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抗体カクテル療法やECMO 知っておきたいコロナ治療

2021-08-14 17:00:00 | 日記

下記の記事は日本経済新聞オンラインからの借用(コピー)です  記事はテキストに変換していますから画像は出ません

新型コロナウイルスはワクチン接種が進んでいるものの、感染力の強いインド型(デルタ型)が広がり感染拡大が続いている。大人数での会食などリスクが高い行動を避け、手洗い・消毒などを徹底していても感染してしまった場合、どんな治療や薬があるのだろうか。
 軽症は自宅療養が基本
新型コロナに感染した場合の療養先は、自宅療養・宿泊療養・入院の3つに分かれる。医療費は原則公費負担だ。症状は軽症、中等症、重症に分類される。中等症や重症者は通常、入院治療の対象になる。軽症や無症状の場合は自宅や宿泊施設で療養する。軽症でも重症化リスクが高い人は入院する場合もある。
厚生労働省が8月3日付で自治体に出した事務連絡では、患者が急増する地域では入院対象を重症患者と特に重症化リスクが高い人にし、空き病床を確保することを要請した。これが全国一律、軽症や中等症の患者は入院できなくなると受け止められ、反発を招いた。
厚労省は8月5日付で「中等症患者で酸素投与が必要な者」は入院対象と明記し、感染者急増地域が取り得る「選択肢」であることも付け加えた説明文書を追加で公表した。
入院が必要かどうかは最終的に医師が判断する。感染が急拡大し、病床が逼迫すれば、中等症でも入院できない事態は起こりうる。東京都では感染者の多くが自宅で療養している。東京都武蔵野市がコロナ自宅療養者に配布する保存食
自宅療養者には必要に応じて解熱剤などが処方され、家庭内感染に気をつけながら安静に過ごす。療養中のフォロー態勢は自治体によって異なる。保健所が定期的に電話して健康観察したり、オンライン診療、往診を活用したりすることもある。
都は「自宅療養者フォローアップセンター」が患者向けに通話アプリ「LINE」を活用した健康観察や、療養中に必要な食料品や血中酸素濃度が測定できる「パルスオキシメーター」の配送などの支援を行うほか、看護師が電話相談に応じる。
症状が重くなった場合は、センターが居住地の医師らに連絡し、医師が電話やオンラインでの診療や往診をしている。宿泊療養は自治体がホテルを確保し、軽症者や無症状感染者を受け入れている。看護師らが常駐し、自宅療養に比べて体調の急変に迅速に対応できる。
 中等症以上で入院、重症化でECMOや人工呼吸器
入院が必要と判断されると、症状の重さに応じて治療薬の点滴や酸素投与、人工呼吸器や体外式膜型人工肺(ECMO=エクモ)による治療などが行われる。エクモは病状が悪化した肺を休ませるため、機械で肺の機能を代替する人工肺だ。高度な知識・技術が必要で操作できる医療従事者は限られる。
治療薬は現在国内で4種類が認められている。抗ウイルス薬「レムデシビル」、抗炎症薬「デキサメタゾン」、リウマチ薬「バリシチニブ」の3つは別疾患用の薬の転用だ。7月に厚労省が特例承認した中外製薬の抗体カクテル療法で使う「ロナプリーブ」は新型コロナ用に開発された。装置の画像は泉工医科工業提供
 初の軽症者向け「抗体カクテル療法」、入院リスク7割減
ロナプリーブは「抗体カクテル療法」と呼ばれ、2種類の抗体をまぜて点滴する。ウイルス表面に結合して増殖を抑える。軽症者が使える薬は初めてだ。
対象は持病や肥満などの重症化リスクがあり、酸素投与を要しない軽症、中等症の患者だ。デルタ型などの変異ウイルスにも効果があるとされる。臨床試験(治験)では入院や死亡のリスクが7割減ったとされ、重症化抑制が期待される。
抗体カクテル療法は当面、入院中の重症化リスクがある患者に活用し、早期退院につなげて病床を確保する考えだ。自宅療養者らに外来で投与することも検討している。
米バイオ企業のリジェネロン・ファーマシューティカルズが作った新薬で中外の親会社、スイス・ロシュが開発に協力した。トランプ前米大統領も感染時、特別に投与を受けた。その後、米食品医薬品局(FDA)が20年11月に緊急使用許可を出し、使われている。厚労省が新型コロナの治療に特例承認した、抗体カクテル療法の医薬品(共同、中外製薬提供)
重症・中等症向けの薬は「レムデシビル」など3種類
レムデシビルは複数の研究で死亡率低下が報告される一方、世界保健機関(WHO)の治験で死亡率の低下などにほぼ効果がなかった。WHOは「入院患者への投与は勧められない」とする。日本の診療ガイドラインは「重症例では効果が期待できない可能性が高い」と記載する。中等症には効果が見込まれるとして21年1月、肺炎症状のある患者に使えるように対象が拡大された。
バリシチニブは3月、米国やシンガポール、日本など8カ国の国際共同治験の結果で、人工呼吸器を装着した患者にレムデシビルと併用すると回復までの期間が10日間となり、偽薬とレムデシビルを使う場合の18日間より短くなった。デキサメタゾンは重症患者の死亡率を下げるとされる。
中外製薬は複数のコロナ薬候補の開発に取り組む。関節リウマチ薬「アクテムラ」をコロナ治療に転用する治験を行い、現在データ解析中。21年内に製造販売承認を申請することを目指している。親会社ロシュから開発・販売権を取得した米バイオ医薬品企業アテアの経口薬「AT-527」も日本で最終段階の治験を始めた。


