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ちっちと一緒に

線維肉腫と闘ったちっちとの大切な時間
ぼーちゃんとの出会いと別れ。珠ちゃんとの愛しい日々のこと。

抜糸(1回目)

2009-05-02 | ちっちの闘病記
今日は待ちに待った抜糸の日。ようやくここまできました!
ふぅー。。。

手術から10日あまり。
傷口はしっかりかさぶたになってる。
一回で全部とって、スッキリさせてあげたいけど、前回も2週間以上かけて、少しずつとったし、きっと今回もそのくらいか、それ以上。
前回とは違って、薄い皮一枚を縫っているので、傷口は開きやすいのだそうです。慎重にね。

でも、皮下気腫もすっかりなくなって、今日は注射も『けんおんくん』もなしだから、気楽なものです。
ちっちも、抜糸は気にならないみたいで静かにしてるし。

ちっちの前に診察されてた猫ちゃんは、盛大にファーファーやってたから、それにくらべるとちっちはやっぱり、ものすごくおとなしいね。

臆病な子ほどファーするっていうから、ちっちは意外と肝がすわって・・・いや、ごめん、いくらなんでもそれはなかった(笑)

なぜなら、肉球からは汗がじと~
表情には出さずとも、ビビりちっちは健在なり!黙って耐える男だよ・ちっち、あんたは~♪

でも今日は病院の待合室で、ガタガタ震えてなかったし。さては慣れてきたか???

ところで、
抜糸ってどんな感じなのですか

堪忍袋の。。。

2009-04-29 | ちっちの闘病記
今日もまたまた病院。

徐々に良くなってはいるものの、皮膚の下に溜まった空気が体から完全に抜けるまでは、まだ気が抜けません。

本日も『けんおんくん』38.5
よしよし。

ごめんね。
もう一度だけ注射。これが最後。

と、その時、ついにちっちの堪忍袋の緒が切れた。
先生に「ふぁー(いい加減にせんかい)」の威嚇!!

ふだんおとなしいちっちなだけに、そこに居合わせた3人の大人、全員びくっ。

すまん。
ごめん。

ちっち、空気なんかさー、おならブーってして出しちゃえばいいんだよ!

【写真】
家の中で一番高い所に登って、心の傷を思う存分癒すちっち

使用した抗生物質
アモキシシリン(製品名アモスタックA注)

再診料 \600
注射料 \1500
計 \2100-

パンフレットいっぱい

2009-04-27 | ちっちの闘病記
ちっちの病気が発覚して、たしかその日は
ぐしゃぐしゃになってて、K先生の話を聞くだけで精一杯。
次に伺った時だったと思う。
たしか、わたし言った。
「人間と同じようにサプリメントやガンに効くといわれてる
健康食品とかはありますか」
お医者さんに頼るだけじゃなくて、家でもできることを、
っていう気持ちが強かったから。
それは今も変わってない。

でもその時はまだなにもわかってなかったし、ただ思いついたことを言っただけだった。

それを先生は忘れずにいてくれた。
そしてアガリスクとかサメ軟骨とかの、
いろんなパンフレットと試供品を用意していてくれてました。

ちっちの様子をみながら、少しずつ少しずつ試していこうと思います。

ちっち~~~。
あーた、幸せ者だよー。

やっぱり、ちっちが・・・・・・
かわいいからだ!かわいいからだ!
ワーイ☆☆☆

あほあほ親バカもここに一匹いるし☆

けんおんくん(ナイス☆プライド)

2009-04-27 | ちっちの闘病記
今日もかかりつけのK先生のところへ。

症状は徐々に良くなってきてる。
熱も38,7とさがってる。
よしよし、いい感じ♪
心配していた手術痕を痛がる様子もない、
眠る時間がものすごく長いけど、食欲もある。
具合が悪そうな感じもあまりしない。

よしよし、ちっち、グッジョブ!!

今日はこの皮下気腫の原因で、ふと気になっていたことを
先生に質問してみた。
それは、手術の後、体液を抜くために、ちっちはドレーンをつけていた、
ということ。
術後の説明のときに、さらりと言われたことなんだけど、なんだか妙に
耳に残ってた。

それを伝えると、K先生は合点がいった、という感じで、
ドレーンをつけると、体液は抜けるが空気が入ってしまうことがある、
と説明してくれた。

なるほど。

ということは、今回の皮下気腫は放射線の影響でもないし、炎症も起きてない
ということは、傷口から細菌が入り込んだというわけでもない。
つまり、このまま空気が体に浸透したり抜けていけば、大丈夫、ということ!

よしよし!

