
多少時間は掛かりましたが、NO.300となりました。恒例のキリ番での英国プログレ紹介。今回はイエスですね。
もっとも、自分が好んで聴くのは、やはりフロイドとクリムゾンだったりします。EL&Pも初期は好きです。それと比較すると、
イエスは、聴く量は控えめですね。勿論、嫌いという事ではないですが。
そもそもイエスとの出会いは、80年代の「ロンリーハート」でした。その頃はプログレが好きになる前の事でしたので、
イエスがプログレの著名なグループと聞いても、ピンとはきませんでした。ただ単純にカッコいいなとは思っていましたが。
後日、プログレの雄の一つという事で聴くようになりましたが、やはり「こわれもの」と「危機」は突出していますね。
個人的には、「危機」の方がプログレらしくて好きですが、NO.87で「危機」のトリビュートアルバムについて書いていますので、
今回は、「こわれもの」について書こうかと。
ヒプノシスと並ぶ、70年代のアルバムジャケットに欠かせない存在の、ロジャー・ディーンが初めて手掛けたイエスのジャケットのアルバムです。
大曲とメンバーの個人的な作品の組み合わせで、トータルアルバムというわけではないですが、やはり大曲の存在感は凄いものがあります。
まずはイエスの代表曲の一つと言える「ラウンド・アバウト」。元々10分近い曲ですが、エディットバージョンでシングルも発売されています。
また「ジョジョの奇妙な冒険」というアニメのエンディングにも使用された事もあり、アニメファンにも認知度は高いと思います。
もっとも、プログレの曲でもっとも認知度が高いだろう、ピンク・フロイドの「吹けよ風呼べよ嵐」程ではないでしょうが。
「吹けよ風呼べよ嵐」は、アブドーラ・ザ・ブッチャーのテーマ曲としても使用され、ある程度の年齢の人なら、一度は聴いた事あるでしょうね。
話がズレましたが、登場人物等にアーチストの名前や曲名が使われている「ジョジョの奇妙な冒険」、第2部のエンディングで
「ラウンド・アバウト」が使用されています。また第6部の最終回のエンディングにも使用されました。ファンには好評だったようですね。
これだけでも名曲とわかりますが、やはりカット無しのものも聴きたいものです。ライブアルバム「Yessongs」のビデオ版より。
1972年12月15日・16日にロンドンのレインボー・シアターで行われたライブだそうです。
そしてもう一つの大曲が「ハート・オブ・サンライズ」(燃える朝焼け)。恥ずかしながら、何の知識のない時に聴いたことがあるのですが、
ずっとキング・クリムゾンの曲だと思っていました。まぁこの時期には、後にクリムゾンに参加する
ビル・ブルーフォード(ブラッフォードの読みが定着していますが、実際の発音はブルーフォードが近いので近年はこう表記されています)も
メンバーだったりしますけれど。個人的には、主題の緊張感あふれる展開が好きだったりします。
こちらはABWH(アンダーソン、ブルーフォード、ウェイクマン、ハウ)の1989年のライブから。イエスを名乗れなかったけれど、
70年代初期のイエスが好きなら、こちらかなと。
大曲2曲の紹介ばかりになってしまいましたが、他の曲も決して悪いというわけではないので念の為。でもやはりプログレファンとしては、
トータルアルバムを聴きたいとは思うわけでして。勿論、トータルアルバムじゃないとダメとはいいませんが、テーマに沿った曲を聴くのは、
やはり気分がいいものなんですよね。こんな事を言っていますが、まぁよかったら全編、聴いてみてくださいね。
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