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ちっちと一緒に

線維肉腫と闘ったちっちとの大切な時間
ぼーちゃんとの出会いと別れ。珠ちゃんとの愛しい日々のこと。

ちっちのイライラ

2010-04-11 | ちっちの闘病記
ちっちのイライラ

この間はだんなさんと満場一致で年のせい
という結論に至ったけれど
やっぱりどうもそれだけじゃないな。。。。

と気づきました。

そう感じたのは、お姉ちゃんが飼っている猫の
カーツェ君(美猫)に久々に会ったのがきっかけでした。



カーツェ君は野生並みの破壊力とガラスのように繊細な心をあわせ持つ、
とーっても難しい子です。年とともに穏やかになっていき、
今では意味もなく流血するまで噛みつかれることはなくなりましたが
知り合って10年近くになりますがわたしは触らせてもらえません。
「猫好き」という言葉が、
まず猫側の「人間好き」あってのことなのだと思い知らされます。
カーツェ君にはカーツェ君の物語があるのですが、、、
それはわたしが語るところではないので、カーツェ君についてはここまで。



ちっちとほぼ同じ頃に生まれたカーツェ君に久々に会って、
「年をとっていく状態」を再確認することができたのです。

全体的にふっくらして
毛艶も以前と比べると少しぱさついた感じ
動きもゆっくり
よく眠る

こういうところだけみると
ちっちとカーツェ君、
それほど違いはないように見えます。

でも、何かが違うのです。

カーツェ君のそれは、
静かにやってきた老いの波に
ゆったりと身をまかせているようで
少しも不自然さが感じられない。
全てがしっくりと合っているように見えました。
見ているとこちらまでウトウト眠くなってしまうような。。。。


けれどちっちは、
ちっち自身が自分の体に違和感を感じて
そわそわ落ち着かない、
そわそわ
ぞわぞわ
それがわからなくて
イライラ

そんなふうに見えるのです。

それに、ちっち、
毛並みはまだまだ艶やかだし
肉球だって、ふっくらなんです☆
年って、いっても、まだまだ若さを残しています!

でも、、、、、
気づいている方もいらっしゃるかもしれませんが、
顔つきも、以前の能天気な表情を写真に残すことが
難しくなってきました。



ちっちの体のなかで
始終何かが起こっていて
気が休まらないのではないかと思います。

病気のせい。そう思います。

これは以前から感じていたことですが、
温熱療法を受けた後、一週間くらいは
麻酔の影響もあるはずなのに
とても元気です。
温熱療法のおかげで腫瘍の活動が息をひそめている時期なのではないかと思います。
瞳もイキイキして食欲も旺盛。
活発に動き回ります。
腫瘍は見た目も存在感も
影をひそめます。
温熱療法が効いている証拠。。。。

でも治療後一週間を過ぎた頃くらいから
次第にイライラの度合いがまし、
食事の選り好みが増え、
自分の思うようにいかないとくってかかることが多くなります。

背中の状態もこころなしか
気がつくと腫瘍も大きくなったような気がする頃です。

温熱療法直後1日~2日と、
2週間後の今日の様子とでは、素人目にも
腫瘍の大きさ、背中の状態の違いがはっきりわかります。



最近のちっちのイライラは
やっぱり病気の影響が大きい。
そう思います。

体調の悪いとき、
前向きに考える、その意味さえわからなくなる時があります。
ただただ痛み、つらさに耐えるだけ。
それだけで精一杯。
誰かに優しくしなきゃいけないくらいなら、一人でいたほうがラク、って時ってある。。。
他人の思いやりさえ、重荷に感じたりして。。。。

しかもちっちには、体の中で起きている不具合を
言葉で表現することはできないのだから。。。

それでも。

悪いことばかりではないのです。

生の食材をあげるようになってから、
口臭も減り、食欲も以前のように落ち込んではいません。
目やにもあまりでません。
比較的活発に動きまわるようにもなりました。

わたしたちにできるのは、
ちっちからのサインを見逃さずに、
体調管理に気をくばってあげること。

なるべく落ち着いた環境を与えてあげること。

今日は3回目の温熱療法です。

いろいろ先生に聞きたいこともあるので、
しっかり行ってこようと思います。

ちっち、
がんばろうね。







ちっちとけんか

2010-04-09 | ちっちの闘病記
ちっちとけんか。。。。。。
しちゃいました。

わたしのばか。。。。

これは数日前のこと。

ここ最近、ちっちったら、わがままが度を越してきたな~
と感じていたある真夜中のこと。。。。

わたしとだんなさんに挟まれて、誰よりも広いスペースをとって
寝ているちっちだけど、
だんなさんが身動きして、
ちっちのスペースがちょっと狭まった瞬間があった。

たまたま目を覚ましたわたし。

ちっちは誰も起きていないのに、
ひとりで
「ナァ~~(狭いよぅ)」
と声をあげていた。

なんてワガママな

と、うとうとしながらもさすがに思いました。

おにいちゃんは我が家の大黒柱なんですよ!

以前のちっちなら、すぐその場を明け渡し、
黙ってどこかに行ってしまうところです。
それを、
(狭いよ。どいてよーー)
と、言わんばかり。

 ※この話は後日談があり、
 その時だんなさんは実は目を覚ましていて、
 それより以前からあまりの狭さに身動きもできず、
 寝返りをずっと我慢していたのだそうです。
 それでとうとう耐え切れなくなり、
 「(ちっち、ごめんよ)」
 と思いながら、そーーっと体を動かしたのだそうです。
 で、そのとたん
 「ナァ~~(狭いよぅ)」

もちろんちっちのワガママの原因のトップは
わたしたちの甘やかしです。

でも、なにかがおかしいのです。


以前、だんなさんとも話し合った時は、
ちっちのワガママの原因は
満場一致で
「年のせい」
でした。
年をとってきて、子供返りし、
甘えてきている。

それならいいんです。
いっぱいいっぱい甘えてくればいいんです。
「ちっち可愛い~♪」
って、そんな話でした。

けれど、ここ最近のそれは、
以前とは少し様子が違うのです。

そしてその朝のこと、わたしは仕事に行く前に
済ませたい用事があったので、少し早くにおきていました。
ストーブ前であったまっていると、
ちっちがとことこと寄ってきて、
わたしの足元にコロン、と横になりました。

うれしかったけど、
困ったな~~と思いました。
用事はまだ済んでなかったのです。

でも気持ちよさそうにわたしに寄りかかるちっちを
見ていたら、なんだか動けなくなってしまって、
用事は諦めてその場に30分くらいじ~っとしてました。

そしてさすがにもう仕事に行く準備をしなければ
いけない時間になり、ゆっくり立ち上がろうとすると、

「ナァ(なんで動くの!)」

と、わたしに噛み付いてきたのです。



ちっちは、自分が本気を出したら、すごい力を出せることを
よく知っている子です。
だんなさんとはよく男同士の戦いをしてるけど、
女のわたしには、今だかつて噛み痕ひとつつけたことはありません。

じゃれて甘噛みしている時でさえ、

「ちっち、痛いよ、そんなふうにしたら、おねえちゃん痛いんだよ」

と言うと、そのままの体勢で
口だけぱかっと離し、ぺろぺろと舐めてくれるのです。
それが可愛くて、つい痛くもないのに、
そう言ってしまうのです。

それなのに。。。。。

数日前のマッサージのときも、
何か気に入らなかったのか、かんしゃくを起こしていました。

わたしはさすがにむっとして、
「ちっち、最近ちょっとわがまますぎる!具合が悪いのはわかるけど、
そんなふうにしたらいけないんだからね!」
とプンスカ怒りました。
そしたら、ちっちも逆ギレして、
「ぐるるるる~(なんだよ~)」
とますます噛み付いてきました。

