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ちっちと一緒に

線維肉腫と闘ったちっちとの大切な時間
ぼーちゃんとの出会いと別れ。珠ちゃんとの愛しい日々のこと。

遅ればせながら、2015年

2015-01-13 | 日々のこと


実習が終わり、あっという間に国家試験対策の試験勉強が始まっています。
 
勉強は嫌いではないけど、わたしは器用なタイプじゃないから、
なにしろ時間がかかる。



でもがんばらなきゃ。

初日の出は、家からすぐの八国山緑地。
今年も、背伸びせず、できることから、少しずつ。



みなさまにとっての一年が、実りあるものでありますように。

今年もよろしくお願いします(^-^)

あけましておめでとう 2014

2014-01-01 | 日々のこと
あけましておめでとうございます。

今年は乗り越えなければいけない山が
明確にいくつもいくつもあって、

抱負とか目標とか
考える余地もない感じです。

集中して、しっかりやりきらなきゃ。

ただわかっていることは、
毎日の積み重ねでしか、求める結果は得られないってこと。


さあ、強気でね。

強気で立ち向かえるくらい、
しっかりと準備をして。

応援してくれる人たちに感謝して、

がんばるんだぞ、わたし。




今年の初日の出は、
飯能にある関八州見晴台から。





ご来光。

冬の木々の、影絵のような姿が好きです。

この度、

2013-12-29 | 日々のこと
ようやくようやく、
カメラを新調いたしました。

以前使っていたデジカメが壊れてからずっと、
カメラは携帯カメラのみ。。。

スマートフォンに変えてからは、
連写もズームもできず、
珠ちゃんの写真は寝ているときばかりに。。。。(涙)

これからは、より躍動的な珠ちゃんの姿をお送りできるよう、
精進したいと思います!






珠ちゃんをさしおいての記念すべき1枚目。



村山貯水池堤防より




畑にて

2013-12-13 | 日々のこと
11月29日

間引いたラデッシュにも、丸くて可愛い実がついてるようになりました!(´▽`)!


12月8日



今日は畑で面白いことをさせてもらいました^^

写真は、
苺の葉っぱの中に、
霜除けの暖房がわりに落ち葉を敷きつめてるとこ。

はじめは芽がでたばかりのエンドウ豆をネットで覆って、
その中にさらに落ち葉を敷き詰めてたのだけど、

落ち葉いっぱいあるし、

じゃあ苺にもやっちゃおう!って。

ネットないから、強い風がふいたら半分はどっかとんでっちゃうけどね~
と笑いつつ、

でも半分は残って
苺を温めてくれるかもしれないし、
そしたら大きな実がなるかもしれないし。

苺畑はどんどん落ち葉でこんもりふっくらしてきて、
見た目もほんとにあったかそう( ´艸`)

美味しい実がなりますように。

それにしても、
落ち葉をがさがさ~っとやる作業は
その感触といい、音といい、どうしてあんなにも、楽しい気持ちになるのかなぁ。





海とパンと紅葉

2013-11-24 | 日々のこと
海帰りに、八国山緑地でお昼ごはん。

今朝はなんと3時に起きて海に行ったから、 まだ一日の時間がたんまりある。

今日の海は千葉の片貝海岸。 海の中で日の出を見た。

雲の隙間から光が射したと思ったら、
次の瞬間には地平線から金色の光が一直線にのびて、
波を待ってる人たちの顔を明るく照らしてた。
眩しくて太陽に背をむけて空を見上げると、
光を受けた雲が
空の風景を劇的に変えてた。

本当に綺麗で、
よくわからないけど、地球、と思った(笑)

波はなかなか乗りやすい感じだったけど、
波数が少なくて上手な人に先に乗られてしまって、
あまり出来なかった。

でも、少しずつ
上達してるような、
してないような(笑)

あ。
あと、今日は初首都高運転。

2013-11-22 | 日々のこと
まとめ投稿7


11月19日



今朝、畑に行ってきた。一週間ぶりくらい。
着くなり、
「バジルみんな枯れちゃったよー」と。

急いで見に行ったら、ほんと全滅。。。。
もうね、その姿といったら、子供がみたらトラウマになりそうなくらい、
徹底的に、完全に、全滅。
触ったら、パラパラパラ~・・・と崩れそうなほど、
茶色に枯れきってた。

