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ちっちと一緒に

線維肉腫と闘ったちっちとの大切な時間
ぼーちゃんとの出会いと別れ。珠ちゃんとの愛しい日々のこと。

病気のこと4 ワクチン性線維肉腫

2009-06-12 | ちっちの闘病記
ちっちが患っている病気の病名は『ワクチン性線維肉腫』
間葉系由来(多細胞動物の個体発生の各期にみられる中胚葉から生じる組織)の
悪性腫瘍病変。

わたしが最初に発見したとき、腫瘍は直径2センチのほぼ円形の塊。
背中の肩甲骨の若干右よりに、皮膚をもりあげるような形で、その腫瘍はあった。

最初の手術のあと、腫瘍から摘出した細胞での病理組織検査の結果
『腫瘍境界は底部で不規則・不明瞭で局所再発が考えられます。検索した範囲内では脈管侵襲は見出されません(一部抜粋)』

つまり、摘出した腫瘍組織からタコ足上に組織が伸びていて、その根が手術で削り取った皮膚層のもっと下まで伸びているため、局所再発の恐れがあるということ。ただし、今のところ、リンパ管や血管にそのタコ足が伸びているということは発見されていない。

この結果を受けて、2度目の手術がおこなわれた。
それは、そのタコ足状に伸びた、目には見えない細胞単位の腫瘍の根を、
さらに深くえぐり取る、という手術だった。
その深さは筋肉層にまで達し、
手術前には、骨の一部も取ることになるかもしれないので、後遺症の可能性も
示唆されるものだったけれど、結果、骨には触らず、失われた筋肉層の影響もなく、ちっちは飛んだり駆けたりすることができている。

『ワクチン性線維肉腫』

ワクチンには生ワクチンと不活化ワクチンの2種類があり、不活化ワクチンを精製するときに使われるアジュバントという物質が、数年の潜伏期間を経て、悪性腫瘍を誘発させることがある、という報告がある。
その確率は1万頭に一頭。(ただしその報告を疑問視する声も多い。つまり、もっと高い確率で、発症しているのではないか、という意味で)

厳密には、出現した腫瘍から、その原因を決定することはできない。
けれど、ちっちにできた腫瘍が『ワクチン性』であるとするには、
2つの根拠がある。


①ちっちは2005年にある動物病院で不活化ワクチンを接種している。
②発症部位が、ワクチンの注射を打った場所であること

ワクチン性線維肉腫は、局所再発を繰り返すだけでなく、普通の線維肉腫では起きにくいとされている遠隔転移も充分に視野に入れなくてはならない、悪性度の高い腫瘍であるとされている。

通常の線維肉腫の場合、手術等によって、腫瘍を除去し、その後1年再発・転移がなければ『寛解』であるとされるのに対し、ワクチン性線維肉腫は、『寛解』と認められるには3年の経過が必要とされている。


抗がん剤投与(1回目)

2009-06-10 | ちっちの闘病記
昨日は、、、、行ってまいりました。
抗がん剤(カルボプラチン)投与。

副作用の可能性は放射線治療よりも強い気がして、
化学療法を続けるって決めたはずなのに、
最後まで家でうじうじしてたから、病院に連れて行けたのは
午前の診療時間ぎりぎり。。。。。
今日からは、大学病院ではなくて、最寄りのK先生のところで診療です。
大学病院側と連絡を取り合ってくれて、そうなりました。
大学病院は、本当に、放射線治療とか、普通の病院では
できない処置をするところなんだろうなあ。