「ちっちのばか!!」
そう言ってだんなさんに言いつけ(だんなさんは笑って「はいはい」)
ちっちをほったらかしにして、わたしは自分の朝の用意をはじめました。

そしたら、、、、、ふと気づくとちっち、
わたしの後をずっとついてくるのです。
洗面所にも、部屋にも、台所にも。

 足開きすぎだ(笑)

「なぁ~。。。。(おねえちゃぁん。。。ぼくここにいるよ~。。。)」
さっきの威勢の良さはどこへやら、
もじもじしながら、
机の脚や壁やそこらじゅうに体をこすらせながら、
ずっとついてくるのです。

その日の朝ごはんはお魚とかを用意する時間もなくて、
すり潰したドライだけ。
いつもは撫でていないと食べないのに、
その日は
「(見てみて、ぼくちゃんと一人で食べてるよ)」
と言わんばかりに、ちらちら背中ごしにわたしを見ながら
ひとりで食べていました。
背中が「(撫でて~撫でて~)」と言っているのは
充分伝わりましたが、わたしもほんとに時間がなくて、、、

それでも、

ちっちは、全部わかってるんだ。。。。


と改めてわたしもびっくり。
同時に、とても反省しました。

ちっちが怒るには、それだけの理由が
きっとあるんだよね。。。。


そう思って家を出る前には、
わたしもちっちに謝って、無事仲直りしたのだけど。。。。

問題はここから。。。。

そんなこんなでばたばたしたせいで、
うっかりその日の気温を調べるのを怠ってしまったのです。

その日は午後から冷たい雨。

会社でお昼に外に出たときに、
愕然としました。
上着をきて、マフラーを巻いても
まだ寒いくらいです。

この寒い日に、ちっちの寝床を暖めておくために
ゆたぽんをセットしておくのを忘れてしまったのです。

ちっち、どんな寒い思いをしているだろう。。。

そう思ったら、ものすごく後悔しました。

冷えは万病の素です。
甘やかしているのではなくて、
治療のために、ちっちの体調を良くするために、
温かい寝床でぐっすり眠ってもらうことは
とても大切なことなのです。


あまりに度を越したワガママを怒ることは必要だけど、
こんな大事なことを忘れちゃうなら、
怒りなんてどうだっていい。と思いました。

仕事が終わると、文字通り走って帰り、
ちっちの寝床を探ると。。。。。
ぬくぬく♪
自分の体温で、そこはとてもあったかくなっていました。

ほっと一安心。

 毛布と一体化するちっち

ちっちごめんよーーーー
おねえちゃんが悪かったよーーーー

怒るなんて、慣れないことをしたから、
失敗したのです。

わたしにできるのは。。。。

すねる。ごねる。ふてくされる。

くらいでした。。。。。

 「ちっちと同じレベルでけんかするんだね」
 と感じたそこの方!

 正解です!!!
 むしろちっちの方が上です!

 えーーっと。。。。。
 ごめんなさい!(なんとなく。。。。)

☆★☆★☆
しばらく更新とまっていたのに、
変わらず見に来てくれる方、
いつもありがとうございます。

この日記はランキングや猫ブログのサイトの登録も
なにもしていないから、
見に来てくれる方は、家族や友達や、
それから同じ病気を持つ猫ちゃんをお持ちの方々が
「ワクチン性線維肉腫」や「抗がん剤」などのキーワードで
ご自身で検索して覗きにきてくれているようです。

愛猫のために
切実に情報を探している方も多いと思います。
わたしもそうでした。。。。

ちっちの頼りになる飼い主になりたいけれど、
いつもつまづいてばかり。。。
なかなか成長できません

でも、少しずつでも、前に進みたいと思っているので、
これからもどうぞよろしくです。
けちょん。。。。

枇杷の葉温灸に行ってきました♪

2010-03-31 | ちっちの闘病記
以前、家のポストに入っていたこのチラシ。


整体なのに、『女性専科』。。。。
だいじょぶかな、、、とちょっと心配してたのだけど、
電話してみたら、「先生は全員女性です」とのこと。
行ってみることにしました!
本物を体験してみたかったので!

いや~~
大変参考になりましたーーー。

まずビルの2階の一室に入ると、お着替え。
薄いスウェット上下。
まあ普通のです。
対応してくれたのは、年配の、でも笑顔がとても明るい、
女性です。
室内も明るく、落ち着いていて、
どちらかというと、小奇麗に整頓された個人の一室のよう。
自然な清潔感に、好感が持てました。
今流行のリラクゼーション施設とは違った雰囲気で、
洗練されてはいないけど、
治療院の名称通り、まさに「健康相談堂」といった感じ。

わたしのコースは、びわ温灸の20分コース。
お試し価格500円!安い。

まず示されたのが、
こちら

遠赤外線サウナ。

わたしこれも初体験だったのだけど、、、
うーーーん。
気持ちいい。。。。

ちょうど、布団乾燥機でふかふかにしたお布団の中で
ぬくぬくしてる感じ。
しかも、遠赤外線というのだから、
きっと体の芯からあったまってるのだわ~
と、心もぬくぬく♪

岩盤浴に似てる感じだけど、
寝心地も良いし、もっと汗かこう、とか
無意識にがんばろうとしなくていいから、
もうただただうとうと。。。

たぶん20分くらい寝てたと思います。
あれ?びわ温灸20分だったはずなのにな。。。?
と思いましたが、もうぼ~っとしていて、
なんだかまあいいや~という気持ちになっていました(笑)

からだがぽかぽかになったところで
(サウナというわりには、汗は全くかきませんでした。
わたしが冷えすぎなだけ?)
枇杷の葉温灸です。



まず茶色の枇杷の葉エキスを体にすりこむように塗り、
緑の遠赤外線の器械の中にも注入。


足の裏から、器械をあてていきます。

温灸自体は、あったかくて気持ちよくて、
でもほわ~とすると、とたんに「熱っ」となるので、
思ったよりくつろげませんでした。
身をまかしてうっとりする、というよりは、
体が熱に耐えられなくなるまで
「まだかなまだかな~」と、待っている感じ。
でも、じんわりとした温かさは、確かに良かったです。


それを足の裏から、足首、ふくらはぎ、膝の裏、
そして腰、首、と、ゆっくり進んでいきます。

わたしの体が「熱いです」と反応するまで、
一ヶ所一ヶ所丁寧に時間をかけているので、
実際に時間内では難しい場合があると思いました。
だって、すごく冷え性の人とかは、熱が伝わるまで
時間がかかってしまうのだから。
そんなことを考えながら、それでも
途中からは、もう時間の感覚もなくなり、
絶対20分過ぎてるよな~。。。。と思いながら、
やっぱりうとうと。

首をやってもらってるところで目を覚まし、
「はい、それでは起き上がってくださいね」
と言われ、そこからは
15分くらいマッサージ。

えーと、時間は。。。?とチラリと思ったけど、
ああ、、もうどうにでもして、という感じ(笑)

先生は結構な強さでわしわしやってくれるんだけど、
体がぽかぽかのせいか、刺激がまろやかに感じます。

わたし、前職が人様をマッサージする仕事だったので、
わりと受けるのも慣れてる(スタッフ同士で練習するからね)のだけど、
あんなふうに、強い刺激なのに、まろやかな感じははじめて。

あ~。。
マッサージって、いいなあ。。。
としみじみ思いました。

そして、遠赤外線で体を温めることの良さも。
この経験は、ちっちにもいかせそうです。
いきなり部分的に温灸や温しっぷで温めるより、
全身の血行をよくしてからのほうが、
体的にもすんなり入れるし、効果も高そうです。

むふふ☆
いいこと思いつきました!

枇杷の葉エキスの作り方も、
聞いちゃった☆☆☆

そして、疲れた体へのマッサージの良さ!!

