5月17日(金)
初めての月命日
さっちゃんがお空に旅立ってから1ヶ月
何をしていても、頭の中では「さっちゃん、さっちゃん・・・」と呟いてしまう毎日。。。

たくさんの人から、メールや電話、お花をいただきました。
ありがとうございました。
さっちゃん自身、こんなにたくさんのお花に囲まれて、びっくりしてると思います

この1ヶ月間、ブログを放置してしまいましたが、
さっちゃんのことを思い出しながら、さっちゃんが亡くなる前のことを書こうと思います。
4月16日(火)
8日のふぁんくんからの輸血後、退院してからのさっちゃんは、
食欲も戻り、自力で部屋の中を歩き回ったりして、だいぶ調子が良さそうにしていたのですが
18時頃、急にふらふらと倒れてしまいました。
とうとう、お腹の中で出血してしまいました。
これまでも、何度か倒れて入院してきた、さっちゃんでしたが、さすがに、このときは、
「もうだめかも・・・」と思ってしまいました。
倒れたあとは、しばらく目の焦点が合わず、意識が朦朧とした感じでしたが、
少ししたら意識がはっきりしてきたので、すぐに病院に連れて行こうと思ったのですが、
入院したら会えないまま、さくらが居なくなってしまう気がして、連れていけませんでした。
ずっと起き上がれずにいたさくらですが、22時頃、自力で立って、ベランダでウンチをしました。
ですが、このときは、踏ん張ってる途中で力尽きて、ウンチをしながら倒れてしまいました。
なんとか部屋の中に入れたのですが、それからは一度も立ち上がることはできませんでした。
この日は、ずっと傍にいて、さくらの様子を見てました。
4月17日(水)
前日に倒れてからも、意識と呼吸は安定していたさくらですが、
5時頃から、ぐったりしてきて、意識がはっきりしていない様子でした。
このまま家に戻ってこれないんじゃないかという心配もあったのですが、
何とかしてあげたい一心で、朝早く、病院へ連れて行きました。
病院へ行く途中の車の中では、手足を伸ばして身体が硬直し始め、
病院までもたないかも・・・と思うときもありましたが、
何とか病院まで頑張ってくれて、診察してもらいました。
血液検査をしたら、ヘマトクリット値は10.3。
このまま呼吸が止まっても、おかしくない数値でした。
さくらは、ずっと頑張ってくれていました。
9日前に血を抜いたばかりのふぁんくんの身体も心配だったので
輸血をするか悩んだのですが、目の前のさっちゃんの状態をみていたら
何かせずにはいられなかったのと、ふぁん太のヘマト値が元に戻っていたので
血をもらうことにしました。
輸血の準備をしている間、さくらはいつもの部屋で待機していたのですが、
既に意識は無く、一定の周期で何度も吠えたり、手足を伸ばして硬直したり、
ウンチをもらしてしまったり・・・危険な状態が続きました。
心拍が徐々に弱くなり、さくらの呼吸が止まりかけたので、
口から挿管して人工呼吸器をつけてもらいました。
しばらく自発呼吸もできなくなっていたさくらでしたが、少ししたら、
意識も戻り、自発呼吸をしてくれるようになりました。
安定してきてたのですが・・
何度も何度も復活してくれたさっちゃんでしたが、輸血をしている間に、
意識が無くなり、呼吸も弱くなり、徐々に心臓の鼓動が弱くなり・・・
さっちゃんの瞬きが止まってしまい・・・
12時43分、抱きかかえる私の手の中で、眠るように息を引き取りました。
ふぁんくんは、さくらを覗き込み、少し冷たくなったさくらの顔を
何度も何度も、舐め続けていました。
「起きてよー」と言っているかのように、何度も何度も・・・。

ちょうど病院もお昼休みで、スタッフさんの早番・遅番交代の時間だったので、
みなさんが、さくらにお別れの挨拶をしてくれました。
しばらくして、3月末で病院を退職してしまった元スタッフのNさんが、
わざわざ沖縄市から駆けつけてくれました。
Nさんを押しのけ、さくらを舐め続けるふぁんくん。

さっちゃんは、ここの病院が大好きで、病院のスタッフの皆のことが大好きだったから、
みんなが見守ってくれる、この時間を選んで、逝ってしまったのかな、なんて思ってます。
お世話になった皆さんに、「最期までありがとう」と言うために。。。
ほんとに賢くて、素直で、聞き分けのいいさっちゃんは、
最期まで、皆に愛される、とってもいい子でした。
さくらを連れて家に帰ってきてからは、夕方と、夜に、お友達がきてくれました。
家に帰ってきてからも、冷たくなったさくらを舐め続けるふぁんくん。
みんなの中に割り込んでまでペロペロペロペロ・・・・
こんな面白ふぁんくんのおかげか、和やかな雰囲気で、さくらにお別れの挨拶ができました。

約3年前のモモちゃんの時と同じ、まるで寝ているかのような、さっちゃん。
さっちゃんに触れることができる最後の夜、さっちゃんの手を握りながら一緒に寝ました。
4月18日(木)
今日は、さっちゃんとお別れです。
最後までペロペロしていたふぁんくん。
こんな姿を見るとふぁんくんが可哀想でなりません。

さっちゃんをいつも心配してくれて、たくさん可愛がってくれたお友達が、
火葬する前に、お別れの挨拶に来てくれました。

さくらのために、たくさんのおもちゃ、おやつをもってきてくれました。

可愛いさっちゃん。。

さくらは、うちに来た当時は、顔の毛が白かったのですが、
抗がん剤の副作用で顔の毛が抜けたあと、茶色の毛が生えてきて、
まるで若返ったかのようでした。
子供のような寝顔のさっちゃん。
昨年5月26日に腫瘍を発見してから約11ヶ月、ずっと病気と闘ってくれました。
たくさんたくさん頑張ってくれたさっちゃん。
可愛い可愛いさっちゃん。。
ありがとうさっちゃん。
気にかけてくれたみなさま、ありがとうございました。

さく:みなさんありがとうございました、これからもふぁんくんをヨロシクお願いします。