帰り道の途中に、駅前広場みたいな公園があって、
ワンちゃんのお散歩をよく見かける。
飼い主さんと仲良くたわむれてる姿を
遠くから眺めていたら、
ちっちが亡くなった頃のことを思い出した。
以前住んでいたところには
ドッグランがあるような大きな公園があって、
手持ち無沙汰になって
なにもすることがないわたしは、
しょっちゅうそこに出かけては、
遠くからワンちゃんと飼い主さんを見てた。
今、ちっちはどのへんにいるだろう?
どこにいるだろう?
もしかしたら、あのコもあのコも、
ちっちなのかもしれない。
そう思うと、本当にちっちがそこにいるような気がした。
色とりどりに移り変わっていく景色の中で、光の中で、
生き生きと跳ね回る姿がまぶしかった。
その輝きに満ちた風景を、自分に重ね合わせて
嘘でもいいから、
夢のような時間を感じていたかった。
そして
寂しくて寂しくて、
もう本当に自分の限界を越えようとしてしまった時に、
珠ちゃんたちに出会った。

悲しみは、わたしに、
日々の愛しさを教えてくれた。
日常の何気ない瞬間瞬間が
息をのむような輝きに満ちた時間なのだと

いつか必ず、そう思い返す日がくるのだと、
失うより前に、
わたしはもう知ってるから
想いは毎日廻る。
おはよう
おやすみ
愛してるよ
ありがとう。
今という時間を、一緒に生きてることに。
日常の全てに。
ありがとう です。

たくさんの悲しみのあとには、
愛しさだけが残りました。
ワンちゃんのお散歩をよく見かける。
飼い主さんと仲良くたわむれてる姿を
遠くから眺めていたら、
ちっちが亡くなった頃のことを思い出した。
以前住んでいたところには
ドッグランがあるような大きな公園があって、
手持ち無沙汰になって
なにもすることがないわたしは、
しょっちゅうそこに出かけては、
遠くからワンちゃんと飼い主さんを見てた。
今、ちっちはどのへんにいるだろう?
どこにいるだろう?
もしかしたら、あのコもあのコも、
ちっちなのかもしれない。
そう思うと、本当にちっちがそこにいるような気がした。
色とりどりに移り変わっていく景色の中で、光の中で、
生き生きと跳ね回る姿がまぶしかった。
その輝きに満ちた風景を、自分に重ね合わせて
嘘でもいいから、
夢のような時間を感じていたかった。
そして
寂しくて寂しくて、
もう本当に自分の限界を越えようとしてしまった時に、
珠ちゃんたちに出会った。

悲しみは、わたしに、
日々の愛しさを教えてくれた。
日常の何気ない瞬間瞬間が
息をのむような輝きに満ちた時間なのだと

いつか必ず、そう思い返す日がくるのだと、
失うより前に、
わたしはもう知ってるから
想いは毎日廻る。
おはよう
おやすみ
愛してるよ
ありがとう。
今という時間を、一緒に生きてることに。
日常の全てに。
ありがとう です。

たくさんの悲しみのあとには、
愛しさだけが残りました。