今回はダブルオーガンダムお披露目と仲間探しの回。ダブルオーガンダムが起動する瞬間・刹那の叫びがとてもカッコよかったです。今シリーズは刹那がとても主人公らしくて安心しました。今回も面白かったです。この先もこの勢いが続いてくれればと思います。
始めは3ヶ月前、ソレスタルビーイングの面々がダブルオーガンダムのマッチングテストをしているところから。しかしこの時点では安定稼働領域になかなか到達せず、ダブルオーガンダムを上手く起動できないでいました。残りの可能性はエクシアの太陽炉。刹那と合流したことで、ようやくダブルオーガンダムが動き出す時が近づきます。
その後は本OPお披露目に。大体映像は1話で出てきたカットと同じものですが、やっぱり1話ではテロップがあってあれだったので、見やすかったです。勢いがあって良いOPだと思います。でもやっぱり沙慈とルイスがどうなるか気になってしまったり…。2人が本編中で会うのはいつになるのか気になります。
前回ライルと対面した刹那。刹那はロックオンの双子の弟・ライルにロックオン=二ールが死んだことを教えます。はじめのライルの反応はごもっともだと思いました。
「何なんだ、お前?
人を呼び出しておいて、いきなりソレスタルビーイングだと?」
「ニール・ディランディはガンダム・マイスターだった。
彼はガンダムに乗っていた」
「乗っていた…まさか兄さんは死んだのか?」
その刹那の情報に驚くライル。雑誌などの情報にも書いてありましたが、やっぱりライルはロックオンと性格はちょっと違っているようです。ライルの方がちょっと軽い気がします。
それを聞いて、自分も兄の意思を継げというのかと聞くライル。ですが刹那は、
「そうは言わない。
だが、お前もニール・ディランディと同じに
この世界をかえたいと思っているなら、
そのために、戦う覚悟があるなら――」
と、ライルにソレスタルビーイングの情報が入ったメモリを渡します。これに戸惑うライルですが、刹那はライルへ選択を迫ります。
「いいのかい?これを俺が保安局に渡したら…」
「保安局は間もなく、
ヨーロッパ中のカタロンのアジトに鎮圧作戦を行う」
「なんだと?」
「奴らは本気だ」
そう言い残し刹那はその場を後に。果たしてライルは仲間になってくれるのでしょうか…?その後ライルは刹那から渡された情報を見て、どうするべきか考えます。そして考え抜いた結論は――。
一方マネキン大佐も軍の命令でアロウズに。アロウズは反政府組織・カタロンとガンダムを敵視していました。今回もマネキン大佐はガンダムと戦う側につきます。ですがマネキン大佐は、
『独立治安維持部隊アロウズ。連邦の忠実なる番犬か・・・』
と、あまり良い印象を持っていないようです。
その後食堂にいる最中、召集されアロウズへ出向してきたソーマがあいさつしに来ます。傍らにはアンドレイが。何か陰謀のようなものを感じます…。ソーマは今はまだアンドレイのことに関して何も知らないようですが、このアンドレイの態度。何か裏があるような気がします。
ここで今回も乙女座の仮面の男・ブシドーの出番がありましたが、この普通の軍人ばかりの状況で、普通にあの陣羽織の衣装で飲み物を飲んでいて思わず笑いが。違和感ありすぎです。
『AEUの作戦指揮官に、人革連の超兵まで招集か。
流石はカタギリ指令。対応が早い』
普通こういう人は別室とかにいるもんじゃないのかと思わずつっこみたくなりましたが、これでブシドーもアロウズの一員であることが判明しました。これはまたソレスタルビーイング・ガンダムとの戦いになりそうです。カタロンとの戦いに向け、アロウズは準備を進めていきます。
プトレマイオス2のティエリア・イアン。2人はまたダブルオーガンダムについて話します。ここで気になったのはティエリアのこのセリフ。
「2つの太陽炉を同調させ、粒子生産量を二乗化する。
これが、ダブルオーのツインドライヴシステム」
今回のタイトルにきていたツインドライヴというのはダブルオーガンダムのシステムのことでした。2人はそれに向けて作業を進めます。今回ダブルオーガンダムは完成するのでしょうか。
前回プトレマイオス2へ捕らえられた沙慈。その後沙慈はこの扱いに釈然としないものを感じている様子。それで沙慈はふさぎこんだ状態に。フェルトの後輩・ミレイナとラッセが食事とデータベースが入っている赤いハロを持ってきても口を閉ざしたままでした。でも捕らわれの身の沙慈にいきなり機密情報をみせてもいいんでしょうか。刹那の考えをくんだものとかなら分かりますが。
ですがその去り際、沙慈は2人に何故自分が捕らわれなくてはいけないのかと2人に問います。それに2人は、
「お前はアロウズに目をつけられた」
「僕はカタロンなんかじゃない!」
「向こうも、そう思ってくれればいいがな」
と答えます。確かに今沙慈がここから出て行ってもアロウズに目をつけられた今、更に過酷な状況が待っているのは確か。今のところ一番安全な場所であるのは確かでした。
沙慈はその後2人に武力介入をするつもりなのかと問います。それにラッセが「いいや、アロウズを叩く」と否定した上で、各地で虐殺を行っているアロウズを叩くと言います。それにまた反発する沙慈ですが、ラッセは動じません。
「だからなんです?