だんなさんにももっとやってあげよう!
と、すごく思いました。

わたしはやっぱり受けるよりもずっと、
マッサージする方が好き。

そこんとこだけは、
『一家に一台、便利な嫁』なのです(笑)

ちなみに、治療院に入ったのが3時30分。
出たのは4時55分。
お会計は500円(初回のみだから、次からは1500円です)

最後には高麗人参茶まで出してくれて。
甘くて苦いくてとろりと濃い。でもいかにも体に良さそうな味。
地味で、今はやりの感じではないけど、
健康であることの基本をこつこつとやっているような治療院。

うーーーーん。
満足です!!








ちっち 鶏の生肉をクリアー☆

2010-03-31 | ちっちの闘病記
2回目の温熱療法から帰ってきた
次の日の夜。



まったくたまげてしまいました。
ちっち、鶏肉の食物アレルギー、楽々超えてしまいました☆
しかも!!生です。生肉です。

今までちっちは、生肉はおろか、半生のものでも
見向きもしなかったのに!


その日、わたしが自分たちのサラダ用に、鶏のむね肉を
調理しようとしていたら、
(最近はスーパーで買い物をしている時、お肉屋さん売り場で、
ちっちのトリさん、買えないのさみしいな。。。なんて
ちょっと思ってたものでした)

「ぼくにもくれー!!」
「ぼくにもくれー!!」

の催促のすごいこと。
匂いだけで、駆け寄ってきて、わたしの足に
頭をすりつけ、すがり付いているのです(笑)

ここまですごいおねだりは、
今までもそんなにありません。

「ちっち、食べたいの?」
思わず聞いてしまいます。
「でも、だめだよ~~。。。かゆかゆなっちゃうし。。。」

頭の中を、前回の記憶がよみがえります。

前回、温熱療法の次の次の日、
体調が思わしくなかったのでしょう。
食べたものが体に合わず、アレルギー症状がでてしまいました。
鶏肉が合わなかったのではないだろうかと
見当をつけていました。

さらに、生肉は消化に良いとはいっても、
食べなれているわけではありません。
食べなれていないというだけで、猫は下痢をして
しまうものです。

そして何よりも今日はまだ温熱療法の日から一日しかたっていません。。。

すごく迷いました。

昨日病院で処方された、アレルギーの塗り薬の用意はあります。

ちっちは、期待満々の瞳で
「それくれー!!」
と訴えかけてきます。



こんなに食べたいといってるのは、
今自分にはこれが必要とわかっているからじゃないのかな、、、、

そんな思いがよぎりました。

それで、、、あげてみました。
ほんの爪の先くらいの、生肉。

うなり声をあげながら、一瞬でペロリ。
匂いを嗅いで確かめることすらなかったような感じです。

なんなのでしょうか、この変化は。

わたし、わたし、うれしくって、気絶しそう。。。。(笑)
愕然としつつ、平静を装いつつ、
泡吹いて倒れそうでした(笑)

ちっちのご飯の幅が増えるのは、本当にうれしい!

ここ最近で憶えた、栄養満点の猫ごはんのレシピが
頭を駆け巡ります。
猫にとって一番最適な食事は、小鳥丸ごと(内臓含む)です。
栄養がいっぱいつまったレバーや砂肝。。。。
食べさせられるかもしれない。。。!!


その後も
「もっともっとーーー!」
と、すごい催促でしたが、そこはぐっと我慢しました。
急いで酵素のサプリを飲ませることもできましたが、
それでは鶏肉が食べれるか食べれないかの見極めになりません。

待つこと30分。

アレルギー症状なし!!

すごーーい☆☆☆

それで今度は鯛のお刺身と、
鶏肉をさっと熱湯にくぐらせて減菌したもの
(スーパーで飼ったふつうの鶏肉だったので、
これ以上は生であげるのは控えました)と、
くだいたドライを一緒に出しました。



こんなに美しい食べ残しの図もめずらしい(笑)
鯛と鶏肉だけ食べて、ドライがきれいに残ってます。

それから待つこと1時間半。
アレルギーなし!

ちっち、鶏肉大丈夫みたい!
すごいよーーーー。

鶏肉は、生のほうが食いつきがよかった
感じがしました。
新鮮で安全なものを手に入れたら、
試してみようと思います。

この後、残したドライも何回かにわけて
半分以上は食べました☆

============

今日で、治療後3日経過しましたが、
ちっち、体調はとても良いです。

少し水を飲む量が多い気がしますが、
麻酔の影響で、腎臓に負担がいっているせいかもしれません。
引き続きおしっこの量ともども注意していきます。

今のところは、おしっこの量は
それほど変わっていないようです。

朝・晩と、ちゃんと食欲がわいているのは
久しぶりです。
今までは、朝食べず、夜少し、とかでしたから。。。。
消化酵素のサプリをあげるようにしたこと、
生食(お刺身)を増やしたこと、
それから、ドライをすりつぶすようにしたせいもあるのでは
ないかと思っています。
消化に時間がかからなくなったせいで、
お腹がすくようになったのではないかと思っています。







治療の次の日

2010-03-30 | ちっちの闘病記
朝です。
ようやく朝です。

一日ぶりのごはん。
しかもがんばった治療の次の日のごはんです。

さあ、おいしいものを食べよう!!

ちっちの準備も万端です。

でも、焦りは禁物。
前回のようなアレルギーという伏兵が
潜んでいるかもしれません。

まずは猫用ミルクと消化酵素とDフラクションで
胃を整えます。



このミルク、母乳の成分をベースに、成猫にも
対応したバランス栄養食です。
お腹の調子を整えるビフィズス生菌やオリゴ糖、
不飽和脂肪酸であるDHAなどが含まれています。
高カロリーで、食の細い子や、食欲のない子にも最適。
もちろんミルクはそれ自体がたんぱく源であり、
同時に水分補給もできる。

極端な話、とても食欲が落ちたときでも、
このミルクさえ飲んでくれれば、
最低限の栄養は確保できるといっていいと思います。

ミルクのほの甘い味と、Dフラクションの甘さが、
消化酵素のサプリの苦味を消してくれます。

ちっちはこのミルクが大好き!
自分からお皿では飲まないくせに、
スポイトがわりの注射器を口に持っていくと、
自分から迎えて、いくらでも飲んでくれます。

粉を手のひらにだすと、一生懸命舐めとてくれるので、
相当気に入っているんだと思います。
(ただし、味を覚えてもらうまでは、多少の時間を要しました。
さすがちっち)

そうしてお腹を整えたところで、
メインディッシュ。
鯛です。

身をほぐすように、包丁でそぎ落とし、たたきます。
胃腸での消化が少しでもラクになるようするためです。

ちっち一気に完食!
 
あとはドライをフードカッターにかけて、
すりつぶしたものを出しておきます。


満足のグルーミング(笑)
自分で自分の体を舐めながら、ごろごろいってる(笑)



体もふくふくしていて、
とても調子が良さそうです。。。


よかった。。。。



温熱療法hyperthermia 2回目 その2

2010-03-29 | ちっちの闘病記
続きです
 


レーザーの照射自体は、血も出ないし、
本当に光をあてているだけなので、見ていられなくて
目を覆いたくなるようなことはありません。
写真では光の影響でかなり皮膚全体が赤くなっていますが、
実際は、照射部分に光があたっているだけで、
写真のように全体に赤みがでたりするようなことはありません。

右肩の下あたり、皮膚がぶよん、と膨らんでいるのが
わかるでしょうか。。。。

体に注入している感熱剤の影響もありますが、
“漿液”(しょうえき)という体液の一つが出ているのだと
先生は言っていました。
細胞の中には水分があり、細胞が死ぬと必ず漿液が出るのだそうです。
この漿液はいずれ体内に吸収されるそうです。

温熱療法は放射線治療とは違い、腫瘍以外の部分には、
ほぼなんの影響も与えません。(皮膚表面のちょっとした火傷があるかないか、程度です)

温熱療法によって血管に加えられた熱は、それが正常な血管の場合は、
熱を逃がすしくみなっています。
血管を拡張し、血流を促すことによって放熱し、過度の体温上昇を抑えるのです。
お風呂に入ると、全身の血行がよくなるのは、そのためです。
しかし、急激な成長を遂げた腫瘍の中の血管は、
血管を拡張する能力がなく、熱を逃がすことができないため熱がこもり、
細胞が壊死するのです。
これが温熱療法のしくみです。

 (ここまで書いたとき、横で読んでいただんなさんが
 「おお~!そうだったのか・・・・!!」って。。知らんかったんかい!)

