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月の裏側〜reprise〜

捻くれ者が音楽を語ったらどうにも収拾がつかなくなった件。マニアックな作品紹介と自分自身の音楽関係の思い出話を中心に。

NO.73 ポプコンとハチハチ

2022-08-10 22:15:35 | 音楽雑学

8・8ロックデイについて調べていたんですが、

主催がヤマハだったと知り、ちょっと意外に感じました。

ヤマハと言えば、やはりポプコンを連想しますね。

元々プロを対象にしたコンテストでしたが、

後にアマチュアを対象になりました。

どちらかというと、正統派なコンテストですね。

ご存じのように、多くの有名アーチストが参加しています。

中島みゆきさん、谷山浩子さん、渡辺真知子さん、八神純子さん、

NSP、長渕剛さん、佐野元春さん、チャゲ&飛鳥、クリスタルキング、

雅夢、あみん、などなど…。

歴代の入賞曲を見るだけでも懐かしさと楽しさを感じさせます。

 

 

 

一方の8.8ロックデイ(ハチハチ)は、当時アマチュアが演奏を披露する場が

なかなかなかった事から、コンテストというよりは、

お祭り騒ぎの感もありました。

関西らしいというか、ウケを狙った感のあるグループ名も多かったですね。

激突モモンガ・パート2、柳町はるさめショー、三途の川、などなど。

そして一番インパクトの強かったのが、79年のグランプリの

誰がカバやねんロックンロールショウですかね。

 

もちろんウケ狙いのものばかりでなく、実力のあるアーチストも

参加しています。74年のサウス・トゥ・サウスや

ウェストロード・ブルースバンド、75年の紫は

メジャーデビューしていますが、

当時、音源を残していませんが、実力のあるアーチストも多々いました。

その中でも後のプログレ系アーチストに影響を与えたのが、

だるま食堂やラウンドハウス、魔璃鴉(マリア)ですね。

ラウンドハウスは、当時のデモ音源がCD化しましたが、

どこかに紛れて行方不明です。

ラウンドハウスは、活動休止や再結成を繰り返して、

2年後の結成50周年に向けて来年、プレイベントを行うそうです。

 

 

魔璃鴉(マリア)は、プログレグループのイエスを超えるため、

イエスの母のマリアの名前をグループ名にしたという事ですが、

グループのイエスは、「はい、そうです」のYESであって

ジーザス・フライストとはちゃうねん、っていうツッコミは

入らなかったのだろうか?

とはいえ、凝った衣装に化粧、時にはハードで時にはシンフォニックな曲は、

後にノヴェラやページェントといった関西プログレシーンに

影響を与えました。イエスの母でなく、

関西プログレの母というべき存在となったのは何だかなぁ。

こちらもデモ音源がCD化されていますが、行方不明…。

 

 

日本のプログレに関しては、かなり先になるとは思いますが、

まとめて記事は書きたいとは思います。まぁ誰得になりますけれど。


NO.18 エヴァンゲリオンとクラシック

2022-02-28 08:52:56 | 音楽雑学

クラシック関係の記事の続き、ロシア関係の音楽と格闘家について

考えていたのですが、ウクライナ情勢が洒落にならない状態になって

きましたので、残念ながらボツに。別の事から考えてみました。

クラシックは、昔からCMとかアニメとかにも使われてきましたが、

一番印象に残ったのは何かと考えてみましたら、

すぐに思いついたのがエヴァンゲリオンでした。

 

新世紀エヴァンゲリオンは、1995年から96年にTV放送されたアニメで、

翌年劇場版が公開され社会現象へとなっていくのは承知の通りです。

後日パチンコ化もされ、本来自分には関わる事がなかったはずの

パチンコへの道を開いた、ある意味自分の人生を変えた罪深いアニメです。

(まあ自業自得ですけどね)

 

