん、以前伊勢神宮に参拝した時の話をしてくれました。

 「伊勢神宮に参拝して一番驚いたのは“天照大神”が、実は男の神様ではなくて女の神様であることでした。日本に対してはこれまで力強く好戦的なイメージを持っていましたから、天照大神も男の神様、そして軍神だと思っていました。それが女の神様と知ってとても驚きました。日本神道の最高神が太陽神でしかも女性の神様であると知って、日本人の優しさも分かるような気がしました。」

 私はSさんとこれまで10年近くお付き合いをしてきて、歴史認識の違いから何度となく口論と言うか激しい議論をしてきたことがあります。その都度Sさんから私は「ミリタリスト(軍国主義者)」呼ばわれされて来ました(笑)。当時Sさんはよくこう言っていました。「今の日本人、少なくとも自分の知り合いの日本人は皆言い人だ。しかし戦前の日本人は違った。なぜ一つの民族が戦前と戦後とこうも異なるか自分は理解に苦しむ。」と。そこで私が「国を思う日本人の心の本質は今も昔も一緒だよSさん。」とでも言おうものなら、「佐藤さんはミリタリストだから」と一言飛んで来たものでした(笑)。

 そんなSさんが今こう言うのです。「日本および日本人は大変損をしている。自分たち外国人が日本のことを知ろうとするときに接する情報のほとんどはアメリカ発の英語か中国発の中国語に拠らざるを得ません。それらを通して知り得る日本と、実際自分の目で見てそして体験する日本は真逆です。日本は本当はやさしい国なのです。」

 友人として、そして日本人として、素直に嬉しかったです(笑)。

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