リキュールは様々な種類があり、整理する為に便宜上タイプ分けされています。
私のWEB-SHOPでも同じ分け方がしてありますので、
リキュールを探される時に、目安になれば幸いです。
○薬草・香草系
一番歴史があり、また古い面影も残している種類です。
基本はスピリッツに薬草・香草を配合や浸漬し、その風味を移しています。
独特の香りや味わいなので、はっきりと好みが分かれ、
苦手な方はとことんダメかもしれません。
フランス・イタリアのものは美味追求型が多く、
ドイツや東欧のものは薬用効果を重視したものが多くあります。
主な銘柄:アブサン、カンパリ、ドランブイ、ティフィン、アンゴスチュラ・ビターズ
○果実系
様々な造り方がありますが、主なものは果実を配合・浸漬して造られています。
果実も色々な種類が使われ、バランス良く調整。
味わいは文句なく良く、食後のお酒としても用いられています。
カクテルにもよく使われ、様々な魅力を発揮。
よく記されている「エキス分」とは、「糖度」と考えてもらっても問題ありません。
主な銘柄:コアントロー、キルシュ、クレーム・ド・カシス、マリブ、パライソ
○ナッツ・種子・核系
果実の種子や、コーヒー、カカオ、杏の核などを蒸留したりして造られる。
原料に由来する強い個性を持ち、各国で人気。
主な銘柄:カルア・コーヒー、アマレット、フランジェリコ
○特殊系
上記に分類されない、特殊な造り方や原料のお酒。
技術が発達し、過去造れなかったクリーム系など、様々な試みがなされています。
面白い所ですと、「弁護士」という意味の名の「アドヴォカート」。
卵黄と砂糖を使ったリキュールで、これを飲むと弁舌が爽やかになるそうです。
主な銘柄:ベイリーズ、トロピカル・ヨーグルト、アドヴォカート、ストロベリー・クリーム
とりあえず果実系は、味の傾向が分かりやすいので外れが少ないかと。
種子系の「カルア」を使ったカクテル「カルア・ミルク」も、
まんまコーヒー牛乳味ですのでおすすめ。
まあ、夏向けではありませんが。
夏向けですと、前紹介した薬草・香草系ですね、やっぱり。
果実系の南国フルーツを使ったリキュールも、
夏の雰囲気を盛り上げるにはもってこいです。
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