難病で寝たきりになった妻のオムツ交換、介助を続けた40歳夫が最期にかけた言葉

2021-08-14 15:30:00 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

23歳で指定難病を発症した妻の病状は次第に悪化。32歳で自力歩行ができなくなり、34歳で飲み込みが困難に。自身の不随意運動によるケガ防止のため24時間の拘束が必要になった。同い年の夫は妻のオムツ交換や食事、入浴の介助などを一人で行った。「妻の容体がコロナ禍で急変した時は不思議と落ち着いていた」と語る理由とは——。
(前編の主な内容)
22歳の時に高校の同窓会で再会したのをきっかけに交際・同棲した九州在住の男性。交際後、相手の女性は脳の一部の神経細胞が失われていく遺伝性・進行性の疾患(指定難病)のハンチントン病と診断された。だが、男性は愛を貫き結婚し、話し合って妊活を決意した——。
難病だが、障害年金はおりず、医療費の公費負担も得られなかった
相手の女性が指定難病と知りつつ結婚入籍した瀬戸良彦さん(仮名、現在40歳・独身)は27歳になった頃、それまで勤めていた会社を退職し、地元九州で親族が経営する小さな会社へ転職することにした。
妻はハンチントン病という疾病にかかっていたが、2人でよく相談して妊活を決意。念願かなって妊娠したため、妻の介護と生まれてくる子の育児の両立を考え、互いの実家がある故郷に戻り、親族が経営する会社を手伝うことにした。「将来のためにはどちらかの実家へ身を寄せたほうが良いだろう」と思い、妻の希望で瀬戸さんの実家に住むことに決めたのだ。
結果的に、妻は流産してしまったが、瀬戸さんは妻への献身をやめることはなかった。だが、不安な気持ちにさせる出来事が次々に襲いかかってきた。
この頃、瀬戸さんは妻のために障害手帳や障害年金などの手続きを開始。しかし、国民年金に数カ月の未払い期間があったため、障害年金はおりなかった。また、日本では2015年の難病法施行時にハンチントン病は難病に指定されたが、当時はまだ施行前だったため、医療費の公費負担も得られなかった。
ある日、妻が階段から落ちて気を失っていた
2010年8月、瀬戸さんや瀬戸さんの両親は仕事があるため、日中は妻一人で留守番となる。ある日、瀬戸さんが様子を見に帰宅すると、妻が階段から落ちて気を失っていた。すぐに救急車を呼び、検査を受けたところ、幸いコブ以外に異常はなかった。
瀬戸さん夫婦は帰郷以来、実家の2階で暮らしていた。「もう、階段の昇り降りは危険だ」と考えた瀬戸さんは、“離れ”の建築に着工する。
「今後、『どうなりそうだ』という情報を、建築士の友人に伝え、それを踏まえて設計してもらいました。『母屋と軒先が続いていれば行き来しやすい』など、友人からの意見も取り入れました」
介護の負担を減らすため「スマートホーム化」を進める
翌年1月、“離れ”が完成。
車イスでの出入りを前介護の負担を減らすために、「Google Home Mini」と「Live Smart」の「LS Mini」を導入し、「スマートホーム化」を進める。提にした玄関。急搬送経路の確保。ストレッチャー、棺桶の搬入・搬出が可能な窓。トイレ、洗面台、お風呂、台所も全面バリアフリー。トイレは後にタンクレス化し、身体を支えるひじ掛けと背もたれを設置。手すりは当初は設置せず、進行に併せて脱着できるようにした。
