先ほど、うちのような人材紹介業の所轄官庁である「Ministry of Manpower」に、ちょっとした用事があって行って来ました。
何かにつけて「略する」のが好きなこちらの人たちは、Ministry of Manpowerも「MOM」と略して、「今日“エム・オー・エム”にビザを取りに行った。」といった言い方をします。
で、私も先ほどMOMに行って来まして、用を済ませたついでに、今の経済状況下において、「就労許可証」(いわゆる“ビザ”)の発行待ちの人たちはどれくらいいるものかと、そのフロアを覗いて見ました。
昔は就労ビザの申請は一日掛かりの「大仕事」でした。フロアには申請者が山のように溢れかえり、座ろうにも空いてる椅子がない状態でした。また、その許可が下りて、ビザの受け取りにも物凄い時間が掛かり、ほぼ半日、下手をするとこれもまた丸一日が費やされたものでした。申請者側のそうしたうんざり感に追い討ちを掛けるかのように、当時のオフィサー(受付窓口の担当者)達の態度や仕事振りはまるで共産国のようでした(笑)。
でも、そんな情景は今や昔、最近ではウェブからの「オンライン申請」が可能となり、待ち時間も大幅に短縮(これでも短縮されたのです:笑)、そして窓口のオフィサー達の応対も以前とは見違えるほど良くなりました(これでも、です:笑)。ただ、就労許可証の申請者の数は衰えを見せず、いつ行ってもMOMのそのフロアには人がわんさかといて、座る場所を確保するのは大変でした。
そんないつもと変わらないMOMの情景を想像しながら向かったのですが、なんと今日は人もまばらで空席も沢山あり、これがかつてのMOMかと見紛うばかりでした。
「さては景気が悪いので“調整”してるな。」と、咄嗟に思った次第です。首相の演説にも明らかなように、シンガポールにも「人材削減」の嵐が吹き荒れており、当然のごとく政府は自国民の雇用を守ることを第一優先にしておりますから、外国人はビザが取りにくくなっているのでは?と思いました。
ところが、次の瞬間、私の目に飛び込んで来た「バナー広告」でフロアで待っている人がいない理由が分かりました(笑)。なんとMOMは、申請者が自分の番号札を持ってフロアで長い間待たなくとも良いように、自分の番号が来ると携帯電話に連絡してくれるサービスを始めていたのです。「15分前になるとSMS(ショート・メッセージ・サービス)で知らせてくれる」、そうです。これは経験上ともて便利で有りがたいサービスです(笑)。これがあれば、ずっと待たなくても良いし、自分の時間が来るまで時間を有効に使えます。
なーるほど!これでフロアで待っている人の数が以前と比べて少なかった訳だ(笑)。シンガポール礼賛ブログになってしまうのは私の真意ではありませんが(笑)、いつもながら大したもんだと思います。
------------------------------------------------------------
このブログを応援して下さる皆様、
もし宜しければ上の3箇所をクリックして頂けると物凄い励みになります!
どうぞ宜しくお願い致します。
情報有り難うございます!
2人の男性が壁と携帯画面を交互に見ながら真剣にメールを打っていたので何かと思い視線を追うと、このサービスのお知らせポスターでした。
私もさっそく使用し、たしかに15分前にメッセージが届きました。ただそのシステムに一抹の不安がありましたので、結局どこにも行かず順番が来るまで45分ほどじっと座って待っておりました(笑)次回から信用することにします。
(ちなみに3年前になりますが、そういえばSingapore General Hospiralでも同じサービスが提供されておりました)
こちらこそ先日はお疲れのところわざわざお越し頂きましてありがとうございました!なんとか良い案件をご提案できるようにがんばりたいと思います。打ち合わせ通り、何か進捗があり次第ご連絡致しますね。
こちらこそ、どうぞ宜しくお願い致します!
ポリシーのある人材会社さんだと感じました!
よろしくお願いします!!