どうしてなのかと聞いたら、
霜、なんですって。

バジルだけじゃなく、
まだ小さな実がなってるし、ということで
わずかに畑に残したままにしていたピーマンやししとうなどの
夏野菜の枝なんかも、同様に完全に枯れてた。
バジルも、暖かい地域のものだし、寒さには弱かったんだと思う。
その隣で、白菜や大根の葉は、青々と茂ってた。

すごいな、と思った。
こんなにきっぱり、はっきりしてるんだ。
季節って、こういうものなんだな、と思った。

帰りには、間引いた大根と
大きな大根と、本収穫前のまだ小さな里芋などなどをいただいた。
それと、忘れちゃいけない、わたしの初収穫!

たくさん芽が出すぎたラデッシュを
間引いて食べる用に持ち帰ることにした。
ラデッシュもパクチーも春菊も三つ葉も、まずまず順調に育っています!
やったー☆

いつも畑の人にいただいてばっかりだから、
どーぞ、わたしの初収穫!もらってください!!
と自信満々で差し出したのに、
「いや、気持ちだけでけっこう(笑)」
と誰も受け取ってくれなかったので、自分で食べます!
お味噌汁の最後なんかに落として。薬味みたいな感じで。

若くてやわらかい大根の葉は、一日陰干ししてから
一夜漬けに。
立派な大根の硬い葉は、やっぱりさっと湯通ししてから炒め煮がいいかな。
小さな里芋は、包丁で皮を剥いたらなくなってしまいそうなので、
丸ごと蒸して、食べるときに皮をとって、お塩つけて。

同じ野菜でも、収穫するタイミングで最適な食べ方があって、
そういうのを考えるのがすごく楽しい。
わたしはやっぱり、食材が好きみたい。

宇宙

2013-11-22 | 日々のこと
まとめ投稿6

11月12日

今日はわたしの誕生日です。
ずっと前から欲しかった本を、姉にプレゼントしてもらいました。

とある郷土資料館の片隅の、
小さな図書コーナーの片隅に、

大きすぎて本棚にもおさまらず、
横倒しに置かれてたボロボロの一冊を手にとってから、はや数年。。。

いつか欲しいと願い続けてた一冊です。

『デイビッド・マリンの驚異の大宇宙』

大きい大きい本。

1ページずつ、
大事に大事に読もうと思うのだけど、
ドキドキしすぎてまだページを開けないでいるのです。

本に触れている指先が、
今日は特別な器官のように、感じられます。

ぴかぴかのお野菜たち

2013-11-22 | 日々のこと
まとめ投稿5

11月11日

間引いた大根と
春菊とネギ。

畑でいただいた野菜たち。

ぴかぴか
ハツラツ

食べ物って素敵だなぁ。。。
ってしばし見とれてしまった。
大事に食べよう、って、
自然とそう思えるのは、
まだ土がついていて、
作った人の手を知っていて、

そういう理由ももちろんあるけど、
今ただこうして見ていると、

その息づかい、というか、
瑞々しさの中にある力強さみたいなものを
感じるからじゃないかと思ったりする。
その瑞々しい力が、自分の体にちゃんと染みてつながっていくことが
感じられるからじゃないかと思う。


海に山に、
わたしはいつも自然からもらってばかりで、なんのお返しもできてない。
自然が好きだけど、
それは愛好家であって、単なる消費者だ。

生みだす人になってみたい。

でもそれって、どんなことなんだろう。。。?
大きな自然に対して、わたしたちができることって、いったいなんだろう。。。
ひとつの種をまくような、
小さな小さなことしかないのかもな。

でも理想を言うなら、
野生の生き物のような、彼らが生きていることそのもので、自然にもお返しができたらいいな。
人間も、人間が生きていることで、自然にお返しができないかな。


あ。

それを『共生』というのか。。。

畑、はじめました。

2013-11-22 | 日々のこと
まとめ投稿4

10月30日

畑、はじめました。


とはいっても、知人の畑のほんの一部、
写真の一棟を貸してもらい、
自分の種と苗を植えさせてもらったのです(〃'▽'〃)