さらに瀬戸さんは、「Google Home Mini」は、ネットだけでなく、服薬時間を知らせるアラームや、起床時にその日の予定を読み上げてもらうなど、スケジュール管理に活用した。
「LS Mini」は、使用しているリモコンを記憶させ、ネットにつなげば、スマートフォンやタブレットで操作ができ、エアコンや扇風機の起動条件を、自分たちの生活リズムや好みの温度に設定することも可能。両機器を連動させれば、音声操作ができるため、いちいちリモコンを探す手間が省ける。
外出時の切り忘れ防止には、「OK、Google。いってきます」と言うとOFF、「OK、Google。ただいま」と言うとONになるよう設定。手が離せない場合や、ケア用手袋をしている最中でも声で操作ができるので、大幅にストレスが軽減できた。
32歳で自力歩行ができなくなり、34歳で飲み込みが困難に
2012年。32歳になった妻は自力歩行ができなくなり、車イスを購入。それでも瀬戸さんは、妻の体調がいいときには買物や近所の散歩、観光地などへドライブに連れ出した。
そして2014年。飲み込みが困難になったことによる体重減少から、胃ろうを造設することに。
2016年、瀬戸さんは訪問介護を検討するが、相談員から「介護保険を使わないと利用できない」と案内があり、40歳未満の妻(36歳)は利用できないことがわかった。介護ベッドや痰吸引器など、レンタル割引も適用されないため、介護用品は助成制度を活用しながら購入。
2019年、介護支援で訪問介護が利用できることが判り、10月から利用を開始するが、ハンチントン病は症例が少なく、介護・福祉経験が豊富な人でも、実際に対応したことがない人がほとんどだ。
ハンチントン病の不随意運動は、病状が進むにつれて激しくなり、薬を服用しても完全には止めることができないため、24時間拘束しておかないと本人がケガをしてしまう。瀬戸さんは、初めての病院や、新しい訪問介護士には理由を説明し、しっかりとした拘束をお願いしたが、それでも「痛そう」「きつそう」と気を遣われて、拘束を緩められた結果、不随意運動で顔を叩き続けるなどして、妻がケガをしてしまうことが少なくなかった。
妻のオムツ交換や食事・入浴の介助……なぜ寄り添い続けられたのか?
瀬戸さんは、訪問介護を利用するまで、妻のオムツ交換や食事、入浴の介助などを一人で行ってきた。瀬戸さんの家族は介護に協力的だったが、妻が恥ずかしがるため、様子見以外で家族に妻の介護を手伝ってもらうことはなかった。
瀬戸さんは一連のマンツーマンの介護を、どんな気持ちでしていたのだろうか。
「私は神様ではないので、急いでいるときや虫の居所が悪いときは、妻が不随意運動で私に攻撃してきたら、『邪魔だからやめて!』ときつく言い、冷たく払いのけてしまうこともありました。でもそれが許されないなら、感情を持たないロボットか全てを達観した神様になるしかない。私は、ロボットや神様になるつもりはなく、ただ夫としてできるだけ長く妻の傍らにいたい。それだけでした」
しかしつらいときは何度もあった。どんなに情報を集めても、勉強して知識を深めても、「自分はハンチントン病の患者ではない」。そのため、ふと妻に「僕も同じ病気になれば、君がしてほしいことをわかってあげられるのに」と言ったことがある。すると妻は激しく怒り、「私は最期まであなたのそばにいてあげられないから、あなたに同じ病気になってほしくない!」と言い、自分の病気が確定したとき以上に号泣した。
