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新型コロナに感染しても「軽症で済む人」と「重症化する人」の決定的な違い

2021-01-05 15:50:04 | 日記

下記の記事はプレジデントオンラインからの借用(コピー)です

「重症化」はICUでの治療が必要な状態
国内における新型コロナウイルス感染症では、感染しても約80%の患者が無症状か軽症で済むものの、高齢者や基礎疾患のある患者を中心に約15%は重症肺炎になり、約5%は致死的なARDS(急性呼吸促拍症候群)という呼吸不全に至ります。
新型コロナウイルス感染症において「重症化」というのは、この5%を指します。
ARDSに陥り、ICU(集中治療室)での治療が必要となった状態です。
重症化から回復しない場合、数日のうちに呼吸不全は呼吸困難へと進行し、深刻な炎症に陥った心肺は機能しなくなるため、ECMO(エクモ)という人工心肺装置を装着。ここまで至ると、残念ながら8割方の患者は命を落としてしまいます。
ウイルスの毒性だけならインフルエンザのほうが怖い
これを聞くと、「新型コロナウイルスはなんと恐ろしい毒性を持っているんだ」と思うのですが、こうした症状の悪化の原因はウイルスの病原性だけではないことがわかっています。
ウイルス単体の毒性でいえば、インフルエンザウイルスのほうがよほど怖いのです。
では、なぜ世界で100万人以上もの方が命を落としているのか?
その答えが、「サイトカインストーム」です。
本来、わたしたちの身体を守るはずの免疫細胞が火の嵐のように暴走し、全身に炎症を引き起こす免疫の過剰反応が、この感染症の重症化の原因なのです。
これは、2020年5月に、量子科学技術研究開発機構理事長で前大阪大学総長の平野俊夫先生によってあきらかにされています
「免疫の暴走」サイトカインストーム
「サイトカイン」とは、免疫細胞同士が互いに協力したり、ウイルスとの戦いを有利に進めたりするために使う、免疫細胞が出す物質のことを指します。
例えば、司令官役のヘルパーT細胞が、抗体をつくるようB細胞に指示したり、ウイルス撃退の実行を担うキラーT細胞に出動要請をかけたりするのにも使います。
しかし、サイトカインにはガソリンのように危険な側面もあります。サイトカインの産生量が度を越せば、炎症は拡大して内臓や血管の機能不全を引き起こします。
その「やり過ぎ」の状態がサイトカインストームです。
平野先生の研究によれば、主に肺組織にいるマクロファージ(ウイルスを貪食したり、ウイルスの情報をヘルパーT細胞に伝えたりする免疫細胞の一種)から放出されるサイトカインが“主犯”とされています。
ウイルスに感染した細胞がSOS物質を放出し、免疫細胞を呼び寄せ活性化したり、マクロファージからサイトカインを放出させたりします。そのサイトカインに刺激された免疫細胞や組織細胞がさらにサイトカインを放出します。
このようにして、新型コロナウイルスの感染が引き金となり、免疫細胞や組織細胞によるサイトカインの産生が続いたのち、その共鳴を一気に増幅させる「IL-6アンプ」というスイッチが押されます。
そして、細胞間のサイトカイン放出の呼応が一気に増加し、サイトカインによる炎症はまたたく間に広がり、心肺が機能不全を起こすほどの肺炎となるのです。
サイトカインストームを未然に防ぐには
サイトカインストーム自体は、インフルエンザなどほかの重症化リスクのあるウイルスでも起こり得ることですが、新型コロナウイルスはとくに起きやすいことが脅威となっています。
そして、このサイトカインストームにおいて、もうひとつ炎症を悪化させるファクターがあります。それが、「免疫ブレーキの故障」です。
免疫の働きが正常な状態であれば、ウイルスの感染に対して免疫応答(ウイルスなどの外敵に対処する免疫細胞の一連の反応)が行われたあと、免疫細胞たちに「撤収」を呼びかける細胞がいます。
それが、「レギュラトリーT細胞」です。
ヘルパーT細胞、キラーT細胞と同じT細胞の一種で、免疫細胞たちを制御することが役割です。この細胞が正常に機能していれば、サイトカインストームも抑制されたはずなのです。
しかし、新型コロナウイルスに感染し、重症化した患者の血液中からは、このレギュラトリーT細胞を含むT細胞全般が極端に減ってしまっていることがわかっています。原因はまだまだ研究途上ですが、ふたつの理由が想定されています。
レギュラトリーT細胞が減少する2つの理由
ひとつめは、新型コロナウイルスの感染によってT細胞が減少しているのではないか、というものです。
どうやら新型コロナウイルスは組織細胞だけでなく、免疫細胞であるT細胞にも感染し、減少させている可能性があると考えられています。ただこれはまだ仮説の段階で、今後の研究が待たれます。
そのほか、炎症を起こしているほかの箇所へ動員されてしまっている可能性や、T細胞が生き続けるために必要な因子が枯渇してしまっている可能性などがあります。
重症者の体内では、キラーT細胞も減少していますが、司令官の役割を担うヘルパーT細胞と調節役のレギュラトリーT細胞の減少が著しく、これが免疫力低下の一因となり、サイトカインストームの発生を食い止めることができなくなっていると考えられています。
ふたつめは、基礎疾患や生活習慣の乱れです。
免疫細胞はわたしたちの身体から生み出される、身体の一部分です。そのため、健康状態を悪化させるような生活習慣や、基礎疾患による臓器の不調があれば、免疫細胞も不健康となり、正常に機能しません。
とくに、レギュラトリーT細胞は腸に多く生息する免疫細胞です。腸内環境が著しく悪化している身体では、新型コロナウイルスが感染する前からレギュラトリーT細胞が少なく、サイトカインストームを起こしやすい状態にあることが予想されます
“不健康”が重症化を招く
これらの要因のなかでも、基礎疾患や生活習慣の乱れによる“不健康”がレギュラトリーT細胞減少の原因となっている点は、極めて重要です。
小林弘幸著、玉谷卓也監修『免疫力が10割 腸内環境と自律神経を整えれば病気知らず』(プレジデント社)
なぜなら、実際に国内外における新型コロナウイルスの死亡者の多くは、肥満症、あるいは糖尿病や高血圧などの基礎疾患を抱える患者であるからです。
そのような患者は、レギュラトリーT細胞の減少や機能低下によって、そもそもサイトカインの産生を誘発しやすい状態にあると考えられます。
こうした重症化の仕組みからわかるのは、新型コロナウイルスへの対処においては、外からの感染予防のみならず、自らの身体を“健康”に保ち、レギュラトリーT細胞を含む免疫細胞が適切に活動できるような「10割の免疫力」を維持することが非常に重要である、ということなのです。