まず血液検査
白血球の数や、腎臓、肝臓の状態を調べて、
抗がん剤に耐えられるかみるためです。

結果、
白血球の数も、腎臓も肝臓も、手術の前の数値とほとんど変わらず、
「放射線の影響も受けていないみたいですね」
なんてうれしい言葉ももらえました☆

そうなんです!
最近食欲もすごくて、元気いっぱいなんです☆

抗がん剤は前足の静脈に点滴です。

鎮静剤を打つので、ぼ~、っとしてしまうけど、
全身麻酔をしなくてよくなったから、少し安心です。

一番気になる副作用の話。
まず、今回使うカルボプラチンは、重篤な副作用が出にくい抗がん剤であること。
でも、そもそも抗がん剤とは、細胞が活発に増殖している部分に作用する
(癌細胞は非常に活発に細胞分裂を繰り返し、増殖する)ので、どうしても
胃や腸など、活発に働いている臓器は影響を受けやすい。
よって、下痢や、嘔吐の心配がある。

それから、カルボプラチンを含むほとんど全ての抗がん剤の副作用として、
白血球の減少があげられる。
そのため、免疫力が低下し、感染症などにかかりやすくなる。

つまり、表面に見られる副作用の症状としては、
全身の倦怠感と、下痢、嘔吐

目に見えないので、気をつけなければいけないのは、
免疫力低下のために起こる感染症の予防。

それでもやっぱり、K先生もおっしゃってました。
「細胞単位で癌が体のどこかにとんでいる場合、その癌細胞が大きくなって、
また手術などで取るよりも、抗がん剤で小さなうちに殺してしまったほうがいい」

とにかく、まず1回やってみました。
その様子をみて、続けるか決めます。
ちっちがあんまり苦しそうだったら、やめます。

まずは投与直後の状態。
突発性の嘔吐なんかが起こる可能性があるらしい。

ちっちは、鎮静剤の影響か、目がうるんで、ぼーっとしてる。。。
けど、食欲はある!ちっちエライ!
好物の茹でた鶏肉も準備してたからね!
吐かないよう、気をつけて少しずつあげます。

抗がん剤の影響が一番顕著に出てくるのは、投与から1~2週間後。
慎重に様子を見ていきたいと思います。


入院料        1,500
採血料        1,000
血液検査(血液化学) 1,600
血液検査(血球計算) 1,500
点滴(カルボプラチン)15,000
麻酔料(鎮静)     3,000

計          23,600-

読んでくださっている方、だらだら長い文章でごめんなさい~。。。
まだまだ私の頭がすっきりしないせいか、文章がまとまりません。
しっかりしなくちゃ!


あくび写真館

2009-06-05 | ちっちの闘病記
わたしは密かに、
ちっちのあくびシーンを激写するのを、ライフワークとしているのですが
今日もいいあくびが撮れました。ムフッ

これは冗談ではなく、
ちっちは以前、あくびの最中にアゴがはずれたことがあるのです・・・。
その時は、途方にくれた私の相方が、何もわからないままとりあえず手を出して、奇跡的にはめ直したというのですが(アゴを)、

その瞬間に立ち会えなかったことを、生涯悔いてしまいそうです・・・!!

わたしも見たかった!アゴがはずれたちっちを!いや、もうあってはならぬけども!!

その『ちっちアゴ事件』の後、しばらくの間、ちっちがあくびをするたび、ハラハラ(ドキドキ)したことを、今ふと思い出します(遠い目)

ところで、なぜちっちがトイレに座っているのかは、不明です。
トイレパトロール中だったのかもしれません。

案の定、サボってるんですね。
そのゆるい仕事ぶり、飼い主にそっくりです。

雨模様のまいにちです。雨は好きです。
雨模様の街並みは、とても綺麗。
動きも思考回路もなんだかゆったりふわふわして、海藻にでもなった気分。

ゆったりふわふわ。。

さぁ、今日もおちごとがんばるぞー。


放射線治療(4回目)

2009-06-03 | ちっちの闘病記
とうとう昨日、最後の放射線治療に行ってきました。
無事1クール4回の照射が終了しました!