妻の口数が減り、発語が難しくなってくると、妻自身が会話を諦めてしまう場面が増えた。瀬戸さんは、「諦めたら話せなくなるよ!」と叱り、「バターがほしい」の一言に30分以上かけたこともあった。
「妻はつらかったかもしれませんが、妻は本当に言葉が出なくなった後も、必死に喋ろうとする姿勢を崩しませんでした。だから私は、妻に寄り添い続けることができたのです」
誤嚥防止の手術を受けたため呻き声さえも発することができなくなった
2017年、誤嚥防止のため、気管と食道を分離する永久気管孔の手術を受けたため、呻き声さえも発することができなくなる。それでも瀬戸さんは「横にいていい? いないほうがいい?」と定期的に問いかけ、妻は拒絶しなかったため居続けた。
ところが、気管孔施術以降、瀬戸さんは1年ほど軽い鬱を患った。
「あの頃は家の中が荒れ、ささいなことでイライラしたり、妻の顔を見ているだけで涙が溢れたりしました。私は、肩に力が入り過ぎていたのです」
それを気付かせてくれたのは、前の職場で懇意にしてもらっていた男性の言葉だった。
「病気の奥さんの介護をするらしいけど、どんなふうに付き添うつもり? 真横で一緒に歩くのか、あなたは後ろ歩きになり、奥さんと向き合って歩くのか、奥さんの後ろに回って支えるのか……?」
ずいぶん前に言われたことだが、ようやく腑に落ちたという。
「当時、私は20代半ばで、介護も人生も経験不足だったため、言葉の意味が全くわかりませんでした。しかしこの男性が亡くなり、形見分けの品をいただいたことで、思い出すことができたのです。できなくなることは、受け入れてしまえばいい。いつまでも同じ位置、同じ接し方をすることが必ずしも正解ではない……と。考え方を変えることができて、とても楽になりました」
「妻が生きた証しと意味を残したい」と献体を思いついた
やがて瀬戸さんは、「妻が生きた証しと意味を残したい」と検体することを思いついた。だが、さっそく最寄りの最寄りの大学病院に相談したが、本人の意志が確認できないため、断られてしまう。
次に相談したのは「NCNPブレインバンク」(国立研究開発法人 国立精神・神経医療研究センター内)だった。これは、献体のように身体全体を提供するのではなく、研究対象となる脳組織だけを提供して研究に活かしてもらうものだ。
ハンチントン病も研究対象となっていたため、瀬戸さんは妻と相談し、登録。ただ、提供実績がまだ少なく、死後の組織摘出と保管施設までの搬送手続きを担当医に相談したが、確実に対応してもらえるという確約は得られず、院内会議の議題に上がり、議論が交わされることになった。
2020年9月12日、妻の容体が急変「不思議と落ち着いていた」
2020年4月、新型コロナによる緊急事態宣言が発出されるまでは、瀬戸さんは妻と月1回は買い物や観光地に出かけていた。
8月、亡くなった息子のお盆の迎え火や送り火、お墓参りは毎年欠かさなかった。
例年9月には、胃ろうに使用している器具の交換を兼ねて、2週間ほど定期入院をしている。
妻の入院中は、病室にラジオを持ち込み、2人でイヤホンを分け合って、地元AMの「GO!GO!ワイド」や、FMの「耳が恋した!」といった番組を聞いた。面会時間が終わると、妻は病室で、瀬戸さんは帰りの車で続きを聞いた。
入院は14日までの予定だったが、11日に早まって喜んでいたところ、10日の朝に主治医から「昨晩から39度を超える発熱が始まったので、抗生物質の投与を開始した」と電話があり、退院は延期に。
