私の文章の作り方(及び遅筆の作られ方)の続きです。
前回、出だしは「とりあえず」
雪の中を歩く。吐く息は白く、空は青い。視界に打ち寄せる景色が、繰り返される切実な旋律として私の胸を締め付ける。
ということで、落ち着きました。
では、その続きを書きたいと思います。急遽そういうことにしたのですが。
ポイントは「私の胸を締め付ける」、これをそのままで終わらせないことです。
ということ . . . 本文を読む
今日感想を付けたのは
『電柱』 銀狐著
http://sakka.org/training/?mode=view&novno=961&pageno=0
です。おそらく本当に短い期間で作られたであろう作品(ただし、作品だけを見てそう思ったわけではないです)。文章鍛錬という意味合いが強かったのかなと思いました。
幾つかの矛盾と失われた記憶が恐怖を演出します。
つまり、根源にあるのは記憶喪 . . . 本文を読む
余り真似しない方がいいよという意味で、今までの私の書き方を公開します。
具体例を挙げます。
まず、漠然としたイメージを元に、適当に書き始める。ちなみに、一人称。
・歩を進める度に波のように私の視界に打ち寄せる白一面の雪景色が、……
この段階で「読み辛いな」と感じる。
削れるところは削り、分けられるところは分ける。
特に、「私」はなるべく無駄に使いたくない。後々、どうしても主体を明 . . . 本文を読む