大学病院までは車で片道約2時間。往復4時間。
この長い移動時間は、
ちっちには大変だったかもしれないけど、
わたしには、ほんとうはちょっとだけ、楽しみな時間でした。

それはなぜかというと、
いつも膝になんか絶対に乗ってくれないちっちが、
車の中では、わたしの膝の上に、正しくは膝の上の
キャリーバッグの中に、
座っていてくれるから。

ぬくもりがね、、、、最高なのですよ。
キャリーバッグから、首を伸ばして窓の外を覗いたときの、
窓越しのサイドミラーにうつる姿が、
めちゃんこ可愛いのですよ。


ちっちを病院に預ける際、M先生と今後の化学療法のお話をしました。
詳細はまた後日。

それよりそれより、昨日はとてもうれしいことがあったのです!!!
うれしいことや、かなしいこと、
そういうのは、一度自分の中にごっくん飲み込んで、消化したあとのほうが、
自分の気持ちに正直に表現できるものなのだと、常日ごろから思うのだけど、
うれしくてうれしくてしょうがない時には、そのショウドウのままに、
言っちゃうのもまた一興です☆


お会計のときに、わたしがもたもたお金を支払っていたら、
受付のお姉さんたちが、口々に小さな声でおっしゃっているではありませんか!!

「ちっちちゃんかわい~。。。」
「ちっちちゃん可愛いよねえ。。。。」

なんと!!
ゆうちゃんあやうく月のかなたに向かって発射するところでしたよ!

まいにち可愛い動物を見慣れている受付のお姉さんたちまでが、
ちっちを可愛いと、、、、!
しかもしかも、わたしに聞こえるようには言っていないのですよ!
小さな声で、口々に言い合っていたのです!!

親ばかの猫かわいがりではなく、
ちっちの可愛さ、ついに社会的認知にまで到りました!
バンザーイ☆☆☆

これでしばらくは大学病院はお休み(になる予定)はずだから、
いっぱいお礼、受付のお姉さんたちにもお礼をして、帰りました。

んふふ~♪
気分がいいな~♪

再診料  3,000
放射線治療 52,500
内服薬  790

計    56,290-

お金、最初はいちにいさんし、、、ってびくびくしながら数えて
いたものだけど、最近はなんだかマヒしてまいりました~♪
だいじょぶかなー、わたし!!

ちっちの背中

2009-05-30 | ちっちの闘病記
放射線治療をしていると、なかなか毛が伸びない。

手術の時に毛を剃った場所で、放射線を当てていない箇所には、もうすっかり綺麗な茶トラ模様ができているのに、放射線の影響を浴びているところは、まだピンク色の皮膚が見えたまま。

それは副作用の一部で、他にも皮膚の色が黒ずんだり、毛の色が変わったりすることもあるのだそう。。
ひどい時には、皮膚が腐ってしまったり、、


でも今のところはまだ、毛が伸びてこないということ以外は、大丈夫。

ただ、皮膚の表面に白いゴワゴワがある。
ちょうど、色白のかさぶた、みたいな感じだ。

わたしの勝手な想像だけれど、これは本当に、出血のないかさぶた、なんじゃないかと思う。
放射線に対する白血球の戦いのあと。

今度先生に聞いてみようと思うけど。


今日、ちっちのむき出しになったピンク色の部分に、そーっと唇をあててみた。

すごくあったかくて、あぁ、ちっちは生きてるんだなぁ、、って思った。

大好きだよ。

放射線治療(3回目)

2009-05-27 | ちっちの闘病記
昨日、3回目の放射線治療に行ってきました。

ちっちを病院に預けたあと、治療がすむまでの数時間、
いつも町田の町(なんか変だ。。)
に行ってお昼ごはん&時間つぶしをするのだけど、
もう、町田の町もすっかりおなじみです。