瀬戸さんは、妻がいつ帰ってきてもいいように、部屋の隅々まで掃除し、ベッドのシーツも洗濯して、新しいものに取り替えていた。
10日の午後に病院へ行ったが、安静中のため面会ができず、「解熱方向ではあるので、問題が起きなければ、当初の予定通り14日退院で考えている」という説明を受け、そのまま帰宅。
ところが12日の夕方、妻の容体が急変。「今から蘇生処置を行う」という連絡を受けた。その時、瀬戸さんは不思議と落ち着いていたという。すぐに病院に向かったが、緊急措置のかいなく、妻は帰らぬ人となった。40歳だった。
「駆けつけたとき、彼女は拘束具が外された状態でした。私は彼女の手首をさすりながら『外れても動かなくなって良かったね』と声をかけました。その後、病理解剖などの手続きを行ってから帰宅したのですが、今は解剖結果が届いていないため、彼女はまだ入院しているだけのような感覚が抜けません。おそらくブレインバンクとの兼ね合いで遅れているのだと思いますが、結果が届いたら、彼女の死の全てを受け入れられるような気がします」
10月31日。妻の50日祭(神式。仏式で言う四十九日)が行われた。
瀬戸さんは、なぜここまで妻に寄り添い続けられたのだろうか。
「私は常に、『立場が逆だったら』を考えて行動していました。もしも私が病気だったら、妻が病気を理由にして、私の元から去っていくのは最も恐ろしいことです。だから私は、私を心配する人々が提案してくれた『妻の元を離れる』という選択肢を真っ先に消すことができました。認知度の低い病気だったため、周囲の人に理解されないもどかしさや、日ごと確実に進行する病状に、私の気持ちが追いつかず、鬱になってしまったこともありましたが、私のようにならないためには、説明しなくてもわかってくれる、先回りしてアドバイスしてくれる存在が必要だと思います」
瀬戸さんは、『日本ハンチントン病ネットワーク』に参加し、ハンチントン病の患者や家族を支える活動を開始。
「患者本人と付き添う者が、やりたいことやしてあげたいこと、これから起こりそうなことや気持ちを、紙に書き出しながら擦り合わせると、意外な解決法を見つけることができます。その書き出した物は、病状が進行する度に見直して、『現在はどう思うか』を書き足しながら軌道修正を行うと、お互いが大きく道を違えることが無いのではないかと思います」
11月初旬、瀬戸さんは妻の大好きだったスイカのミニチュアを購入し、妻と息子の仏壇に飾った。
「彼女と過ごした約15年、介護を前提に生活リズムを作ってきたため、急に自由になっても、何をしたらよいのかわかりません。しばらくは、これまで以上に彼女のために時間を使おうと思います」
高齢者の介護も十分とは言えないが、若年層や中年層の介護については、高齢者の介護以上に公的なケアやサポート、情報が不足している。そのうえ、妻は症例が少なく、認知度の低い難病。瀬戸さんの苦労は計り知れない。
シングルケアラーは、周囲の人が介護に理解や関心がないために孤立するケースが少なくないが、瀬戸さんのケースは自身で努力や工夫もしたが、両親の理解もあり、深刻な孤立もなく介護をやり遂げられた好例だと言える。
何よりも、被介護者と介護者が、被介護者自身のゴール(最期)について話し合うところからスタート(入籍時)しているのが印象的だ。誰もができることではないが、被介護者と介護者がタブーなく「死(ゴール)」について話し合うことが、よりよい「生(介護)」につながるのは間違いないだろう。