連邦政府は あなたたちの武力介入が元で
できたんじゃないですか」
「だから、けじめをつけるのさ」
「戦えば、また罪のない人が傷つく!」
「戦わなくても、人は死ぬ」
この対照的な2人のセリフが、この時印象に残りました。どっちを取っても正しい答えにはならないのかもしれません。沙慈の言うことはちょっとイラっとするのかもしれませんが、普通の一般人はこう思うんだろうなと思うと話が分かりやすくなってきそうな気がします。今シリーズでのラッセもカッコよくて良い感じでした。生き残ってよかったです。
そう返した後ラッセは呼ばれ、扉を閉めその場を後にしようとします。その際沙慈は刹那がどうしたのか聞きます。それに2人は自信を持ってこう答えます。
「彼は。刹那はどうしてます?」
「人を迎えにいったです」
「俺らの、仲間をな」
そこからは2人の刹那への信頼を感じました。なんだかこう聞くとなんでも上手くいきそうな気がしてきます。
ソレスタルビーイングに反発する沙慈でしたが、その後赤いハロのデータベースからルイス達を襲撃したのが、刹那達のガンダムではなく、ガンダムスローネと呼ばれるガンダムの手によるものだと知り、驚きます。
「ガンダムスローネ。この機体がルイスを・・・」
「あいつら敵、あいつら敵、あいつら敵・・・」
「それってどういう?」
そしてハロはそれが自分達の敵だとも言います。ようやく沙慈はルイスを襲撃した者達について知ることになりました。これを知った沙慈がこれからどう動くのか気になります。当面はここにいることになるんでしょうか。
ライルに会った後刹那はスメラギのいるカタギリの家へ。そこでは相変わらずスメラギが酒に入りびたりの状態。そんなスメラギをカタギリは心配しますがスメラギは、
「出てく。じゃあねビリー、2年間ありがとう。さよなら」
と、それを邪険にします。すっかりスメラギはのんだくれ状態。やる気も失っていました。このセリフがすぐに現実になることを知らずに・・・。
そんな状況下での刹那の訪問。スメラギは刹那の姿に動揺、カタギリは刹那の素性も知らずに出迎えます。その直後刹那はあくまで無表情に4年前のスメラギの素性について口にします。
「せ、刹那なの…?」
「4年ぶりだな、スメラギ・李・ノリエガ」
「君、何を言っているんだい?彼女の名前は…」
「コードネーム、スメラギ・李・ノリエガ。
ソレスタルビーイングの戦術予報士だ。
これであんたの逃げ場はなくなった」
これに驚くカタギリ…。スメラギはこれにより、カタギリの家にはいられず刹那についていくしかない状況に。こうしてスメラギもプトレマイオスへ向かいます。意外にも順調に仲間集めが進みます。
スメラギを連れて刹那はまたプトレマイオス2に戻ろうとしていました。移動中スメラギは刹那に愚痴のように自分達が何をしても世界は何も変わらない、イオリアの計画に意味はないと話します。これには1期であれだけプランを立てたりしていたのに、これはないのではと思ってしまいました。
ですが刹那はこれに頷かず、自分の決意をスメラギに話します。
「俺は、俺たちは戦う。
世界に変革を促したことが俺たちの罪ならば、
その罪は、再び世界を変えることでしか償えない――」
この刹那のセリフが今の刹那の行動原理であり、すべてなのかなと思いました。刹那の意思は固いです。こういうところをしっかりやる辺り、他の作品とは違うなと思います。そんな刹那の言葉にスメラギは心を動かされるものの、まだふんぎりがつかないようで。スメラギ復活にはもう少しかかるようです。
その後静止軌道ステーションで2人はライルに会うことに。ライルはロックオンの意思を継ぐことを決めました。ロックオンにそっくりなライルを見て、スメラギは驚きます。
「ロックオン!?そんな、生きて…?」
「そんなに似てるかな?俺と兄さん」
驚くのも無理ないです。普通のアニメでもなかなか使えない手だと思いますし。そうして刹那はスメラギへ、
「紹介しよう。彼はライル・ディランディ」
と、ライルを紹介しようとしますが、これにライルは、
「違うな。俺の名はロックオン・ストラトス。
ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ」
と、答えます。ライルは本気でロックオンの意思を継ぐことを決めたようですが・・・。とりあえずライルの腕前がまず気になるところ。ライル・スメラギの話はもうちょっと引っ張ると思っていましたが、意外に早くまとめてきたなという感じがしました。まあここで時間を費やすよりは、ここら辺はさくさく進めてもいいかなーと思います。
一方カタロンのクラウスとシーリンは作戦について話し合っていました。また何か波乱が起きそうです。あと1話ではTVを見ているところしか出番がなかったという不遇なマリナ。今回もその扱いは変わらず、なんと今回は謎の集団に身柄を拘束されてしまいます・・・。今期もヒロインのマリナの扱いは変わらなくて泣けます。何故水島監督の作品ではヒロインの扱いがあんまりなんでしょうか。謎です。