つまり、そこで死んだ細胞とは、限りなく腫瘍細胞である可能性が
高いのです。



腫瘍細胞を壊死に導く温度は
41℃~45℃。
体温計の数値が上がっていきます。

次々に位置を変えながら、施術時間は20分で終了しました。

麻酔の影響が完全になくなるまでは、口に物を入れるのは
危険です。
喉の開閉がうまくいかず、詰まる可能性があるからです。
今日は一日絶食。

がんばったちっちには、本当に申し訳ないけど、
先生の言うことを聞こう。

明日になったら食べていいって言ってたから、
明日は早起きして、食べちゃおう!

ちっちの大好きな白身魚のお刺身。
今が旬の鯛を用意しましたよ~♪

消化が良い生もので、食べなれてる。
消化酵素のサプリの準備もある。
この間のようなアレルギー症状がでないよう、
考慮しました。

明日はいっぱい食べよう!
早く明日になりますように!!

温熱療法 35,000
静脈点滴 2,500

税    1,875
計    39,375-



ああ。。ようやく少し力を抜いて
眠ってくれたかな。。。。
でもまだどこか体に緊張が残っているね。

おつかれさま、ちっち。
今日はとにかくゆっくり眠ろうね。。。。













温熱療法hyperthermia 2回目 その1

2010-03-28 | ちっちの闘病記
先生に診てもらうまでは
口に出すのはやめようと
言い聞かせていました。

ぬか喜びをして、だんなさんやお母さんに
余計な期待を持たせてはいけないと
思っていたのです。

でも、しばらく前から気づいていました・・・!!!

 『腫瘍の成長が止まっているような気がする!!』

再発を発見した時2ミリ程度だった腫瘍は
6日で、あっという間に6ミリにまで成長しました。
先々週に温熱療法を受けたときには7~8ミリはあったと思います。
でも発見から2ヶ月たった今、大きくなるどころか、
少ししぼんだようにも見えるのです。

神さま!!
なんの神さまかわからないけど、
とにかく神さま!!

信じていました!!
きっと温熱療法は効くと。
なぜか不思議なくらいそう強く信じていました。

先生も驚いていました。
ほとんど目を丸くして、言いました。
「すでに効果でていますね!」

ぽこっとした腫瘍以外にも、
肩甲骨周辺の見た目からしてすでに違うのです。
首のあたりの、内部で腫瘍が膨れ上がっていた部分がぺっこりとへこみ、
薄っぺらい皮膚が骨の張り付いている状態に
戻っています。

周辺を触ると、水ぶくれのようなものが
皮膚の内部でぶよぶよとしています。
「腫瘍が遊離していますよ」
先生も驚いたように言いました。

遊離している、というのは、
腫瘍が周囲の血管から切り離されていることです。
それは、腫瘍が栄養を取り込めなくなっていることを
意味しています。
栄養を取り込めなくなった腫瘍に待っているのは、餓死です。


今日は2回目です。

今回、先生に施術中の写真を撮ることを
許可してもらいました。


麻酔で眠ったちっちの体に、緑色の感熱剤を
投与していきます。

おそらくこの緑色が、温熱療法のレーザーの効果を
高めるのだと、先生は説明してくれました。


これが温熱療法の機器、サーモライザーです。
30センチ×40センチくらいの
小さなものです。

この機器が2年ほど前に出るまでは、
温熱療法の機器はもっと大掛かりで、とても町の病院には
置けるものではなかったそうです。

そのために、症例がまだまだ少ないのは事実ですが、
人間を対象にしたものでは、かなり以前から
日米で研究がすすめられていたようです。
(日本は、全体の温熱、アメリカは部分的な温熱で、
研究がすすめられているようです)




毛を剃り、アルコール消毒をした皮膚に
細い金属をあて、その上から特殊なレーザーを照射していきます。

獣医療で行われている温熱療法には
もう一つ別の方法があり、
それは、太い針を2本も腫瘍に直接刺し、電極を起こして
レーザーを照射する、というものです。

わたしはその針を見せてもらったことがありますが、
人間の献血するときに刺す管くらいの太さがありました。

その方法だと、大きくなった腫瘍がどかんと一つある場合には
確かに効果がありそうです。
ですが、ちっちのように広範囲に広がった腫瘍には、
何度も何度も体に太い針を体に刺さなければならなくなってしまうし、
それによる負担も相当なものになってしまう。。。

わたしが温熱療法をしてくれる病院を探したとき、
その治療法を提示されたことがありました。
その時5ミリ程度だった腫瘍にはなんとかできても、
その時あやしいと思われていた、ごま粒くらいの
腫瘍にはまず刺すことは不可能な大きさでした。

「ちっちの小さな腫瘍にそんな太い針を刺せるのでしょうか」
と尋ねると、「やってみないとわからない」と言われました。
確かに治療は常に、やってみないとわからない、と思います。
でも、その時はわたしは、正直いって、
その病院から、妙な“ごり押し”のようなものを感じたのです。

それで、ああ、なんだか嫌だ。。。と感じたのを憶えています。

温熱療法は、町の病院での治療では
かなり高額な部類に入ると思います。

直接治療をすすめる電話がきたり、
検査を進められたり、
嫌な思い出です。

針を使わないレーザーでの温熱療法を取り入れていて、
信頼できるこの病院にめぐりあえて本当によかった!








北里大学 井上浄先生! セロハンテープでワクチン!

2010-03-27 | ちっちの闘病記
うーーーん。
びっくりです。

なかなか食欲が戻らないちっちに
どうにか栄養をとってもらおうと、
高円寺にあるマニアックな商品を取り扱ってる
ペット用品専門ショップに行った日のこと。
(そこでもたくさんの収穫がありました!)



電車の中のテレビで、
びっくりする情報を見つけたのです。

『新しいワクチン接種の方法』
それは、肌にセロハンテープを一度貼って、
セロハンテープを剥がした部分の皮膚の薄くなったところに
軟膏に混ぜたワクチンを塗る、というものでした。

実験ではすでにその効果は実証されているとのこと。


テレビでは、
「近い将来、わたしたちのワクチンもセロハンテープを使ったものになるかも!?」
という終わり方をしていました。

思わず車内テレビの下まで行って、口開けたまま見入ってしまいました。

その方法を研究しているのは、
北里大学の井上浄先生という人です。

こんな記事を見つけました。
↓↓↓↓
http://yuruly.com/edgeR/kitazato1.html

ちっちの病気はワクチン誘発性線維肉腫。
ワクチン注射の痕に、肉腫ができてしまう病気です。



ワクチンの中に含まれるアジュバンドが腫瘍を誘発することは
ほぼ明らかになっていますが、
その他にも、外傷のできた場所に、腫瘍ができてしまう
猫特有の体質も要因の一つと言われています。
注射痕ももちろん外傷の一つに含まれるのです。

でももしこのセロハンテープを使ったワクチン接種方法が
可能になれば、
注射によって腫瘍ができてしまう猫ちゃんの数を
大幅に減らせるのじゃないかしら!!!!!

