桜色したシワシワ花びらの百日紅の花が咲き始めました
この花が大好きだといってた家主さんの友人がなくなって二年
なぜこの花が好きだったのか聞きそびれたことを
アルバムを見ながらふと思ったりしております。
アルバムの中の友人は僕は秀才ですという顔をして写っております
隣で写ってる家主さんはそれがどうしたというような顔をして
笑っております
友人が笑ってる写真が一枚ありました
大学の正門前で突然訪ねていった家主さんと並んで写る
友人のはじけた笑顔と笑うものかと口を一文字に結んだ家主さん
こんな時代もあったのよね～と懐かしくみてましたです。
お盆前に体調を崩した桜花でしたので
今年の帰省はとりやめて我が家に咲く百日紅の花を眺めながら
亡くなった友人の思い出話などを懐かしくしてましたです
これからは柔らかな桜色した百日紅の花が咲き出すと
彼を思い出すことでしょうね
家主さんと私とがそれぞれの思い出のなかで・・・