バッグを見たり、靴を見たり、
そうそう。今月末にある、ともだちの結婚式用の服なんかも、
この時間に探したんだった☆

そうこうしている間に病院から電話がある。
「治療済みましたので、お迎えお願いします」

はやくはやく会いたい!
ほんの数時間しか離れてないけど、
おくびょうなちっちは、知らない人に囲まれて、
さぞびくびくしてるだろう。

そして、案の定、う~~、、、
なんて言ってる。

はいはい。帰りましょう。

今日も無事に終了。
麻酔醒めたてだからか、ちっちは帰りの車の中ではいつも
少し興奮気味。

窓の外をみて、車の隅を覗いて、揺れる車内でこっちの心配をよそに、
あちこちあちこちきょろきょろきょろきょろ。

いきなりなくなった数時間の記憶を
取り戻そうとしてるみたいだ。

でも、お母さんと駅で別れるときは、
車内の窓にへばりついて、
出ない声で、いっしょうけんめい鳴いてた。

ちっち、今日もお母さんのハートを確実にゲット!!

再診料    3,000
放射線治療  52,500

計      55,500-



めいちゃん よかったー☆☆☆

2009-05-25 | ちっちの闘病記
いろんな人に話してるから、
重複しちゃうかもしれないけど、

ちっちとおんなじ病気で、
ちっちとおんなじ場所に腫瘍ができて、
ちっちとおんなじ大学病院の、
おんなじ先生に診てもらって、
すでに手術→放射線治療→抗がん剤治療を
終えて再発・転移もなく4ヶ月を過ぎる猫ちゃんがいます。
 
名前は『めいちゃん』
アメリカンショートヘアの女の子。
 
『めいちゃん』のことは、ブログで知りました。
ちっちの病気が発覚してからすぐに見つけたブログで、
ずっと『めいちゃん』の経過を追いながら、
ちっちの治療の参考にさせてもらっています。

ふつう、そういうのって、ここに、
URLちょんちょんちょん、って載せるみたいな感じだけど、
やり方がわからないので、『めいちゃん』のブログを見たい方は、
自分で探してください(笑)

アメブロ、ってとこです。
えっと、、、『頑張るめいちゃんと仲間達』って題です。

そのめいちゃんが、一通りの治療を終えて4ヶ月目の検診を前にして、
体重減少・咳き込み・数回の嘔吐
という心配な症状があるというのです!
一番気になるのは、咳き込み。
めいちゃんやちっちにできた腫瘍が一番転移しやすい内臓が、肺。
内臓に転移してしまったら、治療はますます難しくなる。。。。

土曜日が検診日だということで、どきどきしながら
結果を待っていました。

結果は、、、、
今のところ再発はなし!!

やったーーーーー☆☆☆
よかったね、めいちゃん!
めいちゃんの飼い主さん!

今、再発・転移もなく過ごしているめいちゃんは、『線維肉腫(ワクチン性)を患う猫ちゃんの星☆』と
よく言われていて、(そのくらい、この病気は、悪性度が高くて、治療が
困難なのです。。。。)
ほんとうにその通りだなあ。。。と思うのです。

いつか病院でめいちゃんとめいちゃんの飼い主さんに会ったら、
きっとお礼を言います!

【写真】
虎より大きいちっち★

放射線治療(2回目)

2009-05-20 | ちっちの闘病記
おとついの、ちっちの恋の衝撃覚めやらぬまま、
昨日は放射線治療2回目の日でした。

病院までの車の運転中、
信号待ちのたびに、ちっちにチューを強要
病院についてからは、わたしがちっちの何番目かを
聞きまくり、あげく、
1 猫ちゃん
2 お母さん
3 おにいちゃん
4 わたし

と、ご丁寧に4番目にランクづけされ、
目も当てられない感じでしたが(ええ、周囲は失笑気味です)

これが人間の男の人に向けられたら、
きっとわたしはまれに見る『重い女』だなぁ。。。と
しみじみ思いましたね。はい。
こういうこと、まいにちやってるからなあ。。。。
でもだいじょうぶです!
今のとこ、猫とか金魚とか、ペットだけですから!