アロウズにソレスタルビーイングの情報を流した留美。この留美の行動に紅龍は不満に思っている様子。ですが留美はそれに対して、ここでやられるようなら・・・と厳しい意見を口にします。このセリフを聞く限り、留美は今シリーズでもあくまで中立の立場であるようです。ただし悪い意味での。しかし留美もこの4年間で随分大人になりましたね・・・。一番今シリーズで変わったのは留美なのかも。あと留美に仕えるネーナの口調がすごく礼儀正しくて驚いたり。ここまで更正したということは4年間、ネーナもすごく辛い目にあったのかもしれません・・・。
その後アロウズにプトレマイオス2の位置がバレて奇襲にあうことになるソレスタルビーイング。ティエリアがセラヴィーガンダムで応戦しますが、苦戦は変わらず。
と、そこにちょうどたどり着いた刹那がダブルオーガンダムに乗り込むことになります。まだドライヴが安定していないとイアンが止めに入りますが、刹那は、
「ダブルオー…
オーガンダムとエクシアの太陽炉を乗せた機体、俺のガンダム…」
と呟き、トランザムを起動させ、ダブルオーガンダムのツインドライヴを安定させ何とかガンダムを動かそうとします。そこには刹那の強い意志が感じられました。
そして刹那が叫んだ瞬間、ツインドライヴが安定領域に達し、ダブルオーガンダムが動き出します!
「目覚めてくれ、ダブルオー。
ここには、オーガンダムと、エクシアと、俺がいる!!」
その瞬間、ダブルオーガンダムが起動し始め、刹那は宇宙へと飛び立ちます!!
「ダブルオーガンダム、刹那・F・セイエイ、出る!!
ダブルオー、目標を駆逐する!!」
ここまでの刹那が飛び立つまでのタメが良かったです。あと刹那の叫びも。見ていて熱くなりました。1期では刹那がなかなか主人公らしくなく不満でしたが、今シリーズはそこもクリアされていて、1期とは違う!と思わされました。セカンドシーズンはやってくれるのではないかと期待してしまいます。
そうして起動したダブルオーガンダム・刹那は
「これが俺達のガンダムだ!!」
と、次々とアロウズのMSを倒し、撃退へと追い込みます。今のダブルオーガンダムは無敵です!ダブルオーガンダムの戦闘シーンは動きが早くきれいで見ごたえがありました。今回のダブルオーガンダムの起動~戦闘シーンはとても良かったです。あと俺達になっていたのもよかったです。
そのダブルオーガンダムの活躍を見て、ソレスタルビーイングの面々、そしてリボンズも驚きを隠せません・・・。これは今後ソレスタルビーイングの強大な戦力になりそうな気がします。ダブルオー・刹那の活躍に期待です。
それからライルはソレスタルビーイングの面々と対面。皆ロックオンとそっくりなライルを見て驚くばかり。ですがフェルトはライルを見て不安げに動揺、またロックオンに心を許しつつあったティエリアもライルを見て、心が揺れていました・・・。
『違う、あの男は彼じゃない・・・』
こうしてライルはソレスタルビーイングの元へきますが、この先簡単には行かない様子。これからのソレスタルビーイングの行方も気になります。
EDは種でもおなじみだった石川さん。今回はソロです。今回の曲も聞いた後に余韻が残る良い曲でした。石川さんはやっぱりEDを歌うと神だな~としみじみ思いました。画の方もキャラより雰囲気重視で好きです。今期はOP、EDとも好きになりそうです。
次回は「アレルヤ奪還作戦」いよいよ最後のマイスターの一人・アレルヤが登場です。アレルヤの救出が上手く行くのか気になるところ。1話から拘束されていて何だかかわいそうでした。ソーマとの関係も気になっています。次回も見逃せない展開になりそうです。
今回も最後まで楽しんでみることができました。あの1期の時の展開の遅さはどこに…と言いたくなるほど展開が動いていて面白かったです。しかもキャラだけでなく、話もしっかりしていて良い感じでした。まだキャラが絡むのは先になりそうですが、その時が楽しみです。
あとあの戦闘シーンの動きが相変わらずすごくて驚きました。私はあんまりMS戦に関心がある方ではないのですが、今シリーズのMS戦はちょっと違う気がします。
あと今月のニュータイプに載っている高河さんのマンガ読みました!内容はセカンドシーズン1話前の前の刹那とロックオン・ライルの話でした。1話だけ見ると自己中な印象があったライルとの対面シーンも、このマンガを読んだ後見ると納得できる気がします。刹那のロックオンへの思いが分かる良い話でした。
そして刹那を思い出す沙慈には思わず「沙慈いい人すぎる~!」と思ってしまいました。こんなに思いやりがあるキャラなのに、何であの後…。沙慈の薄幸ぶりを改めて感じました。この先幸せを掴んでくれればいいんですが…。
では次回に!
