こんにちは、Johnです。
画像の準備に時間がかかりましたが前回の続きで、NAS化されたHDDをTimeMachine化したいと思います。
※Buffalo製 無線ルータ(WZR-HP-G301NH)と外付けHDD(CB1.0TU2)のNAS化についてはこちら
それではまず「Finder」を開いて共有化されたNASが表示されていることを確認して下さい。
表示がなければ、Finderの[移動]から[接続]をクリックし手動で接続します。
[smb://IPアドレスやコンピュータ名] を入力し接続を行います。
NAS化された共有ファイルの確認が取れたら、この状態でTimeMachineを開いてみましょう。
1、システム環境設定からTimeMachineをクリックします。
2、TimeMachineが開いたら「切→入」に変更し、「ディスクを選択」ボタンをクリックします。
3、ディスク選択画面を開くと、あれれ、NASのドライブがありません。
何も調べずに初めてしまいましたが、そもそもTimeMachineは、ネットワーク上に配置された共有ファイルを指定することができません。
しかし調べてみると面倒くさいことをすればできることが分かりました。
ではさっそくやってみましょう。
※参考にさせて頂いたサイトは、最後にまとめて紹介させて頂きます。ありがとう御座いました。
では今回の流れを確認します。
<手順について>
1、iTimeMachineをインストール
共有ディスクをTimeMachineに認識させることができます。
この時点でTimeMachineで表示されなかったNASが確認することができます。
2、必要な情報を確認する
コンピュータ名、MACアドレスなどを確認します。
3、仮想のディスクイメージを作成する
TimeMachineで使用されるディスクイメージを作成します。
4、仮想のディスクイメージをNASに移動する
2で作成したファイルをバックアップを行いたいNASへ移動し保存します。
5、NASに移動したディスクイメージをマウントしパーティションを作成する
NASに移動されたファイルをダブルクリックするとマウントがされます。
その後、ディスクユーティリティでパーティションを作成します。
※マウントとは:ディスクなどの周辺機器をパソコンに認識させ、操作可能にすること。
6、TimeMachineを起動しトライしてみる
では画面の流れと共にチャレンジしてみましょう。
[1、iTimeMachineのインストール]
以下からダウンロードして下さい。
ダウンロードはこちら
ダウンロードが終わったらdmgファイルをダブルクリックし展開させて下さい。
設定はありません。以下の表示が画面上に出て[Enable Airdisks]をクリックすれば終了です。
この時点でTimeMachineを見てみると、NASのファイルが確認できるようになりました。
しかし、これだけではNASのHDDを指定することができるようになっただけで、実際にバックアップを行う、ファイルというか領域が無い為、TimeMachineでバックアップが行えません。
では次にそのファイルを作成していきます。
画面を全部閉じて次のステップに行きましょう。
[2、必要な情報を確認する]
!重要!
作成するにあたり、事前に以下の情報の確認が必要です。
・コンピュータネーム(ホストネーム)
・MACアドレス
※無線で利用しても有線のMACアドレス情報
・バックアップを行うHDDの容量ついて
※各項目の確認は以下参照下さい
<コンピュータネームの確認>
システム環境設定から「共有」を開きます。
画面上部にコンピュータネームが表示されています。
私の場合、最初はフルネーム(漢字)で設定していましたが、アルファベットのほうが良いと判断し変更しました。
変更後のコンピュータネームはjohn-imacにしました。※一部ぼかし
メモが終わったら画面をすべて閉じます。
<MACアドレスの確認>
次はシステムからネットワークを開きます。
僕は無線LANを利用してますが有線側の詳細を確認します。
左側から[Ethernet]を選択し、[詳細]ボタンをクリックします。
次に[Ethernet]のタブを開くとMACアドレス(Ethernet ID)が確認できます。
!重要!
ここに表示されているアドレスの:を抜いた情報が必要です。
僕の場合は d49a20e2b0xx となります。※一部ぼかし
<NASのデータ領域について>
後でTimeMachineで利用する容量を入力しなければなりません。僕は外付けHDDを購入した後、パーティションを2つに分けてMac側を150GBにしました。
ですので必要になる情報は「150GB」ということになります。
以上で必要な情報が揃いました。
一度画面をすべて終了にし、デスクトップに戻します。
次に仮想のディスクイメージを作成するに移ります。
[3、仮想のディスクイメージを作成する]
アプリケーションからユーティリティを開きます。
その後、ディスクユーティリティをクリックします。
画面が表示されたら上部の[ファイル]から[新規]を選択し、[空のディスクイメージ]を選択します。
以下の画面が表示されたら、次のように入力を行います。
<名前>
ここには「ホストネーム、アンダーバー、MACアドレス」を入力します。
僕の場合のホストは「john-imac」でMACアドレスは「d49a20e2b0xx」となりますので、
「john-imac_d49a20e2b0xx」となります。
<場所>
後でNASに移動するので、場所はデスクトップが良いでしょう。
<名前>
「ディスクイメージ」で問題ありません。
<サイズ>
100MBにしましょう。
<フォーマット>
MacOS拡張(ジャーナリング)
<暗号化>
無し
<パーティション>
単一パーティション-Appleパーティションマップで問題ありせん。
<イメージフォーマット>
スパースパンドル・ディスクイメージを選択します。
以上で入力が終わりましたら[作成]をクリックします。
そうすると「場所」で選択されたところに以下のファイルが作成されます。
[4、仮想のディスクイメージをNASに移動する]
作成したファイルを目的のNASボリュームに移動します。
FinderからNASを選択し、ファイルを移動しましょう。
[5、NAS上でマウントを行い、パーティションを作成する]
移動したファイルを、ダブルクリックします。
その後、ディスクユーティリティーを開きます。※開き方は3番の項目を参考にして下さい。
「取り出し」をクリックします。
その後、「イメージサイズの変更」をクリックします。
ここで割り当てるHDDの容量を入力します。僕はパーティションを150GBにしたので「150」を入力し、GBを選択しました。
問題が無ければ「サイズ変更」をクリックします。
その後、以下の画面のように「パーティション」タブが確認取れたら、サイズ(容量)を確認し変更値になっているか確認して下さい。
もし変更値になっていなければ、一旦取り出しを行い、作成したスパースパンドル・ディスクイメージをダブルクリックするなど再度マウントを行いましょう。
またボリューム名を変更する際は一旦パーティションを削除しなければなりません。
この場合、「ボリュームの方式」で「現在の設定」から「1パーティション」を選択します。
ボリューム情報の名前を任意に入力し、適用ボタンを選択します。
以上で設定は完了です。
[6、TimeMachineを起動しトライ]
TimeMachineを起動します。
NASのドライブを選択し120秒待てばNASと通信されるはずです。
私の場合、一発目のバックアップは45GBになりました。1時間ごとにバックアップが開始されるようです。
Finderの表示オプションから、ネットワーク共有HDDを表示するようにすると、1時間毎バックアップを行う際に以下のマークが表示され分かり易いです。
次回はTimeMachineでの注意点について説明します。
<参考にしたサイト>
クロスブリード様 こちら
kezy様 こちら
この記事がお役に立てたのであればポチっとクリックお願いします ^-^