すごいなー。。。。。
そうだったらすごいなー!!!!

井上先生の研究分野は、ワクチン開発。
アジュバンドももちろん研究分野に含まれています。
井上先生、どうかがんばってください!!





かすみちゃん お空へ・・・・

2010-03-25 | ちっちの闘病記
このブログでも、時々名前を出させていただいていた、
 
「かすみちゃん」

3月18日の朝はやく、
お空へ旅立ちました。

今回、飼い主さんの承諾を得て、
かすみちゃんのお写真を載せることが
できるようになりました。



末期の腎不全で余命2ヶ月を宣告されてから
飼い主さんの献身的な看護と
本人の生きる気持ちが生んだ奇跡の16ヶ月。

闘病って、すごい言葉。
でも、闘病している人や子たちは、
それが苦しいばっかりじゃないんだってこと、
かすみちゃんたちから教えてもらった。

寄り添って生きる、穏やかな時間。
やさしくて、かけがえのない時間。

あきらめないこと
信じること

心をかよわせることの大切さを教えてもらいました。

小さな体で精一杯生き抜いたかすみちゃんは、
最期は少しも苦しまず、
ほんとうに眠るように
疲れたカラダをそっと置いて、
旅立っていったそうです。

 
大好きな飼い主さんのお膝でうっとりのかすみちゃん。
病気の悪化とはうらはらに、
その姿はどんどん透き通るような可憐さを
増していきました。


そして、
たくさんのお花や励ましの言葉に見送られて。。。
かすみちゃん、
今頃どうしているかな。。。。
きっとおいしいものをいっぱい食べて、
元気に走り回っているよね。

ありがとうね。

いつか会えるといいな。

ありがとう、
おつかれさま。

かすみちゃん。








食物アレルギーのこと

2010-03-24 | ちっちの闘病記
お魚食に戻してから、ちっちかゆかゆ反応は
なくなっています。




食後20~30分後に、猛烈なかゆみ。。。
しばらくするとおさまり、その後はかゆみをひきずることもない。。。

やっぱりかなり食物アレルギーの可能性が高いと思います。

アレルギーが起こるしくみを
さらっと勉強してみました。
あくまでさらっとです(笑)

まず、アレルギーはたんぱく質に対して起こるようです。
もちろん小麦粉の中にもお米の中にもたんぱく質は含まれていますので、
お肉やお魚だけに反応する、というわけではありません。

体内に入ったたんぱく質はさまざまな酵素によって分解されて、
アミノ酸というものになります。
このアミノ酸が腸で消化吸収され、体の栄養となっていきます。


人間や動物の体を構成しているたんぱく質は、20種類のアミノ酸の
組み合わせでできています。
この20種類のアミノ酸の中には、
体内で構成できるもの→非必須アミノ酸11種
体内で構成できず、食物からしか接種できないもの→必須アミノ酸9種
外部から取り入れるしかないので、必須アミノ酸ばかりが
とりざたされていますが、どちらもとても重要なアミノ酸群です。
非必須アミノ酸はとても重要だからこそ、進化の過程で
体内で自ら作り出せるようになった、と考えられています。
(ネーミングが勘違いを起こしやすくさせてると思う。。。。)

アミノ酸については、こちらのサイトが一番わかりやすかったです。
くわしく知りたい方は、ご覧になってみてください。
↓↓↓
→コチラ

食物アレルギーに関しては、こちらもとてもわかりやすかったです。
↓↓↓
→コチラ


食物アレルギーがおこるしくみというのは、
要はアミノ酸が腸で吸収される段階で、
体から『これは異物だ!!』という拒否反応が
おきてしまう、ということです。

それはなぜか。。。。

それにはアミノ酸の分子量、というものが関係してきます。

たんぱく質はもともとアミノ酸がいくつも組み合わさって
できています。
その結合を『ペプチド結合』といいます。
消化酵素がたんぱく質を分解するというのは、
たんぱく質を、
構成アミノ酸数
10~100のポリペプチド
10以下のオリゴペプチド
3のトリペプチド
2のジペプチド
などに分解する、ということなのです。

この分子量が大きければ大きいほど
腸で吸収される段階で、『異物』として解釈されて
しまうようです。

つまり。。。

ものすごく平たく言うと、

とっても体調が悪くて、消化酵素がうまく働かないまま
腸に食物が達してしまった場合、
アレルギーが起きる可能性はとても高くなる、ということです。

もちろん人によっては内臓の疾患などから
ある種の消化酵素が作れなかったり、というような体質的なことも
あると思います。

でも基本的には、アレルギーとは
腸内でのアミノ酸の消化吸収段階で起きる
『勘違い』と考えてよさそうです。

鳥もお魚も、お米や小麦に含まれるたんぱく質も、
体の中ではアミノ酸の結合物でしかありません。
だから、鳥だから起こる、魚だから起こる、
という決めつけは間違いかもしれません。

鳥やお魚やお米や小麦が小さな分子量のアミノ酸にまで
分解できるそれぞれの消化酵素がきちんと働けば、
アレルギーは起きないということです。

(じゃあ、なぜその消化酵素がうまく働かないか。。。
その先はきっと深い深いからだの複雑なしくみが
隠れているのでしょう・・・・・。)

そういうわけなので、今回、ちっちは鶏肉で
アレルギーがでてしまったと仮定したとして、
じゃあ、今後も絶対に鶏肉はだめか、となると、
「そうでもないーー♪」
ということだと思います。

問題は、『いかに消化吸収できるか』です。
ちっちの体調を整えることが一番だと判断しました。

 【カラーがお地蔵さまの前掛け状態】


そしてそれにはやっぱり
毎日のごはんによるサポートがなによりも
大切。

アレルギー症状が出たのは、温熱療法の翌々日。。。
食欲もあって、元気そうに見えたから気づかなかったのだけど、、、
とっても体調が悪かったのかもしれません。
考慮すべきでした。

これから気をつけなければいけないのは、
そういう時には、特に気をつけてより消化吸収しやすいような食材
(=より小さな分子量のもの)を選ぶ、ということです。

  ※ただし、卵などのよく耳にするアレルゲン(アレルギーの原因物質)は
   分子量は小さいのに、加熱処理や消化酵素に対する対抗性が強いため、
   アレルギーを引き起こしやすい、とか、いろいろあるみたいです。。。。

   ま、ちっちはたんぱく質はほとんどお魚からしかとってくれないし。。。
   お魚の中で、特にそういうものを気をつけていこうかな、、、、、

食材だけでなく、それを細かくミンチにしたり、
粉状にして、消化するのに胃腸に負担をかけないようにするだけでも
効果があると思います。


それには、酵素のサポートも必要かもしれません。
 
酵素にだけこだわったサプリメント。
過剰摂取のもとになる余分なビタミン・ミネラルは入っていません。
ドライフードではない食事のときに、使っています。

 ※ドライフードはいろいろ言われてるけど、
  栄養はやっぱりあるんだと思います。
  要はそれをどう消化吸収するか・・・・。
  ドライフードは加熱処理することにより、酵素がなくなってしまって
  います。そのために、酵素が添加されてます。
  ドライフードオンリーでも、猫が消化しやすい
  動物性たんぱく含有量の多いもの(それが高品質、ということだと思います)
  をお使いの方で、猫ちゃんが元気な方はアレルギーに対しては
  それほど神経質になることはないと思います。

  でも、植物性たんぱく(大豆とか)や、穀物が多く含まれる
  フードをあげている人がいたら、注意してください。
  猫はそういうものを消化するのが苦手です。
  内臓に負担をかけてしまっているから。。。。

  でもホームセンターやスーパーのペット用品売り場には、
  そういう商品ばっかり並んでる!!