「重症化の兆候」は「体温」より「息苦しさ」 医師が教える自宅療養時の注意点

2021-08-14 12:00:00 | 日記

下記の記事はAERAdotからの借用(コピー)です


「流行地域の入院は原則、重症者と高リスクの感染者に限定する」との政府の方針は波紋を呼び、結局、修正された。しかし、都内の実態はすでにそうだ。自宅療養の注意点は。AERA 2021年8月16日-8月23日合併号から。

*  *  *
 政府は8月2日、新型コロナウイルスの流行する地域では、入院を重症患者や重症化リスクの高い患者に限るよう都道府県に求める方針を決めた。この方針は波紋を呼び、5日、「中等症は原則入院」と修正された。

 東京都内では実際にはずっと以前から医療が逼迫しており、政府が2日に示した方針のような状況は現場ではすでに起きていた。北里大学北里研究所病院(東京都港区)の鈴木雄介・感染管理室長(呼吸器内科)は都内の実態をこう説明する。

「約1年前から感染拡大の波が来るたびに病床は逼迫し、重症患者か重症化しそうな感染者しか受け入れられなくなっています。都や国が発表する数字では余裕があるように見えても、実態は違います」

■「調整中」が約1万人

 他の人に感染する可能性がある新型コロナの感染者の治療には、医療従事者の数も、感染防護服などの道具も通常よりずっと多く必要だ。また、感染直後は検査してもわからないため、別の病気で入院した患者の感染が入院後にわかった場合に備え、コロナ対応病床に余裕を持たせておく必要がある。

 このためコロナ患者の受け入れ医療機関の多くは、実際には最大限の受け入れ病床数より少なく受け入れるしかない。

 8月4日現在、都内には重症者用をあわせ5967床が確保されており、入院患者は3399人なので、数字上は4割のベッドが空いているように見える。

 しかし、実際には3日からの1日間で、入院先が見つからないといった理由で調整待機中の人が1291人増え、計9708人になった。1カ月前の約11.4倍だ。自宅療養者は4日現在、1カ月前の約13倍となる1万4783人に達した。

 高熱なのに自宅療養だと不安になる人が少なくないが、実は重症度は体温の高低とはあまり関係がない。発熱だけで命が左右されることはほとんどないからだ。重症かどうかを鑑別する一番重要な指標は呼吸機能、つまり肺の機能だ。

■「兆候」を見逃さない

 厚生労働省の「診療の手引き」によると、「軽症」は肺炎のない状態だ。高熱でも肺炎がなければ軽症だ。中等症は2段階ある。肺炎が起きて呼吸機能が落ち、呼吸機能を示す血液中の酸素飽和度が96%未満ではあるものの、酸素投与が要らないなら中等症I、酸素飽和度が93%以下で酸素投与が必要なら中等症IIだ。

 自宅療養で大切なのは、重症化の兆候を見逃さないことだ。ただし、自覚症状では判断が難しいと、鈴木室長は指摘する。

「息苦しさの感じ方には個人差があります。特に新型コロナウイルス感染症では血中酸素濃度が低くても息苦しくならない患者さんがいます。その一方、不安が強いなどの理由で、血中酸素濃度は低くないのに息苦しくなることもあります」

 このため、呼吸機能がわかる「パルスオキシメーター」で1日に何回か血中酸素濃度を測るといい。自治体により異なるが、93~94%以下になったら保健所などに相談しよう。この機器は自宅療養の際に貸してくれる自治体が多い。

 また、自宅療養中には脱水症状にならないよう意識して水分を補給し、栄養もとろう。嗅覚や味覚の障害が起きて食欲が低下することもあるが、栄養が不足すると体力が低下し、回復に時間がかかってしまう。

 自宅療養中の感染者や家族の注意点について、神奈川県や埼玉県などの自治体がわかりやすいパンフレットをネットで公開している。自治体名と「コロナ 自宅療養」で検索すると見つかる。(科学ジャーナリスト・大岩ゆり)


眞子さまの結婚問題に揺れる秋篠宮家 当初は小室圭さんを絶賛された紀子さまに起きた変化

2021-08-14 11:00:00 | 日記
下記の記事は日刊ゲンダイオンラインからの借用(コピー)です

 小室圭さんは、7月末にニューヨーク州の司法試験を受験したが、合否の発表は10月に入ってからで、それもリモートだから、それまでわざわざ物価の高いニューヨークにいる必要はない。ところが小室さんが帰国するという話は聞こえてこず、眞子さまとの結婚に向けて動いている様子も見られない。