家に帰ってから、大学病院のM先生にも術後報告のために、一報を。(土日は病院がお休みのため今日しました)

そしたら、M先生からも、同じ説明を受けました。
これで原因は確定。
傷口や様態のことも気にかけてくださり、「なにかあったら携帯のほうにいつでも連絡入れてくださってだいじょうぶですから」と言っていただきました。
心強いです!

かかりつけのK先生と大学病院のM先生とわたしたち。
動物の病気は獣医と飼い主がチームを組んで取り組まなければいけないのだと
どっかで読んだので、遠慮しないでなんでも報告。
親身になってくれる先生が二人もいるのは、とてもありがたいです。

ちっちは恵まれてるなー。
わたしなんてかかりつけの病院もないしさあ、、、
こないだも検査でへんなミスされたしさあ、、、
きっと人間社会のほうが、めんどくさいんだ、いろいろ。

話をもとに戻して、、、
空気が入ってしまったのは、残念だけど、たぶんそういうこともある、ってぐらいに考えたほうがいいことなのかも。
これで、次にまたドレーンを入れることになった時は
絶対に空気入らないようにしてくれるだろうしね☆

ところでここ最近、ちっちはいろんな治療をされてるわけなんだけど、
注射しても検査しても、とてもおとなしい子なのに、
体温計をお尻に入れるときだけは、
ものすごく抵抗する。

ちっち、これは、『けんおんくん』
お○ま、じゃないよ。
ちっちは男の中の男だよ。
だいじょうぶ!ゆうちゃんはよく知ってるよ。
ナイス プライド!!
(家に帰ってからも、次こそ先生に一矢報いるためか、
猛烈に爪とぎをしてました)



【写真】
『けんおんくん』をされて、
帰りの車の中で
明らかに不機嫌そうな目をむけるちっち

使用した抗生物質
アモキシシリン(製品名 アモスタックLA注)

再診料 600
注射料 1,500

計    2,100-






大好き

2009-04-26 | ちっちの闘病記
様態、昨日よりは良くなってきていると思います。
たくさんは食べないけども、食欲はあるし、体の不快感からくるイライラも、だいぶおさまって、落ち着いてるように見える。

病院の帰り、バッグから出たそうにしてたので、車を止めて、ちっちを自由に遊ばせてみた。

探検♪探検♪
窓の外をキョロキョロ。隙間にニョキニョキ。
好奇心で瞳キラキラ。
細くあけた窓からは、昼間の暖かい日差しとひんやりした風が入ってきて、とても心地良い

こういう姿を見ると、やっぱり安心する。

だいじょうぶ。
だいじょうぶ。

「ちっち好きだよぉ~~~
病気が発覚する前の、単なるデレデレ溺愛親バカ飼い主に、久々に戻った瞬間でっす☆

「ちっち好きだよぉ~~~
百回でも千回でも、言いたい(笑)

明日もまた病院には行きます。症状がこのまま消えていけばそれで良いけど、悪化するようなことがあれば、原因を突き止めて、手を打たなきゃならないから。
症状が改善するのを、祈るばかり。

再診料 \600


皮下気腫

2009-04-25 | ちっちの闘病記
昨日の夕方、ちっちの背中に違和感を感じて(そういえば朝からなんだか落ち着かなかった)
今日朝一番でかかりつけの病院に連れて行った。

なんだか、背中がブツブツッとしてる。
皮膚炎のぶつぶつじゃなくて、皮膚の中の感触が、おかしい感じ。
オイルマッサージ(を、する側です)の時に、指が感じるあの感触にそっくり。

皮下気腫。
呼んで字のごとく、皮膚の下に空気が溜まっている状態。

まったくもう、はじめてのことばっかりだ。。。。

背中だけじゃなく、腕の付け根にもお腹の周辺にも、
とにかく全身に。

一番に考えられるのは、肺や気管になんらかの問題があって、空気がもれている、ということ。
でも、その場合、もっと苦しそうな呼吸になったり、咳をするので、その線は今のところ薄いとのこと。

次は細菌感染。
なんらかの事情によって細菌が増殖したことによって、ガスが溜まってしまうことがあるらしい。
手術の後だし、傷口から細菌が、というのは充分に考えられる。
熱は39,3 猫にしては少し高い、というくらい。
 
一部注射針で摂取したものからは、膿など発見されず、リンパ球がほとんど。
膿は細菌と戦って死滅した白血球だから、それがないということは、今のところ細菌の増殖はあまりないといっていい。
放射線の影響もあるのかもしれないですね、と先生。

