昭和ラブホテルを巡るとき事前にネットで下調べをしていきます。アクセス情報、部屋の雰囲気や何号室が狙いか、付近に似たような昭和ラブホがないか(はしごするため)をチェックします。
部屋の写真が出てきても浴室の写真が出てこないということが多々あります。行ってみないとわからないというくじ引きのようなドキドキ感、そして実際の浴室の昭和感を見たときの興奮はそりゃもう病みつきになるほどなのです。
今夜は浴室コレクションと称して昭和ラブホのきらびやかな浴室をご覧いただきましょう。
ホテル富貴(大阪)
こちらはローマというお部屋。この風呂だけは人生で1度は見ておきたい、そんな気持ちで行きました。実際見て赤の鮮やかさ、不思議な形の浴槽、心地よい採光の窓にうっとりさせられます。
青の豆タイルが赤に映えます。
2人で向かい合って座るのかな?
写真で見たまんま、いや、それ以上の美しさに震えました。来てよかった、そしてまた行きたいイチオシ浴室です。
ホテル富貴の他の部屋の浴室です。
こちらも独特なデザイン、床のタイルがおばあちゃん家のお風呂と似たようなやつで懐かしさを感じました。妙な形ですが2人で入るとしっくりするのかもしれませんね。
旅荘和歌水(吉祥寺)
こちらはすぎというお部屋。タイルの縦のラインに吸い込まれそうです。シャワーホースが黒でかっこいいですね。
同旅荘ぼたんというお部屋。
同旅荘ぼたんというお部屋。
ピンクの浴槽に白い壁、群青色のタイルが差し色となって美しいですね。この三角の浴槽、どう入るのが正解なのでしょうか?
ホテルシャルマン(京都)
ホテルシャルマン(京都)
はい、三角の浴槽は東京だけでなく京都のシャルマンにもありました。シャルマン232号室です。
この浴室の何がすごいって、ガラス張りなんです。寝室から浴室丸見え!ちょっと恥ずかしいと受けとるか昭和色情情景ととるかは訪問した人次第です。
(写真を撮るときに反射して私と妹が写っています、心霊写真ではありません。ご安心下さい)
この浴室の何がすごいって、ガラス張りなんです。寝室から浴室丸見え!ちょっと恥ずかしいと受けとるか昭和色情情景ととるかは訪問した人次第です。
(写真を撮るときに反射して私と妹が写っています、心霊写真ではありません。ご安心下さい)
同ホテル345号室。ここはまさかのメリーゴーランドがあるお部屋です。メリーゴーランド目当てで行ったのですが浴室も覗いてみたときたまらなく好きな派手さだったので興奮しました。
この深い深い紺色。タイルでしか出せない色あい。鏡が多いのも昭和ラブホの演出ならでは。
あんまりにも良くて恋い焦がれてしまいますよね。シャルマンは全69室あるそうなのでいつか全制覇したいです。全部屋個性が炸裂してそう。
この深い深い紺色。タイルでしか出せない色あい。鏡が多いのも昭和ラブホの演出ならでは。
あんまりにも良くて恋い焦がれてしまいますよね。シャルマンは全69室あるそうなのでいつか全制覇したいです。全部屋個性が炸裂してそう。
ホテル醍醐(大阪)
深い深い色合いといえばこちらも負けていません。303号室です。
赤の浴槽という発想が強い!さすが大阪!そして濃紺の壁タイル。コントラストがはっきりしてるのがいいですね。
花のあしらわれた壁を見てきれいだね、いや君の方がきれいだねと囁けばきっとあなたはプレイボーイ。言われてみたい昭和の誘い文句。
花のあしらわれた壁を見てきれいだね、いや君の方がきれいだねと囁けばきっとあなたはプレイボーイ。言われてみたい昭和の誘い文句。
エレガンス(佐賀)
花柄の壁といえばこちらも。113号室です。
水色と藤色の淡くてやさしい色合いが昭和レトロなワンピースの柄みたいで素敵です。
浴槽が花のくちづけという飴みたいな色しててかわいいんですよね。入ったらいい匂いのする女になって出てきそうです。
浴槽が花のくちづけという飴みたいな色しててかわいいんですよね。入ったらいい匂いのする女になって出てきそうです。
ホテルハニー(小岩)
ここは予想以上に昭和レトロで楽しかったホテルです。402号室です。
この格子模様のガラス窓ドキッとさせられますね。こんなの見たことない!という衝撃が走ります。
このこっくりした緑の浴槽(黄色味が強いのは写真の撮り方の問題)が懐かしい。
お願い の文字、昭和フォント。国鉄の駅名標のフォントと同じかしら。かわいいですね。この先もどんどん使われてほしいフォントです。
このこっくりした緑の浴槽(黄色味が強いのは写真の撮り方の問題)が懐かしい。
お願い の文字、昭和フォント。国鉄の駅名標のフォントと同じかしら。かわいいですね。この先もどんどん使われてほしいフォントです。
シャトーすがも(巣鴨)
われらがシャトーすがも!昭和レトロをそのまま残しておいてくれている名ホテルです。203号室です。
真っ黒なタイルって珍しいですよね。浴槽のオーロラタイルも合わさって完璧な浴室というかもはや芸術です。昭和の美学には敵いませんわとヘコヘコしちゃうかっこよさ。
別の部屋では真っ赤な壁タイルと同じオーロラタイルの浴槽。同じホテル同じ浴室なのにこんなに違います。
みんな違ってみんないい、それは昭和ラブホの浴室のことだったのです。
現代の浴室は樹脂床材やFRP床材でお手入れが簡単、白を基調としたシンプルで清潔感のある浴室が主流となっています。カラフルなタイルの浴室は作り手のこだわりとか個性があっておもしろくて魅力的です。
長期で管理されているホテルの従業員の方々には「よくぞこんな昭和文化遺産を今の今まで残してくださいました、ありがとうございます‼️」という気持ちでいっぱいです。
昭和ラブホ浴室は沼です。1度ハマったら危険、だけどもハマる価値がある感動を味わえると思います。気になるお部屋があればぜひ行かれてみて下さい。