「正しいか正しくないかにかかわらず、選択は権利」眞子さまだってご自身の幸福を選んでもいいのです

2021-01-05 12:27:40 | 日記

下記の記事はヤフーニュースからの借用(コピー)です

〈結婚は、私たちにとって自分たちの心を大切に守りながら生きていくために必要な選択です〉 【画像】秋篠宮ご一家の写真をすべて見る(23枚)  これは秋篠宮の誕生日会見の一週間前、十一月十三日に公表された、眞子さま(29)の“お気持ち文書”の抜粋だ。小室圭さん(29)との結婚への強い思いが滲み出たその内容に、世間は衝撃を受けた。 「皇族がここまで直接的な文書を書かれるのは極めて珍しいことでした。『結婚したい』というお気持ち以外は、解釈の余地を一切許さない内容に驚きました」(ベテラン皇室記者)
「父親に対する初めての反抗かもしれない……」
 皇族として、秋篠宮家の長女として周囲の期待を背負い、常に完璧な振舞いをされてきた眞子さま。だが小室さんとの結婚となると、どんなに批判されようが意志を曲げることはない。  宮中行事の参列はもちろんのこと、数多くの公務にもあたられ、「日本テニス協会名誉総裁」「日本工芸会総裁」などの肩書を持つ眞子さま。学問にも熱心で、現在は国際基督教大学の博士課程で学び、東京大学総合研究博物館の特別研究員として「インターメディアテク」にも勤務されている。成年皇族の鑑のような存在――それが世間が眞子さまに対して抱く印象だろう。  秋篠宮家関係者が語る。 「親子仲もよく、とりわけ秋篠宮さまとは一緒にマダガスカルやハンガリーなど父娘二人だけで旅行に行かれ、眞子さまの“パパっ子”ぶりは有名でした。早くから父親と距離があった妹の佳子さまとは対照的です」  だが、この秋篠宮家関係者は、小室さんとの結婚に話題が及ぶと「眞子さまにとっては父親に対する初めての反抗かもしれない……」と表情を曇らせる。
最後に放った「結婚と婚約は違います」という発言こそが本音に近い
 二年ほど前。ちょうど小室さんが米国留学を目前に控え、二人の結婚問題が混迷を極めていた頃のこと。 「婚約しなければ、結婚には至らない」  一見当たり前とも思えるこんな考えを、秋篠宮が周囲に明かされるようになった。この考えは、実は今回の秋篠宮の誕生日会見の真意を理解するうえで重要だという。 「『結婚することを認める』という発言ばかりが注目されていますが、会見の最後に放った『結婚と婚約は違います』という発言こそが秋篠宮さまの本音に近いはずです。個人的には宮内記者会の質問の仕方が悪かったと思います。はっきり『(婚約にあたる)納采の儀をお認めにならない意志に変わりはないですか』と聞けば、『変わらない』とお答えになったでしょう」(同前)
父親として眞子さまをこれ以上、傷つけないための配慮
 ただ、秋篠宮がそうした本音を明言せず、「憲法に基づいて」という留保をつけながらも「結婚を認める」とし、さらに「(小室さんが)対応を全くしていないかと言えばそんなことはない」と発言したのも、全ては父親として眞子さまをこれ以上、傷つけないための配慮だった――と、この秋篠宮家関係者は推測する。 「それほど眞子さまの“お気持ち文書”は切実で、秋篠宮さまの胸に迫るものがあった。秋篠宮さまは眞子さまを下手に刺激し、皇族として必要な婚約の儀式を無視して入籍してしまう、つまり“駆け落ち婚”を決断するなどという事態に陥らないよう、同情と理解を示す言葉遣いをされたのでしょう」(同前)
「時計の針が再び動き出した」
 父親を悩ませるほどの眞子さまの強い意志。だが、それが明らかになったのは、何も今回が初めてではない。  例えば、二〇二〇年一月の歌会始の儀では「望」というお題で、「望月に月の莵が棲まふかと思ふ心を持ちつぎゆかな」と詠まれ、一七年の婚約内定会見で眞子さまを「月」に喩えた小室さんへの変わらぬ想いを感じさせた。  また、勤務先のインターメディアテクはHPに、九月十日付で「休館日の小旅行」というタイトルの眞子さまのコラムを掲載。休日の暗がりのギャラリーを眞子さまが歩き、突然電気が灯った際の印象を「時計の針が再び動き出した」と綴られていたことから、長らく膠着状態にあった小室さんとの結婚への期待を読み取る報道もあった。  眞子さまの知人が語る。 「眞子さまは一見すると物腰柔らかで、『私には分かりませんね』などと仰りそうな雰囲気です。しかし、実は非常に緻密に物事を考える方で噓や建前がお嫌いですし、他人の意見にも左右されない。一度ご自身で決めたことは何があっても譲らない側面がおありです」