今後細菌が増えてくると、発熱し、食欲も落ちてくる恐れがあるため、予防のために2日間効果が持続する抗生物質を注射。(筋肉注射で痛かったね

とにかく今はそれで様子をみましょう、とのこと。

大学病院から処方されている抗生物質と鎮痛剤は併用可。そのまま飲ませてください、ということでした。

大手術のあとだ。
いろんなことが起こる。
きっと今がいちばん大変。
今を乗り越えれば、きっと。
手術をしたことが、良い方向に向かうはず。

ただ、傷口周辺に水は溜まってないそうなので、それは良かった。

今は丸くなってすやすや眠ってるから、少し楽になったのかな。

また明日病院に連れて行きます。
熱がでないといいな。。。

使用した抗生物質
アモキシシリン(製品名 アモスタックLA注)

再診料 \ 600
検査料 \2,000
注射料 \1,500

計    \4,100

大事なこと

2009-04-24 | ちっちの闘病記
手術の日。

ちっちを病院に預けたあと、当然ながら、ふぬけ状態(笑)

頭の中ではいろんなことがぎゅうぎゅうにつまっている感じなのに
心がふぬけてるから、ふぬけた心から言葉をさがすのがおっくうで、
発声するのもおっくうで、ぼんやりしてるのが一番ちょうど良い。

歩きながらも、ずっとぼんやり。
そのうち雨が降ってきて、あっという間に本降りになってきて。
その頃になって、あー困ったなあ。。。。なんて思う。傘を買うタイミング
なんていくらでもあったのにな。。。。

駅前のコンビニに引き返すには家に寄りすぎていて、家まで走って帰るには遠すぎて。
はい。機能停止ー(笑)

そんなとき、一本の電話。

「これから手術に入ります」

病院のM先生から。

あ。

気持ちがぎゅーーっと集中。

見慣れた駅からのかえりみち。
夕暮れの淡い光が灯ったバスの停留所の風景が、雨の中に霞んで、遠くに近くにまぶしく見えた。

気持ちの拠りどころ発見。心がちっちの側にとんでった。

それから約2時間後。
また電話。
「今無事に終了して、ちっちちゃんは麻酔で眠っています」
夜の9時。

電話を切って、眠っているちっちを想って、おつかれさま、と思った。
なんだかいろんな方向に、おつかれさま、と思った。

そして翌朝7時。
再び電話。
「ちっちちゃん、状態良いです。傷口もきれいです」

「予定通り、2時か3時の間に迎えに伺います」
そう言って電話を切った。

3本のこまやかな電話が、わたしとちっちをつなげてくれた。
離れていたけど、近くに感じられた。

ちゃんとお礼を言おうと思ったのに、ちっちを迎えに行ったら、様態や今後の話に夢中になって、言い忘れてしまった。

次にちゃんと言おう。

お電話、ありがとうございます。

必ず言おう。

手術後2日経過

2009-04-23 | ちっちの闘病記
やっと、ご飯を食べてくれました!!!
2日ぶりの食事です!(入院中はご飯を食べてくれなかったとのこと)


今日の朝までは、ふらつきは少し軽減されたものの、目はどこか遠くを見てて焦点がさだまらず、おぼつかない足取りでせわしなくあっちこっち。
手術の傷が気になるのか、壁やあらゆるところに背中をこすりつけて、そのせいでまた出血して。。。。ご飯をあげても、お皿の前までは何度も行くのに、結局口をつけずじまいだったりして。

昼過ぎ、わたしがうとうとしていたら、カリカリをかじる音で目が覚めました!!
なんて幸せな音!!

よかったーーー
ちっちはすぐ胃が荒れてしまうので、ご飯を食べてくれないと、薬もあげにくいし、なによりもやっぱり食欲や排泄は動物のバロメーターだものね!

声はまだ出ません。全身麻酔の時に、息がつまらないよう、気管に管を通す影響で、麻酔後数日はいつもそう。
ただ、今回は抗生物質を飲ませるから、少し回復が早いかもしれないな。

昨日は本当に心配でがっくりしてしまったけど、手術後2日でここまで動き回れるのは、終わってみれば経過順調といえるのかも
心配していた後遺症も、今はほとんど見られない。この、足取りのおぼつかなさが、どの程度回復していくのか、まだまだ緊張は続くけど、とにかく、ご飯を食べてくれたから、ほっとしました。

今思うと、昨日や今朝の、あのナチュラルハイぶりは、もしかしたら、腰につけた痛み止めの麻薬(手術後3日間は効く)のせいじゃないかな、、なんて思ったりもします。
インターネットで猫に使う麻薬のことを調べてみたけど、特に副作用については言及されてなかったけど。。。。

