【下の話題なので、写真はまどろむ珠ちゃんでお送りしております】
ある朝、バイトに行こうとして玄関のドアを開けた瞬間、
固まりました。
庭先にほかほかできたての、んち。

茫然と見つめること数分。
さあ、どうぞ、と言わんばかりに
玄関の目の前に鎮座していたので、
一瞬、誰かの手による嫌がらせかと思ったほどでした。
形もまあなんというか、ちょうど昨日の授業でやったような
染色体のように美しく並んでいたのです。4本ほど


でも、大きさから推し量るに、
おそらく、猫。
※ただし、珠ちゃんの倍は立派(笑)
体の大きなオス猫かもしれません。
大きめの枯葉が一枚、そっと横に並んでいたのはご愛嬌。
うちの庭がそんなに気に入ったのでしょうか。
今までも庭先で日向ぼっこをしてたり、
ちょくちょく猫の姿を見かけてはいたのですが、
この経験は、なかった。
ああ、これが、野良猫の糞尿被害、というやつかあ。。。
と、なにやら感慨深かったです。
まあ、とりあえず、んちは片づけて、
さあ、これからどうしようか、
というところで、わたしいろいろ考えてしまいました。
やはり一番心配なのが、猫の習性的に
そこをトイレを認識してしまって繰り返す、ということがあると思ったので。。。
んちに集まるハエって、そんじょそこらのハエじゃない。
生ごみに集まるハエの倍はあろうかという、
背中に赤い模様のある大きなハエなんですね。
それが庭にブンブンは、ちょっと困る
ネットで『庭に猫の糞』等で検索すれば、
防御策はたくさん出てます。が、実際はあまり効果がない模様。
ホームセンターに売っている猫よけグッズの上に
いたしたりしていることもあるらしく、
猫、やるなぁ(笑)と思わずぷっと吹き出してしまうような結果も。
いや、それ以前に、
もしわたしの家が拒絶して、よその家でいたして、
そこの家の人が捕獲→保健所とか、
つい考えてしまうと、防御策をとること自体迷います。
さらに、突如、
過去の記憶もプレイバックされてきて。
その昔、実家でミャーという猫を飼っており
ミャーは今と違って自由に家の外と中を出入りする半家猫でした。
近所のご老人から、
ミャーが畑に んちをすると苦情をもらったことがあったのです。
母が菓子折りをもって謝罪に行きましたが、
その後もミャーが悠々とその人の畑でいたしているのを何度も見ました。
(家のトイレにもしてたけれど)
その頃は子供だったので、
「なーんだ、畑の肥料だよ、肥料」
なんて軽く考えていましたが、今考えると、
肥料は市販のもので十分まかなえており、
自分が精根込めて耕している土地に、んちは、
やはり腹立たしかったのではないかと思うのです。
肥料と んちは、違いますし。
そのご老人は、子供心にも近寄りがたい雰囲気を醸す
気難し系おじいさんでしたが、
それでも、ミャーの所業を結局は目をつぶって許してくれていたのです。
きっと苦虫をかみつぶすような思いだったと思います。
神経質なおじいさんでしたから。
でももし、その人がミャーを排除するような人だったら、、、、
そう思うと、時を超えて、
あのおじいさんに感謝です。ほとんど口をきいたこともなかったけれど。
わたしは野良猫にごはんをあげたり、
特別親しくすることはないけれど、
可愛い、元気でいてね、という気持ちはいつもある。
ちっちやぼーちゃんが亡くなったときは、
野良猫の姿を見かけるだけで、
心が癒された。
野良の茶トラ猫は今でもやっぱり特別。
野良猫を可愛いと思う気持ちと、
んちは、イコールであるべきだよなぁ、、、。
生きてるから、ご飯を食べるのだし、んちもする。
誰かが、やれやれ、しかたないなあ、と思って
目をつぶるから、成り立つことがある。
とか、
4本の染色体んちだけで、
そこまで考えた!(笑)
で、結局どうしたかというと、
珠ちゃんの、んちを置いてみた!(笑)
ここは、珠ちゃんのお家です。
珠ちゃんと共存できるなら、どうぞ。
という気持ちでした。
んち、だけ見るから、良い感情が生まれないんです。
どこの子がこんな立派なんちをいたしたのか、
姿を見て、愛着がわけば、
やれやれ、仕方ないなあ~
という気持ちになります。
だって、珠ちゃんの んちを庭に置くとき、
可愛くてなんだかにやにやした(笑)
ハエが飛んできたら、無礼者!って追い払いたくなった(笑)
それからちょくちょく(特に早朝)庭をのぞいているのだけど、
あの日以来、なんの音沙汰もないのです。
今日はすごい雨なので、
匂いも流れてしまうかもしれませんね。
もし猫さんが、本当にうちの庭をトイレと認識したら、
その猫さん用の小さなトイレを準備しようと思っています。