 はたして秋篠宮家の人々は、眞子さまの結婚問題をどう見ているのだろうか。秋篠宮さまが本音を語る由もないので、秋篠宮家の周辺にいる人たちの証言から、これまでの経緯をたどりながら推理してみたい。

 眞子さまと小室さんの婚約が明らかになったのは2017年5月だが、その年の11月、秋篠宮さまの誕生日に先立つ会見で、同席した紀子さまがこう言われた。

「小室さんのピアノを聴きたいと話しましたところ、快く応じてくださり、小室さんの優しいピアノの音色を聴きながら、私たちは心和むひとときを過ごしました」

そう絶賛されたのに対し、秋篠宮さまは「本人たちが幸せだと思う家庭であれば、それでいいなと思います」と、ちょっと距離を置いた発言をされている。

「当時は、娘を嫁がす父親の複雑な心境かなと思ったのですが、今になって考えてみると、小室さんが婚約発覚翌日の会見で眞子さまとの会話をペラペラしゃべってから、困った、困ったと言っていたほどですから、あの時の殿下は漠然とした不安を抱えていたんでしょう。浮かれていたのは紀子さまだけかもしれません」(皇室記者)

 年が明けると週刊誌で小室家の借金問題や、母親の元婚約者のことが次々と暴露され、秋篠宮さまは心を痛めたのか、どんどん痩せていかれたという。もしやの不安が現実になってしまったのだ。では紀子さまはどうか。

「あれほど小室さんのことを褒めていた紀子さまですが、小室家の金銭問題が週刊誌に次々と書かれると、コロッと態度を変えられたんです」(前出の記者)

この頃から、紀子さまは眞子さまの結婚に強く反対されるようになったという。

 こうした報道などの影響で18年2月、婚約が延期されたが、この年の秋篠宮さまの誕生日に先立つ会見で、「多くの人が納得し、喜んでくれる状況にならなければ、婚約にあたる納采の儀を行うことはできません」と述べられたのは当然として、その場にいた記者は紀子さまの発言に違和感を覚えたという。

「眞子さまの体調がすぐれないと言われたのはいいとして、『長女の眞子がいとおしく、かけがえのない存在として感じられる』と言われました。そんなことを記者会見で言う必要があるでしょうか。つまり、紀子さまは眞子さまとコミュニケーションがとれていないのだろうと思いました」(宮内庁担当記者)

 ところが、である。昨年9月11日、紀子さまが誕生日に文書で回答された中にこんな記述がある。

《長女の結婚については、対話を重ねながら、親として娘の気持ちを受け止め、一緒に考えていくことが大切だと考えています。その中では、共感したり意見が違ったりすることもありますが、お互いに必要だと思うことを伝え合いつつ、長女の気持ちをできる限り尊重したいと思っております》