ちっち危うく薬中。。。。
ふぅ~。

心配してくれる、応援してくれる方々、ちっちはとりあえず、とりあえず、良い方向に向かってる。そう思います。
見守ってくれて、いつも本当にありがとうございます

これでしばらくは、ちっちの嫌がるような治療はお休みです。
ちっち、ごめんね。
よくがんばったね。先生にも褒められてたね。
ありがと。
少しずつ回復していこうね。ちっち、えらいぞ。
男の中の男だ。

お☆また食べてる食べてる

お薬
ビクタス1錠(抗生物質)←胃炎がおきにくいお薬だそうです。
リマダイル1錠(鎮痛剤)

費用
再診料     ¥3,000
外用薬     ¥4,904
麻酔料     ¥15,750
注射料・点滴 ¥4,095
内服薬     ¥2,842
手術料     ¥31,500
病理組織検  ¥8,400
その他     ¥635
入院料     ¥8,400
放射線治療  ¥52,500

計       ¥132,026-
               

おかえり

2009-04-22 | ちっちの闘病記
ちっち、手術・1日入院から、帰ってきました。
経過は、、やっぱり、手放しで喜べる状態ではありません。

出血もなかなか止まらないし、ふらついてる。。。。

かかりつけのK先生に伺ったところ、出血に関しては、首のあたりはよく動かすところなので、なかなか止まりにくいのだろう、とのこと。
ふらつき、よたつきは、やはり筋肉を削っているためと、痛み止めに使っている麻薬成分が、そういった症状を起こす可能性はある、とのこと。

どちらにしても、今は様子を見るしかありません。

トイレはなんとか出来たし、あとはご飯を食べてくれたら。。。

様子を見ます。

それなのに、、これから仕事なんて
家の人にちっちを任せてわたしは出勤。。。。

はぁ。。。


22時を過ぎたなら。。。

2009-04-20 | ちっちの闘病記
22時を過ぎたなら、ちっち君、、、今日は絶食です・・・!!

明日は手術。

今日はとり肉もかちゅおぶしも食べて、、
グイッと一杯あおって寝ちゃってください!!

ちっち明日手術です。

とにかく、今日は、ゆっくり寝て。。。

ちっち、がんばろう。

どうか、どうか、無事にうまくいきますように。。!!良い結果になりますように!!どうか!!

ぴたりげん

2009-04-18 | ちっちの闘病記
これぞ期待の
【免疫活性化飲料水 ピタリゲン】
ニンナナンナという、猫ちゃんの専門ショップで購入してます。
商品はそれぞれディープに追求されていて(されすぎていて、途中から理解困難なくらいです)、なかなか凄いです。

それにしても、【免疫活性化飲料水 ピタリゲン】
なんて頼もしいネーミング。
宇宙怪獣 ピタリゲン
なんでも、
『免疫調整機能、抗酸化機能の増強に、ウイルス、細菌を寄せ付けず、腎臓・肝臓をはじめとする内蔵疾患、高血圧やアレルギー、ガンにまでも効果を発揮する飲料水です。また皮膚(外傷)に塗っていただいても、効果があります』

とのこと!

頼もしすぎる!(笑)

1.5Lで609円。

体内水分が入れ替わる2、3ヶ月を目安に使ってみるつもり☆

人間ももちろん飲めるし、肌や髪にスプレーしてもいいらしい。
もったいないから使わないけど!!


それでもどうしても

2009-04-17 | ちっちの闘病記
迷う。
迷ってしまう。

最初の手術から20日あまり。手術痕もほとんど消えて、毛もようやく皮膚をすっかり覆うくらいには生えてきたのに。。。
この小さくてあったかい体に、また大きな傷をつけてしまう。

2回目の手術。

手術の必要性は、よくわかってる。
何度も考えた結果、出した結論のはず。
それなのに。

その気持ちを起こさせるものが何なのか、今一度、考えてみる。

手術後の後遺症の可能性?手術痕の見た目の痛々しさ?手術後の体調への不安?