そんなこんなで、2回目の放射線治療は無事終了☆


本来根治を目指す放射線治療の場合、週に2~3回は照射することもあるのだそう。
でも、全身麻酔の影響、放射線の副作用(皮膚の壊死なども起こりうる)など、猫の体の負担を考えれば、やはり週1回くらいがいいのではないか、ということのようです。

今日になって、喉のかすれもほとんどなく、
食欲もあり、経過はごく順調☆
もちろん、心配していたおできもすっかりなくなりました。
このまま、何事もなく残り2回の放射線治療が
無事に終わってくれますよーに!!

再診料    3,000
内服薬    1,106
放射線治療 52,500

計      56,606-

おできなくなったー☆

2009-05-18 | ちっちの闘病記
ほーーーーーっ
おでき、なくなりましたぁ。。。。

全身麻酔の際、喉にチューブを通すため、声がかすれてしまう症状も
だいぶおさまり、今日はにゃあにゃあ夜中にご飯の催促がすごくて(笑)

あんまりうれしかったので、
ちょっとだけだけど、あげちゃいました☆

赤いポツンとしたのは、パンチバイオプシーのあと。

あのおできがなんだったのか、その結果はまだ先。
腫瘍が放射線治療によってなくなったのか、
やっぱりただの皮膚炎の一種だったのか、
まだわからないけれど、

とりあえず、
食欲もあり、
元気もあり、
ハリのある声で鳴いてくれる。

それだけで、わたしたちは一安心。

あ、それから、なかなか治らずてこずっていた、左足の皮膚炎も、よくなりました!

この皮膚炎に関しては、抗生物質に頼らず、舐めて傷口を広げないようにカラーでガードしながら、軟膏を塗る、というやり方で3~4日で治りました。
今まで、ちっちのカラー嫌い(ストレスで胃が荒れて吐いたりするんだもの!)を一番に考慮して、抗生物質で治す方向をとっていたけど、軟膏効くわー☆

ちょっとつらくても、短期間で治るほうが良いものね。

あ~。。
ちっち、大好きだぁ。。

放射線治療(1回目)

2009-05-14 | ちっちの闘病記
今日、背中のおでき(群)の診察ともども、1回目の放射線治療を実施しました!

背中のおできは、M先生はやはり、腫瘍の可能性は低いだろう、とのこと。なぜなら
①手術であれだけ深くとった場所に、こんなに早く再発するのは、考えにくい
②ワクチン誘発性線維肉腫の再発の場合、このようにつづらにできるのではなく、もっとぽつんぽつんと離れてできることが多いため
③おできが皮膚の下でなく、完全に皮膚表面にできているため

念のため、パンチバイオプシーという組織検査をしました。結果は一週間後。

放射線の量を聞いたところ、1回照射につき、8グレイ。それを4回で1クールとし、合計8グレイ×4=32グレイ。
そのくらいで充分でしょう、とのこと。
(手術の時に一度してるから実際はもう少し多い)

内臓に負担をかけない、電子線を使用するそうです。

ちっちは11時にお渡しして1時半にお迎え。

今は全身麻酔もとれて、少しぐったりしてるけど、まあ、大丈夫そう。
よくがんばりました!

抗生物質は今まで通りK先生におまかせして、特に薬も処方されませんでした。

2回目の放射線治療は19日。
経過観察をしっかりしようと思います!

再診療 3000
放射線治療 68250
病理組織検査 14000
計 85250-

クラクラ。。



再発か 再発でないのか

2009-05-13 | ちっちの闘病記
症状が刻々と変化しているように見えて不安なので、
予約を変更して、明日10時急遽大学病院に行くことにしました。

もし腫瘍だった場合、その進行が驚くほど早いのは、もう実感済み。
だから、19日まで待ってはいられない。

手術の傷口(伸びた上体で約15センチくらい)の上部3分の1くらいが
うっすらピンク色になり、ところどころ直径2から3ミリ程度のおできが
ぽつぽつとあります。

再発か

再発ではないのか

また何か別の炎症なのか

別の炎症なら、それは飲んでる抗生物質が効かないものなのか、、、、、


カラーをはずすと、その部分を気にして舐めようとする。
それは以前腫瘍があったときにはなかった行為。
そういうのを見ると、今回は腫瘍ではないのかもしれない、
とか思ったりもする。
でも、場所的にはまさに、前回腫瘍が見つかった場所に酷似。

とにかく、明日。

【写真】
マグロの大トロ!!