「できる限り尊重したい」をどう読むかにもよるが、少なくとも紀子さまの態度が軟化し始めたというか、これまでの様相と違っているのを関係者は感じたという。

 それまで親娘の間で話し合いができなかったのが、新型コロナの蔓延で自粛を強いられ、話し合う時間ができたのだろうか。いずれにしろ、秋篠宮家に何かがあったのだろう。

 流れが変わるのはこの後である。
 
下記の記事はデイリー新潮オンラインからの借用(コピー)です

秋篠宮家の冷え切った親子関係 会見の打ち合わせは「ご夫妻と眞子さま、別々で」

面談はご夫妻と眞子さま別々で」
 7月27日と28日にわたりNY州の司法試験を受験した小室圭さん。「国際弁護士」の肩書を目指し第一歩を踏み出す一方、秋篠宮ご夫妻と眞子さまとの間の深い溝は今なお埋まりそうもないという。
 ***
 司法試験はリモートで行われるという。在米の司法関係者が言うには、
「2日間とも、現地時間で朝の9時(日本時間22時)から夕方5時30分まで、途中休憩を挟みながら試験は進みます」
 例年、全体の合格者は70%前後。合否の発表は早くても10月下旬とされるが、小室さんを取り巻く状況は依然として最悪。秋篠宮ご一家の事情を知る関係者は次のように証言する。
「毎週金曜日には、ご一家のお世話をする皇嗣職のトップである加地隆治・皇嗣職大夫の会見が開かれます。それに先立ち、事前に大夫は宮邸に伺い、話す内容について打ち合わせをするのですが、何とその面談は、ご夫妻と眞子さま、別々に行われているのです。特に小室さんの話題が出そうな週は徹底されており、お三方がご一緒されることは決してありません」
眞子さま(他の写真を見る)
「週刊新潮」2021年8月5日号

 先日も気がかりなできごとが――。7月21日の午前、秋篠宮ご夫妻は宮内庁病院で新型コロナウイルスのワクチンを接種、午後には佳子さまも受けられたのだが、この日、眞子さまのお姿はなかった。
「2回目の予定と合わせて日程が組まれるため、お仕事などのご都合で当日は外されたのだと思われます。一方で現在、公務であれ私的ご活動であれ、眞子さまの動静が報じられるたび、ネットでは批判的なコメントが並んでしまう。そうした事態を勘案して外出なさらなかったのでは、といった臆測も呼んでしまいました」(宮内庁担当記者)

デルタ株には「モデルナ製ワクチン」の方が効くって本当?強い副反応との因果関係は

2021-08-14 10:00:00 | 日記

下記の記事は日刊ゲンダイデジタルからの借用(コピー)です


「副反応覚悟」でモデルナ製ワクチンを希望する接種者が増えるかもしれない――。

■米医療機関が研究結果を発表

 ロイター通信は現地時間9日、米医療機関「メイヨー・クリニックヘルスシステム研究チーム」が、ミネソタ州在住の約5万1000人の新型コロナ感染者を対象に実験したところ、モデルナ製ワクチンの方がファイザー製より、有効性が高かったという研究結果を発表したと報じた。

 メイヨー・クリニックの研究結果によると、今年7月、陽性者の7割がデルタ株に感染したミネソタ州で、ファイザーの有効性が今年1月の76%から42%に低下したのに対し、モデルナの有効性は同86%から10%減の76%だったという。やはりモデルナの方が、デルタ株には有効なのか。

「研究結果を見た時、我々が学んでいる知識や研究と合わないので、うーん、本当かなぁと首をかしげました」と、医療ガバナンス研究所の上昌広理事長がこう続ける。

「だとしたら、モデルナを打っている地域や集団だけはデルタの感染拡大が起きていないことになる。問題はどういうデザインで調査をやったか、です。対象者を無作為に選んだのではなく、モデルナを打った人を後から解析しただけのようなので、ランダム化というレベルではありません。もし本当にこういう現象が実際に起こっているなら、モデルナを打ったところと、そうでないところでは流行がまだらになっているはずです。日本でもモデルナを職域接種した会社や地域では、デルタ株の感染が広がっていないはずです」

 モデルナもファイザーも同じメッセンジャーRNAワクチンだが、モデルナの方が副反応が強いといわれる。

 モデルナを2回接種した自衛隊員約1000人のうち、75%以上が翌日37度5分以上の発熱をし、その6割が38度超の高熱だった。


 また翌日、倦怠感を覚えたのは約85%だった。いずれもファイザーより高かった。

■強い副反応と因果関係があるのか

「モデルナの方が副反応が強いので、効果が高いかもしれないし、そうでないかもしれない。どうあってもおかしくないので、米医療機関の発表は興味深い所見です。ファイザーがデルタ株に効果が低いという調査結果はこれで3例目なので、それはその通りだと思います。だけど重症にはなりにくい。モデルナに関しては、この結果だけでは何とも言いにくいのですが、強い副反応に加え、ブレークスルーの感染率(接種終了後の感染)が低いというのは、非常に興味深いですね。いずれにせよ、今後の研究機関の調査次第です」(前出の上氏)

 結果によっては、モデルナ製ワクチンの「奪い合い」が始まるかもしれない。