高度処理
2013-09-13 | 降下
大型ジェット機と小型飛行機の最大の違いは高度処理にあります。
大型ジェット機は40000ft以上の高々度から降下します。これだけ高度が高いと途中の風の変化も非常に大きくなります。冬場羽田に西から向かうと150kt以上の偏西風が吹いていることはよくあります。この風が高度の低下とともに弱くなります。追い風が弱くなると言うことはIASが速くなるのと同じことになり、増加した速度を減らそうとして降下率は小さくなります。また機体の抵抗が非常に少ないためになかなか降下しません。
大型ジェット機では早めに降下を始め、少しでも高くなったら上空でスピードブレーキを使って、低空で降下率が大きな状態を作らないようにしなければいけません。