  ほんとひどい。
  あれじゃあ、買う側が勘違いしちゃうのしかたないと思う。

  あれは人間でいう、カップラーメンみたいなものだと思う。
  それを毎日はだめだよーーーー

さてさて、ちっちですが、
まずしばらくはお肉系はお休みして、
ちっちの好きなお魚メインの食事を続けます。
その上で、様子をみていこうと思っています。

体の健康は腸の健康から!!

やっぱり人間と一緒です。






びわの葉温熱療法のつくり方

2010-03-23 | ちっちの闘病記
今日は、家でやってる
びわの葉温熱療法をちょっと紹介しようと思います。

びわの葉には
ビタミン17を含むアミグダリンという成分が含まれており、
鎮痛、消炎、殺菌、血液浄化、免疫力強化などの効果があるそうです。

血液の浄化や免疫力強化は、癌に対しても効果を発揮するようです。
また、痛みの緩和にもなるし、体をあたためることで
リラックス効果もあるみたいです。
リラックスすることによって、免疫力がアップする、
ということかもしれないですし、きっと相互作用なのだと
思います。

ただ、わたしとしては、そういう効能も念頭に入れつつも、
ただ単に、ちっちとのコミュニケーションの一環として
取り入れています。

たとえびわの葉でなくても、
手のひらから伝わるものは、思いのほか強いかもしれません。

でも、病院で温熱療法を受けてからは、
その熱と効果が、家庭でのびわの葉温熱療法で
少しでも持続すればいいな、、、
という気持ちもあります。

作り方

①まず、手をよく洗って清潔にします。

②クッキングペーパーにびわ茶をのせます


③クッキングペーパーをたたんで少し濡らします。
これを2つ作り、交互に使用します。わりとすぐに冷めちゃうので、
常に蒸し器に次使う分を一つ準備しておきます。


④ラップでくるんで蒸します


⑤びわの葉の温シップのできあがり。
あとはこのとおり。。。。
 

お~ジーザス。。。。。

ちっちの肌にじかにあてずに、半分に切った
クッキングペーパーを重ねます。
クッキングペーパーは使い捨てです。
一回につき、全部で3枚使用。
蒸しても平気だし、じょうぶだし、
使い捨てなので清潔です。
そこはけちけちせずに。


それじゃあ、びわの葉エキスが伝わらないんじゃ、、、
とも思うけど、なんとなくね。。。。
お茶をべたべた体に塗るのもどうかな、と思って。

びわの葉のエキスを塗ることが
びわの葉温熱療法の目的じゃないだろうし。。。。

ただ、温度にだけはかなり気を使って、
自分の皮膚の薄い部分で確かめながらやります。
回数をこなすうちに、少しずつコツがわかってきました。
(最初はキッチン用の温度計で測りながらやりました。目安は42、3度なのだけど、
厳密にやろうとすると、なかなか難しいです)

蒸し器から出したばかりの熱々のときは30秒くらい放置
まだまだ熱いとき→ちっちの毛のあるところに5秒くらい
すこしぬるくなってきたら→毛のあるところ7~8秒くらい
その後背中に3~5秒。

茹でたこんにゃくを使って
温かさをキープしようとしたりもしたけど、
なんとなく今はこのやり方で落ち着きました。

最近知ったコツは、手で上から押し当てるのではなく、
あくまで「そっと」置いてあげるくらいが、
じんわり温かさが伝わるみたい。

あくまで「そっと」です!!
「ばさっ」と置かれると、とっても不快です。
エステやマッサージに行かれる方ならご存知ですね。

タオルを「ばさっ」と雑にかけられると
すごく嫌な感じ。
丁寧に。丁寧に。
リラックスには、そういうのがとても大切。
相手の呼吸に合わせるくらいの丁寧さが必要です。
人間も動物も。
それは間違いないです。

熱いものを短い時間ちょこちょこあてていくより、
熱めの温シップにクッキングペーパーを重ねて熱さを緩和して
じんわりゆっくり、というほうが
芯から温まるようです。

そして、温しっぷをあてていない方の手も
いつもどこかしらちっちの体に触れておきます。

ただあてていたり、撫でていたり。
片手をぶらぶらさせているより、そうする方が良いみたいです。
これはただの経験談です。


ところで、びわの葉、
けっこう盛り上がってますね。
うちにも最近、こんなチラシが入ってました。



めちゃ安いので逆に不安になるけど、
マッサージを勉強するには、まず自分で受けてみるのが一番だから、
今度時間を見つけて行ってみようと思っています。
(ただ、、、なぜ『女性専科』とうたってあるのでしょか・・・。
やっぱりちょっと不安だ。。。。(笑))






いろんなことあるけど

2010-03-20 | ちっちの闘病記
昨日は仕事もお休み。
ずっとちっちと一緒にいられた。

昼間はぽかぽか陽気。
いつもわたしたちが仕事に出てる間は、
布団の中に閉じこもってグースカ寝ているのであろう
ちっちも、

今日はわたしのあとをついて回って、
久々に家中をパトロール♪


洗濯機の上から、外を見物。


体調もいいみたい。
こーんな立派な爪とぎ姿も披露。



食欲もあるよ。
(撫でてないと食べないけど(笑))



ひなたぼっこもして、
階段を何回も往復。

イキイキ動きまわる姿をみると、
やっぱりとてもうれしい!!

普段、部屋に陽の光が入るように、
カーテンとかは閉めずに出るけど、
網戸にして風を通したときの気持ちよさには
かなわない。

最近はわたしも昼間仕事に出てしまうし、
昼間のあったかい時に窓をあけて外を眺めたりする
時間がやっぱりなかなかとれないから、
ちっちの行動範囲も狭まっちゃうんだよね。。。。

これから暖かくなるし、
ちっちにこの気持ちよさをもっともっと
味あわせてあげたいな。

だんなさんとわたしの仕事のお休みの日を
少しずつずらしてとれば、それも可能です。
うん。

ちっち中心の生活。
でも、いいんです。
わたしたちふたりとも、競うように
溺愛なんですよ、本当に。



うちはごくふつうの共働きの家庭。
収入だって多いとは言えない。
ちっちの治療費を捻出するのだってラクじゃない。

でも、心はとても豊かです。
豊かにつつましく生きるの得意です(笑)
豊かにつつましく、でもちっちの今日のごはんは、
天然マグロのお刺身でした(笑)



時々わたしがくやしくなるほど、
男同士の友情を深めてる、だんなさんとちっち(笑)

だんなさんは

「今、秘かに爪きりチェック中です」
とか言ってる。
「あ~、これはアウトですねー。爪きりですねー」
とか。

うん。

溺愛です。






食物アレルギーがでた。

2010-03-19 | ちっちの闘病記
14日に1回目の温熱療法を終えてから、
便の状態も戻り(一度緑色の便が出たので先生に報告したところ、
予想通り、温熱療法に使った緑色の感熱剤であるだろう、とのこと)
それ以後は便も通常に戻り、
一見問題ないように思えていたのですが、、、、、

16日の夜のこと。

ウェットを一口二口食べて、
気に入らないのかうずくまっていたちっちが、
急に左目の上あたりを猛烈に掻き始めたのです。後ろ足で。

運の悪いことに、
その時わたし、自分たちの夕飯用に辛子和えを作っていて、
慌てて手を洗ってちっちが掻くのを止めたときには、
左目の上のほうはすでに毛が抜け、
ピンク色の皮膚が脹れてしまっていたのでした。

明らかに尋常ではないかゆがり方。

とりあえずすぐにその時出していたごはんは
下げました。

そのウェット缶は、もちろんナチュラル志向で、
穀物不使用。
主なたんぱく源は、オーガニックチキンとチキンレバーです。
アレルギー対策にも考慮している、と書いてありますが、
何に反応するかは個々で違うし、
仕方ないのですが、、、、、
それにしても、鶏肉、です。。。。。