・・・・・ひとかけら食べて、おわり。

ちっちはほんとのグルメだから、
まぐろはやっぱり中トロなんだよね~♪(涙)

M先生の見解(電話)

2009-05-11 | ちっちの闘病記
場合によっては、放射線治療の日程を早めたほうがいいのかと
思ったので、大学病院のM先生に連絡をとってみました。

M先生
「まだ実際に(炎症箇所を)診ていないので、希望的観測になってしまうが、
腫瘍近辺をあれだけ大きく手術でとっているので、そうそう簡単に再発は
しないと思います。」

「もし万が一再発していたとしても、放射線治療の目的はもともと、大きな腫瘍をたたくのではなく、小さい腫瘍をやっつけるものですし、前回のような大掛かりな手術ではなく、部分部分で小さく削り取っていくことも可能ですので、あせらずともとりあえずはこのまま抗生物質を与えて様子をみるというので、いいと思います」
とのことでした。

そうか。。。。

わたしはもう感覚的に、放射線治療は、手術で腫瘍を取り去ったあと、さらに、念入りに保険をかけておく、ぐらいな気持ちで予防の意味もかねておこなう、みたいに思っていたけど、そうじゃないものね、、、、

手術をしないで、放射線治療だけで腫瘍を小さくするっていくやり方もあるんだものね。

了解しました。
もう少し様子を見てみます。



ちっちは、カラーのせいか、少しどんより。。。。

でも食欲もあるみたいだし、機嫌も悪くない。
トイレはまだ。
お薬も飲んだ。
軟膏も塗った。

よ~し、今日は久々にお刺身でもプレゼントしちゃおっかな~♪
マグロ☆(しかもトロだよ~☆☆☆)

マグロのトロの部分には、ちっちに必要な、不飽和脂肪酸がたっくさん
含まれているのです!!

.....あ!!
うーん。まてまて。
うんちの状態を確認してからのほうがいいかな、、、、

いつもと違うもの食べちゃったら、
状態を比べられないものね。

うん。そうしよう。

でも買ってくるよ~♪♪


抜糸(3回目)

2009-05-10 | ちっちの闘病記
今日は最後の抜糸

傷もこのとおり、すっかりキレイにふさがりました。

実は、合計40針も縫っていたのです。。。。。!!
小さい体に、とても痛々しかった。。。
でも、とにかく抜糸は終了。
ちっち、おつかれさま!

これで準備万端整えて、19日の大学病院での治療に備えられる、
と思っていたら、、、、

不安なことが。


2日前に、傷口付近の一部に、赤い炎症のかたまりみたいなものを
発見して、今日それを診てもらった。

場所は、、、、前回腫瘍のできた部分にとても近い。

組織検査の結果では、K先生の見解では、
細菌なども見られるし、腫瘍の可能性は低いだろう、
とのこと。
K先生は、楽観的なことを言う先生ではない。
むしろ、穏やかな口調ではあるけど、最悪の場合の可能性も、
その可能性が多少なりともあるのならば、きっぱりと初めから告げる先生だ。
それはもう知っているので、その先生が、腫瘍の可能性は低い、
とおっしゃっているなら、それは少し希望が持てる。

ただし、腫瘍ができたことによって炎症が起きているという
場合も考えられるし、組織検査をした場所から腫瘍細胞
が採取できなかった(腫瘍だとしたら、まだとても小さいので)
という可能性もある。