借金問題については「相手方(元婚約者)に問題があるんです」
 この知人によれば、小室さんの母親と元婚約者との借金問題についても、眞子さまは、 「小室さんがお金を返さない理由があるんです。相手方(元婚約者)に問題があるんです」  といった発言をされ、小室さんのことを信じきっていたという。 「借金問題をいつまでも解決せずに、米国留学までして態度を保留にしていた小室さんよりも、むしろ本当は眞子さまの方がずっと強く結婚を望まれている、という見方もできると思います。逆にその熱意に小室さんも及び腰になっているのでは……」(同前)
眞子さまの心に暗い影を落とす「秋篠宮家の長女」という自覚
 借金問題については、元婚約者が『週刊現代』(十二月五日号)の取材に対して「返金は求めない」と発言。解決へと向かいつつある。当の小室さんはというと、変わらず米国で勉学に勤しむ日々を送っているようで、二一年には弁護士資格取得のための試験を受ける予定だ。  母親の佳代さんは、三年近くにわたるマスコミの取材に気を病み、一時は家族との会話もままならないほど追い詰められ、勤め先の洋菓子店を休職していたという。その後、復帰したものの、最近の結婚問題の再燃が影響してか、持病のぎっくり腰が再発し悩まされているという話もある。  二人の結婚話が再び動き出し、眞子さまは一人の女性として幸せを摑みつつあるように見える。だが一方で「秋篠宮家の長女」という自覚が、かえって眞子さまの心に暗い影を落としているという。 「眞子さまは、秋篠宮家における“第二の母親”のような存在です。自分の結婚問題で家族に影響が及んでいることを心配されないわけがない。『紀子さまの体調は大丈夫か』、『悠仁さまがこの件で学校でいじめられていないか』などと周囲に悩みを吐露されることもあったようです」(宮内庁関係者)  十二月上旬に報じられた元衆院議長・伊吹文明氏の「小室さんは国民に説明を」「国民の祝福のうえに、ご結婚にならないといけない」という苦言。これに代表されるような考えを持つ人が多数いることは紛れもない事実だ。その証拠に眞子さまのお気持ち文書発表や秋篠宮の誕生日会見を機に、宮内庁には抗議の声が殺到しているという。
「当たり前の権利を認めるべきです」
 それでも「眞子さまは結婚すべき」と、その選択を支持する人もいる。国際政治学者の三浦瑠麗氏もその一人だ。 「英国王室とは違って、日本の女性皇族は結婚して降嫁すれば、特権をはく奪され民間人になる。であれば憲法に基づき自由に結婚する権利は認められて当然です。自由主義は『自分で選択を積み重ねる』過程そのものに生きる意味を見出す、という考え方です。その選択が正しいか間違っているかにかかわらず、選択することそのものに意味があるからです。  もし、後から小室さんとの結婚が間違っていたと思えば、眞子さまは離婚されればよいのです。間違った結婚を維持する必要もない。当たり前の権利を認めるべきです」  十二月十日には宮内庁の西村泰彦長官が「小室さん側が説明責任を果たすことが重要」と指摘。  依然として結婚に至る道のりは険しいように見える。でも眞子さまは自身が幸福だと思う選択をしてもいいのではないだろうか。 ※発売中の 「週刊文春WOMAN」2021 創刊2周年記念号 では、「天皇皇后ご夫妻 コロナ禍『沈黙』の理由」など、多数の記事を掲載。
「週刊文春WOMAN」編集部/週刊文春WOMAN 2021 創刊2周年記念号
https://news.yahoo.co.jp/articles/5e9c8f47f0122938433485c8c50509af858c7a6d?page=1


