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吉野ヶ里 (佐賀県神埼郡吉野ヶ里町・神埼市)

2014-04-02 12:01:29 | 日本100名城めぐり

 吉野ヶ里は弥生時代の大規模な環壕集落跡が残る遺跡で
  物見やぐらや二重の環濠など 防御的な構造を持っていたことから
  日本の城郭の始まりとも言われています


現在は吉野ヶ里歴史公園として 国や県が管理する公園になっています




 「吉野ヶ里歴史公園の案内図」 です クリックすると大きな写真が出てきます
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 「環濠集落ゾーンをUPした図」 です クリックすると大きな写真が出てきます
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 休園日 : 12月31日と1月の第3月曜日とその翌日
  利用料金 : 大人(15歳以上) 400円 小人(小・中学生) 80円
        シルバー(65歳以上) 200円 幼児(6歳未満) 無料




 縄文時代後期には 吉野ヶ里周辺に人が生活し始めていたと推定されています
  遠浅の干潟を持つ有明海が近く 貝やカニといった食料が豊富に得られたこと
 筑後川などの水運に優れたことなどが考えられています




 弥生時代の紀元前4世紀頃に集落が形成され始め これが発展し大規模化され
  中期には集落を守るために環濠が出現し 防御が厳重になっていきます
 ところが古墳時代の始まりとともに戦乱の世が治まり もう濠や土塁などの防御施設の
必要性がなくなり 吉野ヶ里の濠は大量の土器で埋められ集落は離散してしまいました




吉野ヶ里集落の 当時の東の正門と考えられている場所です




吉野ヶ里遺跡の外壕です
南北1km以上・東西は最大で0.5km以上の範囲を取り囲んでいたとか
一般的なところで幅2.5~3.0m・深さ2m 最大の所は幅6.5m・深さ3mもあるとか




「逆茂木」 です 集落の入口両側にある敵の侵入を防ぐためのものです




内郭部に向かって進みましょう




南内郭が見えてきました




その前に吉野ヶ里遺跡の展示室を覗いてみましょう




 「邪馬台国と吉野ヶ里の説明」 です クリックすると大きな写真が出てきます
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なんと吉野ヶ里では カメラ・ビデオ撮影自由です この理由は後ほど~




展示室のなかです 吉野ヶ里遺跡の壮大なスケールを想像させてくれます




土器だけじゃありません 衣装の展示も




そして顔出しパネル at吉野ヶ里遺跡




屋内展示でもっとも大きいところですので 吉野ヶ里の概要をしっかりチェックっ




展示室を出て ここは南内郭の櫓門です




櫓門の説明です




 「環濠集落 南の守りの説明」 です クリックすると大きな写真が出てきます
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南内郭を 先ほど紹介した櫓門からみています




 「環濠集落 南内郭の説明」 です クリックすると大きな写真が出てきます
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南内郭のなかに入ってきました
広々とした敷地に 王の家や集会の館・物見やぐらなどが建っています




南内郭の物見やぐらです




 「大人の家」 です




大人の家の説明です




 「集会の館」 です 王や大人たちが集まって儀式や話し合いをする建物です




 「煮炊屋」 です そのままですが 王や大人たちの食事を作るところです




 「王の家」です 大人の家とのちがいって??




王の家の説明です 家の中にはっきりした違いがあるようです




王の家の中です




 おお~っ ベッドでしょうか さすが王の家




物見やぐらに登ってみましょう




物見やぐらから南内郭の主要部を見ています




南内郭の物見やぐらから 「南のムラ」 を見ています
時間の関係で この南のムラと祭壇は回れませんでした




南内郭の物見やぐらから 「倉と市」を見ています
時間の関係で こちらも遠望しただけで次へ進みます




 「中のムラ」 です 大きくはありませんが 北内郭へ行く途中にあります




北内郭の説明です いよいよ北内郭に到着しました~




北内郭の入口です




二重に巡らせてある壕の外側の壕です




この門をくぐると内側の壕がでてきます 主郭はもうすぐ~




二重に巡らせてある壕の内側の壕です




 「主祭殿」 です




主祭殿の説明です




北内郭の建物群です




物見やぐらや高床式住居などが 多数建っています




主祭殿のなかに入ってみましょう




主祭殿の2階部分です




なにやら儀式か式典が行われている様子・・




主祭殿の3階部分です こちらはもっと厳粛な儀式をしているようです




司祭者が祖霊からお告げを授かっている場面です






主祭殿の2階から 吉野ヶ里遺跡を見ています




 「高床式住居」 です 




高床式住居の説明です  




北内郭の物見やぐらから 北内郭主郭の建物群をみています




北内郭が2重の壕で囲まれているのがよくわかります




同じく北内郭の物見やぐらからの景色です 写真中央に北墳丘墓がみえています




北内郭を北側の出口をでたところで振り返ってみました  
建物群とそそり立った塀が特徴的です




北内郭をあとに 北墳丘墓へ行ってみましょう




 「北墳丘墓・立柱・祀堂・墓堂の説明」 です クリックすると大きな写真が出てきます
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 「北墳丘墓」 です 写真中央




北墳墓の説明です そう・・ 吉野ヶ里の北墳丘墓は模型で再現されたものではなく
2100年前の 本物の遺構を展示しているのです




 ホンモノというと この遺構は国宝・重要文化財級ということになると思いますが
  よその博物館から借りてきたものではないので ここ吉野ヶ里遺跡の遺構を
 “ここ”で撮るのだから 本物でも撮影OKというわけです




北墳丘墓の中です 入ってすぐチョット生ぬるい空気感がしました
本物の遺構を保存・展示しているので 展示室ごと温度・湿度が調整されています 




北墳丘墓の説明です




どのようにして埋葬するのか パネルと模型で説明されています




甕棺のなかに このように納められるわけですね   




そして 地中に土葬されます




さすがに遺構の上に直接足をつくことはできませんが
周囲を360度 空中回廊で 遺構に囲まれることができます
 



およそ2100年前・・ 確かに ここに権力者の誰かが葬られたのです




弥生時代の文化を肌で感じるというか 博物館に持ってきた物をガラスごしにではなく
本物の遺構をその場所ごと直接みることができるって 凄いことではないでしょうか




雲の切れ間から差し込む 冬の低くて冷たい日の光に・・
時空を超えて 在りし日の吉野ヶ里を見た感じがしました  アスファルト舗装が・・

                          
                           



  「吉野ヶ里歴史公園マップ」 です クリックすると大きな写真が出てきます
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環濠集落ゾーンだけを見て回ったのですが 3時間もかかってしまいました
   しかも「南の村」と「倉と市」は 南内郭の櫓から全体の様子を見ただけ・・
      この広さと見応え・・ 時間に余裕を持って訪れたいところです
   次回は 「 熊本フェリー オーシャンアロー 」 をUPします