シンガポールはこの時期、先日も書きました通り、「グレート・シンガポール・セール」なる、全島あげてのセール、売り出し期間、ショッピング・シーズンに突入しています。
それとちょうど時期を同じくして毎年やってくるのは、大学を卒業した方々の、いわゆる「新卒」の皆さんの就職シーズンです。卒業式自体は7月ごろにあるようなのですが、5月ごろから、もしくはもっと早く、試験の結果がでて「パス=卒業」となった方々は仕事先を探します。日本の就職事情とはかなり異なります。
そのような「新卒」の方々、募集のポジションによってはうちにも面接に来てくれます。今年も何名か面接しました。その中に、うら若き女性のTさんがおります。Tさんは国立大学卒業でしたので、面接前は「頭が物凄く切れる才媛」とイメージを抱いておりましたが、実際お会いしてみると、「才媛」というも、大人しく、穏やかで、どんな質問をしても、恥ずかしそうな表情をしながら一瞬下を向き、それから答えるといった、なんともホンワカとした感じの方でした(笑)。そして、そのTさんにあるお客さんから面接のお引き合いあり、面接という運びとなったのです!
面接後、そのお客さんから電話がありました。「Tさん、人柄がとても良かったので、新卒の方で経験は無いけれども、こちらがしっかりと教えれば、やっていけるのではないかな、と最初は思ったのですが。。。」と。こう来ますと、あとのお言葉は聞かなくとも想像がつきます(笑)。社長、何がダメでしたか、という私の問いに、そのお客さんは、「ダメ、というわけではないのですが、Tさんに、“将来したいことや夢はありますか?”と聞いたら、“お母さんがやっている喫茶店の仕事をしたい。”と答えたのです。まあ、それも正直で分かりますが、企業へ面接に来ている訳だし、当社の仕事に興味がある、それを是非やらせてもらいたい、ぐらいのことは、少し言ってもらいたかったなあ(笑)。」と。
その社長さんも、とても穏やかで優しいお方なので、私としましては、私のお願いを聞いてくれて面接までして下さったのに申し訳ないという気持ちになりました。一方Tさんに対しては、「Tさんダメだよ、これは面接なんだよ、」とオヤジ系説教をたれそうになったのです、まあこれもTさんらしいなあと別の方法で結果を伝えたいと思います。シンガポールの就職現場の雰囲気は、日本の新卒の皆さんにはなかなか想像できないかも知れませんね(笑)。世界にはいろいろな国があり、人が生活しているのですね(笑)。頑を張らずに、がんばりましょう!
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今回も過分なお褒めに預かり、本当にありがとう御座位ます。
そうですねー、「頑張る」とは「頑を張る」と書き、その語感から心の緊張をともなうような気が致します。なので私は「がんばる」と書かせて頂いているのですが、そのことがsmileさんのお心にも響いたとお聞きして私も嬉しく思います(笑)。私も「頑張らない」生き方をして行きたいです。お互い「がんばり」ましょう!
こちらこそ、これからもどうぞ宜しくお願い致します!
そんなTさんには、将来の家業に役立つよう飲食関連企業、中でも某欧米系コーヒーチェーンなどをぜひ。。。
ところで「喫茶店」という単語を5年ぶりくらいに聞き懐かしさにむせび泣きました。。。なにしろこちらにはその類のレトロな店がないもので。。。(笑)
Tさんのご実家はやはり、ピラフやサンドイッチやパフェを供されているのでしょうか。。。
「喫茶店」。ホントその語感がどこか懐かしいですね。ピラフやサンドイッチ、パフェにナポリタン、あと、ウインナーコーヒーとか?田舎モンの私はコーヒーの中に本当にウインナーが入っているのかと思っていたときがしばらくありましたよ(笑)。
シンガポールに我々が言うところの「喫茶店」はありませんねぇ。