「苦しむ病気ワースト5」 3位COPDは溺れるような息苦しさ

2021-01-05 04:08:40 | 日記

下記の記事は女性自身オンラインからの借用(コピー)です

最先端の医療をもってしても、苦しみから逃れられない病気はある……。どれほどつらいのか、防ぐすべはあるのか? 患者の苦しみを目の当たりにする医師に聞いたーー。
「呼吸器系の病気を選ぶ医師が多いという印象を受けました。たばこが原因となることも多く、喫煙者は要注意です」
常磐病院(福島県)の乳腺外科医・尾崎章彦さんが感想を述べるのは、医師33人を対象に行った“本当に苦しむ病気”アンケートの集計結果についてだ。ナビタスクリニック(東京都)の内科医・久住英二さんはこう見ている。
「アンケート結果には、ALS(筋萎縮性側索硬化症)のように、予防や治療が困難な病気もありますが、生活習慣の改善や健診でリスクを減らすことができるものもあります。ぜひ健康に留意する機会にしてほしいです」

■「本当に苦しむ病気」ワースト5

・第1位「すい臓がん」60点
・第2位「ALS(筋萎縮性側索硬化症)」42点
・第3位「COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺気腫」37点
・第4位「脳卒中」33点
・第5位「認知症」28点
・同率第5位「間質性肺炎、肺線維症」28点

※医師33人に対しアンケートを実施。苦しむ病気を順位付けをしてもらい、1位…5点、2位…4点、3位…3点、4位…2点、5位以下…1点で集計した。
ワースト5の病気について、久住さん、尾崎さん、そして小泉小児科医院院長の釜萢敏さんに解説してもらった。

【第1位】すい臓がん

化学療法が効きづらく治りにくいすい臓がん。「小さながんでも転移しやすく、周囲の神経に浸潤すると激痛をもたらす」と悪性度や痛みが強いことが理由として挙げられた。また、「初期には自覚症状がないため、発覚した時には余命が少なくなっている」と精神的な苦痛も大きいようだ。
「自覚症状が少なく、早期発見が困難なすい臓がん。場合によってはがんになった部位を周囲の臓器ごと切除し、再度臓器同士をつなげ合わせる難しい手術になることも。重い合併症が発生すれば、退院できないまま亡くなるケースもあります。すい臓の近くにある神経を巻き込んで、激しい痛みがでることも少なくありません。“肥満の人は20%リスクが上がる”“糖尿病が原因”といわれることもありますから、該当する人は、生活習慣を見直す努力をしてください」(尾崎さん)