TV版では、認知度の高い有名な曲が使われています。

まずは、ヘンデルのオラトリオ「メサイヤ」より「ハレルヤ」

アスカが精神攻撃をされるシーンにて使用されています。

そしてレイがロンギヌスの槍を使用するシーンでは、

「メサイヤ」の終曲の合唱「ほふられた子羊こそは」も使用されています。

 

ヘンデル:オラトリオ「メサイア」より“ハレルヤ・コーラス” - YouTube

ヘンデル: オラトリオ「メサイヤ」:ほふられた子羊こそは・・・アーメン [ナクソス・クラシック・キュレーション #ゴージャス] - YouTube

 

そして印象的に使われたのは、ベートーベンの交響曲第9番

第4楽章より「歓喜の歌」。

物語のクライマックスというべき渚カヲルとの戦いのシーンで使用されました。

音楽とシーンが上手くマッチしていて、否が応でも印象に残る事になりました。

 

被災地に届け!~佐渡裕 一万人の第九 - YouTube

 

 

劇場版に関しましては、静かで美しい曲が使われていましたね。

 

J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲 第1番~プレリュード~/中木健二 - YouTube

 

バッハ - 管弦楽組曲 第3番 ニ長調 BWV1068より 第2曲 G線上のアリア カラヤン ベルリンフィル - YouTube

 

パッヘルベル - 3声のカノンとジーグ ニ長調(編曲:M・ザイフェルト)より カノン カラヤン ベルリンフィル - YouTube

 

スタッフロール中に流れるカノンはとても印象的でした。

 

半面、予告編で使われたヴェルディの「怒りの日」は劇的で、

曲名を知らなかった当時は、何かヤバいものが来るのではないかと戦慄した記憶があります。

 

ヴェルディ - レクイエム 怒りの日/カラヤン スカラ座 - YouTube

 

余談ですが、モーツアルトの「怒りの日」は同名異曲で、

これもゲームやCMでよく使われていますね。

 

モーツァルト《レクイエム》「怒りの日」カラヤン指揮/ベルリンフィル - YouTube

 

まあこんなところでしょうか。当時は、エヴァンゲリオンに使われたBGMやクラシックを

演奏するコンサートもあったりして、自分もCD買ったりしたのを思い出しました。

 

とりあえず、クラシックに関する話題はこれまでとします。

ネタ的には、ロックアーチストが演奏したクラシックとか、

考えているのもありますが、じっくり調べてから、

また別の機会に書こうかなと思います。

 

 


NO.17 聴いた事あるけどタイトルがわからない曲 クラシック編その2

2022-02-23 20:17:28 | 音楽雑学

前回に引き続きまして、穴埋め&時間稼ぎの行き当たりばったり企画。

クラシック探求の旅。今回は行進曲編です。

YouTubeを検索していて気が付いたのですが、

クラシックで聴いたことあるような曲は、行進曲が多いんですね。

まあ行進曲ではないですが、この曲とかはBGMとかには使われやすいですね。

 

#4K# カルメン組曲より前奏曲 Bizet:Carmen Suite メセナ市民交響楽団 第7回定期演奏会 - YouTube

 

ビゼーのカルメン組曲は全曲は非常に長いです。

 

前置きはこれくらいにしてまずはこの曲から。

 

ラデツキー行進曲 ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート - YouTube

 

ヨハン・シュトラウスのこの曲は、クラシックには珍しく、

拍手を強要することで有名ですかね。

 

続いてこの曲

 

タイケ「旧友」 カラヤン・ベルリンフィルブラス - YouTube

 

これはドイツの行進曲ですね。

 

続いて有名どころから

 

【音楽】 行進曲「威風堂々」第1番 ~海上自衛隊東京音楽隊~ - YouTube

 

作曲者はエルガー。リッチー・ブラックモアズレインボーのライブでは、

オープニングに使われていました。

 

 

結婚式の定番中の定番のこの曲も正式名称は行進曲なんですね。

 

