富岡町の震災日記 「桜里園(オリオン)」

福島県富岡町は原発事故により町民は避難中。一部地域は解除、故郷に戻る町民も。桜の町の復興が叶うまでの日々をお伝えします。

帰還困難区域追加賠償

2014-05-28 11:28:09 | 東日本大震災・津波・原発事故
古里の我が家は、帰還困難区域です。
平成26年4月から帰還困難区域の追加賠償に関する
請求が始まったので東電賠償窓口へ電話しました。
(今までは自動的に請求書が送付されてきましたが、
 今回の賠償は、電話をしないと請求書が送付されません)
無事に請求書が避難先のアパートに届き、
請求書を返送。その後、合意書が送られてきます。

しかし、東電担当者の方から電話がかかってきて、
「子供2人の住民票を提出して下さい」との事…
この3年間、なんの不備もなくトラブルもなく賠償が
スムーズにいっていたのに、突然の請求に困惑しました。
訳がわからないので、富岡町の賠償担当課に電話で相談…
「今回の追加賠償では、こうした確認資料を提出しないと
 ダメなんでしょうか?他の人も住民票出しているの?」と!
担当者の方は、すぐに、富岡町役場に常駐している東電の方に
話をしてくれて、確認をとってくれました。

「住民票の提出はしなくて大丈夫。間違いです。
 東電の担当者へ電話しておくので、謝罪と住民票は
 いりませんという電話が入るようにします」との返事。
福島県外に避難していても、電話でこうした対応を迅速に
して下さって大変助かりました。

フリーダイヤルの東電賠償窓口へ直接電話しても
担当者によって対応内容が違うことがよくあります。
人間なので仕方がないかもしれませんが
電話での交渉は、理解してもらえばいいですが、
なかなか難しい場合はけっこうなストレスとなります。
今回は、自治体や福島県内にいる東電賠償担当者の方に
情報を提供して、その回答を得てから、
交渉の電話してみようと思ったのが功を奏しました。
何事も一人で悩まず、相談するのが良いかもしれません…

コメント (2)
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