自分で土を耕して、
肥料をまいて、ねかせて、って
土づくりからやらせてもらったから、すごく勉強になりました。

種を植えてから雨続きで、
今日やっと様子を見に行くことができたら、

ちゃんとちゃんと、
芽がでてましたー(*´▽`*)

ラディッシュと春菊と三つ葉とバジルとパクチー。
欲張って何種類も( ´艸`)

今のわたしの生活では、
畑に行けるのは週2回がやっと。

しっかりと野菜を育てる、ってことは出来ない現状。
どうしたって、片手間の作業になる。
それなのに、大事な畑の一部を貸していただけたこと、
感謝です。


勉強とバイトの合間、
なんだか疲れたなーと思ったとき、
畑に行って、気のいいおじちゃんたちと話したり、いろいろ教えてもらって笑ったりすると、

帰り道には不思議なくらい呼吸が楽になってる。

次はいついけるかなー。

自分の作った春菊、食べれるといいなー。

2013-11-22 | 日々のこと
まとめ投稿3

10月29日


最近、朝、ちょっと時間があくたびに、
古くからの知人がやっている畑にお邪魔して、
土いじりをさせてもらっています。

畑はずっと前からの憧れ。
良い機会を与えていただいて、本当に幸せ。

野菜はなんて魅力的なんだろうと、
行くたびに思います。

一番手前の大きいのは、ブロッコリー。
ブロッコリーって、こんなにハバきかせる野菜だったのかと、驚いた。

オクラの幹が、あんなに太く、潔く一本まっすぐに伸びること、
ミョウガの、魔法みたいな実のなり方、まるで知らなかった。

人参や春菊の葉は、土から芽を出してから2番目の葉っぱから、、
人参と春菊のあの特徴的な葉の形を小さく主張してて、可愛いったらないし、
エシャロットは、そばを歩いただけでもうあの呑んべえさんを刺激する匂いをさせてる(笑)

ニンニクと玉ねぎの芽はとてもよく似ていて、いつも間違えてしまう。
ホームセンターで一株180円くらいの苺の苗は、
こちらが腰を抜かすほど逞しく増え続け、気がつけば隣の棟にもその縄張りを広げる。

牛蒡はあまりに地面深く伸びたせいで、
収穫の時期、掘り起こすおじちゃんの歯を悪くしたとか。(食いしばりすぎた)
畑の隅で枯れてカラカラに乾いたシソの一群。
抜いてしまうの?と聞いたら、
来年のための種を落とすのを待ってるんだ、と知人は教えてくれた。


完全無農薬で、ネットを被せたりもしない畑では、
葉物は少し頼りない。
ひなひなになってたり、成長もイマイチだったり、もちろん虫くいも多発する。


一斉に芽を出したのに、一本だけ残して枯れてしまったり、
隣同士、全然成長の度合いが違ったりもする。

でも、不思議なくらい、みんな個性的。
成長のスピードだって一緒じゃない。

お隣と比べていかにもひ弱な葉には、
どうした、おまえさん、がんばれ!

と、つい声をかけたくなる。



平たい土地に、風景は遠く、見上げる空は高い。
雨上がりの土は湿って固く、
でも水を得た草木はそこに力強く根をはっているのがわかる。


畑全体が、ブワーっと呼吸をしてるみたい。

そっか。
なるほど。
わたしの呼吸が楽になるのも、当然だ。
そこでは、虫も草も土も、全身で自由に呼吸してるんだ。


身体を動かして、土に触れて、
草木の匂いを吸い込んで、

まずはおっきく深呼吸。

ラムネ色のマグカップ

2013-10-29 | 日々のこと
手作りのラムネ色のマグカップ

綺麗な色。。。

ひとめ惚れでした。
これでたっぷりのカフェオレが飲みたくて。

手で土と水をこねて
ひとつひとつ手作り。

あったかい。

秋のはじめに素敵な陶芸工房に出会ったのです。


お母さんにもプレゼントしたいなぁ。

庭に、んち。

2013-10-20 | 日々のこと
【下の話題なので、写真はまどろむ珠ちゃんでお送りしております】

ある朝、バイトに行こうとして玄関のドアを開けた瞬間、
固まりました。

庭先にほかほかできたての、んち。
茫然と見つめること数分。

さあ、どうぞ、と言わんばかりに
玄関の目の前に鎮座していたので、
一瞬、誰かの手による嫌がらせかと思ったほどでした。
形もまあなんというか、ちょうど昨日の授業でやったような
染色体のように美しく並んでいたのです。4本ほど

