埼玉フェミネット 「買春疑惑」議員の辞職を求める署名実行委員会

埼玉県内のジェンダー・フェミニズムをテーマに、男女共同参画の実践を求めて行動する。

埼玉県議会“政治のポルノクラシー化”

2006年03月26日 | Weblog
■定例県議会最終日・3月24日のドキュメント
 2003年12月に日本テレビの「報道・特捜プロジェクト」で放映された、タイ・バンコクなどで海外視察中に埼玉県議の「買春疑惑」行為に県民は怒った。約15,000名の請願署名を集め、議員辞職を迫ったが、それを果たせなかった。
 それどころか、昨年「買春疑惑」議員が、埼玉県議会議長に就任。そしてまた、今年も2代続けて「夜遊び議長」が決まった。
 
 午後、議長選の行われる本会議を傍聴するため、議会棟に入ったところ、緑の腕章を付けた3人の県職員に「どこに行くんですか?」と声をかけられた。各会派の議員控え室に、声明文と資料を届けるために「各会派の控え室に行きます」と言った。が、ぴったり3人の職員はストーカーのように張り付き、エレベーターにも同乗し、ずっと後を付け、控え室そばで待機。こちらがエレベーターで移動すると、彼らは階段を駆け上がる。こうした主権者のロビー活動を妨害する、議会事務局の態度は尋常ではない。

 本会議では、議長選という名ばかりのセレモニーをずっと傍聴していた。
 知事という権力者から利権に与ることが、政治だと勘違いしている自民党議員たちは、節操もなく権力者にすり寄ることしか考えていないようだ。それに、野党議員もまったくの腰砕け状態で、批判勢力になり得ていない。
 セレモニーが終了し、めでたく2代目の「夜遊び議長」が誕生した瞬間、傍聴者のひとりが「買春疑惑議長!」とヤジを飛ばした。それに呼応するように2、3回「ヨッ、2代目、買春疑惑議員の誕生!」と議場にヤジが飛ぶ。その瞬間、議場の雰囲気が明らかに変わった。一般的にいって議員たちのヤジはかなりひどく、普通なら傍聴席に向かって「うるさい! 静かにしろ」と罵倒されるはず…。

■埼玉県議会“政治のポルノクラシー化”
 娼婦政治とは、10世紀半ばのローマ教皇庁で起きた堕落政治のこと。この時代の教皇たちは、売春婦などの女性によって強い感化を受けたが、これを“政治のポルノクラシー化”という。K首相をはじめ自民党幹部など今の日本政府は、政治のポルノクラシー化が大変進んでいる。
 県民からいまだに批判の多い「買春疑惑」をなおざりにする政治家に、有権者は地方自治を委ねてしまってよいのだろうか。

新議長“夜遊び”海外視察に関して言及を避ける

2006年03月26日 | Weblog
■7票の白票の行方?!【県議会の傍聴報告より】
 3月24日の埼玉県議会において、正式に田島敏包氏が新議長として選出された。
 投票総数91票中、無効票(白票)7票、有効投票総数84票のうち、60票で田島新議長が選出された。
 ちなみに副議長は、無効票なしで、73票で樋口邦利氏が決定した。
 2代目「夜遊び」議長の誕生である。

■新議長“夜遊び”批判に対して、具体的言及を避ける

●埼玉新聞 3月26日付
【転換期に政策能力を 田島議長、樋口副議長が就任 県議会】
 
 二月定例県会最終日の二十四日、第百八代議長に就任した田島敏包氏(58)と、副議長に就任した樋口邦利氏(58)が就任会見を行った。
 田島、樋口両氏は、地方自治、地方議会は大きな転換期を迎えているとし、「地方議会がどれだけ柔軟性を持ち、政策能力を付けられるかだ」(田島議長)、「県民に親しまれる議会にしていくため、県議会のPRに努めたい」(樋口副議長)と抱負を述べた。