メンデルスゾーン/「夏の夜の夢」結婚行進曲 - YouTube

 

⛪️結婚行進曲 ワーグナー Wedding March - YouTube

 

メルデルスゾーンのは、「夏の夜の夢」、

ワーグナーのは、歌劇「ローエングリン」で使われています。

「ローエングリン」は悲劇なので、結婚式にはどうかという

意見もありますが、美しい曲には変わりありません。

 

悲しいこの曲も行進曲の名が付くのですね。

 

葬送行進曲《海上自衛隊儀礼曲》(Marche funèbre "Japan Maritime Self-Defense Force Ritual songs") - YouTube

 

ショパンは、悲しいけれど美しい曲が印象的です。

12の練習曲OP10より第3番ホ短調「別れの曲」も有名ですね。

 

最後に日本が誇る行進曲を。正式名称は、行進曲「軍艦」だそうです。

 

【音楽】 行進曲「軍艦」 ~海上自衛隊東京音楽隊~ - YouTube

 

この曲が何故昔のパチンコ屋のBGMになったのでしょうか?

 

 

調べているのがなかなか面白いので、もう何回かやろうとは思います。

 

そして番外編。

子供の頃、「オーケストラがやってきた」という番組をやってまして、

番組はろくに見ていないはずなのに、

何故かオープニングテーマと山本直純さんの姿は記憶に残っています。

ついでに調べてみたら、シュトラウスの「常動曲」という曲だそうです。

 

Strauss - Perpetuum mobile - Karajan - YouTube

 

肩肘張らずに聴ける曲なので、いい選曲だなとは思いますね。

山本直純さんの人柄もよかったのも印象的だったかなと。

 


NO.16 聴いた事あるけどタイトルがわからない曲 クラシック編

2022-02-21 00:49:25 | 音楽雑学

本来ならJ.A.シーザーについての記事の続きを書く予定でしたが、

参考にしようとしていた資料をどこかにしまい忘れてしまいました。

(だらしのない人間だとわかるなぁ)

見つかるまでの時間稼ぎ&穴埋め企画して思いついたのが、

聴いた事あるけどタイトルが思い出せない曲を探してみようです。

とりあえずYouTubeを検索してみます。

 

まずはこれはタイトルわかる人も多いかな?

「オレたちひょうきん族」のオープニングにも使われていました。

 

ロッシーニ - 歌劇《ウィリアム・テル》序曲 カラヤン ベルリンフィル 1983 - YouTube

 

ロッシーニ作曲の歌劇ですが、有名な部分は、

後半以降のスイス軍の行進という部分です。

 

 

次は運動会でのBGMの定番、昔の人にとっては文明堂のCMソングですね。

 

カラヤン指揮 オッフェンバック作曲 喜歌劇「天国と地獄」序曲 - YouTube

 

オッフェンバック作曲のこの曲も、有名な部分は第3部の

カンカンまたはギャロップいう部分です。

 

これも運動会のBGMとしては定番ですが、

自分はタイトルを知りませんでした。

 

ネッケ:クシコス・ポスト Hermann Necke:Csikos Post - YouTube

 

クシコスポストは郵便馬車という意味だとか。

世界的にもあまり知られていない作曲家の

この曲を運動会に取り入れたのは誰でしょうねぇ。

 

この曲もCMとかにもよく使われていますね。

 

Johannes Brahms -- Hungarian Dance No.5 - Hungarian Symphony Orchestra Budapest - YouTube

 

ブラームス作曲のハンガリー舞曲第5番です。

よく似たタイトルのリストのハンガリー狂詩曲の第2番は、

トムとジェリーの「THE CAT CONCERCO」という話で使われたそうです。

 

自分はクラシックは詳しくはないですが、調べてみるとなかなか面白いですね。

何回かにわけて書いてみようかな。今回は運動会のBGMばかりになったので、

次は視点を変えてみようと思います。