【第2位】ALS(筋萎縮性側索硬化症)

“意識がはっきりしているなかで、だんだんと体が動かなくなっていく”ことへの恐怖感が非常に強いALS。「介護をしてくれる人に対し、申し訳なさなどを抱えている患者さんも多い」と語る医師も。
「筋肉が衰えていく神経難病で、徐々に手足が動かなくなり、いずれ寝たきりになります。身体機能を奪われても、患者さんの意識がクリアであることが多く、精神的な苦痛が非常に強い。自力での呼吸が難しくなれば人工呼吸器 をつけることになりますが、一度装着すると、患者さんがはずしてと訴えても、“殺人”になってしまうため、医師がはずすことはできません。そのため、そもそも呼吸器を選ばない、つまり死を選ぶ人もいます。人工呼吸器の取り扱い方の議論のきっかけにもなってほしいです」(久住さん)

【第3位】COPD(慢性閉塞性肺疾患)、肺気腫

呼吸困難が一生続くというCOPD。その苦しさは「ずっと溺れているような感覚」といわれるほど。「禁煙である程度避けることができるので、患者さんはたばこを吸わなければよかったと後悔している」と、心身ともに苦しむようだ。
「別名『たばこ病』と呼ばれるCOPD。患者の8割は喫煙者で、喫煙量・期間が延びるほど発症しやすくなります。肺に続く空気の通り道が狭くなるので、ちょっとした歩行でも息切れを起こすように。悪化すると、つねに酸素ボンベが必要になることも」(尾崎さん)

【第4位】脳卒中

脳の血管が詰まったり破れたりする脳卒中。くも膜下出血の際には「金庫で頭をかち割られるくらい痛い」とも。また、「麻痺などの後遺症で意思疎通、体を動かすのが困難になるケースがある」と後遺症の苦しみも大きい。
「脳出血・脳梗塞、くも膜下出血などの総称です。脳の損傷部位によっては麻痺が残ったり、前頭葉に病変があれば人格が変わってしまうこともあります」(久住さん)
「助かった場合でも後遺症が残りやすく、家族の負担も大きくなりやすい。糖尿病や肥満、喫煙習慣などにより発症リスクが上がります」(尾崎さん)

【第5位】認知症

認知症は「家族の負担が大きい」「自分が自分でなくなる」などがよく知られているが、それゆえ「早期の場合に、自分が認知症だと告知された際の精神的ダメージはかなり大きい」のだそう。
「認知症の早期には、当たり前にできていたことができなくなることに対し、強い葛藤を抱えます。病気を受け入れなければなりませんが、なかなか受け止めきれないのが人間の性です」(釜萢さん)
「認知症の20〜30%を占めるのは脳血管性認知症です。脳の血流が滞り、小さい脳梗塞ができることなどで起こります。“生活に支障がない”と、高血圧や高コレステロールを甘く見ている人は要注意。最近では歯周病と認知症の関連も研究されており、歯の健康を保つことも重要な予防策となるでしょう」(久住さん)

【同率第5位】間質性肺炎、肺線維症

治りにくく、かなりの呼吸苦を伴うという間質性肺炎。肺が硬くなることでせきや息苦しさが生じるが、病状によっては「5メートルも歩けないほど」だという。
「肺の壁が厚くなり、硬い風船のようになって“空気が吸えない”状態になる間質性肺炎。5メートル歩いただけでも、100メートル全力疾走したように息切れしてしまう患者さんもいます」(尾崎さん)

最後に釜萢さんが、こうアドバイスする。
「コロナ禍で受診控えをする人が多いのですが、医療機関は万全の感染対策をしています。気になる症状がある場合や定期的な受診を勧められている人は、通院を怠らないようにしてください」
自分がつらいだけでなく、家族の負担も大きくなるのが“本当に苦しむ病気”。病気になってしまった人たちの苦しみはとても大きなものだ。しかし、予防できるものや、早期発見で治せるものもある。日ごろの生活習慣を見直しつつ、自治体が実施する検診などは、積極的に利用したい。