 議会改革について田島議長は、議員一人一人それぞれに考えがあるとし、「議会内の検討委員会の議論、結論を待って改革に取り組みたい」とした。
 来年四月に改選を迎える県議選の選挙区割り、定数問題については、「各会派の団長に選挙区・定数の検討に入ってもらいたいとお願いした。その結論を踏まえて決定する」と語った。

 二〇〇三年十一月の海外視察に参加、“夜遊び”と批判を受けた点について、田島議長は疑惑を否定しつつも「(告訴するかどうかも含め)弁護士に一任してあり、弁護士から私語は慎めと言われている」として、具体的な言及は避けた。

このままでいいのか? 2代続けて「夜遊び議長」!!

2006年03月25日 | Weblog
■自民党県議団の団内選挙は、田島敏包氏を37対23で県議会議長候補に

《24日朝に県庁前で配布したチラシより》

 本日、いよいよ県議会の本会議で新しく県会議長が選出されます。自民党県議団の団内選挙では、田島敏包氏37対奥田昌利氏23でした。噂どおり、田島氏が自民党の機長候補となりました。
 これで田島氏が埼玉県議会議員の3分の2を占める自民党の候補となったのですから、普通に考えれば、新議長に決まったも同然です。

【腹をくくったか? 少数派の自民党県議】
 しかし、田島氏を支持しない自民党議員が23名もいることに感動しています。自民党県議団の内部では少数ですが、これら人びとが腹をくくって、2003年12月議会の「自戒反省決議」のラインで、他会派と連携し、本義会での決戦を挑むなら、十分に勝算が見えるのではないでしょうか。
 いつまでも、6名の「買春疑惑」夜遊び議員をかばい続ける自民党執行部の恥ずかしい運営に、少数派の自民党県議は、付き合う必要は内のではないですか?
 リーダーシップの発揮の仕方によれば、局面転換の可能性が十分可能に見えるのですが…。もっと、自分たちの主体性と力を信じてほしいと、わたしたちは強く希望しています。

【巨大会派の数の論理で押しつけられずに】
 また、他会派の方がたにお願いです。
 望まない形で2代連続で、「夜遊び議長」の屈辱を巨大会派の数の論理を、押しつけられるままにならないでください。
 県民の大多数が望んでいるかたちに持っていくため、可能な限りの方策をギリギリまで、講じていただきたいと思います。



警察を呼んでロビー活動する県民をあわや逮捕!?

2006年03月24日 | Weblog
■市民のロビー活動をじゃまする県議会事務局
3月23日・県議会でのできごと

 わたしたちは3月20日に、先の緊急声明を県議会各派の事務局に所属議員に配ってほしい、と人数分の声明を渡してきました。自民党以外の各派は各議員に配布してくれましたが、自民党は団長の勝手な判断によって、議員に配布しませんでした。

 そこで23日、自民党控の前で、声明文を自民党議員に直接、手渡ししていました。

 ところが、急に議会事務局の職員7~8人が、わたしたち2人の前に立ちはだかり、声明文を手渡そうとすると、体を張ってじゃましました。そして事務局は、わたしたちに2回の警告を出した後、退去命令書を渡しました。
 
 退去理由は管理規則の規定の「許可なく庁舎内において集会、宣伝会等をすること」の「宣伝会等」にあたるというのですが、声明を読んでもらうために文書を渡す活動は、これまでごく普通に行われてきたロビーイングです。決して、管理規則の規定の趣旨に抵触するものではありません。

 わたしは納得できず、そのまま声明文を渡すことを続けようとすると、職員は警察を呼び、あわや逮捕という状況になりました。ところが、議会が始まり、声明文を渡すことができなくなっため、逮捕には及びませんでした。

 しかし、この議会事務局対応は、今まででは考えられないような強硬なやり方です。「夜遊び」議員を議長に選ぶ県議会だけでなく、議会事務局も尋常ではなくなってきているとしか、思えません。

今年もまた「買春疑惑」議員が埼玉県議会議長?!