アレルギーは主に、たんぱく質に対して起きるといいます。
でも、今までも鶏肉はおやつ感覚であげていましたし、
猫の食事のメインともいえる鶏肉にアレルギーが起きている
とは、考えられませんでした。

その他の微量成分のせいかもしれない。。。

合成着色料不使用、無添加のフードではありますが、
原材料の下のほうには、
聞いたこともない成分がいっぱい書いてあります。
もしこの中にどれかに反応しているのかもしれない。。。

だとしたら原因を特定するのは、至難の技だけれど、
こんどひとつひとつ調べてみよう。。。。
と思いました。


そして、
あとで気づいたのですが、
左の脇の下も、舐めて毛が抜けてしまっていました。

肛門のう炎の傷口はだいぶよくなっていましたが、
カラーはまだはずせません。

その日はごはんをドライ(お魚味)に変え、
20グラムくらいは食べたでしょうか、、、、、。

やっぱり体調がおもわしくないのか、ちっちBOXに閉じこもって
でてきませんでした。



17日は、ちっちは朝ごはんにドライ(お魚味)
夕ごはんには、ここ最近お気に入りだった、
七面鳥と鶏肉ベースのウェット(ドライと同じメーカーのもの)に、
食欲が増すよう、ぶりのお刺身20グラムを混ぜてだしました。

ぶりのお刺身はおかわりまでしましたが、
ウェットはかなり残してごはん終了。
栄養価が足りないので、ドライを出しておきました。

少しかゆそうにしていましたが、ごはんの後の毛づくろいの
一環にようにも見え、
いずれにしても最初の日ほどの猛烈なかゆさは
ないようでした。
ただやっぱり、その毛づくろい自体も、
いつもより執拗な感じがしました。

18日の朝は前日のドライを明け方に食べたせいか、
朝ごはんを食べる様子なし。
患部は毛は抜けているものの、脹れもひき、赤みもほとんどない状態。
このまま治ってくれればいいな、と思いました。
夕飯は前日の夜に食べたものと同じウェットを、
今回はお刺身などは抜きで出しました。

昼間ぐっすり眠っていて、置いておいたドライにも
手をつけていなかったせいか、食欲はありました。
動かないことで、ちっちは自分で自分の体調を管理を
しているのだな、と最近よく思います。


食いつきはよし。

やっぱりちっち、このフードは好きなんだ、
とちょっとほっとしました。
このフードは、わたしが知る限り、
素材、栄養バランスともに最高品質。
これが食べられないとなると、ウェットに移行するのは、
また難しくなってしまいます。

少し安心して見ていると、
20分ほどたった頃、、、、、
また猛烈にかゆい様子。

ちっちーーー(泣)
おねえちゃんが掻いてあげるから、
ちっちはやらないでーーーー

そう言いながらカラーに防がれて足がとどかないちっちのかわりに、
実際にわたしが掻きました。(ちっちが掻くと傷になるまでやってしまいます)
でも全然とまりません。

カラーの上からしばらく格闘したあと、
ようやくおさまったときには、
また左目のまぶたの上は、ピンク色に染まり脹れていました。

このフードの原材料も、七面鳥と、鶏肉。。。

もしかしたら、、、本当に鶏肉が合わないのかもしれません。

アレルギーについては、もう少し勉強してみようと
思っています。







ただ、
アレルギーが起こるメカニズムは、人間のそれと変わらないはずです。
花粉症が起こるメカニズムと同じです。

免疫の過剰反応。
要は体の免疫機能のバランスの乱れ、とでも
解釈すればいいのかもしれません。

原因の特定はとても難しく、
一度なってしまうと治すのもまた大変そうです。

わたし自身も金属と毛にアレルギーがありますが、
親や兄弟にはそんな兆候もなく、
突然発症し、ずっと治りません。
生活にほとんど不自由がないので、普段はほとんど
気にしませんが。。。。
(姉がアクセサリーのデザイナーであることと、
母が編み物がプロ並みの腕前であることで、
その体質なんなの!?とたまに嫌がられます(汗)

ただ、ちっちに関しては、、、、
そのきっかけになったのは、、、、やっぱり。。。

温熱療法以前は起きなかったことが
今起きているのであれば、
やはり治療の影響を考えるのが妥当だと思います。

温熱療法そのものよりも、通院などのストレスが
引き金になったのかもしれません。

先生に相談すると、
鶏肉をあげてみて、原因を確かめることが必要、とのことでしたが、
その勇気がありません。。。。

アレルギーに関してお薬に頼るつもりはないのですが、
その時だけでも瞬間的にかゆみ止めになるものを準備してから
確かめようと思っています。
かゆくなるのをわかっていて、ちっちに食べさせるなんて、
ちょっと考えられない。。。。

ごはんはとりあえず、ドライに戻します。
いつもはお魚ベースのものと鶏肉ベースのものを
交互にあげていたのですが、ここ数日はお魚ベースのドライのみでした。
お魚ベースのもののほうがよく食べてくれるので、
優先的にあげる習慣があります。

なので、鶏肉ベースのドライでも、もしかしたら
同じ反応が出てしまうのかもしれません。

うーーーーーーん。

とにかく、反応が出たのがお魚でなくて
良かったと、思うことにします。。。

ちっちは断然お魚派ですから。




本やネットで見ると、手作りごはんを推奨する方々は
口をそろえて「お肉」。(生肉か火を通したものがいいかは、様々な意見があります)
お魚ではないのです。
猫の本来の姿が肉食だからですね。
なのでお肉に関しては、まず
栄養価の充実したウェットで味に慣れてもらい、
(ちっちは完全に火を通した鶏肉でないと、見向きもしません。
生肉への道のりは遠いと感じていました)
好きなお魚は手づくりごはんの手始めとして
取り入れて、少しずつドライフードの割合を減らしていければないいな、、
と考えていたのですが、、、、

でもいいです。
お魚だって栄養価は負けていません。
ちっちの好きなものをいっぱいあげられるってことです。
そのほうがちっちにとっては嬉しいはずです。

先生も、お魚のたんぱく質で充分ですよ
とおっしゃってくださっていましたし。

サザエさんが追いかけた猫も、くわえていたのはお魚でした!

日本の猫はやっぱりお魚です!

しばらくは、またアレルギーがでないよう、
いろいろな種類のお魚と(特定のものに偏るのはいけないそうです)
お魚ベースのドライフードと

、足りない栄養素をできれば天然のものから採れるよう、
工夫してみようと思います。


最近はやたらめったら文章が長くなってしまって、
読みにくくてごめんなさい。。。。

物事を整然と語れる能力がほしい。。。グスン。








温熱療法hyperthermia 1回目

2010-03-19 | ちっちの闘病記
肛門のう炎の治療がすむと、
先生はさっそく温熱療法にとりかかりました。

毛をそったちっちの皮膚に、
先生が緑色の感熱剤を、ぶすぶすと注射していきます。

はっきり言って、息を呑む光景です。

みるみるうちに背中がうっすら緑色に変わっていきました。
血管の中が緑色に染まっていくのがわかります。

今は麻酔で眠っているけれど、
目が覚めた時に
針のあとが痛み出すのではないか、
ワクチン性繊維肉腫は、アジュバンドという物質が引き起こす以外にも、
単に傷口からも発症する(ただし、明らかな関連性が見つけられている物質は、やはりアジュバンドだけです)というのが最近の
獣医療の見解。

そんなに針をさして、
大丈夫なのでしょうか???