でも、大きさから推し量るに、
おそらく、猫。
※ただし、珠ちゃんの倍は立派(笑)
体の大きなオス猫かもしれません。
大きめの枯葉が一枚、そっと横に並んでいたのはご愛嬌。


うちの庭がそんなに気に入ったのでしょうか。
今までも庭先で日向ぼっこをしてたり、
ちょくちょく猫の姿を見かけてはいたのですが、
この経験は、なかった。

ああ、これが、野良猫の糞尿被害、というやつかあ。。。
と、なにやら感慨深かったです。

まあ、とりあえず、んちは片づけて、
さあ、これからどうしようか、
というところで、わたしいろいろ考えてしまいました。
やはり一番心配なのが、猫の習性的に
そこをトイレを認識してしまって繰り返す、ということがあると思ったので。。。

んちに集まるハエって、そんじょそこらのハエじゃない。
生ごみに集まるハエの倍はあろうかという、
背中に赤い模様のある大きなハエなんですね。
それが庭にブンブンは、ちょっと困る

ネットで『庭に猫の糞』等で検索すれば、
防御策はたくさん出てます。が、実際はあまり効果がない模様。
ホームセンターに売っている猫よけグッズの上に
いたしたりしていることもあるらしく、
猫、やるなぁ(笑)と思わずぷっと吹き出してしまうような結果も。

いや、それ以前に、
もしわたしの家が拒絶して、よその家でいたして、
そこの家の人が捕獲→保健所とか、
つい考えてしまうと、防御策をとること自体迷います。

さらに、突如、
過去の記憶もプレイバックされてきて。

その昔、実家でミャーという猫を飼っており
ミャーは今と違って自由に家の外と中を出入りする半家猫でした。

近所のご老人から、
ミャーが畑に んちをすると苦情をもらったことがあったのです。
母が菓子折りをもって謝罪に行きましたが、
その後もミャーが悠々とその人の畑でいたしているのを何度も見ました。
(家のトイレにもしてたけれど)
その頃は子供だったので、
「なーんだ、畑の肥料だよ、肥料」
なんて軽く考えていましたが、今考えると、
肥料は市販のもので十分まかなえており、
自分が精根込めて耕している土地に、んちは、
やはり腹立たしかったのではないかと思うのです。
肥料と んちは、違いますし。

そのご老人は、子供心にも近寄りがたい雰囲気を醸す
気難し系おじいさんでしたが、
それでも、ミャーの所業を結局は目をつぶって許してくれていたのです。
きっと苦虫をかみつぶすような思いだったと思います。
神経質なおじいさんでしたから。
でももし、その人がミャーを排除するような人だったら、、、、

そう思うと、時を超えて、
あのおじいさんに感謝です。ほとんど口をきいたこともなかったけれど。

わたしは野良猫にごはんをあげたり、
特別親しくすることはないけれど、
可愛い、元気でいてね、という気持ちはいつもある。

ちっちやぼーちゃんが亡くなったときは、
野良猫の姿を見かけるだけで、
心が癒された。
野良の茶トラ猫は今でもやっぱり特別。

野良猫を可愛いと思う気持ちと、
んちは、イコールであるべきだよなぁ、、、。
生きてるから、ご飯を食べるのだし、んちもする。
誰かが、やれやれ、しかたないなあ、と思って
目をつぶるから、成り立つことがある。

とか、


4本の染色体んちだけで、
そこまで考えた!(笑)

で、結局どうしたかというと、

珠ちゃんの、んちを置いてみた!(笑)

ここは、珠ちゃんのお家です。
珠ちゃんと共存できるなら、どうぞ。
という気持ちでした。

んち、だけ見るから、良い感情が生まれないんです。

どこの子がこんな立派なんちをいたしたのか、
姿を見て、愛着がわけば、

やれやれ、仕方ないなあ~

という気持ちになります。

だって、珠ちゃんの んちを庭に置くとき、
可愛くてなんだかにやにやした(笑)
ハエが飛んできたら、無礼者!って追い払いたくなった(笑)