大学病院の予約日が19日と、まだ少し先であることも考慮して、
とりあえず炎症、とみなして、抗生物質を与えて様子をみることに。

もし抗生物質が全く効果を示さず、炎症が大きくなっていくようであれば、
それは炎症ではなく、腫瘍の可能性が高い、ということ。。。

それから、ずいぶん前からある左足の皮膚炎も、あまりに治らないので、
これ以上悪化する前に治療することにした。
ステロイドや、抗ヒスタミンなどの飲み薬もあるけれど、
放射線治療の関係や、薬による内臓の負担を考えて、塗り薬に。

だから、しばらくは、ちっちの苦手なカラー生活です。
ちっち、ごめんね。
でも、皮膚のかゆかゆがなくなったら、
きっと心地よくなるから、がんばろうね。

母の日に、抜糸もすっかり終わって、
よい報告ができると思っていたのに。。。。

でも、もう、そう簡単にはめげないです。

腫瘍ではないと信じて、しばらく様子をみてみます。

塗り薬  ヒビクス軟膏
抗生物質

再診料  600
検査料  2,500
内用薬  330
外用薬  1,500

計    4,930-

病院から帰ったあと、朝したちっちのトイレを片付けていたら、
ちっち、今日、めずらしく、ちょっとゆるいうんちしてた。
すごくめずらしい。

病院でもなんだか様子が変だったし、今日は少し体調がすぐれなかったのかも。
気づかなかった。
いや、気づいたけど、あれれ?ぐらいにしか思わなかった。

飼い主として、まだまだ気がつかなきゃいけないこと、
たくさんあるんだな。
反省。

トイレに関しても、もう少し様子をみてみます。

腫瘍じゃありませんように・・・・・!!!!

『免疫力がぐんぐん高まる大百科』

2009-05-10 | ちっちの闘病記
人も猫も基本的には変わらないだろう!

ということで、、

まいにち勉強。

ふむふむふむふむふむふむ

これによると、、

『がん予防の第一歩は
免疫力アップ』

『がん細胞ができたとしても、がん組織に進行しなければ、がんが発病することはない。その理由は修復遺伝子と免疫監視機構が働くからである』

ふむ!

免疫力アップの生活習慣や食事なんかもたくさん載ってます。

その中で、ちっちに効きそうなのは、、
やっぱりアルギニン。

それから、、

抗腫瘍作用のある、きのこ類の摂取。

ただ、人間が食べるように、きのこを猫に与えるわけにはいかないので、そうなると、前にK先生からいただいた、パンフレットの中にあった、βーグルカンなどのサプリメントが、俄然気になってくる。

ふむふむふむふむ

ふむふむふむふむ。。。





抜糸(2回目)

2009-05-06 | ちっちの闘病記
順調順調♪

傷もすっかりきれい。
毛もうっすらはえてきた、かわいい毛が♪

次で全部とってしまう予定。
ちっちなんか、抜糸の途中からごろごろ言い出して
さては気持ちいいのかい?♪
ごろごろを聞こうと思って
耳を近づけると、
すぐやめてしまう。

ちっち、なかなか心の内は明かさない男です。



・・・・・ところで、
前に、大学病院は、町のお医者さんでは
手に負えなくなった子たちを診てる、と書いたけど、
あれは間違いでした。

今日病院で会った猫ちゃんは、末期の腎臓病。
飼い主さんのバッグから覗いた猫ちゃんの顔を見たとき、
とても可愛らしい白黒猫ちゃんなのに、
なにか変。

猫目石にもたとえられる、目の中の一本線が全くなくて、
ぼんやりとした深いグリーンの、磨かれた綺麗な石が埋まってるみたい。

高血圧で、両目とも瞳孔が開いたまま、見えなくなっちゃったのだって。。。。

今は週に3回は点滴を打ちにきているのだそう。
つまり、延命治療だ。

そう。
町のお医者さんには、大学病院で治療の施しようがない、
ほんとうに末期の子たちもやってくる。


身がひきしまる思いでした。

飼い主さんの、全てを受け止めているような、
穏やかなたたずまいが、印象的でした。