思わず聞くと、

これから熱をあてて腫瘍を焼いていく場所ですから、
腫瘍ができようがないですよね

と言われ、納得。。。。

でも心配なこと不安なことは、
なんでも聞かなくちゃ。
先生は、一見自信家な感じでちょっと聞きにくいけれど、
実際はその正反対。
饒舌なくらいに、なんでも答えてくれます。
このオープンな診療形式も、
先生の意図することなのだと感じます。
これで変な遠慮をして、疑問を解消しないままでいたら、それは病院のせいではなく、飼い主の責任だな、と感じました。

患部がすっかり緑色に染まると、
細い金属をあてて、その上から特殊な光をあてていきます。


温熱療法は、「癌は熱に弱い」
という性質を利用した治療法です。

36・37・38・39・40・41・42・・・・・・・
体温の上昇を示す数値が
ぐんぐんあがっていきます。

時々場所をずらしながら、
30~40分くらい(次回確認するつもりです)たった頃でしょうか、

器械がピーっと鳴って、治療が終了しました。

驚いたのはその時です。

器械が鳴った直後、ちっちが
うっすら意識を取り戻して、軽く咳き込んだのです。
そのタイミングがあまりに治療終了とぴったりだったので、
なにか特別な装置でもあるのではないかと思ったくらいでした。

出ている舌をしまおうとするのですが、
気道が閉まらないよう喉に通した管が邪魔して、少し息苦しそうです。
先生はゆっくりとした動作で
心拍数の装置を見ながら管を抜いていきます。

ちっちの声がつぶれてしまったのは、
おそらくこの全身麻酔時の管のせいです。。。。
ちっちの喉を傷つけたのは、管を通す時だったのか抜く時だったのか、それはわかりませんけども。。。。

それがあったので、
管が意外にあっさりスルンと抜けたのを見た時は、
拍子抜けしたくらいでした。

ちっちはまだ半覚醒状態。

「ではこれから麻酔が覚めるまでお預かりしますので、
5時か6時くらいに迎えにきてください」

と言われ、わたしたちは病院を出ました。
診察室を出る前に、ちっちの耳元で
「ここにいるよ~」
と何度も言いました。
そのほうがすこしは安心して、
ゆっくり目が覚ませるんじゃないかと思ったのです。

驚くことはまだありました。
再びちっちを迎えにいったときのことです。

今までの経験から、
麻酔のあとは、覚めたとはいっても
眼はうるみ、うつろ、足元はおぼつかず、なのに半分興奮状態。
その状態がさらに数時間、長いときで6時間くらいは
続きました。

それなのに。

その日ちっちを迎えにいったとき、
わたしは思わず
「今までと全然ちがうーーー」
と声をあげてしまいました。

瞳もぱっちりと開いて、
いつもとほとんど変わらない様子のちっちが
いたのです。

理由を聞くと、
麻酔薬の量と、麻酔薬単品で使うのではなく、
安定剤を一緒に入れることで、覚め方が穏やかになるのだそうです。

今までは、麻酔を覚めさせるような薬を打っていたはずなのに、
なかなか覚めず、つらそうだった、という話をすると、

「覚めさせる薬?うちはそんなことしません。
自然に覚めるのを待ちます。(そんなことしたら)死んじゃいますよ」
と言われました。。。。。

正直、言葉もありませんでした。

麻酔薬の量とバランス。
それでこんなにも違うのだとはじめて知りました。

麻酔のあと必ずあった、ひどい空咳。
声のかすれ。
それも一切ありませんでした。

今までとは全然ちがうこと。
他の獣医さんは、なぜ麻酔薬を単品で利用することが
多いのですか?
と思わず聞くと、

「上手なやり方を、知らないんでしょ。」
とあっさり。

ぜひスピーカーを持って、他の獣医さんに
教えて回ってください!!
と、お願いしておきました!
ほんとうに驚きました。

家に帰るとちっちはトイレに猛ダッシュ。

肛門のう炎の治療あとが痛むのか、
最初はうなり声をあげていましたが、
無事トイレも完了。

その日は絶食と言われていましたので、
ものすごいごはんのおねだりを、
わたしたちも心を鬼にして無視するしか
ありませんでした。

先生の言葉を無視するわけにはいきません。

明日いっぱい食べようね。



そう何度も声をかけながら、
早く明日がくることを心待ちにして
その日を過ごしました。



温熱療法によってちっちの背中の腫瘍が消えることを信じ、
少しでも愛猫のワクチン性線維肉腫に苦しむ飼い主さんの
治療の参考になることを願って、
温熱療法の治療費も詳しく載せようと思います。

温熱療法 35,000
静脈点滴  2,500
血液検査  6,000

計   43,000-

ちなみに。。。
肛門洗浄 3,500
内服薬  2,100
 
計    5,600- でした。  

肛門のう炎の治療

2010-03-19 | ちっちの闘病記
温熱療法当日。
その日は一日中、驚きと安堵の連続でした。

お昼の12時頃にちっちを病院に預け、30分後に、
今度は施術に立ち合うために戻りました。

この越谷の病院は、希望すれば手術にも立ち会えるそうです。
こんな開放された病院は、
はじめてです。

時間通りに病院に戻ると、
すでに麻酔をされたちっちが
診察台に横たわっていました。

口には管を通され、
噛まないよう出された赤い舌が痛々しかったですが、
ゆっくりと一定のリズムで上下しているお腹を見ていると
今ちっちはぐっすり眠っているのだと少し安心することができました。

治療を邪魔しない範囲で、
触れることもできました。
温かい。

癌を懲らしめて、ちっちの体から消えてもらうんだよ、
と心の中で何度も語りかけました。


でもまずは、肛門のう炎の治療からです。

先生は肛門の入り口のほんの数ミリ隣に、クイッと消毒液のいっぱい入った注射針を挿しました。

先生が指先に力を入れると、
少し離れたところにある肛門のう炎の傷口から、ふわぁ~と消毒液が溢れてきました。

まさに「内側から」消毒。
直径4センチはあろうかと思える注射器いっぱいの消毒液が、
ちっちの炎症を起こしている患部を流れていきました。

もし愛猫が肛門のう炎になってしまったら、
ぜひお医者さんにはこの治療を
お願いしてください。
肛門のう炎は、あまりに繰り返すようになってしまうと、
肛門のうを取る手術を考えなくてはいけなくなってしまいます。

肛門のうの主な働きは、マーキング。
飼い猫が増えた今、機能が退化し、本来溜まることなく排出されるべき分泌液が出されなくなっていることが原因の最たるものだそうです。
退化するくらいだから、体の器官として切除してしまっても大丈夫、
と病院の先生は言うかもしれませんが、
人間の人知が全てを把握しているというのは、思い上がりだと思います。

体のそれぞれの器官は全て、
絶妙なバランスを保ちながら相互に関係しているはずです。

だからこそ、再発を繰り返して肛門のうが膿の温床になってしまい、手術が必要になってしまう前の、丁寧な処置が大切です。

溜まりやすい子には、膿んでしまう前に分泌物を定期的に絞り出す予防策が必要です。
そして膿んで炎症が起きてしまった場合には、
きちんと内側から消毒してもらい、膿が残らないようにしてあげてください。

場所が場所だけに、
はっきりいってやっかいな処置なので、
しぶる先生がいたら、
それをしてもらえる先生を探すべきだと思います。

ちっちの再発は、今回で4度目。。。。
場所はいつも左側。
わたしのところは、だんなさんと二人がかりでいつも気にしていましたが、
見た目にはまったく変わらず、
でも、あれ!?と思った時には、すでに中に膿が溜まってしまっている状態が続きました。。。。

これでまだ再発を繰り返すようであれば、
もう手術を考えないといけないかもしれません。。。。

これ以上、ちっちに傷をつけたくありません。
再発がないことを祈る気持ちです。

この処置をしてから、4日がたちましたが、傷はふさがり、かさぶたになって、もう痛みもないようです。
傷の治りも早いです。
(本来ならもうカラーもはずせるくらいなのですが、今は別の理由のために、はずせないのですが。。。



がんばりまちた☆


さて、温熱療法です。