2006年03月23日 | Weblog
【「買春疑惑」議員たちは、恥を知らないのか!】

 昨年は「買春疑惑」議員の蓮見昭一氏が県議会議長となり、良識を求める県民の声を無視し、開き直り続け、とうとう1年を迎えました。
 それだけでも「まだ辞職していなかったの ?」 と、 驚きの声があるぐらいです。しかし、更なる驚きは、それだけではありません。今年も2月定例県議会において、同じく「買春疑惑」議員の田島敏包氏が議長に立候補するという情報があります。

 「買春疑惑」議員とは、海外視察中の タイ・バンコクなどでの「買春疑惑」 行為を、2003年12月に日本テレビの番組で全国放映され、 県民を憤慨させたあの 6人の県議(斉藤正明氏、 佐久間実氏、 田島敏包氏、 蓮見昭一氏、 成塚常吉氏、 細田徳治氏) たちのことです。

 これが噂どおりであるとしたら、 自民党県議団と「買春疑惑」議員たちは、県民の期待を欺くことになりす。
 海外視察は埼玉県議会の公務で合ったにもかかわらず、あれだけのことが露見したのですからね、本来ならば、自ら職を辞するか、さもなくば謹慎し「禊ぎ」が済むまで潔く身を律するべきでしょう。

 自民党県議団の中で、田島敏包氏が議長候補とする噂が伝わってきています。 地元の良識ある人々が、 郷土の恥を全県、 全国に晒すような愚行を許すとは思えませんが、 もし、 田島氏が噂どおり議長選に出馬となれば、 本人の恥というだけでなく、 埼玉県議会の恥であり、 家族や地元の支持者や選挙区の人々まで恥となるのです。

 自民党県議団では団内選挙の立候補を3月20日に受け付け、同22日に予備選を実施するという新聞報道がありました。事態は急を告げています。県民が県会議長選に関与できない以上、自民党県議団をはじめ、他会派の県議の方々の良識に待つしかありません。
 どうか、倫理・道理を踏み間違えないでください。


■緊急声明■

【わたしたちは、 海外視察中に 「夜遊び」 をしていた議員が
 埼玉県議会で議長に就くことに反対します!】

 2003年12月、 日本テレビ 「特捜・報道プロジェクト」 では、 「産業・防災アジア行政視察団」 の埼玉県議6名 (斉藤正明氏、 佐久間実氏、 田島敏包氏、 蓮見昭一氏、 成塚常吉氏、 細田徳治氏) の 「夜遊び」 行為が放映されました。
 ベトナムでは非常に短いスカートの若い女性にマッサージを受け、 タイでは女性を選んで他の部屋に消え、 そして、 視察団長は女性をホテルまで連れて帰りました。 これが、 私たちの税金を使っての海外視察なのかとあきれる内容であり、 この映像だけでも、アジアの女性の尊厳を傷つけた行為を許すことはできません。
 
 議会では 「海外行政視察に係る関係議員に自戒反省を求める決議」 をあげましたが、 真相解明もされず、 私たち県民は納得できるような説明を未だ受けていません。
 ところが、 昨年の2月議会での議長選では 「産業・防災アジア行政視察団」 の議員から議長が選ばれました。
 このことは、 県議会のあり方に疑問を持たせ、 県民を怒らせました。 県民は、 公務である海外視察にあのような行いをしても時間が経てば責任もとらずに、 許されるのが議会なのか、 と思ったのです。

 あれから1年経ち、 現在、 開会中の2月議会で、 新議長が選任されると思いますが、 「産業・防災アジア行政視察団」 の議員からはもう議長を選ばないでください。
 視察団の行為の真実はわからないままであり、 議会の信頼を失墜させた彼らの責任も、うやむやになっています。 そのような状況でありながら、 彼らを県議会で議会の最高権威である議長に選任することは県民を背くものであり、 議会に対する信頼は今以上に失われるでしょう。

