一昨日の夜からため息が止まりません。
京都の昭和ラブホテル、シャルマンがリニューアルのため一時閉業するというニュースが飛び込んできたからです。
昭和ラブホ好きのツイッターのフォロワーさんたちがどよめき悲しみにくれていました。わかる。悲しいのは私だけじゃない、みんな悲しいんだ状態。
というのも昭和ラブホテルというのは施設の老朽化や時代の流れにより閉業するときはあっという間に閉業してしまうのです。
そりゃギラギラした昭和ラブホテルもいいけど、新しくてシンプルできれい、というのが時代のニーズでしょう。ウォーターサーバーがあったりアメニティが豊富だったりくるくるドライヤーやコテがあるような、使い勝手がいいラブホのほうがそりゃいいよね。鑑賞目的でラブホに行くのは一部の人なのです。
リニューアルの内容までは分かりませんが、多分時代の流れに合うようなホテルになるのでは、と思います。こういう時代だし清掃がしやすいシンプルなホテルにする流れは止まらないのでは。
あの昭和のギラギラした装飾や来た人をわっと驚かしてやろうという遊び心をできれば残してほしいです。また作ろうったってそう簡単にはできないですから。
ちょうど去年の3月に訪問しておりました。
ガレージタイプのホテルです。
丸いベッドがかわいいですね。
2人だけの世界で回れ回れメリーゴーランドできるお部屋もあるのですよ。
昭和ラブホテル好きの友人と「厄介なもん好きになっちゃいましたね」と笑って話したことがあります。消え行く昭和の輝きに見とれちゃって惚れちゃったら儚く消え行くのも見届けるまでが惚れた女の務め。
閉業のニュースにこんなに胸を締め付けられ「失恋よりきっつい」と失う悲しみがあるからこそ昭和ラブホテル巡りは「まだ見ぬものを見ずに終えられるか」と執念深くなっていくのかもしれません。
火曜サスペンスごっこを通して昭和ラブホテルに興味をもって好きになってくれる人がいればそれはうれしいことです。布教となれるようないい火サスを撮っていこうと今胸に誓いました。
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