それからちょくちょく(特に早朝)庭をのぞいているのだけど、
あの日以来、なんの音沙汰もないのです。

今日はすごい雨なので、
匂いも流れてしまうかもしれませんね。

もし猫さんが、本当にうちの庭をトイレと認識したら、
その猫さん用の小さなトイレを準備しようと思っています。





縁側にて

2013-10-12 | 日々のこと

お気に入りの器で、
いつもより少しだけ丁寧に淹れたお茶いただく。

窓をあけて縁側に足をのばしてぼんやりしていたら、

珠ちゃんがトコトコ、とやってきて

少しお外を眺めて
鼻をふんふんさせてから、

ちょこん、と器の横に座った。



普段、珠ちゃんがいるのに窓を開けておくことはないけど、
なんとなく、大丈夫な気がしたら、
やっぱり大丈夫だった(^_^)

今朝は、とても素敵な気分で目が覚めた。

とても良い夢をみたから。

朝ごはんの食卓を、
みんながわいわいしながら囲んでる夢。

みんな好き勝手に、雑多に、
そんな毎日の朝が本当は特別であることにも
まるで気づかずに
当たり前のように、
気ぜわしく、
慌ただしい朝の風景。

パンだとかご飯だとか、
お弁当だとか、ダイエットだとか、
口についてるとか、
髪はねてるとか、

まるで当たり前かのように過ごしてきたけど、

あの時間は
誰かの手によって作られて、
毎朝わたしたちに与えられていたのだなぁと、
ふと気づく。

朝、誰よりも先に起きて、
台所から温かな湯気たてて、

朝ごはんを作ってくれた人。
朝の時間を作ってくれた人。

幸せだったなぁ。
すっごい幸せだったなぁ。

お母さんて、やっぱりすごい。
そんなふうに、時間差で
すごい贈り物届ける。

届いたと気づかないくらい、
自然に。
そっと。



所沢に帰ってきた。

2013-09-06 | 日々のこと
8月末に引っ越しをして、所沢に帰ってきました。

マンションの4階から木造一軒家へ。



珠ちゃんはお外を見る回数が断然増えた。

風の音
土のにおい
虫の声



珠ちゃんはヤモリを見るのは初めてだったのかなぁ。


帰ってきた日、片付けを一段落させて
床に寝そべってぼんやりしてた。

久しぶりの家。
二年半前に引っ越してからは、一度も足を踏み入れたことがなかった。
それには理由があった。
マンションに越してからしばらくたったある時、
何気なく忘れ物を取りに来たことがあった。

家に入ろうとして、
足が動かなかった。
息苦しくて、その先にはもっと酸素がないような気がして、
わたしは玄関の前で立ち止まったまま動けなくなってしまった。

ぼーちゃんの死からまもなくの頃だった。

この家には、短かったけれども
ぼーちゃんと過ごした楽しい思い出がいっぱいだった。
その思い出に浸る余裕はまだなくて、、、
ぼーちゃんがいないという現実の中にいるほうがまだマシだった。

それ以来、一度も所沢の家に近づかなかった。

二年と半年という時間は、
その苦しさを薄めてくれた。

寝そべって天井を見上げながら、
何かか違う。何が違うんだろうと考えていて、ふと気づいた。

柱だ。

古い一軒家には、柱があるんだ。

引っ越す前には全く気にもとめなかったことが
妙に新鮮で、なんだか心地良かった。

ちっちの最後の5年間を過ごした家。
ちっちと過ごした時間がそのまんまそっくり残ってるみたい。
トトトト、、と、ちっちが歩み寄ってくる気配が感じとれるくらいに。

この家は、なんて窓が多いんだろう。
家がまるで風の通り道みたいに、部屋中に流れ込んでくる。

遮る、のじゃないのだなぁ、、、
なんだかそれはいいなぁ、、と思った。
冬は寒いけど(泣)

ここを離れていた時間が自分にとって何だったのかなんて、
そんな大げさなことは何一つ考えられないのだけど、

電気をこまめに消すとか、
物を大事に扱うとか、
なるべくゴミを出さないように生活するとか、

少しだけ以前より丁寧に生活できるようになってる自分がいます。