 わたしたちは、 「産業・防災アジア行政視察団」 のメンバーの中から議長が選ばれることに反対します。



埼玉県議会議員にアンケート

2006年03月23日 | Weblog
「埼玉県政ウォッチングの会」は、埼玉県議会議員全員に対して、次のようなアンケートを行いました。結果が集計出来次第、お知らせします。

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埼玉県議会議員各位 様                      2006年3月17日

アンケートご協力のお願い

 日頃、 埼玉県議会議員の皆様方には県民の代表として、 県民の福祉とよりよい県政のため、 ご尽力いただいていることと推察致します。

 さて、 埼玉県議会2月定例会では、 例年、 予算を始め、 重要な案件を審議・決定し、 また、 議会の人事も決まると伺っております。 私たち 「埼玉県政ウォッチングの会」 では、 このことに関連して、 皆様方のお考えについてアンケートをお願いするものです。

 埼玉県議の 「夜遊び」 がテレビ放映されたのは2003年12月でした。 県議会の公務としての海外視察中にもかかわらず 「産業・防災アジア行政視察団」 (以降、 視察団) 6人はその番組で、 あきれた 「痴態」 を見せてくれました。
 特にタイのバンコクのくだりでは、 大勢いる女性の中から一人を選び他の部屋に消えていくというもので、 視聴者は間違いなく 「ある疑念」 を抱きました。 その結果、 県議会と件の議員たちに対して激しい怒りが吹き出し、 抗議の電話、 署名活動、 請願、 地元の市議会決議など、 浄化を求める県民の声がつきつけられました。

 私たちはこの件に関し、 県議会がどのように自浄力を発揮するのか、 テレビ放映以来、 注視していました。 ところが、 昨年の2月議会では、 視察団員の蓮見昭一氏が県議会議長に選任され、 更に細田徳治氏、 成塚常吉氏は監査委員、 斎藤正明氏は議会運営委員会の委員長に選任されました。 こうした県議会の県民の常識とかけ離れた決定について、 県民は驚き、 あきれました。

 現在開会中の今2月議会で決定される県議会議長をはじめ、 新人事の行方については、 県民にとっても重大な関心事であり、 昨年のような県議会人事が再び繰り返されるとすれば、 更に大きな政治不信の種となり、 県政の発展を阻害する重大な要因となるのではないかと、 私たちは深く憂慮しています。

 そのような理由から、 県議会議員の皆様には、 多忙な2月定例会開催中ではありますが、 このアンケートの主旨をぜひご賢察頂き、 あえて協力をお願いする次第です。
 何卒、 よろしくお願い致します。

埼玉県政ウォッチングの会 (代表 栗原公喬)



【アンケート】
1. 海外視察中の 「産業・防災アジア行政視察団員」 の破廉恥行為について、 県議会は2003年12月議会で関係議員に対し、 「海外行政視察に係わる関係議員に自戒反省を求める決議」 (以下 「自戒反省決議」) を可決しました。 この 「自戒反省決議」 により、 県民が求める真相究明、 説明責任、 議会への信頼回復は計られており、 県民は納得していると考えていますか。 記号に○をつけて理由をお書きください。

A 県民は納得していると思う   B 県民は納得していないと思う
C その他

2. 「産業・防災アジア行政視察団」 の議員の 「夜遊び」 問題については、 県議会として 「みぞぎ」 はついているとお考えですか。 記号に○をつけて理由をお書きください。

A ついている   B ついていない  C その他


3. 「産業・防災アジア行政視察団」 の議員が、 今議会 (2月議会) で昨年同様、 議長に立候補した場合、 議長選であなたはどのように対応しますか。


●お名前と所属会派名をご記入ください。
お名前  (        )  
所属会派 (        )