あぁ、そうだ。

わたしたちが手術を決めた大きな理由は、最初の手術のあと、ちっちがその傷を
痛がったり気にしたりする様子がほとんどなかったからだ。
不思議で、先生にも聞いたりしたけど、そういうものらしい、ということしかわからなかった。
でも、次は違うかもしれない。
次は前回よりももっと深い手術。筋組織をとる手術。


わたしが嫌なのは、ちっちが痛がることなんだ。
何もわからないのに。
急に痛みを負わされちゃうことが。

先生に聞いてみよう。
痛みを軽減することは可能かどうか。
かかりつけのK先生にも大学病院のM先生にも。

答えは、可能である、とのこと。

確かに最初の手術よりも深く、筋肉層に達する手術なので、前より痛みのでる可能性は十分にあり得る。
が、2~3日効果が持続する鎮痛剤を投与するので、手術自体の痛みはそれでかなり軽減できる。
その後、筋肉のひきつりなどで痛みが出た場合にも、貼るタイプの鎮痛剤がある、とのこと。

以前は、動物医療の現場では、痛みに対しては動物の忍耐強さに負わせる部分が多かったが、現在はそれによる食欲低下などが、逆に動物の回復の妨げになる、として、見直されていると、どこかで読んだのを思い出す。

もし痛みがおさまらない時に鎮痛剤を切れたら、たいへん。
わたしここ一週間ばかり、治療中の歯の神経の痛みを鎮痛剤でごまかして過ごしてるから、よくわかる。胃も荒れるし、鎮痛剤を飲み続けてるせいか、体調もなんだかおかしい。
わたしのことはわたしがよくわかるけど、ちっちの場合、その様子を確認できるのは、一緒に暮らしてる者にしかできない。

薬の解毒を一切に負っている腎臓や肝臓の負担を少しでも軽減するよう、
お水をちゃんと飲ませて、おいしいものを食べさせて、、、


うん。
どんなことも先生と相談しよう。
だいじょうぶ。
ちっち、がんばろう。

あ、わたしは今日やっと歯医者さんに行けます(笑)
神経を抜くのが嫌で、痛みがひくのを待ってたけど、白旗(笑)
やれやれ!


いくつかの幸運 いくつもの幸運

2009-04-16 | ちっちの闘病記
麻布大学付属動物病院を紹介してもらってから知ったこと。

ここは動物用の高電圧X線装置を所有している、日本に3つしかない施設の1つだった。麻布大学病院以外にこの装置があるのは、日本獣医生命科学大学と三重県の南動物病院の2施設だけ。

現在日本の動物医療の臨床で用いられているのは、常用電圧X線装置と高電圧X線装置の2種類。この二つの違いはまず、エネルギーの大きさ。
常用電圧X線装置は1メガボルト、高電圧X線装置は4~6メガボルトのエネルギーが出せる。
したがって、高電圧X線装置は、常用電圧X線装置に比べ、より深い距離までエネルギーを到達できる。これが1つ目の高電圧X線のメリット。

2つ目は、1メガボルト以上のX線では皮膚にはほとんどエネルギーが吸収されないという、放射線の性質の一つであるビルド・アップ効果によって、皮膚に対する放射線障害が起きる可能性を軽減できるということ。

3つ目は、骨と軟部組織(筋肉や皮など)に対するX線の吸収度の違い。
常用電圧X線装置では軟部組織よりも骨に多くX線が吸収されるのに対し、高電圧X線では骨と軟部組織に対するX線の吸収率はほぼ等しいため、骨の放射線障害を起こさない程度で患部を狙う照射計画をたてることができるということ。

ではなぜ全てのがん治療で高電圧X線装置を使わないのかというと、、、
それは費用。
常用電圧X線装置を設置するには600万、高電圧X線装置を設置するには、現在1億円以上が必要と言われているそうです。

車で2時間行くだけで、ちっちは日本の最先端の動物医療を受けることができる。

そして、ちっちの病気が発覚した時に、わたしが救いを求めて集めた情報の中に、ある猫ちゃんの闘病を綴ったブログがあった。
ユーモアと希望を持って、けれど緻密に綴られたそのブログに、わたしは大きく勇気づけられ、ちっちの病気に立ち向かう姿勢を教えてもらった。

ちっちよりも7歳年上のその猫ちゃんは、今から1年と3ヶ月前、ちっちと同じワクチン誘発性の悪性腫瘍を、原発部位もほとんど同じ、肩甲骨付近に発症し、手術、放射線治療、抗がん剤治療を経た後、再発・転移もなく、現在予後観察に到っている。治療中の副作用もほとんどなかった。

通っているのは麻布大学付属動物病院。
担当はM先生。。。。

これを幸運と言わずなんて言ったらいいんでしょうか。。。。

もちろん、その猫ちゃんの経過が良好だからちっちも、なんて単純な問題じゃないことは、わかってる。
でも、ちっちに負担をかけてしまうであろう、積極的な治療の道を捨てきれない理由は、ここにある。

『ワクチン誘発性の線維肉腫』
どの情報を見ても、悪性度の高いことが、これでもか、とばかりに書かれている。

その中で、ひとつ、小さいけれど、強い光。確かな光。

いくつかの幸運。いくつもの幸運。
それに賭けたい。