あまりメカ面では自信がないのではっきりとは言えないのですが、
見返してみるとそんな気がします。
にしても、ダブルオーガンダムは構造がちょっと不思議ですよね。
だぶるお~さんコメントありがとうございます!こちらこそ始めまして。
今回のダブルオー出撃シーンは見ていて熱いものがありましたよね~。演出も見事だったと思いました。それに加えての刹那の叫びはたまらないものがありました。これからもダブルオーガンダムが活躍してくれればと思います!
今回出てきた「カタギリ」については私も気になっていたので、ためになりました。ありがとうございました。カタギリ指令の甥っ子がビリーだったんですね。今回見終わった後気になっていたので、謎が解けてよかったです。今後の2人の関係がどう話に関わってくるのか気になってきました。ドラマCDの方も近いうちにチェックしてみようと思います。
ではでは~。
ごろーさんコメントありがとうございます~。お役に立てているようで幸いです。2話も色々話が動いてきていてついていくの大変ですよね。私も記事をまとめるので精一杯な感じです。
確かにまだ絵の方はちょっと安定していない部分があるみたいですね。4年後という部分がネックになっているのかもしれません。まあこの辺は回を追うごとにそこはどうにかなることを祈りたいと思います。
カタギリについてはコメントの方で頂いたところ、ビリーはカタギリ指令の甥っ子だそうで。何だか00は結構本編以外(マンガ、CDなど)で色々な設定について捕捉があったりと大変ですね…。
アレルヤはやはり捕まっていたようですが、次回その辺大きい動きがありそうですね。この分だとキュリオス的な機体が出てくることになるのではないかと、ちょっと楽しみです~。
留美の今作の立場はまだよく分かりませんが、今回もまたあくまで「中立」な立場なのかなーと思います。ただ戦い→世界の改革を求めている辺り、ちょっと歪んでいる印象があります。その辺紅龍にかかっていそうですが…。
今回ダブルオーガンダムの出撃シーンすごかったですよね~。でもやっぱり私も後の展開でダブルオーガンダムに対抗するアロウズの機体が出てきそうな気がします。1期の流れからみるからにまた試練が待っているのではないかと思います。
とりあえず当分はじっくり放送を見ていきましょう~!
OOガンダムの出撃シーン我ながら燃えましたwロボット好きの男にとしてあのシーンは良いです
>スメラギの友人の「カタギリ」とアロウズの「カタギリ司令」は何か関係があるのか?
これについてですが
ビリー・カタギリはカタギリ指令の甥っ子です。
最近出たドラマCD(過去ストーリー)で、ビリーとグラハムの会話でチラッとその話が出てきました。
2話目も展開が速いですね~付いていくのがやっとです^^;
この「感想」はストーリーを丁寧に追っていただき、キャラのセリフも忠実に再現されていらっしゃるので、TV視聴後の情報整理にとても役立っています!
☆今回気になった点
・4年後のキャラデザインにまだ少し違和感を感じます。キャラ絵も若干安定していない気がするのですが…(留美、フェルト等)
・スメラギの友人の「カタギリ」とアロウズの「カタギリ司令」は何か関係があるのか?
・アレルヤは捕まったみたい。キュリオスは無事?
・留美の行動が謎。リボンズに「さすが元CBのエージェント」って呼ばれてたけど、CB脱退?!
・期待の00カンダム。ただ、アロウズの新型機もかなり強そう…今後も苦戦必至か?
まだまたお話を追うのに精一杯です^^;